黒子のバスケ~ヒーロー~   作:k-son

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準決勝

インターハイ予選・予選トーナメント

 

 

 

誠凛対正邦

 

 

 

試合直前の調整中。

 

火神は正邦の選手ではなく、秀徳の緑間を睨んでいた。

そこを日向に叱られていた。当然、見ていた英雄は大笑い。

 

「てめっ!何笑ってんだ!」

 

英雄に突っかかっていると、

 

 

「キミが火神君っしょ?せんぱーい、こいつですよねー?誠凛、超弱いけど1人凄いの入ったてー?」

 

馴れ馴れしくやって来た正邦1年の津川が火神に絡む。

 

「言ってくれるわねぇ...クソガキ...。」

 

リコは目を吊り上げ、イラついているようだ。英雄は巻き込まれないように、芸術的ともいえるフェードアウトを慣行した。

 

 

 

ゴチン!

 

 

 

「ちょろちょろすんな馬鹿たれぇ。すまんな。こいつ空気が読めないから、本音が直ぐ出る。」

 

正邦キャプテン・岩村が、津川の行動を謝りつつも、棘のある言葉をかけてくる。

 

「別に謝んなくてもいいっすよ、勝たせてもらうんで。あと、去年みたいに見下してたら泣くっすよ。」

 

日向が前に出て、言い返す。

 

「見下してなどいない、ただお前らが弱かった。それだけだ。」

 

事実なのだが、明らかに自分達の勝利を疑っていないような発言。そうして、津川の首根っこを引っ張って行った。

 

 

 

 

-----誠凛控え室

 

 

「......。」

 

「......。」

 

 

 

いつになく重い空気の控え室だった。ボールを触り続ける者、立ったり座ったりする者、様々だが、雰囲気に飲まれつつあった。英雄はケータイをいじっていた。

 

「みんな、ちょっと気負い過ぎよ。元気が出るように1つご褒美を考えたわ。...次の試合に勝ったらみんなのホッペにチューしてあげる!どうだ!」

 

片目でウインクしながら星を飛ばし、『ウフッ』というようなポーズをとるリコ。

 

「『ウフッ』ってなんだよ。」

 

「星飛ばしたらダメだろ...。」

 

伊月・小金井からのダメだし。リコは心に痛恨のダメージを受けた。

 

「バカヤロウ!義理でもそこはよろこべよ。」

 

日向の追い討ち。リコは沈んだ。ダメージが深刻だ。

 

「ガタガタ言わんとしゃきっとせんかボケー!!」

 

リコが涙目で、メンバーに一喝する。

 

「わりーわりーわかってるよ。」

 

リコをなんとか諌める日向。終始おろおろする水戸部。そこに...

 

 

『録画を終了しました。』

 

聞きなれぬ、電子音声が流れた。

 

「お?英雄何やってんだ?」

 

火神は音がした方を見ると、英雄がにやけながらケータイのカメラをリコ達に向けていた。

 

「うんとねぇ。面白いネタかな?」

 

英雄の言葉に2年が一斉に振り向く

 

「どこが面白いんだ?」

 

「そうだね。コレをあるおっさんに見せたら...2・3人は再起不能になるかな?」

 

「英雄!!それよこせ!!」

 

焦った2年が英雄に襲い掛かる。

 

「別にいいですけど...。自宅のパソコンに向けてメールで送ったんで、データは消えないですよ~。さ、どうします?これは正当な交渉といきましょう。」

 

「っく..。望みはなんだ?」

 

小金井が何気に乗ってくれる。

 

「勘違いしてもらっては困るな...。私はなにも望まない。ただ、楽しみたいだけだ。純粋にバスケットをね、今のあなた達じゃできそうもないからね。その上で勝ちましょう。リコ姉泣かせちゃったし、情けないプレーしたら許しませんよ?」

 

英雄は、交渉人を演じながら全員に言う。

騒ぎながらも、先程までの空気を取り払った。

 

「わかった。呑もう。」

 

「お願いします。」

 

どっちにしろ、弱みは握られたままだが心構えも整った。

 

「あ、リコ姉もさっきの約束忘れないでね。」

 

「約束?なんのこと?」

 

「勝ったら、チューしてくれんでしょ?その状態で写真とるから。」

 

さっきの役を辞めて、飄々と言質をとっていく英雄。

 

「え...、マジ?」

 

「マジマジ。自分から言ったんだから守らないとね~。」

 

墓穴を掘ったリコに逃げ場は無い。

 

 

 

 

 

 

誠凛スターター

 

PG 伊月

SG 日向

SF 黒子

PF 火神

C 英雄

 

 

 

 

ティップオフ。

高さで勝る火神が制す。ボールは日向が掴み、速攻を掛ける。

正邦は未だマークが完璧ではない。だが、味方の戻る時間を稼ごうとしてくる。

 

「順平さん!」

 

英雄が追いついて来ていたのでパス。

受けた英雄のレイアップで先制点。

 

「ナイス英雄!」

 

誠凛のディフェンスはマンツー。英雄は岩村とマッチアップ。

津川は火神に任せる作戦。

 

「1年が相手か...。すまんが手加減はできんからな。」

 

岩村がポジションにつきながら声を掛ける。

 

「いやいや、ディフェンス『は』全国クラスのチームの、オフェンス力。見てみたかったんですよ。」

 

英雄も負けずに毒を吐く。

 

「言ってくれるな。」

 

岩村は不適な笑みを浮かべる。

 

 

 

-ーーーーーーーーーーーー

 

 

この日、海常の黄瀬と笠松は観戦に来ていた。

 

「へぇ~...。」

 

目に映ったのは

 

6 - 10

 

ペースを掴まれつつある誠凛の姿であった。

 

「かなり押されているな。」

 

同行していた笠松からも声が出る。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

リードされている原因は、津川に対して火神が攻めあぐねていたことだ。

英雄からレクチャーされたものの、実際試合での微妙な違いに戸惑っていた。

 

「(DFだけなら黄瀬並だ!)」

 

津川の隙を窺っていると。

 

「火神!持ちすぎだ。」

 

伊月がフォローに現れ、火神をスクリーンに使いゴール下に入る。そのまま、シュートに持ち込むが、

 

バコッ!

 

岩村のブロックに阻まれる。

 

「甘いな。そんな攻めでは、ウチのDFは崩せない。」

 

火神のドライブは防がれ、他から攻めてもなかなか得点を許してもらえなかった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

堅牢な正邦DFに会場は沸く。

 

『すっげぇ。誠凛なかなか点が取れない。』

 

観客に混じり、海常の2人は真剣な表情で見ていた。

 

「実際に試合して思ったんだが、誠凛はスロースターターだ。そこに火神がアクセル踏み込んでくるんだが、その火神が波に乗れてねえ。」

 

笠松は、現状から読み取り解説する。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「おい津川、張り切んのもいいけど、後半ばてんなよ。」

 

「大丈夫っす。思ったほどじゃないんで。」

 

津川のトラッシュトークに腹を立て、火神は強引に抜きにかかる。

 

 

『チャージング。白10番。』

 

 

流れを奪われかけている誠凛。正邦のDFはあまりにタイトで黒子もパスができなかった。

 

ここで1度落ち着かせる為、タイムアウトを使った。

 

「こら!どんだけ沸点低いのよ!」

 

「火神君...もう2つ目ですよ?」

 

「...。」

 

リコ・黒子に畳み掛けられ、火神は遇の音もでない。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「古武術っスか...。」

 

笠松からの解説を聞き、以前対戦した津川の成長に納得する。

 

「けど、このままやられっぱなしで黙ってるタマじゃないっスよ。」

 

だが、誠凛を知る黄瀬は反論する。

 

「だろうな。実際、そんな点差じゃねぇしなんとか追いすがっている。火神・黒子のコンビならいい勝負になるだろう。それに...。」

 

「補照英雄...っスよね?」

 

練習試合で、ダークホースとして現れ目の前に立ちはだかった男の名前を呼ぶ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

「で、どうなの?修正にまだ時間かかる?」

 

リコは今後のプランに関わる重要事項を確認する。

 

「俺は6割くらい、もう読める。岩村さん限定だけど。」

 

いの一番に英雄が応える。

 

「俺は3割...くらいかな。」

 

「俺もそのくらいだな...もう1クォーター欲しい。」

 

伊月・日向も答え、プランの修正を求める。

 

「わかったわ。じゃあ作戦は継続して、オフェンスのメインは引き続き火神君と黒子君に任せるわ。」

 

「うっす!」

 

「何回目か忘れたけど、考えんなよ?いつも通りにバスケすればいいんだよ。」

 

「うっせぇ!」

 

「人の親切を....そんな風に育てた覚えはありませんザマズ。」

 

今、キツイ状況なのだがこのやり取りを見ていたら、考え込むのがアホらしくなる。

 

「辞めなさい1号(英雄)、2号(火神)。正邦がこのままくるなら、消耗戦になるわ。」

 

「つか2号ってなんだよ!俺のことか!?」

 

「大丈夫!その内慣れるから!なんかライダー見たいじゃん。」

 

「全然嬉しくねーよ!」

 

最近この手の絡みが増えてきた英雄と火神。

 

「そういえば、じゃがいも君になめられてるねぇ~。」

 

「うるせぇよ。つか、じゃがいも君って...。」

 

「なんか、試合中ににやにやして、じゃがいもの表面みたいじゃん。」

 

「お前が言うのか?」

 

「まあいいからいいから。じゃがいもは、余裕ぶっこいてる。そこをウチのエースが、じゃがいもの動きを上回って潰す。そのときの表情...見てみたくね?どう?」

 

笑顔で回答を求める英雄。

 

「悪くねぇな...。よし、あのじゃがいもを泣かす!」

 

先程までの眉間の皺が無くなり、いい表情になっていた。

 

 

 

 

ビーーー

 

 

タイムアウト終了のブザーが鳴る。

 

 

 

再開早々、誠凛は露骨にアイソレーションにでる。

ボールは直ぐに火神に渡る。

 

「おもしろいね。来い。」

 

戦術での津川への挑発。つまり、火神は津川に対して仕掛けることが最も有効で、得点しやすいということ。

そんなことも歯牙に掛けず、にやにやと笑う。

 

油断している津川。

火神はチェンジオブペースからのクロスオーバーでぶち抜く。アイソレーションによりヘルプもできない。鬱憤を晴らすかのような火神のダンクが決まる。

 

 

「まだまだ、これからですよ。楽しいのも苦しいのも。」

 

 

完璧に抜かれた津川は、それでも笑みを辞めなかった。

 

「火神~。」

 

「なんだよ。」

 

「あいつ、気持ち悪りぃな。」

 

「言うなよ。気にしないようにしてんだから。」

 

「そっか、エースも大変だ...。」

 

この緊張感のなさ、これが英雄クオリティー。

 

 

 

 

正邦の攻撃。

速いパス回し。正確に言うと、パスを受け取ってからが速い。無駄な動作を消し去り、読みづらくなっている。

誠凛DFの振られてあっさりシュートコースを空けてしまう。

 

フリーになった津川のレイアップ。なんとこ火神が防ぐが、ファールになり2スロー。

 

「(まずいぜ。つーか火神3つ目じゃん!)」

 

焦りだす日向。そこに英雄がやって来て、

 

「顔引きつってますよ~。もう少しの我慢です。」

 

「そうは言うが、これ以上離されるわけにはいかねぇだろ。」

 

「じゃあなんとかしましょう。テツ~いける?」

 

「わかりました。やってみます。」

 

なんとなく黒子に伝えてみたが、実際どこにいるのか分からなかった英雄は体をビクッとさせた。

 

 

 

 

10-18

 

 

点差が埋まらない中、英雄が動き出す。

 

 

誠凛の攻撃。

 

 

今回、センターポジションを任されているにも関わらず、ポストに入らず走り出す。

この動き自体は、開始からずっと行われてきた。岩村の目も慣れてきていたところだった。

 

黒子は伊月から来たパスを、中継する。が、パスの先は英雄の進行方向と逆。正邦は焦ってパスミスを犯したと思った。

英雄は、反転し半身で右手を伸ばす。その右手にはしっかりとボールがあった。

そのままパスの勢いのまま、切り込む。岩村は完全に逆を突かれ、マークを外されていた。ゴール下でのジャンプシュートで確実に決める。

 

 

正邦側は唖然としていた。今までと攻撃のリズムどころか質が変わった。更にキャプテンである岩村が簡単に得点を許したことはチーム全体にショックを与えた。

 

「ナイスパス!」

 

「こんな感じでいいんですか?」

 

互いの拳でコツンと合わせる。

 

「順平さ~ん。ウチのバスケ思い出しました~?」

 

そのまま日向のところにかけよる英雄。

 

「ああ悪い。少し浮き足だってたみたいだ。」

 

「い~え。こっからはお願いしますよ。」

 

「だぁほ!なめんな!」

 

あのパスこそ、英雄が提唱した『意思を繋ぐパス』である。そこにはパターンは無く、チーム全員で同じイメージを共有することでできるコミュニケーションのパス。

既に黒子を始めとする全員がそのパスを使うことができていた。

 

重点的に練習してきたが、実践投入はコレが初めてだった為、頭から抜け落ちていた。

 

しかし、遂に突破口をこじ開けた。

 

黒子を中心として息を吹き返した誠凛。

黒子がミスディレクションを利用した、スティール。

伊月→黒子のパスを英雄が割り込みドライブを仕掛ける。と、見せ掛け黒子にパス。津川がヘルプとして引っ張られ、火神のマークが甘くなる。

黒子は見逃さず、火神に勢い良くバウンドパス。流れを奪い取るかのような火神のアリウープ。

 

 

負けじと正邦の攻撃。

 

 

「っな!?」

 

岩村は驚愕した。

今、マークについている男がしていることは正邦のディフェンスだった。

 

予備動作をなくし、強烈なプレスで押しつぶすようなディフェンス。ものまねレベルではなく、正邦のベンチの人間より上手かった。

さすがに、キャプテンをやっているだけあって、違いくらいは分かる。

 

「たかだか3年くらいでマスターしたとか考えない方がいいですよ。」

 

だからこと分かる。この男の異様さに。

 

「お前は一体...。」

 

しかし、岩村は同じことをしていてもパワーで勝っていると思い、ポストに入り押さえつける。

そこに春日からのパスが来た。一層背後への力が入る。

その瞬間、英雄が脱力し岩村からの力を受け流す。たったそれだけで、岩村の重心がぶれる。

数秒ではあるが、岩村は動けない。その隙を突いて英雄が回りこみパスカット。

傍からみると、岩村が突っ立っているようにみえた。

 

「速攻!!」

 

既に前を走っている火神に向けてロングパスを出す。得意のワンハンドダンクが決まる。

 

「自慢のDFもこうなると、どうしようもないですね~。」

 

英雄が、正邦に聞こえる音量で話す。

 

「っく。DF戻りが遅いぞ!」

 

あっという間に点差が無くなり、精神的にきつくなっているのは不味いと声を張る岩村。

 

再度、正邦の攻撃。

 

春日がゆったりとした動きで、虚を突き伊月を抜いてシュートを打つ。

意識的に、岩村にパスを回すことを避けていた。そこに火神のブロックに阻まれる。

 

再び誠凛の速攻。これもまた、戻りが間に合わず、日向の3Pが決まる。

 

 

 

ビーーーー

 

 

 

第1クォーター終了。

 

21-19

 

 

 

「どーよ火神?じゃがいも君の表情がいい感じになってきたよ?」

 

「ちょっとスカッとした。けど、これからだぜ。」

 

「だよね~。そうこなくちゃねぇ。」

 

英雄と火神が遠くに見える津川の表情を眺めていた。

 

「余所見してないで話を聞きなさい!」

 

叱られ、リコに向く。

 

「パスにつられ過ぎてるわ。もっとタイトに。あともっと攻撃的に、怯んじゃダメ。」

 

 

ビーーーー

 

 

第2クォーター開始

 

 

正邦のDFが更に厳しくなる。

 

「くそ、マジで抜けねぇ。でも、」

 

火神は津川の股下にパスを通し、黒子がそのパスを直ぐに火神に返す。

津川を抜いたが、岩村が素早くヘルプに来ていた。

 

火神・黒子コンビプレーは、怯まず連携で岩村をも抜き去り得点を追加する。

 

全国レベルのDFを突破し、勢いに乗ろうとする誠凛。

しかし、

 

「はあ..はあはあ..。」

 

火神の様子が変わる。汗の量が尋常ではなくなっている。呼吸も荒い。

そんな様子をみて、津川は更ににやついていた。

 

 

試合が進み、津川のDFが弱まった。

火神はチャンスだと思い、ドライブを仕掛ける。

 

 

ピーーー

 

 

「オフェンスファール。白10番。」

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

『4つ目だ。!』

『誠凛がファールトラブル。』

 

試合の急展開に観客が騒ぎ出す。

 

 

「あっちゃぁ、何やってんスか...。」

 

黄瀬も額に手をあて、ため息をつく。

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

誠凛は即座に交代を申請。

それを見た火神は抗議する。

 

「ちょっと待ってください!もうファールしなきゃいいんだろ!?...です。」

 

「ちょうどいいわ。どっちにしろ、お前ら2人は前半までって決めてたし。」

 

日向は、火神・黒子に緑間要する秀徳に勝つ為、2人を温存することを決めていた。

 

「だからって、そんな...」

「博打だってことは分かってる。でも、決勝リーグに行く可能性が高い。」

 

日向は説得するが、火神も引かない。

 

「例え消耗していてもなんとかしてみますよ!だから!」

 

「火神うるさい。」

 

傍観していた英雄が口を出す。

 

「自己管理もできないやつに、順平さんの決定に口出すな。それに博打ってあんまりじゃないですか?俺、6割勝てるって言ってんじゃないですか。」

 

「火神君従いましょう。そして、先輩を信じましょう。」

 

「....。分かった。」

 

 

 

『メンバーチェンジです。』

 

 

 

火神OUT   水戸部IN

黒子OUT   小金井IN

 

 

 

「水戸部さん、よろしくお願いします。」

 

「...(こく)」

 

「小金井さんも、こっから走り合いに持ち込むので。」

 

「おお、まかせろ。英雄も頼むぜ。」

 

「じゃあ予定より少し速いが、

 

日向からシステム及び作戦の変更を伝えられる。

 

ウチがインサイドを支配する。」

 


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