こことあと一話位は書き溜めがあるので少し習性をすればだせるのでパパッと投稿したいと思います。(あ、どうでもいいですか、そうですか
では、馬鹿とバカと好奇心と。をお楽しみくださいー。
「おいおい、またコア破壊か?」
帰投した俺に掛けられた問に「ああ」と軽く頷き返すと、「マジかよ......俺はコイツに......いやでも」と、もはやこちらを一度たりとも見ずに自問自答を繰り返していた。
飯食って寝るかと、動物的思考を完結させ、フロアの床を蹴りあげようとした時、先程迄ブツブツと、独り言を繰り広げていた男――シオンが唐突に俺の肩を掴み、真剣な眼差しで俺の顔を覗き込んだ。
「......なんだ」
「......」
暫しの、間。
に、耐え切れずに、もう一度、先程の言の葉を少しさげて。
「......なんだ」
ビクッ、と体を震わすシオン。
しかし、真剣な眼差しは変わらずに俺の顔......いや、眼を覗き込んでいた。
そして、ゴクリと、シオンの喉が目に見えて動く。
「......る...し」
掠れて何を言っているか把握出来なかったので、更に下げて。
「......なんだ」
もう一度、ゴクリと喉がなり。
開かれた口からは「あ......あ......」と不規則に漏れていた。
あまり人を......強いて言えば同性の男をいじめて悦ぶ様な性癖は生憎と持ち合わせていないので、溜息 を一つつき、優しく―この状況で優しくとか俺マジ鬼畜―話しかける。
「......どうした?言わなきゃわからないぞ?」
シオンの肩がビクッと目に見えて震え、まるで何か救いを見つけたかのように俺を見てきた。
然し、未だに何を言いたいかわからないがロクでも無い話である事は察しが付いていたのでココまで引きずって、遊んだのだが、この男はいつになったら俺の肩を放すのだろう。
「......メシ奢ってください」
いきなり口を開いたと思えば、メシを奢れと、サッサっと言え。
「......理由は?」
「......またいつものように刀身強化生産に......」
シュンと視線を落とすが全く可愛くない、むしろ癪に障る。
コイツは俺より強くなりたいとかなんとかで神機の強化に金を費やすのだが、そのせいで目標に奢ってもらおうとはどういう事か。
「......はぁ、またか......」
「うっ」
そうなのだ、コイツは一度目ではない。
「......四回目だぞ」
先程より下げて言うと、また震え出した。
「す、すみません」
声は明らかに震えていた。
なにこれ弄るの超楽しい。
しかし、何故どうしてここまで時間がかかるものか、あ、俺のせいですね。
fc-フェンリルクレジット-を適当に渡すと泣いて感謝していた。
市街区の軽い防衛でもすれば1000fcにはなるだろうに。
「......全くシオンは相変わらずだね」
「......」
声のした方を見ると、厚手のタンクトップと作業服の下を履き、その至る所に機械油が付着した女がいた。
左腰に作業ベルトを着けている事を見ると先程迄神機の整備でもしていたのだろうか。
「あはは......相変わらず目付き凄いよ?ちゃんと寝てる?」
そう笑っているのがうちの新人神機整備士のリッカと言う少女だった。
整備士と言うには若く、また、この若さでは突飛した才能、いや天才と呼べる物がある......らしい。
神機は整備士に任せきりであるからそう言うパーツの事は最低限の事しか知らない。
ギミックがどーだこーだと言い合い試作神機を弄り回しているのを見るとどうも頭が上がらない。
もう彼等が最強、と俺の中では自己完結している。
と、果てしなく今はどうでもいい事を考えているとリッカがその小さな口を開いた。
「ねね......」
そう言うとタタッチョコンと小走りで近付き、俺の前30cmあるかないかの距離で上目遣いで俺の顔を覗き込んできた、心なしか目が潤んでいる。
ピキュイーンと、こめかみ辺りに嫌な予感が嫌でも走るのは常日頃コイツが俺にロクでも無い難題-という程のものではないが-を押し付けてくる前兆が感じられたからなのだろう。
しかし、俺の眼でもその前兆が何かは今はまだわからない――何気に悔しかったりする――。
「......私......欲しい物があるの」
「グッ」
噴きかけた。
ここまでド直球に来るのはなかなかどうして初めての事だった。
前までは、腕を組んできたり、他愛ない話をしながらそれとなく頼んで来たりして来たのだが、もしかして。
俺は、いきなり声と言えない息の塊を吐き出した俺を目をパチクリとさせている少女に問い掛けた。
「......ネタ......尽きたのか」
すると、リッカは。
「そーなんだよねー」
となんとも感じさせない口調で言った。
うそ、腹立つ。
「......はぁ」
溜め息を吐くとリッカが途端に目を輝かし始めた。
「でね!でね!私、最近市街区に出たチョット変わったヴァジュラのコアが欲しいんだ!」
と、幼い子供の様に目を輝かせながら言った。
まぁ、リッカ自体まだ14かそこら―だったはず―なので、幼くないかと言われると首を横に振りえない。
しかし。
「特殊なヴァジュラだぁ?」
その単語に謎の違和感を感じつつ聞いた。
「うん!」とキラキラと目を輝かせ頷いた、うんかわいい。
「......堕天種か?」
すると、リッカは首をふるふると振ると。
「ううん、通常種、なんでも雷球を途中で曲げて来るんだって」
途中で曲げる?
「......ふぅん?」
と、何気なく呟くとリッカの眼がパチパチと開閉を繰り返し、言った。
「お?お?乗り気?乗り気?」
「......まぁな」
と我ながら素っ気なく返すときゃいきゃいと騒ぐ神機整備士を左手で頭を押さえつけるときゃいきゃいの色が変わった――――気がした。
と、ソコで尻ポケットにつっ込んでいた連絡用携帯端末が鳴った。
取り出し、画面を見ると一通のメールタイトルが映し出されていた。
【新種のヴァジュラ対策会議の日程と設定時間】と。
次回。
タイトルは。
......undecide!
Thank you for reading!