湊港の奏でし軌跡 作:声豚もなか
あまり考えずに目を通してくださるだけでもうれしいです。
意外と「さくラボ」好きでした。あとは……「青春ゾンビ、やめるってよ」とかネタコーナー大好きでしたよ。『私のシュークリームは大きくふくらんだ』が個人的に大草原不回避です。声豚が暴走しました。お見苦しいところをお見せして、本当に申し訳ありません。これを見たら察していただけるかもしれませんが、最近テンションがおかしいです。
プロローグ
賑やかなショッピングモール。
俺はそこのファッション街で幼馴染の森中里香と買い物をしていた。といってもほぼ買っているのは彼女のほうで、俺は唯の荷物持ちだったのだが……
「えへへ、今日はありがとね」
「お、おう……」
里香の笑顔に思わずどきっとしてしまった。
隠す気もないほど、俺は里香のことが好きだった。確か、自覚したのは小学生の5,6年だったか。俺は町中やこういう場所、学校などで周りなど気にせず二人の世界に入り込むリア充が嫌いで嫌いでたまらないのだ。
俺は里香以外とは女子とかかわることも無ければ彼女などに恵まれたことも無い。俺はリア充という存在に憧れを持っていたからこそ、自分とは遠くかけ離れたリア充に偏見を持ち、どこか拒絶していたのだ。
唯一言で言えば、『俺はリア充になりたい』。
ショッピングモールを出て、家に帰っている途中に里香にふと話しかけられた。
「ねー和人、今日はほんとにありがとね。これで、明後日の智輝くんとのデート、バッチリだよ!」
「……あぁ、良かったな」
そう、俺の恋は実ることも無い恋なんだ。
里香には付き合って半年の彼氏がいる。明後日がデートらしく、俺はその準備のために今日呼ばれたという訳だ。誘ってくれたのは里香だし、俺はそれなりに久しぶりの幼馴染との時間を楽しんでいた。でもその終わりにこんなことを言われてしまえば、なんだか俺の気持ちも冷めてしまう。
俺は一度、里香に告白したことがある。だがその時は好きな人がいるとフラれてしまったのだが。その直後に里香は今の彼氏に告白されたらしい。
そんなことを思いながら、足を重くして歩いていた。
その瞬間―――――
軽トラックが俺の視界に映った。
右方向の曲がり角から急に飛び出してきた軽トラックに里香の危機を感じた俺は途端に里香を庇った。俺が庇うと同時に里香もトラックの存在に気づき、声を上げた。
「っ、和人――――――――」
ゴン、と鈍い音が響き、俺の身体は地上に舞う。かろうじてまだ死んではいない。激しい、という言葉では表せないほどの激痛。俺は意識を失いかけた。だがそれを防いだのは里香だった。
「―――――ん」
微かに分かる。
俺の唇に、柔らかい何かが……
「和人……っ」
俺の顔に何滴かの水滴が零れた。里香は泣いているようだ。
俺を轢いたトラックは逃げたようで、静かな住宅街には里香の泣く声だけが響いていた。
俺はなんとか最後の力を振り絞り―――――-
「あ、りがと、な……」
その一言を告げ、俺は17年という短い生涯を閉じた。
なんか変な感じになってしまってすみません。文章力が無いので……
続くかはわかりませんが、感想頂ければヤル気がアップします!
追記①投稿から一時間程ですがお気に入り登録していただきました。ありがとうございます。