黒子のバスケ~ヒーロー~   作:k-son

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春は曙

季節は巡り、春になる。

冬の終わりを待っていたように草木が咲いていく。

桜も急ぐように鮮やかに咲き誇り、そして散っていく。

新しき出会いに期待と不安を抱かせるように。

 

--私立誠凛高校

 

出会いを期待しているのは新入生だけではない。

有望・無謀な新入部員を確保しようと、2・3年生も躍起になっている。

バスケ部のブースで受付をしているリコと日向。

 

「そういや。英雄は?まだ顔出してねーだろ。」

 

「アイツならもう帰ったわよ。サッカー部に見つからないようにね。」

 

「あぁそーゆーこと。」

 

今日までの半年間、英雄は定期的に練習に参加していた。

ある日、誠凛サッカー部にバレて熱烈な勧誘を受け続けていたのは記憶に新しい。

そんな訳で、本日英雄は先に帰宅し、自主トレを行っている。

故に知らない、この日、誠凛バスケ部に新しい風が舞い込んだ事を。

 

次の日、1年生との顔合わせが行われた。

初心者もかなり混ざっており、いかにも無名の公立校といったところだった。

そして、その中に火神大我と黒子テツヤという、どうにも癖のありそうな新入生がいた。

火神に至っては、素材としてこれ以上があるのかと問いたいくらいの潜在能力をもっていたが、黒子に関しては訳が分からかった。

 

「あれはどーゆーこと?彼は何者なの?」

 

部活が終わり下校中にバスの中で黒子のことを考える。

 

「(帝光出身という割りに...違うわね。どこをどう見ても、並みの...下手をするとそれ以下。それでレギュラー!?冗談にも程があるわよ。)..ねぇー。どう思う?」

 

一緒に帰宅しているはずの英雄に話しかける。

 

「何が?!俺だけバスに並走させてる性格の悪さについてか?」

 

英雄がこちらを睨むようにリコを見ている。が、都内の渋滞しているとはいえ、バスと同じ速度はしんどい。

 

「しょうがないじゃない。今日もアンタだけ体力有り余ってるようだし。」

 

少し開けた窓から話を続ける。

 

「さっさすがにこれは...、どうかっと、おもうんですが!て、ゆーかそのイイ顔をやめて下さらない?」

 

「で。1年のことなんだけど。」

 

「スルーですか...。火神と黒子だっけ?」

 

「火神君はともかく黒子君ね。」

 

赤信号でバスが止まり、英雄は息を整える。

 

「ああ...。はぁはぁ。たしかに....、身体能力は並かそれ以下なんだろうけど。すーはー。何かしらの理由はあると思うよ。」

 

話をしていると信号が青に切り替わる。

 

「はい、走った走った♪理由..ね。」

 

「あーもう!勘で言えば、’持ってる奴’だろう、ねー!」

 

「ふーん。そうね。あ、そろそろリストの錘増量するつもりだから、それとも雨がっぱにする?」

 

「うわ~ん!おねーちゃんがいじめるよ~!」

 

この奇行に他の乗客は慣れていた。

 

 

次の日。

天気は雨。

 

「ロードワーク削った分、時間が余るな。どーする?カントク。」

 

 

「(1年の実力も見たかったし)ちょーどいいかもね。皆ー!ミニゲームをやるわよー!内容は1年対2年!」

 

急遽練習メニューを変更する。

 

「え?先輩とイキナリ?!地区大会ベスト4なんでしょ!?」

 

「まじで?!」

 

「そんなん笑えないって!」

 

現レギュラーの実力を想像し、臆する1年。

 

「強い相手とやる方が楽しいにに決まってんだろ!!!」

 

それを得点板の横で見つめる英雄。

 

「って!なんで~?!いやいや、俺は見る側じゃなくて、見られる側でしょ?!」

 

「英雄うるさい!」

 

「この空気みたいな扱い何なの?!よくよく考えてたら、自己紹介すらしてないし!」

 

「あんたの実力は、もう分かってるからぶっちゃけ興味ないの!」

 

「この言い草!だんだん気持ち良くなってる自分が怖いわ~。」

 

「それにあんたのスタイルは、ある程度知っておいた方がいいでしょ?」

 

「さいですか...。うん、俊さんと2人でたくましく生きていこう。」

 

 

『ッピ』

 

 

この試合は火神と黒子、この2人が今後の試合に出る事を決定付けた。

火神は序盤から、その荒削りながらも潜在能力だけで圧倒し、黒子はミスディレクションを利用した稀有プレーを披露していた。

その2人に他の3人も何とか付いていき、勝利をもぎ取った。

予想以上の新戦力を手に入れた誠凛2年は、敗北しながらも明るい未来に喜んだ。

 

学校近くの大通り。

黒子と火神が成り行きで、話しながら帰っている。

 

「僕はキミを日本一にします。」

 

「はっ!いうねぇ。」

 

2人は決意を胸にしていた。

...その横をバスが通り、遅れて上下雨がっぱで着込んだ、明らかに通気性0の服装をした男が走ってきた。

 

「本当にカッパが用意されてるなんて~!しっかり錘も増量されてるし、というか着替えてたら置いていく普通?!しかも着替えもってかれてるし!!」

 

雰囲気をぶち壊した。

 

「あらっ。黒子君に火神君じゃないですか~。2人そろってお帰りってか?仲よさ気で。」

 

「なんなんだ!?つか誰だお前??!!」

 

強く警戒・拒絶する火神。

 

「あぁそっか。俺、同じバスケ部の補照英雄です。よろしく!」

 

「あぁ今日、得点係りされていた。」

 

平常で挨拶する黒子。

 

「あっ!お前、ユルい天パ男。」

 

続いて気づいた火神。

 

「あ~覚えてくれてありがと!なんやかんやで挨拶できなかったからね。ちなみに俺も1年だから。」

 

「何?!じゃあ何で、今日出なかったんだ?」

 

詰め寄る火神。

 

「いや~いろいろあんのよ。カントクに興味無いって言われたし。」

 

「はあ?意味分かんねぇ。お前相当できるだろ?ちゃんと相手しろ!」

 

「どうどう。落ち着いて、毎日一緒なんだから、直ぐ機会が来るって。」

 

「そうですよ。火神君落ち着いてください。補照君、僕もキミとバスケがしたかった。」

 

「そうかい?ありがと。ああそう、俺苗字で呼ばれるの好きじゃないから名前で呼んで?英雄でよろしく。どーせ3年間は一緒なんだから気にしないで。」

 

「っち。先帰るわ。また明日な、黒子に英雄。」

 

そう言いながら帰っていく火神。

 

「そうだ!俺もリコ姉を追わねばならぬ。しからば御免!!」

 

雨がっぱの怪しい男も走り去っていく。

 

「あ、お疲れ様です。」

 

背を向ける英雄に挨拶する黒子。

 

「ってゆーか。なんで、周りの奴すらアレ見て平然としてるんだよ!!」

 

明らかな奇行を前にして平然としている周りの人々に、我慢しきれずつっこむ火神。

 

「.....そうか、あの人が。」

 

黒子は火神と歩きながら物思いに耽っていた。

 

その後、無事に本入部が完了し、英雄含め、6人の新入部員が正式に籍を置いた。

その時にひと悶着があったのだが、ここは割愛。

本格的に、誠凛は練習をスタートした。

 

「おやこんなところでも、仲がよろしいねぇお二人さん?」

 

英雄がトレーを持ってやって来た。

 

「誰だよ!つか仲良くねーし!って英雄か。」

 

「よっす。奇遇!あ、黒子君横いい?」

 

「いいですよ。」

 

「こっちくんじゃねー!勝手に座るな!」

 

「僕が先に座ってたんですが・・・」

 

「そうだよ。硬いこといいっこなし!」

 

英雄がたまたまマジバに寄ったところ、偶然にも黒子と火神も一緒に座っていた。

折角ということで、黒子の隣にすわる。

 

「...ところで黒子、お前その強い中学だったんだろ?なんでここにきたんだ?スカウトとかこなかったのかよ。」

 

英雄を無視し、火神が話を切り出す。

 

「あえてこの学校に来たって感じがすんだよな。なんか理由があんのか?」

 

「....僕がいた中学の理念は『勝つことが全て』。そのために必要だったのがチームワークではなく、個人技。むしろ邪魔だと判断していました」

 

英雄は、(こんなに話してるの始めてみた)とか考えていた。

 

「パスなどほとんど無く、それぞれが決めるだけ。でも、それが最強でした。..でも、でも僕にはそれが1番正しいとは思えない。他にも方法があるはずと思ったんです。」

 

「んで?どうすんだよ。気に入らないから、キセキの世代をぶっ倒すのかよ。」

 

「そんな事を考えていた事もありましたが、今僕がバスケをやる1番の理由、このチームを日本一にしたいからです。」

 

「ふーん...。1つまちがってるぜ?...日本一にすんだよ!!」

 

2人が盛り上がっている中、英雄はハンバーガーの包み紙で見事な鶴を作っていた。

 

「...できた。」

 

「ってなにしてんだよ!」

 

「いや。俺さっき空気じゃなかった?」

 

「英雄君結構巧いですね。」

 

「いる?」

 

「いりません。」

 

「だよね~。」

 

「なんなんだよ!こいつら!!」

 

シリアスから一転、自由空間が誕生しうつむく火神。

 

「黒子君、黒子君。」

 

「なんですか?」

 

「キミはバスケが好きなんだよね?」

 

「はい。そうですが・・。」

 

「そっか、うんうん。バスケって楽しくて自由なものだと思うんだよね。」

 

「???どーゆうことですか?」

 

「う~ん。その内相談しようと思ってることがあって・・。」

 

「その内ですか?」

 

「そう。その内♪あ、別に悪いことじゃないから。」

 

「...そう、ですか。」

 

その後も、ルーキー達は雑談を続けていく。

 

数日後の放課後。

 

 

 

黄瀬と黒子・火神が睨み合う。

というのも、誠凛は神奈川の強豪・海常高校との試合が決まり、気合を入れているところに、1人の男が現れた。

その人物とは、海常高校在籍でキセキの世代のひとり、黄瀬涼太。

黄瀬は挨拶しにきただけであったが、火神が因縁を付け1ON1を行うことになった。

しかし、逆にその凄さを思い知らされてしまった。

黄瀬は他人のプレーを見ただけで模倣できる。スピード・パワーを上乗せした状態で。

火神は敗北しながらも、捜し求めていた強敵を前に笑い。

『キセキの世代を倒す』と黒子と2人で宣言したのだ。

 

「青春だぁねぇ~。やっぱこうでやくちゃぁねぇ。」

 

またしても、乗り遅れた英雄。

 

「あんたのそうゆうとこ、たまに尊敬しそうになるわ....。とゆうかあんたは混じんなくていいの?」

 

あきれるリコ。

 

「なんか乗り遅れたっぽいし、無理に入る必要はないよ。しかし、あんなのが全国に5人もね...。リコ姉、順平さん後で、相談があるんですけど....。」

 

急に神妙な顔つきになる英雄。

 

その日の練習が終わり、英雄は部室に戻ろうとしていた黒子を捕まえていた。

 

「えっと、話って何ですか?」

 

「うん。直球で話すから、わかんないことあったらその都度聞いてね。」

 

「はい。分かりました。」

 

体育館に2人だけがのこり、汗の処理をしながら話す。

 

「黒子君ってさ、シュート打たないの?」

 

「僕に才能は無いので...。」

 

「そーじゃなくて!そもそも最初からそのスタイルだった訳じゃないでしょ?」

 

「すいません。意味が分かりません。」

 

「バスケが本当に好きなら才能がどうとかじゃなく、上手くなる可能性があるなら努力するべきだと思うんだよ。」

 

「それは素晴らしい考えだと思います。けど、僕とキミは違う。」

 

「そーでもないだろ。パスオンリーのスタイルって、なんかしらの挫折がないと実に付かないと思うんだよ。つまり黒子君は挫折を知り、それでも諦められなくて努力を続けた末に今のスタイルがあるということになる。」

 

「......。」

 

「それに今年、全国優勝するじゃん?」

 

「ええ、そのつもりです。」

 

「そしたら、来年・再来年で俺達のことはしっかり研究されるって訳だ。そうなると今のままじゃ、しんどいと思うぜ。」

 

「でもそれは、それはやってみないと分かりません。」

 

「...あ~もう!シュート、打ちたいの打ちたくないの!?入る入らないは別として!」

 

「あなたに...あなたに何が分かるんですか!?そんなの打ちたいに決まってるでしょう!」

 

だんだんと熱が入っていく会話、そして溢れ出す本音。

 

「だったら打てよ!誰になんと言われようとも打ち続けろよ!!諦められないんだろ!!」

 

「...!!」

 

黒子は始めて見る英雄の激昂振りに圧倒され、今まで誰にも言われたことのない言葉に言葉を失う。

 

「練習にだって付き合うし、外したってリバウンドは俺に任せろ。...前にも言ったけど、バスケはもっと自由で楽しいものなんだよ。自分の可能性をもっとよく見て、その先に何がある?『キセキの世代』は猛スピードで進化してるって言ってたけど、そのくらいなら俺達にもできる。」

 

黒子は笑った。

 

「そんなこと言われたの...初めてです。英雄君って意外と熱血なんですね...。」

 

「そうそう。能ある鷹は爪を隠すってね。」

 

「ふふっ。そうですか...。練習はしてみるつもりです。それじゃお先に。」

 

「いやいや、そんなこと言わずに一緒に行こーうよ?」

 

体育館を後にした。

 

 

 

 

「ふーん。アンタもいろいろ考えてるのねぇ。」

 

部室には、リコ・日向・英雄の3人が残っていた。

 

「まあね。黒子君がミドルレンジのシュートが打てるようになったら、今後の展開が面白くなるしね。」

 

「で、なんの話だよ。」

 

日向が英雄に尋ねる。

 

「今後の戦術についてなんですが...。俺を6人目として使ってください。」

 

「「はぁ!?」」

 

英雄はチームにとっての自分の役割を提案した。

 

「なんでよ!?」

 

「リコ姉のことだからとっくにチーム構想はできてるんだろうけど...。チームが成長するには、火神君がキーマンになる。あいつは試合中にもどんどん成長する。

 

でも、他の選手...特に先輩達にも経験を積ませるべきだ。」

 

「それはアンタもでしょ!!」

 

リコは息を荒々しくする。

 

「だからこそ、ここぞというときに使って欲しい。PGの俊さん・シューターの順平さんは外せない。火神君をベンチに入れるとモチベーション等で問題が出る。黒子君はチームの味になるし、水戸部さん・土田さんはインサイドのサポートに必要だ。小金井さんは、全体のバックアップになる。」

 

「「....。」」

 

「じゃあ俺は?となると。自分で言うのは恥ずかしいけど、ベンチにいて切り札扱いの方が綺麗に落ち着く...。チームが研究された時なんかは特にね。」

 

英雄の発想に眉間にしわをよせる2人。

 

「英雄...。お前はそれでいいのかよ?」

 

今まで発言しなかった日向が問いただす。

 

「このチームに来た時から、自分の立ち位置について考えてました。一丸になって全国に挑むなら、全員の力を余すことなく発揮することが大切です。ウチのチームはまだ若い....こんな小細工も必要だと思いました。」

 

「そうか...分かった。前向きに検討する。」

 

「日向君!?」

 

了承した日向をリコは止める。

 

「話は以上です。できればこれを踏まえて、海常との試合のメンバーを選出してください。お先に失礼します。」

 

英雄はそう言って帰っていった。

 

「日向君...。なんで?」

 

「英雄が言っていることは間違いじゃない、本当に対したもんだ...。それに、俺だってアイツがどれだけバスケに飢えてるか知ってる。だからこそ、どうゆう覚悟で提案してるのかも分かった。」

 

 

 

「それは...。」

 

「『チームで勝ちたい』ってよ!少しくらい汲んでやりたい...!勝って試合出場機会を増やしてやりたい!それが先輩としてアイツにできることだろ!!」

 

「日向君...。」

 

 

その頃英雄は、下校中にストリートバスケのコートで偶然にも黒子と出くわしていた。

 

「あ、どうも...。」

 

「ああ偶然だね。どしたの秘密の特訓?」

 

「いえ、なんとなくバスケがしたくなりまして・・。」

 

「そっか...。」

 

「英雄君はどうしたんですか?」

 

「ちょっとね。今日は、熱血に行き過ぎたから熱を冷まそうと...。」

 

「またなにかやったんですか?」

 

「『また』って何!?」

 

「いえ、なんとなく。」

 

「まっちょうどいいか。ちょっと混ぜて~。」

 

「いいですよ。」

 

そうして、バスケを始める2人。

 

「...僕は決めました。もっとバスケを楽しむ為に...。」

 

「そっか。よかった...。」

 

「なんで、英雄君はこんな風にしてくれるんですか...?」

 

「個人的には、もったいないと思って。」

 

「『もったいない』....ですか?」

 

「そう!できるかも知れないのにやらないとか、どこかでバスケを諦めてる部分がね。」

 

「そうですか。」

 

「んで。チームとしては、黒子君がシュートを打てるようになれば面白くなるからっと。」

 

そういってミドルシュートを決める。

 

「面白いですか..?」

 

「ちょっと想像してみて。今までの黒子君のプレーを知っている選手は、黒子君にシュートがないと思っている訳。けどなかなか捕まえられないから、黒子君をフリーにしてスコアラー、誠凛で言うと火神君かな?にマークを増やすだろう。

 

その予想を裏切って、黒子君がミドルレンジから決める。こうなると相手のディフェンスは混乱する。シュートも警戒しないといけないからね。でも、ボールを触るまでは黒子君は捕まえきれない。シュートを警戒する為、当然パスも通りやすくなる。

 

その時の相手チームの顔を想像すると、どう?ワクワクしてこない?」

 

黒子は体をぶるっと震わせる。

 

「たしかに、面白いですね。ワクワクします。」

 

「でしょ!まあそれまでは練習しつつ今できることで、戦わないといけないんだけど。...そうだ、これからは時間があればバスケのことを話し合わないとね。」

 

「何を話すんですか?」

 

「バスケの戦術とか、パスの意図に至るまで!」

 

「分かりました。今後の練習を含めて、よろしくお願いします。」

 

「こちらこそ!パスのスペシャリストとの意思を確認するにはもってこいの機会だからね♪」

 

夜空の下、握手を交わす。

 

「ああ、そうそう。『黒子君』って呼んでるけど、もっとフランクなのに変えていい?」

 

「別にかまいません。あまり変なのじゃなければ。」

 

「う~ん。そうだねぇ...ちなみになんて呼ばれることが多かった。」

 

「中学の時には『テツ』と呼ばれてました。」

 

「そっか。よろしく『テツ』!」

 

「ええ。こちらこそです。英雄君。」

 

2人の異才の道は交わる。

 


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