召喚したサーヴァントがカオス過ぎて私はもうダメかもしれない 作:パトラッシュS
わぁいみんなー久しぶりー。
ブエナビスタだよー。私は今なんかとりあえず取り込み中だよ!
ペルシャとマケドニアの国境らへんだけどね。
なんでって?そりゃ状況を見て欲しい、なんとレ……なんだっけ?
レなんとかさんと対面している状況です。なんか、うちのサーヴァントと知り合いが暴れすぎて運営から文句が飛んできたようでこうして赴いたそうな。
そりゃそうなるよ、正攻法で攻略なんてしてないもの。
涙目のレ…なんとかさんは取り乱しながら私達にこう話をしてくる。ちなみに私達は正座させられています。
「お前なぁ! 俺がなぁ! あの軍隊をなぁ! 作るのになぁ! 貯金がなぁ! ゆるさーん!」
「はい、はい、おっしゃる通りです」
「ところでマスターこの人誰でしたっけ?」
「ミスター変態仮面よ」
「おぉ!これがかの有名な…」
「あのさ? 名前覚えよう? 私出てきたのこれで何話目? ねぇ?」
そう言って隣で納得しているマシュの言葉に涙目のレ…なんとかさん。
いや、本当に申し訳ない、あ行なら多分覚えれたと思う。え? そういう問題じゃない? アッハイ。
私はとりあえずご迷惑を掛けたレなんとかさんにひたすら謝った。
途中から音速丸がそこは裸土下座だろうとか言って来たので目潰しをした。のたうちまわってたけど大丈夫、死なないから。
とりあえず、正座させられている私は隣にいるギル様にこう語りかけた。
「多分、私達のせいだよね?」
「少佐殿、爆破の準備はできております」
「都合悪くなったら爆破するのやめよう? この間ランサーが巻き添えになったよね? それで」
「肯定だ」
「こいつ全く反省してないぞ!おい!」
そう言って爆破の許可を貰おうとするギル様に切れるランサーさん。うん、それは怒ってもいいと思う。
ひとまず、こうして私はレなんとかさんに対してサーヴァント達と一緒に謝罪をして許してもらった。
いや? でも敵に謝罪するっておかしくないかな? 自業自得だって? うん、そうだね(白目。
そして、気を取り直して私達はこのミスター変態仮面さんに対面して、戦いに臨む羽目になった。
なんと早くもボス戦だよ! やったね! みんな!
「よし! 仕切り直しだ!ブエナビスタ!さぁ!どこからでも掛かって…!」
「爆破」
「アバァー!」
「レ…!レ…なんとかさーん!」
「レなんとかさんが死んだ!」
「この人でなし!」
なんと戦闘開始、1分足らず。
ギル様が爆破してレなんとかさんは爆発四散!ナムアミダブツ! おぉブッタよ! まだ寝ているのですか!
寝ているどころか多分、ベガスでバカンスしてるんだろうけどね。
そして、吹っ飛んだレなんとかさんを確認した私達は顔を見合わせた。
とりあえずペルシャとマケドニアの脅威はこうして去ったのだ。地形は多少変わってるかもだけど歴史は変わらない…筈。
「よし、帰ってピザでも頼もうか」
「異議なし!」
「具は大盛り! 大盛りですよ! マスター!」
「ま、まてぇい!」
「あ…まだ生きてたのか」
なんと、あの爆破からレなんとかさんは生きていた。
ボロボロになったシルクハットを拾いながら地を這いずってこちらに向かってくる。うわ気持ち悪。
おっと、いかんいかん本音が…。
というわけで、レなんとかさんとの最終決戦の幕が上がった。ちなみにみなさん体力ゲージをここでご覧ください。レなんとかさんの体力ゲージは真っ赤です。
あまりに無慈悲。悲しいけどこれ…戦争なのよね。
ここからは壁殴り代行さんのダイジェストでお送りいたします。
「(´・ω・`)ドーモ、レなんとか=サン、ウォールスレイヤーデス」
「ドーモ、壁殴り=サン。レ…」
「(´・ω・`)ハイクを詠め、カイシャクしてやる」
いや、せめて挨拶させてあげようよ。名前名乗る前にそれはあんまりすぎる。
挨拶はちゃんとしなきゃ、古事記にも書いてあるんじゃないの? あれ? 古事記にそんなこと書いてたっけ?
しかしながら、既に姿を消した壁殴り代行さんのパンチがなんとレなんとかさんの腹部に!ワザマエ!
まさにタイガーの如き動き!レ…なんとかさんは動けない!壁殴り代行の殺人カラテはレなんとかさんを吹き飛ばす!
ゴウランガ!体力ゲージが1に!
「(´・ω・`)イヤーッ!」
「グワーッ!」
「(´・ω・`)イヤーッ!」
「グワーッ!」
「(´・ω・`)イヤーッ!」
「グワーッ! サヨナラッ!」
レなんとかさんは爆発四散!
その場でその光景を見ている私達一同は何故か悲しみのアトモスフィアに包まれた。レなんとかさんと過ごした日々。それを鮮明に思い出す。
黙祷。
だが、何にも特に思いつかないのでその場にいたサーヴァント全員は黙祷を0.1秒足らずでやめた。早い話が瞬きだけである。
「(´・ω・`)インガオホーね」
「そうね、業者さん回収お願いします」
「かしこまり!」
「(´・ω・`)そんなー!」
そう言ってドナドナが流れながら回収されていく壁殴り代行さんを見送る私達。
壁殴り代行さんの事。私達、絶対忘れないよ!
きっと! きっと! いいハムになって帰って来るって信じてるからね!
「さて、帰りますか」
「そうですね、帰ってマリカーしましょう」
「特異点も無くなったし、これでひと段落ね!」
「所長、残業がありますよ」
「アイエエエエエ!? ザンギョウ!ザンギョウナンデ!?」
こうして私達は無事にペルシャとマケドニアの平和を守り、カルデアへと帰っていった。
特異点って良く考えたらマスターたちじゃないですかね? と帰って来て早々さっちゃんに突っ込まれたが本当にそんな気がしてきたので。
私は途中で考えるのをやめた。
後で歴史は正常か確認するとマケドニアとペルシャの人々も案の定。私達の事を厄災という事で石版に記していたらしい。
その後、しばらく落ち込んだ私の背中に哀愁めいたアトモスフィアが渦巻いていたのは言うまでもない。