*ルビ機能を使い振り仮名修正しました。
あの後アインズさんは村長から国のこと流通貨幣の事を詳しく聞きある程度の情報を得ることには成功したみたいだった。そして今後の為にこの村と友好関係を築いていくみたいだった。自分としてはそういう頭を使うのは苦手だし得意ではないので、アインズさんい対して文句は無かった、あまり力にはなれないかもしれないが、何かあった時はしっかり協力使用と思う。
「お疲れ様です、アインズさん」
「ああ、キメさん、大分待たせてしまいすみません」
「いえいえ、大丈夫です。それよりも何か良い情報はありましたか?」
「ええ、一応はこの世界について知る事ができました。ただこの世界にはまだ我々よりも強い存在がいないとも言えません、なのであまり悪く目立つことは避けたいですね」
「なるほど、了解です」
アインズさんと会話をしていると葬儀が始まるそうだ。村人達は亡くなった者を埋葬するとその者達に祈りを捧げていた。その中には助けた姉妹の姿もあった。
アインズ達は村人から少し離れた所で様子を見ている。
《恐らくはアインズさんが持ってる蘇生の短杖があれば死者を蘇らせることも可能なのだけれどアインズさんは動く気配はない。まぁこれで生き返らせてしまったら厄介ごとに巻き込まれるのは確実だしね》
リンの様子を見る。リンは村人達を見ているのだが、その目にはなんの感情も宿っていなかった。人間が何人死んだところでリンにとってはどうでもよいことなのだろう。
《はぁ・・この考えは中々治せないよね・・》
アインズさんも人間についてアルベドに聞いていたが同じような答えが返ってきていた。
「さて、我々はそろそろナザリックに帰るとするか」
「了解です」
葬儀が終わりアインズ達が帰ろうとした時、村長と村人が集まりなにやらひそひそと話をしている。
《なんか、あったっぽいな》
アインズが聞いてみるとこの村に馬に乗った戦士風の者達が近づいてきているらしい。
その話を聞いたアインズさんは自分に任せるように伝えていた。
《ここはアインズさんに任せますかね》
近づいてきている者たちはアインズさんに任せて、自分は傍で様子を見ている事にした。
少し待っていると、数人の騎兵がやってきた。
そしてアインズさんは騎士達のリーダー名前はガセフというらしい と話をするために一軒の家の中に入っていった。
しばらくするとアインズさんが出てきて、話を聞くとなにやらガセフの命を狙っている者達が来ているらしい、少し離れた所に複数の気配を感じたのはそいつらだったのか。
「近づいてきている奴らはガセフ戦士長が引き付けてその間に村人を安全な所に避難させるという作戦になりました。私は戦死長達の戦いを暫く観察し頃合を見て入れ替わり敵と戦おうと思います」
「了解です、僕もついていった方が良いですかね?」
「うーん、どちらでも構いませんよ、アルベドは一応連れて行くつもりです」
「なら、面白そうなんで着いていきます、一応村はリンに任せておきますね」
「分かりました」
とりあえず僕はアインズさんに着いて行くことになった。そして作戦通りガセフ達は馬に乗り、敵のいる場所に向かって走って行った。別れ際でアインズさんが戦士長にアイテムを渡していたが恐らく自分と場所を入れ替える転移アイテムだろう。
村人達を大き目の家屋に集め結界魔法をはり安全を確保した。あとはアインズさんのタイミングで入れ替わるだけだ。
「そろそろ交代だな」
「タケさん行きましょうか」
「分かりました」
アインズさんは戦士長と交代すると言って、先に転移していった。
アインズさんが消えた場所には傷だらけの戦士長が転移してきた。
「こ・・ここは?」
「戦士長殿、交代です、今からアインズさんと私達が奴らの相手をしてきましょう。あなたはここで休んでいてください」
そう言い残し僕はアインズさんの場所に転移した。
僕が転移に成功すると、敵側の方から天使2体がアインズさんに攻撃しようとする瞬間だった。
《必要ないと思うけど、守らないとだめだよな。表側ではアインズさんの部下なのだから。
タケは瞬時にアインズの前に移動し突進してきた天使2体の首の部分を片腕ずつで掴みそのまま天使を地面に叩きつける。天使は叩きつけられた衝撃でそのまま光の粒子になり消滅にた。
「アインズ様、お怪我はありませんか?」
「ああ、ありがうキメ」
《態々守ってくれなかくても平気だったんですよ》
《はは、一応アインズさんの部下ですから》
「馬鹿な・・天使2体を叩き潰しただと・・」
「貴様何者だ」
「あなた達が戦士長と戦っていた者達だったか。俺の名はキメだここにいるアインズ様の部下だよ」
「チッ、仲間が他にもいたのか・・・」
タケが天使を軽く捻り潰したことに動揺したのか、相手側ニグン達の部下達は、それぞれの得意とする攻撃魔法を撃ってくる。
「キメ私の後ろに下がれ」
「了解です」
タケはアインズに言われたとおり、アインズの後ろに下がった。本来なら部下が主人を盾にするなどありえないことなのだが、アインズとタケの関係をしっている者達はなにも文句を言う理由など無い。
迫ってきた攻撃魔法の弾幕は、アインズのパッシブスキルにより無効化されダメージを与えることなく消えていく。
魔法が効いていないと判断したニグンは部下達に天使達全員で突撃させるよう命令した。命令された天使達がアインズ達に突撃してきた。
「キメ、アルベド下がれ」
「ハッ」
アインズが魔法を発動する。
大気が振るえ、黒い波動が天使を襲い40対を超える天使達が瞬時に消滅した。
「あり・・・・ありえない・・・先程の男もそうだが・・化け物か・・・」
《アインズさん、今の天使ってユグドラシルの天使ですよね?》
《ですね。何故この世界でユグドラシルのモンスターがいるのか気になりますね、まだまだ情報を集めないといけないですね》
アインズが一瞬で天使40対を消し去ったことに敵は動揺し、再び、攻撃魔法を連打してくる。 しかしアインズのスキルで先程同じく無効化されかき消されていく。
「やはり、知っている魔法ばかりだ。・・・だれがその魔法を教えた?」
「ひぃぃぃぃいいい」
部下の一人が魔法が効かないことに狂乱状態になりスリングを取り出し、礫をはなった。しかしそれはアインズとタケに届く事は無く、逆に礫が撃った本人に返され騎士の頭を吹き飛ばした。
「アルベド、あの程度の飛び道具で私とキメが傷つかないのは承知のはずだぞ」
「アルベド俺らなら、平気だよ」
「お待ちください、アインズ様、キメ様、至高の方々が戦うのであれば、最低限の攻撃というものがございます」
「はっはっ。それを言ったらあいつら自体がしっかくではないか。なぁ?」
「
ニグンの超えにより動かなかった天使がメイスで攻撃してきた。
「アルベド下がれ、私がやる」
天使の攻撃をアインズは腕で受け止める。
「やれやれ、反撃といこうか」
<
アインズの指から放たれた小さな炎により監視の権天使は瞬く間に炎に包まれ一撃で燃え去った。
「ば・・・ばかな」
「一撃・・・・・・・」
「ありえるかあああああああ」
なにやら二グンと呼ばれていた男が怒鳴っている。まぁ監視の権天使は僕らにとっては大した敵ではないからね。もうちょっと期待してたけどこの程度か・・・・今の考えは身体が変わったからそう感じてるのか。こりゃますます人間やめちゃってるなー。
考え事をしている内にニグンとアインズさんが会話していたみたいだが、なにも聞いていなかった。まぁ特に問題ないだろう。
「最高位天使を召還する」
む?あれは魔法封じの水晶?ユグドラシルのアイテムも持ってたのか。
「アインズさんあれは」
「うむ、少しばかりまずいな、アルベド防御の準備を」
「ハッ」
「見よ!最高位天使の姿を!
え?・・・・・・あれが切り札なのか??
アインズさんの方を見てみると笑いを堪えているのかふるふる震えていた。
「ハハハ、本当に下らんな」
「は?」
「この程度の幼稚なお遊びに警戒していたとは、アルベド態々すまないな」
「とんでもありません、想定以上の物が現れる可能性を考えれば、警戒しておくにこしたことはございません」
「たしかに、アルベドの言うとおりだね。アルベド、アインズさんの為にありがとね」
「勿体無きお言葉でございますキメ様」
「き、、貴様ら最高位天使を目の前に何故そのような態度がとれる!!」
「それはここにいる、アインズ様が最高位天使を凌駕する力をもっているからでしょう。それにその程度の天使俺でもどうにかなるよ」
「そんな・・・いや・・ありえん!ありえん!ありえん!最高位天使に勝てる存在などいるはずがない!はったりだ!」
「
「アインズ様俺が相殺しますね」《アインズさん僕がやります》
「うむ、頼むぞ」《タケくんお願いしますね》
魔法が使うことの出来ない、キメラ種であるが、救済なのかキメラ種のみ使う事が出来る魔法は結構あったりするその半分は消滅魔法である。
僕の種族はLV上げが他の職より大変だしそのくせ最初は職上中最低ステータスだからほんと大変だったんだよ・・こんなの選ぶプレイヤーはほとんどいなかったな。
掲示板をみても職業ワーストランキングトップ3に入ってたしなー。
<
タケの腕から放たれた、半透明の波動が真上から降り注いできた光の閃光を飲み込みそのまま消え去った。
「・・・な・・・なに!・・・」
「うむ、流石だキメよ」
「ありがとうございます」
「流石です。キメ様」
「ありえん・・・・ありえんぞ!最高位天使の一撃を魔法で防いだというのか!」
ニグン達はこいつらは化け物だと、とんでもないやつに喧嘩を売ってしまったと今更気がついた。
「さて、次の攻撃が来る前に消し去るか。<ブラック・ホール>」
虚空の穴は最高位天使を吸い込み消え去った。
ニグン達は呆気にとられている。
「お前達はなにものなんだ・・・」
「最高位天使の一撃を軽く消し去ったり、一撃で消し去ったり、その力は魔神すらも遥かに超えるもの・・・・お前たちはいったい・・・・」
「アインズ・ウール・ゴウンだよ。この名はかつて知らぬ者が居ないほど轟いていたのだがね・・・・・む?」
「どうしました、アインズさん?」
《情報系魔法で監視していた者が居たみたいだね》
《なるほど、それで少し驚いたんですね》
「やれやれ、どうやら情報系魔法でお前を監視していた者がいたみたいだな。対情報系魔法の功性防壁が起動したから、大しては覗かれていないがな。では・・・・遊びはこれくらいにするか」
「ま・待て・・ちょっと待って欲しい。アインズ・ウール・ゴウン殿・・いや様、命を助けてくださるなら望む物を用意します」
アルベドが口を開く。
「貴方がアインズ様とキメ様からの慈悲深きご提案を拒絶したのでは無いかしら?」
「そ、それは・・」
「言いたいことは分かるわ。ご提案を受けいれても殺される、自分は生き残りたい。でしょ?」
「そこが間違っているは、ナザリックにおける生殺与奪の権を持つアインズ様がそうおっしゃったのだから、人間という下等生物である貴方達は頭を下げ、命を奪われる時を感謝しながら待つべきだったの」
「確か・・・こうだったか。無駄な足掻きを止め、そこで大人しく横になれ。せめてもの情けに苦痛なく殺してやる」
そういいながらアインズさんは付けていた仮面を取った。骸骨の顔が露になる。あれ初見でみたらトラウマになりそうだな・・・。
その流れでアインズさんが目で合図してきたので、僕も仮面を取り、背中の翼を出現させて、異型種であるアピールをする。
その後は実にあっけ無かった。ニグン達は殺さずに、ナザリックに転移させた。後で情報を聞きだすみたいだ。そして村に戻りガセフ戦士長には撃退したと言い、安全であると伝えた。しっかりと命令を聞いてくれていたリンの頭を撫で、アインズさんには先に帰ってますねと伝えて、ナザリックに帰ってきた。
色々見学したかったので3階層に転移し、そこから自分の部屋まで降りていこうと思った。
3階層から下に降りようとすると、シャルティアの部下達に頭を下げられ帰還を歓迎された。元いた世界では、自分は下っ端だったのでこうして頭を下げられると、なんとも申し訳ない気持ちになってしまう。これも慣れないといけないのか・・・
「おかえりなさいませ、タケ様」
「リン様もおかえりなさいませ」
「あぁ、お前達ご苦労様、ありがとうな」
そういうとさらに深く頭を下げられた。辛い・・・するとしもべの一人が質問してくる。
「あの、何故タケ様はこの3階層へお越しに?失礼ながら転移魔法で部屋に行かれた方が早いのでは?」
「あぁ、それはだな」
気まぐれだよ、なんて言えないしなー。
「すぐに自分の部屋に戻るのも悪くないのだが、まだアイン・・・モモンガさんが帰ってきていないのでな、それまで各階層に顔を出そうと思っていたんだよ」
まだナザリックにいる者はモモンガさんがアインズという名に改名したことを知らないからモモンガさんにしといた。
「なんと!帰還し、お疲れになっているにも関わらず、私達のことを考えてくださるなんて、なんと素晴らしい」
「感激です!」
3階層のしもべ達はそれぞれ涙を流し感激している。この階層はシャルテイアの監視下だから、女性の僕が多い。女性に泣かれることになれていないタケにとっては少々気まずかった。
「私が好きでやっているのだ、特に問題はない、しかし私も少し疲労してしまったみたいだ、他の階層をまわるのはまた今度にしよう。では失礼させてもらうぞ」
タケがそういうと、今まで泣いていた者達が皆、跪き頭を下げた。
凄い、切り替えだよなー、俺も見習おう。そういいタケとリンは自室に転移していった。