里を捨てた少年   作:落ち葉崩し

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下忍はキバとチョウジのみです。この2人だけ1回戦で敗れています。


第46話 サスケ回収任務その2

任務に出発してから3時間が経過したころ。風影の元に届いた1件の手紙。

それは木の葉の里からの救援依頼であった。

 

すぐにテマリ達を呼び状況を報告した。

 

 

「同盟国からの協力の要請だがこれはかなり危険なものでもある。わしはお前達を派遣する場合は派遣するが、もし断るのであれば今すぐ書状を書き木の葉に送る。どうする?」

 

風影の言葉にいち早く反応を示したのはテマリであった。

 

「その任務に参加している人員は?」

 

「伝説の3忍の1人自来也、畑カカシ、マイトガイ、奈良シカマル、油女シノ、日向ネジ、ロックリー、サイ、日向ヒナタ、秋道チョウジ、犬塚キバの計11名。」

 

読み上げられた名前に信用たるメンバーがそろっていることを確認したテマリは了承の意を伝える。

 

「わかりました。協力をしましょう。ですがわれわれはこの4人のみで行かせてもらいます。他のものが来ると連携に支障が出るかもしれませんので」

 

そう言うとテマリは踵を返し歩き始める。

 

我愛羅とカンクロウもそれに続く。陽光は何人かの名前を反芻しながら最後に部屋を出た。

 

 

そして風影は書状を届けた鷹に新しい書状をつけて飛ばしたのだった。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

音の里・・・・・・・・・

 

 

サスケは君麻呂と修行をしていた。

 

「かなり呪印がなじんだようだね。もう僕と同じレベルまで来ているよ」

 

 

その言葉に舌打ちしてから言葉を返すサスケ。

 

「お前は体をやんでいて本調子ではないだろう。そんなお前に勝てないようじゃまだまださ」

 

その言葉に君麻呂は笑う。

 

「それもそうだ。だが君は強くなっているよ、サスケ。そして君は間違いなく僕よりも強くなれるよ」

 

その言葉に鼻を鳴らし君麻呂に聞く。

 

「お前の体はどれくらい蝕まれている。後どのくらい生きられるんだ」

 

その問いに君麻呂は眉ひとつ動かさずに答える。

 

「そううだな、あと1ヶ月って所じゃないかと思う。もう薬も利かなくなってしまった。カブトさんには迷惑を掛けているよ。僕のために鎮痛剤を毎回調合してくれているんだから」

 

その言葉にサスケは応じた。

 

「そうか、もうそれだけしか時間がないのか。ならそれまでにお前より強くなってお前を安心させてやる」

 

そう告げると踵を返し歩き出した。

 

「ありがとう、サスケ」

 

君麻呂は聞こえないような声で呟きサスケの後に続いて施設に戻っていった。

 

部屋に戻ると4人の男女が座っていた。

 

「あ、サスケ様、君麻呂さんお疲れ様です」

 

左近は立ち上がり礼をするとそのままお茶を入れる準備をする。

 

「サスケ様、また修行ですか?無理はしちゃぁいけないぜよ?君麻呂は体も悪いんだから無理させちゃぁいけないぜ?」

 

その言葉に君麻呂が返す。

 

「いいんだよ鬼道丸、僕がやりたいからやっているんだから」

 

2人はソファに腰を下ろすと左近が差し出したお茶を飲み息をつく。

 

そこに多由也がサスケに報告する。

 

「サスケ様、あとでカブトさんと一緒に大蛇丸様のところに来るようにと承ってます。食事のあとカブトさんが呼びに来るといってました」

 

それにサスケはわかったと返事をするとグラスを置き5人を見る。

 

そして無言で立ち上がると次郎坊をつれてまた修行場に戻っていく。

 

 

「あのデブをつれて言ったってことはあの雷遁の新術、完成したのかもな」

 

多由也の呟きに君麻呂が応える。

 

「まぁもう実践で使えるレベルにはなったかな。でもまだ破壊力が完璧じゃないから土遁の壁で調整したいんじゃないかな?」

 

「サスケ様は修行熱心だからな。もう鬼道丸の矢はあたらねぇだろ?」

 

左近の問いにうなずく。

 

「来たころとはぜんぜん違うぜよ、一気に追い抜かれちまった。君麻呂と同じくらいか?」

 

鬼道丸の問いにうなずくと多由也は笑う。

 

「もううちらじゃかなわねぇからなぁ。正直写輪眼と呪印が安定してからの成長はすさまじいものだったからなぁ」

 

多由也がそう呟いたとき異変が起こる。

 

 

施設の入り口あたりから爆発音が聞こえる。

 

サスケと次郎坊がその音を聞き戻ってくる。

 

「何事だ?」

 

その言葉に返したのは君麻呂。

 

「わからない、ただひとついえることは多分敵が来た。戦闘になるだろう」

 

 

サスケはその言葉ににやりと笑う。

 

「そうか、じゃぁ俺の力を試せるな」

 

そして歩き出そうとするところを君麻呂に制止される。

 

「だめだ、君にもしものことがあったら大蛇丸様が悲しまれる。次郎坊、鬼道丸、左近、多由也君たちは入り口のほうへ。僕はここで待つ。15分たって戻ってこなかったら僕も向かう。できればそうならないことを願う。そしてサスケは大蛇丸様のところへ」

 

その声に4人はうなずき一気に走っていった。

 

「君麻呂、なぜ俺に戦闘をさせない」

 

君麻呂をにらみ付けサスケが問う。

 

「さっきも言った。大蛇丸様のためだ。さぁ、今のうちに大蛇丸様の所へ」

 

サスケは諦めて歩き出す。奥の階段の下の大蛇丸のところへ。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

「大蛇丸様、木の葉の連中が攻めてきたようですね」

 

監視をしているカブトが映像を見ながら呟く。

 

後ろの椅子に腰掛ける大蛇丸は呟く。

 

「そうね、しかも懐かしいやつもいたもんだわね。ちと厄介ね。しかもカカシにガイまでいるじゃない。あの子達だけじゃぁ歯が立たないわねぇ」

 

嬉しそうにつぶやくと立ち上がり続ける。

 

「カブト、サスケ君が到着したらあなたはサスケ君とともに第4実験場へ行きなさいこの実験場はもったいないけど捨てるわ。そしてあなたは人寄せの術式を渡しておくから、それで戻ってらっしゃい。サスケくんを置いてね」

 

「かしこまりました」

 

大蛇丸から巻物を2つ受け取り監視機器を壊し足がつかないようにした。

 

そしてサスケは入ってすぐ切り出す。

 

「大蛇丸、何があった」

 

「木の葉の忍びたちがここに攻めてきた。そしてあの子達じゃかなわない。もちろんあなたも。そして今のあなたじゃ私の足手まといになる。だけど今あなたを失うのは惜しい。だからあなたはカブトと第4実験場へいってもらうわ」

 

その言葉と同時にカブトの持っていた巻物が二人の周りに展開すると2人は一瞬でいなくなる。

 

そしてまたカブトだけ戻ってきた。

 

「よくやったわ、それじゃぁいきましょうか」

 

 

戦場へ大蛇丸出陣。

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