突然現れた魔王を攻略する為、勇者になった(させらてた)男が(やりたくないのに)頑張る物語※練習作品 作:ペストたん
オリジナル:ファンタジー/ノンジャンル
タグ:R-15 ライトノベル ラノベ 魔王 勇者 バトル……? 練習作品
頑張る
〇月○○日月曜日
東京、渋谷の中心に突如現れた西洋風の城。
城の中から出てきた頭に角が生え、背中には翼らしき物を生やしている異型の物はこう言った――『我は魔王! この世界を支配する者だ!』
当然、その場に居た人は特撮番組かその類の物だろうと思っていた……。
魔王と名乗る者が現れてから数年が経った。
数年が経ったにも関わらず、『名乗る者』と呼んでいる理由は勿論ある。
それは、魔王らしく無いからだ。
数年間の間に世界は支配される筈だった。
だが魔王と名乗る者は城から一歩も出ず、何をしているかは不明だった。
それでも、魔王と名乗る者――この際、魔王と呼ぶことにしよう――魔王が現れてから変わった事は無いか? と言われたら勿論変わった事はある。
異型の者が城の中から出てきて買い物をしている。
他にも職に就いている者までも居る。
え? と思われると思うが事実だ。
害は無く、初めの頃は怖がっている人が沢山居たが、慣れたのか今では城が現れる前と同じように暮らしている。
だが、やはり犯罪を犯す異型の者も居る。
人間より力が強く、不思議な力まである異型の者を捕らえる事は困難である為、異型の者には異型の者が対処するようになった。
これにより、異型の者>人間、という公式が出来てしまい、欲に言う不良と呼ばれる人が異型の者に喧嘩を売り、重傷になる事も少なくは無かった。
それでも、この世界は異型の者が来る前より平和になったと言えるだろう。
異型の者が来る前の年間犯罪件数は100万位だったが、異型の者が来て以来、その数は半分以下になっていた。
「なぁ
俺に話し掛けている男――
俺は裕二が見ている子を見てみた。
その子は俺が通っている高校の三年生の子だった。
しかし、その子は普通の子とは変わっていて、頭から角が生えていた。
それでも、可愛いかと言われれば可愛いと答える人が多い容姿だった。
「……そうだな」
裕二に素っ気なく返事をし、自分の席へ戻っていく。
授業が終わり家に帰っていると、見覚えの無い爺さんに話し掛けられた。
「少し話しを聞いて貰っても良いかの?」
不思議に思いながらも、俺は良いですよ、と返事をしてから、近くにベンチがあったので、ベンチに座りながら話す事になった。
「それで……話しとはなんですか?」
俺は、爺さんがベンチに座ったのは確認してから、話しを催促する。
爺さんは、そう急ぐでない、と言い話し始める。
「お主には魔王を攻略してもらう」
爺さんがそう言うと、俺に光が当たり、光が収まると、爺さんは居なくなっていた。
そして、混乱している頭で爺さんが言っていた事を考える。
攻略? 魔王? 何を言ってるのか俺には理解出来ないが、大変な事になるのだけは理解出来た。
だから、言わせて貰おう。
「……巫山戯るなぁァァ!!」
これから始まる物語は、少年と5人の魔王達の物語である……。
見てくれて有難うございます。
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