里を捨てた少年   作:落ち葉崩し

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第42話 甘い?ひと時

ナルトが木の葉から砂の里に来て3年ちょうどの5月18日。

 

この日陽光はテマリが料理の準備をするからと朝から追い出されていた。

 

そして我愛羅とカンクロウは陽光へのプレゼントを買うために近くの村に出かけていたため陽光は1人で修行をしていた。

 

そこで陽光は1人滝へとやってきたがすでに先客がいた。

 

 

「マツリ!久しぶりだな!」

 

そこで修行をするマツリの姿があった。

 

声を掛けられたマツリは振り返り笑顔の花を咲かせる。

 

「陽光さん!!お久しぶりです。最近はお互い任務に忙しくて大変ですね!」

 

「あぁ、でもマツリはもうそろそろ中忍試験だろ?がんばって次こそは中忍にならないとな」

 

陽光の言葉に頬を膨らませながら反論する。

 

「ぐぐぅぅ、今度こそ絶対合格して追いついちゃいますからねぇ!!」

 

そう言うとまた滝に向かい修行を再開した。

 

 

木にもたれてマツリの修行を見守る。

 

マツリは滝に向けて術を繰り出す。それは滝の中央に穴があくほどの威力ではあるが、毎回あたる場所がずれておりまだ術が定まっていない。

 

それを修正するように試行錯誤しながらやっているんだろうが上手くいっていない。

 

その姿を見て陽光は心の中で呟く。がんばれ。と

 

そして木漏れ日の中目を閉じると夢の世界へと旅立っていく。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「むぅぅ、やっぱりまだ精度がよくないなぁ、そうだ!」

 

陽光にアドバイスをもらおうと思い振り向き声を掛けようとしたマツリは眠りこける陽光が目に入った。

 

「最近ずっと任務で忙しそうだったからかな?疲れててもしょうがないよね。渡しも陽光さんに早く追いついて隣に立ちたいもん。もっとがんばらないと!」

 

独り言を呟き滝に向かいチャクラが尽きるまでその術の練習を繰り返した。

 

 

そして2時間後。

 

「ン、寝ちまったのか・・・」

 

目をこすりながら起き上がるとまだ滝の前で修行をしているマツリがいた。

 

ボーっとした頭のまま眺めていたが、さっきまでより術がしっかりと発動しているように見える。

 

そして疲れたのか方で息をしながら座り込んだマツリにそっと近づくと声を駆ける。

 

「マツリ、さっきまでより精度あがってるな、次の中忍試験ではその術使えそうだな!」

 

陽光を見上げながら笑顔で答えるマツリは立ち上がり宣言する。

 

「私は次の試験で絶対中忍になりますから!合格したらすぐに陽光さんに知らせます!」

 

「あぁ、楽しみにしてるってばよ!合格したらまたどこかに息抜きしに行こうな!」

 

陽光の誘いに目を輝かせいっそうやる気を見せるマツリ。

 

「ホントですか!?約束ですよ!」

 

身を乗り出し陽光に告げると「よーし、頑張らなくちゃ!」と意気込んでいた。

 

陽光はその姿を見てマツリの頭をなでてやった。

 

マツリは嬉しそうにそれを受け入れ陽光を見上げる。

 

ぐぅ~

 

マツリのおなかがなった。

 

マツリは顔を真っ赤にして声を出した。

 

「ち、違うんですいまのは!!」

 

その言葉に噴出す陽光。

 

「い、いやいいってばよ。あせらなくても。俺もおなかすいてたからさ一緒にご飯食べに行くか?おごるからよ!昼から一緒に修行しようぜ!」

 

その言葉に顔は赤いままだが明らかに嬉しそうな表情になるマツリ。

 

「はい!じゃぁいつもの店にしましょうよ!あそこなら何でもありますし!」

 

その言葉に陽光はうなずくと歩き出した。

 

その後ろから走って追いつくとマツリはいつもよりも少しだけ陽光の近くを歩いていた。

 

2人の距離は15cm・・・

 

 

定食屋で食事を済ませた2人で忍具の店に行き、陽光がいくつかの忍具を買い滝に戻る。

 

「それじゃぁマツリ、俺が今から水分身を作るから、それをできるだけ早く正確に倒していってもらう。それで水分身の体の中央にはこの俺の服と同じ模様があるから、この中心点になっているここを狙え。最初は止まっている状態で。慣れてきたら動かしてみるからそれに狙いを定めて攻撃してみろ!」

 

「はい」と返事をするとマツリの周りに5体の水分身が現れる。

 

「1体でも外れたら水分身を復活させてやり直し、それを繰り返していこう。さっきまでと違って的は小さいから、チャクラコントロールも正確にしないとあたらないからな!」

 

その言葉にマツリは真剣な表情でうなずくと修行が開始された。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

「よし、じゃぁ今日はここまでにしようか!」

 

そう言うと水分身を解除した。

 

「あ、ありがとうございました!」

 

マツリはぺこりと頭を下げる。

 

「いや、マツリも強くなったな!水分身が最後はあんなに簡単にやられてたし!」

 

その言葉にマツリは嬉しそうにしながら答えた。

「いえ、まだまだですよ最初のほうは狙いがずれて何度もやり直しましたし!でも最後のほうはこつがつかめてほぼ狙い通りに行くようになりました。あとは実践で使うには相手の動きをもっと読まないといけませんが何とか形にはできるようになりました!」

 

その言葉に陽光はマツリに微笑み告げる。

 

「そうだな。でも油断はするな?そんでもってトップ通過して来いよな!応援してる」

 

そう言うと頭をポンポンと優しくたたき歩くはじめる。

 

マツリははにかむといつものように後ろを追いかけていく。

 

そしてまた少しだけ距離を縮めて歩いてみた。

 

 

その日陽光は3人の姉と兄に囲まれて幸せな時間をすごした。

でもマツリも呼べばよかったな。と少しさびしくなってしまった。




2人の仲が少しずつ少しずつ縮まってまいりました。
この2人原作ではほとんどからみが無いですがね。
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