皆さんうちのカルナ君大丈夫なんですね⋯
そして今回も独自設定が入ります。
そういえばfate/goのガチャがまた改善されましたね。
ダビデさんがめっちゃドロップしましたよw
ドレイクさん出ませんでしたけど⋯
イエスの誓い
僕は死んだ⋯その筈だ⋯
ならば⋯
この景色はなんなんだ⋯
辺りには白い靄の様なものが充満しており、天を見上げれば黄金の光が差し込み、その
光が靄に反射して周囲を輝き照らす
それはとても神秘的な光景で、呼吸をするのを忘れる程に美しい⋯
どのくらいの時間がたったのだろう⋯此処が何所なのか、自分は何故此処にいるのか⋯
そんな疑問も忘れて、静かに目の前の光景に浸っていると⋯⋯⋯
『やあ、久しぶり』
突然後ろから声をかけられた
『とはいっても顔を見せるのは初めてだから⋯』
聞いていると心が安らぐ⋯
『じゃあ、はじめまして⋯かな?』
紛れもない⋯
『私の名前は⋯』
この声は⋯
『イエス⋯イエス・キリスト⋯よろしくね』
『彼』の声だ
side:イエス
彼は『被害者』であり、『犠牲者』⋯
私達が初めて生み出してしまった『犠牲者』だ⋯⋯
この世に生きる生き物には皆それぞれに決められた『運命』という名の道がある。
生まれる前に定められたその道を歩むことにより成長していく、だが決して、死ぬ最後の瞬間までその道を歩むわけではない⋯
他者との関わり、何かの選択や決断⋯そういうものにより、決められた道ではない新たな
道を進むことができるのだ。
その運命を決めているのは『生と死の神々達』だ。彼等により創られ、定められる⋯
彼等がこの仕事をやり始め既に数得られないほどの時がたっている、彼等がミスをするなどありえない、考えられない⋯私達はそう思っていたし、彼等だってそう思っていた⋯
でも⋯いや、だからこそ起こってしまったミス⋯そのミスはすぐに天界全域に伝わり、誰もが耳を疑った⋯
すぐさま神・天使・聖人・仏が集まり緊急会議が行われた。
何故このような事態が起きてしまったのか、このミスにより起きた変化の修正など、
色々な議題が挙げられたが、主神による一言で煩かった声が止んだ⋯
『そのようなことはどうでもよい⋯その者の現状はどうなっておるのだ』
誰も喋らず、時が止まっているのかと錯覚するほどに静かな空気⋯そんななか、
1人の天使が絞り出すような声で語り始めた
『彼⋯の現状は、とても⋯酷いものです⋯』
『酷い⋯?』
『はい⋯まず体を動かすことができません⋯⋯』
『-⋯⋯⋯』
『次に視覚⋯聴覚⋯嗅覚⋯触覚⋯五感が⋯機能していません⋯⋯それに⋯』
『それに⋯どうした?』
『これを見てください⋯』
天使はそういうと現在の彼の映像を見せた。『だからどうした?』と思うかもしれないが、私達は例え間接的であろうと相手を視認すればそれだけで外面だけでなく、内面も確認することができる。
だが⋯確認できたからこそ、私達は息をのんだ⋯
何もなかったのだ⋯
彼には⋯『心』がなかった⋯
考えてみれば当然のことだった⋯だって彼は何も知らないのだから⋯⋯
五感が機能しないということは、他者や世界を認識出来ないということであり、言葉を理解出来ないということでもあり、痛みを理解出来ないということだ⋯
さらに、体を動かすことが出来ないということは、生まれながらにして『自由』を剥奪されているということである⋯
つまり彼には自分しかなく、それが当たり前であり、そういうことだと完結してしまっているのだ⋯
私達はしばらくの間、その事実に驚き、嘆いた⋯
私達は一体なにをしているのだ⋯
教え導くのが私達の役割だというのに⋯
私は会議が終わると主神である父に頼み、彼と会うことにした。
彼の精神世界に入ってまず気付いたことは周囲が真白の空間になっていたことだ、普通
なら生きているうちに経験したことや覚えた知識によって精神内の風景は創られるが
彼の場合はそれがないためか、何色にも染まっていない真白になっていた。
中心に向かい進んでいくと彼を見つけた。
私は彼に声をかけた、すると彼は心底驚いた様子で私を凝視する。
その様子が可笑しくて少し笑ってしまう。とりあえず挨拶をしようかと思ったが彼には
知識がないことに気が付いた、だから私は彼に知識を与えることにした。
精神世界の中なら声が聞こえないなどということはないので、彼は私の言葉を聞くことができる。
言葉を教えるのに時間がかかったが覚えてからはスポンジのように知識を吸収していった。彼のほうから教えてと頼まれたときは耳を疑った⋯
彼が自分から欲したということは、少なからず彼の中には欲が芽生えたということだ、つまり、彼の中に心が生まれたということだ。
私は歓喜した⋯彼の中に心が生まれたことを天界にいる皆に知らせると私と同じように喜んでいた。特に会議の席にいた者達の喜びは大きく涙を流している者もいた。
でも、何時までも話し相手が私だけでは彼のためにならない⋯
そう思った私は神や聖人に英雄など色々とこえをかけてまわった。聖人は苦労しなかったが、神や英雄は苦労をしたものだ⋯正直彼女が来てくれるとは思っていなかったから
来てくれると言ってくれたときはとても嬉しかったのを覚えている。
それからというもの彼等は度々彼のもとに行っては他愛無い話をしたり知識を与えたりと、彼の面倒をみてくれた。次第に彼の真白な精神世界は色を付け始め、表情のなかった彼の顔も豊かになっていった⋯
そんな日々が続いて2ヵ月ほど経ったとき⋯ついに恐れていたことが起きてしまった⋯
彼の命が目に見えて消えていったのだ⋯彼の精神にも影響が出てしまった⋯彼はそのことに気付いていない様だったが、それも時間の問題だろう⋯
私達は最後まで彼のもとにいた⋯彼を1人にさせないために⋯
彼は自分が死ぬと分かっていたのに⋯笑顔だった⋯
まるで今が楽しくて仕方ないというほどに⋯
そして彼は最後に言った⋯また会おうと⋯
だから私は誓った⋯彼の願いを叶えようと⋯
彼をこのような目にあわせてしまったのは私達の責任なのだから⋯
だから⋯彼の最後の願いは私達で叶えさせてあげなければならないのだ
sideout
どうしたのだろうか⋯
彼⋯イエスさんが私に挨拶をしてくれてから黙ったままでいっこうに喋らない⋯
私が何かしたのだろうか?
イエスさん?
「⋯⋯⋯ん?」
どうしたのですか?先程から黙ったままですが⋯
「ああ、すまなかったね。少し考え事をしていたよ」
いえ、大丈夫です。それよりも聞きたいことが沢山あって⋯
「待って、ちゃんと質問には答えるから」
では「その前に⋯」?
「まず⋯私達から君に言わなくちゃいけないことがあるんだ」
はい?え?私⋯達?どういうことですか?
イエスさんは大きく息を吸い、真剣な眼差しでこちらを見ると、若干震えた口調で
語り始めた
「最後まで⋯しっかりと聞いてね」
⋯⋯はい
「君は何故死んでしまったと思う?」
なにを突然言うんですか⋯?
「寿命⋯それとも病気かい?」
違うんですか?
「違う⋯君が死んだのは寿命でも病気のせいでもない」
じゃあ何だって言うんですか?
「君が死んだ理由はね⋯私達のせいなんだ⋯」
⋯⋯⋯え?
「君は⋯君はね⋯⋯」
「私達⋯神々のせいで死んでしまったんだよ⋯」
主神は聖おにいさんのイエスの父です。
全知全能の父の方ですからね?ヨセフじゃないですよ~