さて、今回は零くんの覚醒(笑)回です。そして色々と謎が解けます。無茶苦茶な設定多めなので、よろしくお願い致します。
さらに猿夢裂魔とのバトル!書いててゴ・ジャラジ・ダを思い出しました。っていうか公式配信でゴ・ジャラジ・ダしてたことに気づきました。
余談ですが妹眼魂ってシスコンって読みませんか? え?「読まない」って? そうですか。
霧の湖の近く、俺は目の前にいる”オレンジ色と白色の幽霊”【ユルセン】と話をしていた。
俺はさっきまで猿夢裂魔という恐ろしい裂魔と戦闘を繰り広げていた。しかし、圧倒的な力の差で俺は敗北した。
そのまま死ぬのだろうと思っていたところをユルセンが”二本の腕を持つボロボロの幽霊船”【キャプテンゴースト】を呼び出し助けてくれた。
そして猿夢裂魔は逃走。残った俺はユルセンに『強くなりたくないか?』と聞かれた。今のままでは勝てないと思った俺はそれを承諾。そして今に至るといったところだ。
『つーか、お前の霊力の少なさが問題なんだよ!なんでドライバーと武器をスペルカードにしたんだよ!』
「だって持ち運びがめんどくさいし……それに紫さんからは霊力がこれっぽっちもないって言われたし……」
『お前が本当にゴーストの力を使えてないからだよ。お前なんか悩み事でもあるんじゃねぇの?』
悩み事なんか沢山ある。ゴーストの事だったり、スペクターの事だったり。でも一番の悩みは”なんで俺がゴーストに変身出来たのか”だ。
俺が持ってたゴーストドライバーやガンガンセイバー、それにゴーストアイコンも全部、DX玩具って感じがしないんだよ。まさしく本物って感じかしてたんだ。それに重い。
「……なんで俺はゴーストに変身出来たんだ?」
『お前の言ってる”自称協力者”がいるだろ? 大体アイツの仕業だよ』
「じゃあ何の為にッ……」
『確かお前は外の世界にいた裂魔にやられたんだったよな?』
ああそうだ。あんなに幸せそうにしている家族を殺させるわけにはいかなかった。まだ未練はあるけど別に死んでも良かったから。
『裂魔達はいずれ外の世界にも侵攻しようとしてたんだよ。それにお前がたまたま巻き込まれたってわけ。』
「で、でもそれとゴーストに変身した事がどう関係してるんだよ!」
『外の世界にまで危害が及ぶのを防ぐため、自称協力者は幻想郷で裂魔を止めようとした。そのために死んだお前に力を与え、幻想郷に送り出した。』
幻想郷を守るために死んだ俺を幽霊にして送り出したのは分かった。だが何で俺なんだ。それにゴーストに変身出来る理由も分かってない。あの自称協力者は何の為に俺をココに送ったんだよ!
「何で俺が選ばれたんだ! それにゴーストに変身出来る理由も意味不明だぞ!答えろユルセン!」
『あー、それは___________
_________ ”偶然”だ』
「は?」
ふざけんな。この幻想郷に来て毎日毎日悩んでた事を全部”偶然”だとか”たまたま”だとかで済まされてたまるか。
ゴーストに変身出来たのも俺が幻想郷に来たのも全部偶然だったら拍子抜けだこの野郎!
「ふざけんなよお前!全部偶然で済むわけねぇだろうが!」
『いや、だからお前は外の世界の裂魔の行動を少しぐらいは知ってるだろ? で、お前が死んだじゃん? だからこの際お前を幻想郷に送って対抗策を作ってもらおうってことになったんだよ。 でも戦える力があった方がいいだろって事になって丁度お前の持ってたゴースト何とかの力を使えるようにしよう。ってなったわけ!その代わりちょっとした”イレギュラー”も出来ちゃったけどな……』
「………本当に全部偶然じゃねぇか」
『だから言ったろ? で、悩み事は解決出来たのか?』
「一応な………」
せっかく『うおー!変身できたぞ俺!』とか『ゴーストの力を使ってこれからも戦うぜ!』とか気合の入ってた所にこれだよ……。ショックで頭が真っ白だよ……。
ん?待てよ?じゃあスペクターはどうなってるんだ?明らかに俺より強いし、それに俺より先に戦ってるような感じだったし。それにイレギュラーって何だよ。
「じゃあスペクターはどうなんだよ?」
『………アイツがさっき言ったイレギュラーの最たる例だ』
「…………は?」
あのスペクターがイレギュラーって事は元は存在しなかったかもしれないってことなのか?
「意味がわかんねぇ………」
『ここからはオレの推測になるが、お前の持ってるゴーストの力は強力だ。だからこそ暴走してしまうかもしれない。その暴走を恐れた”幻想郷自身”が知らず知らずの間に”スペクター”というイレギュラーを作ってしまったんだ』
「じゃ、じゃあ本当に………」
『そうだ。スペクターは元は存在しなかったって事だな』
マジかよ……つまり俺の力が原因って事なのかよ……。それに俺にゴーストの力をくれた自称協力者は何者なんだよ……。
実は俺……とんでもない事に巻き込まれたかもしれないのかよ……。
「俺……どうすればいいんだ………」
『お前が強くなれば力も暴走しなくて済むかもしれない。だからまずは俺の言う通り特訓するんだ!』
「…………よくわかんないけど俺が強くなればこの事件は解決するってわけだな。頼んだぜユルセン!」
『任せな!このオレ様が鍛えりゃお前もスペクターみたいに強くなれるかもな!』
あの猿夢裂魔に脅かされてる人達がいるんだ。それにあのプリズムリバー三姉妹も………。早く強くなって猿夢裂魔をぶっ飛ばさないとな……。
「ユルセン。超高速で鍛えてくれ」
『そんなの出来たら苦労しねぇよ。でも一時的に強くなる方法ならあるぜ。疲労がとんでもない事になるけどいいのか?』
「構わねぇよ」
もう悩み事も無い。それに俺はこれ以上迷うのも止めた。今の俺なら何でもできるだろう。
「脳細胞が………トップギアだぜ!」
===== 三人称 side =====
『ねぇ。お兄ちゃん』
「何だ?」
スペクターの手に収まるゴーストアイコン………否、【裂魔アイコン】がピンクに発光し、スペクターに向かって喋る。その声にスペクターは優しく答える。
本来、裂魔アイコンは裂魔本体、または裂魔の素体である【裂魔ライオット】の動力源のはずだが、何故スペクターが裂魔アイコンを持っているのか。
何を隠そう、スペクターの持つ裂魔アイコンはスペクターの【妹】であるからだ。名前があるとするならば【妹眼魂】と言うべきか。何故裂魔アイコンになってしまったかは分からないがスペクターの行動概念に深く関わっていることは確かだろう。
『さっきの仮面ライダーゴーストだっけ?お兄ちゃんのあの姿に似てたね。友達?』
「ふん。あんな甘い奴が俺の友なわけが無い」
妹眼魂は仮面ライダーゴーストの事を仮面ライダースペクターに似ていた事から友達か?と質問するがスペクターはそれを否定する。そしてゴーストの弱さを伝え、友達のはずがないと言った。
「やぁ。さっきの行動は私の裂魔を助けてくれたって事でいいのかな?」
妹眼魂とスペクターが話し合っていると、背後から金髪の青年が近づいてくる。金髪の青年は先程のスペクターの行動について聞いているようだ。
先程というのはゴーストと猿夢裂魔が戦っているときのことだろう。謎の海賊船が猿夢裂魔を捕まえたのを確認したスペクターはガンガンハンド・銃モードで援護射撃をし、猿夢裂魔が脱出しやすくし、そして闘争も手助けしていたのだ。
「どうかな。それにお前の裂魔ではないだろう」
「違いない。あの組織からの贈り物だしね」
”あの組織”とはなんの事だろうか。妹眼魂はそんな事を考えていた。そして次の瞬間、スペクターはエジソンアイコンを金髪の青年に投げ渡す。対して金髪の青年はエジソンアイコンをキャッチし笑みを浮かべた。
「ありがとう。助かるよ」
「………」
エジソンアイコンが金髪の青年に渡った事を確認したスペクターはバイクに乗りその場を去っていった。その後ろ姿を見て金髪の青年はボソッと呟いた。
「全く、本当に英雄アイコンを渡すとは。正直驚いたよ」
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場所を変わり霧の湖近くの廃洋館。先程はメルラン、リリカの頼みでルナサの様子を見に来た 零、妖夢、鈴仙 だったが謎の裂魔、猿夢裂魔の出現により零はゴーストとなって追跡した事により。この場にはメルラン、リリカ、妖夢、鈴仙、そしてルナサが取り残されていた。
ルナサは作曲に夢中になっており必死に音を奏でているが、それによりルナサの能力の効果で鬱の音が響き渡っている。その鬱の音を安心して聴けるようにする為、リリカが自らの能力を使い、妖夢と鈴仙に聴けるようにしている。
「よーし私もトランペット吹いちゃうぞーっ!」
「え?ちょ、メルランさん?!」
「アンタ正気!?」
二人の演奏を聴き気持ちが高ぶったのかメルランがどこからかトランペットを出し吹き始める。その行動を見て妖夢と鈴仙は驚くが、本人は楽しそうだった。
本来彼女も演奏すると躁の音が響き渡るという能力がある。しかし、この音もリリカの能力によって人が聴けるようになるのだ。そしてそのまま一つの曲を演奏し終わった。妖夢と鈴仙は三姉妹の演奏を聴き、素直に拍手を送っていた。その拍手にメルランとリリカはご満悦のようだ。
さらに今まで虚ろな目をしてずっとヴァイオリンを引いていたルナサの目に光が宿った。
「ついに出来たわみんな………。ほら……私たち合わせて三人の曲よ……」
「ルナ姉!やっと元に戻った!」
「良かった!本当に良かったよ〜ッ!!」
元に戻ったルナサにメルランとリリカが抱きつく。その行動にルナサは驚いており、すぐそこにいた妖夢と鈴仙に疑問の視線を送ると、二人は右手の親指以外の指を握り、サムズアップをしていた。ルナサはその行動に首をかしげながら自らの妹二人を見た。
二人とも目から涙を流し喜んでいた。所謂、嬉し泣きという奴だろう。その姿を見たルナサはポツリと言葉を零した。
「………やっぱり私一人よりも私達三人で演奏した方が楽しいわね」
その言葉にメルランとリリカは反応し、『そうだよねー!』とか『うんうん!』と言っていた。二人の妹の言葉に頷きつつ、次のコンサートはどこでしようか。等と三人で話し合おうとしていた瞬間。
『いや〜。感動的だねぇ。ヒャハハッ♪』
突如、猿夢裂魔が出現した。その姿にプリズムリバー三姉妹は恐怖の表情を浮かべ、妖夢と鈴仙は戦闘態勢を取る。
『君の願い事は”三姉妹で奏でる新しい曲を作りたい”だったよねぇ〜?しっかり願いを叶えたんだ。英雄ゴーストを生み出しなよ!イヒヒヒヒッ♪』
そう言って猿夢裂魔はルナサに近づいていく。ルナサはメルランとリリカを自分の後ろに移動させ、二人を守るように立つ。その三姉妹を守るために妖夢と鈴仙は猿夢裂魔の前に立つ。
『全く、邪魔だよねぇ……ま、いいか。人間の悲鳴って何度聴いても気持ちがいいんだよね〜』
そこまで言って猿夢裂魔は笑顔を見せる。口には無数の牙があり、とても気味の悪い姿になっていた。メルラン、リリカはその姿に怯えていたが、ルナサは自らの妹達を守るためそこを退こうとしなかった。
『君の悲鳴か断末魔も聞かせてよ〜? ヒャハハハハハハハハハハッ!!』
そう言って猿夢裂魔は妖夢と鈴仙に飛びかかり、攻撃してくる。その攻撃を妖夢と鈴仙は冷静に交わし、妖夢は楼観剣を、鈴仙は弾幕を飛ばし攻撃する。しかし猿夢裂魔は妖夢の攻撃をドリルで、鈴仙の弾幕をピアノ線で防いだ。
「ッ!………どうやらあの裂魔は相当戦闘になれていますねッ!!」
「………そうか!コイツ人里のピエロよ!波長も全く同じだもの!」
『だからどうしたっていうんだい? 僕は僕の欲望を満たすために行動してるんだよ〜、人の苦しむ姿が見たくてねぇ!!イヒヒヒャア!!』
猿夢裂魔はピアノ線を使い妖夢と鈴仙を縛り、チェーンソーで攻撃しようとする。だが猿夢裂魔は何かを思い出したかのように攻撃をやめ、ルナサに近づく。
しかし猿夢裂魔はその時に気付くべきだっただろう。謎の機械音が近づいてくるのを。
『ま、いいや。苦しめるのは後でもできるし。まずは英雄ゴーストだよねぇ〜。イヒヒッ』
「させるかこの三流ピエロがあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!」
……廃洋館の窓をぶち壊して侵入してくるバイクに乗った大馬鹿野郎に。
===== 零 side =====
ユルセンの話によると、仙術というもので俺の霊力を一時的に底上げしたらしい。俺としてはゴンさんみたいになると予想していたのでこれでよかったのかもしれない。
それと想像以上に霊力というのはすごい。さっきまで猿夢裂魔にやられたせいでボロボロだったのにあっという間に元に戻った。いや、それ以上に強くなった。だがユルセンの話によるとこれが解除されると全身が筋肉痛程度では済まないらしい。まあこれであの猿夢裂魔をぶっ飛ばせるので全然OK。
「させるかこの三流ピエロがあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああっ!!」
とりあえず廃洋館の中に猿夢裂魔がいることを確認した俺はちょっと会話を聞いてみた。すると妖夢さんと鈴仙さんがピンチらしい。それとルナサさんが狙われてるとか。それを聞いた俺はバイクを使って窓から入る事にして、なんとか成功した。ついでに猿夢裂魔にバイクが当たった。ラッキー!
「零さん!無事でしたか!」
「なんとかね………で、妖夢はなんで縛られてるの?」
「私も何だけどな……。それとソイツの狙いはルナサです!」
「鈴仙さんまで縛られてるじゃん……とりあえずこれでも食らっとけやッ!!」
二人の安全を確保したので……いや、縛られてたけど。まあいいや。脱出できるでしょ。そう納得した俺はルナサさん達の方を見る。
すると猿夢裂魔が三姉妹に迫っており、妹二人はSAN値がピンチでルナサさんはその二人を守るように立っている。とりあえず俺は霊力を右手に纏わし、猿夢裂魔を一発殴る
「うりゃぁあっ!喰らいやがれッ!!」
『あぐッ!?………へぇ、やるねぇ〜。イヒヒヒヒッ!!』
すると猿夢裂魔が金槌を使って俺の頭を殴ろうとしてくる。こんなの当たったら脳震盪不可避だろうが!危ねぇよ!
間一髪で避けた俺はもう1発殴ろうとしたが、ここは変身しておいた方がいい。と判断し、スペルカードを取り出す。するとユルセンが後頭部を攻撃してくる。
『アホかお前は! 今は霊力があるからそんなカードいらないっつーの!!』
「え?そうなの?」
『当ったり前だ!このスカポンタン!!』
「う、うわぁぁぁ!幽霊ですぅ!!」
叫び声が聞こえたので何事かと顔を上げると妖夢さんが体を震わして驚いていた。え?幽霊ってユルセンが?
『ちげぇよ!オレは天下のユルセン様だぞ!!』
「ひぃぃぃい! てるてる坊主!てるてる坊主ですぅ!!」
『うがぁぁぁぁ!!』
何コントやってんだ……。それに妖夢さんって半人半霊だったよね?なんで幽霊で怖がってるんだよ………。
「それで天下のユルセン様?どうやったらドライバー出てくるの?」
『ん?ああ、腹部にパワーを集めるイメージをしろ。そしたら出てくるだろ?ってだからオレは幽霊じゃねえっ!!』
だから何やってんだユルセンは……。とりあえず聞いたとおりにやってみる。五代さんがアマダムを出す感じでいいのか?
腹部に手をかざすと炎がブワッと広がり、そして消える。すると腹部にはゴーストドライバーが出てきていた。俺はカバーを開きオレゴーストアイコンを入れ、カバーを閉じる。そしてトリガーを可動させる。
「変身!」
【カイガン!オレ!】【レッツゴー!覚悟!ゴ!ゴ!ゴ!ゴースト!】
うん。変身には問題ないね。むしろいつもよりパワーがみなぎってくる感じ。それじゃあこのままガンガンセイバーを出してみるか。でもユルセンがあんな調子じゃなぁ……。とりあえずイメージしよう。
するとゴーストドライバーの目の部分からエフェクトが出現し、ガンガンセイバーが飛び出してくる。そしてそのまま俺の手にグリップを握らせた。
「うおっと……よし、行くぞピエロ!!」
『どうやら慣れてないみたいだねぇ〜。とっとと始末しちゃおうか!ヒャァハハハハッ!!』
俺はガンガンセイバー・ブレイドモードで猿夢裂魔に攻撃を仕掛ける。それを猿夢裂魔はチェーンソーで防ぐ。それならばと俺はガンガンセイバーに霊力を纏わて攻撃する。
「うりゃっ!!」
『おおっと……ちょっと引いとこうか、バイバーイ。イヒヒヒヒッ!』
「ッ!待ちやがれっ!」
『お前が待てやっ!!』
猿夢裂魔を追いかけようとするとユルセンが後頭部に攻撃する。どうやらユルセンが俺を攻撃する時は後頭部を攻撃するようだ。たんこぶできちゃうからやめて欲しいな……。
「もー、今度は何!?」
『ルナサに向かって目を描けよ!』
「え?……あ!そっか!」
『そっかじゃねぇよ!!』
前に人里の少年にやったみたいにゴーストを生み出せってことか。それなら任せろ。俺はルナサさんに近づき空中に目を描く。するとピアノの鍵盤のような物が付いたゴーストが出現する。
『おおっ!これはベートーベンゴーストだな!』
「なんでベートーベン?」
『恐らく音楽関係だろ。じゃ、アイツをぶっ倒しに行くぞ!』
「よし、じゃ、ありがとねルナサさん!」
俺はゴーストライカーを使って廃洋館を出る。もちろん窓から。このベートーベンアイコンを使えば勝てるはずだ!それにしても今回はスペクターが邪魔しに来なかったな。どうしてだ?
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「見つけたぞ猿夢裂魔ッ!!」
『へぇ、アイコンは君に渡ったんだねぇ。ならとっとと奪おうか!ヒャハハハハッ!!』
猿夢裂魔がピアノ線を飛ばして攻撃してくる。少しは当たったが今は霊力で強化されているのでそんなに痛みは感じない。
俺はオレゴーストアイコンをベートーベンアイコンと入れ替えて、トリガーを可動させる。
「見せてやるよ!音楽の力を!」
【カイガン!ベートーベン!】【曲名!運命!ジャジャジャジャーン!】
オレゴーストが消え、トランジェント状態になった俺はベートーベンゴーストを纏い、【仮面ライダーゴースト・ベートーベン魂】に変身する。なんだかすっごい演奏したくなってきた。音楽は得意じゃないけど。
「さあ、勝利の旋律を奏でようか!」
左右にあるピアノの鍵盤を弾くと音符のようなものがでて猿夢裂魔に飛んでいく。どうやらこれが攻撃のようだ。すげぇ!音楽得意じゃない俺でも弾けてる!
『うぐぅッ!………それが君の攻撃かいィ〜?それならこれでどうかな!キヒャハハハッ!!』
猿夢裂魔はこのフォームを遠距離攻撃型だと見て、ドリルで俺を攻撃しようとする。俺はドリルを優雅に避け、ピアノを奏でる。そして手で指揮をするように音符を誘導し猿夢裂魔に当てる。
『ガハアッ!?………やるねぇ……でも負けられないんだよねぇ!我が軍団としてぇ!!』
「それならこれで止めだ!」
俺はベートーベンアイコンをムサシアイコンと入れ替える。そしてトリガーを可動させて、ガンガンセイバーを二刀流モードにする。
【カイガン!ムサシ!】【決闘!ズバット!超剣豪!】
『ヒャハハハハハハハハハッ!!!』
猿夢裂魔はチェーンソー、ドリル、金槌、ピアノ線。全ての武器を使って俺に突進してきた。
そして俺はオメガドライブとアイコンタクトを発動させてその攻撃に迎え撃った。夢の中にまで現れ、三姉妹を怖がらさせた悪しきピエロに止めを刺す。
【ムサシ!オメガドライブ!】
【ダイカイガン!】【ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!ガンガンミナー!】
「死んで償えこの野郎がッ!!」
【オメガスラッシュ!】
炎を纏った二つの刃が猿夢裂魔を切り裂く。しかし俺は違和感を感じていた。普通なら倒した裂魔はゴーストと素体の裂魔に別れるはずなのに猿夢裂魔は違った。
なんと猿亀裂魔は”ゴーストと他の怪人に別れた”のだ。そして次の瞬間、猿夢裂魔は叫んだ。
『ショッカー……ばんっざぁぁぁぁぁいぃぃーーーーー!!!!!』
【GHOST・・・『01 MUSASHI』『03 ROBIN HOOD』『04 NEWTON』『06 BEETHOVEN』】
【SPECTER・・・『02 EDISON』『11 TUTANKHAMEN』『12 NOBUNAGA』】
===== 次回予告 =====
「あの裂魔だけ異様に変だった……」
『つーわけでよろしくな!』
「上手く使いこなしてね!」
『くだらんな〜〜〜一対一の勝負なんてなあ〜〜〜〜ッ!!』
「目の前でこんなに犠牲者が出てるんだ!」
《第十五話「残忍!強きを求むチェーンソー!」》
今回、不穏な感じで終わりましたね。……………終わりましたよね?(汗) まあ無事に強敵を倒したところに来る新たな衝撃。迷いを振り切った零くんに今後も期待していただければ幸いです。
ライダーファイターさん、怪人ありがとうございました!設定の時点で強すぎて上手く活躍させることが出来ませんでした。すみません!その代わりと言ってはなんですが妖夢と鈴仙を縛っておきました!もちろん亀甲縛りです!「もうちょっと活躍できるではないか。やれ」など修整の案がございましたら直ちにさせていただきます!
さて、次回、次々回は《緋色のライ》さんから頂いた『チェーンソー裂魔』です。実際、緋色のライさんからは『チェーンソーでジョジョのカーズっぽいのでお願いします』と言われておりますが、不安です。
それでは今回は遅くなって申し訳ございませんでした!それでは次回も頑張らせていただきます。
-追記-
書いてる私がわけわからなくなったので、序盤のユルセンと零の会話を簡単に説明しておきます(会話オンリー) キャラ崩壊注意です(今更)
ユルセン『お前霊力少なすぎ!スペルカード使うとかマジないわー』
零「いや、だって持ち運ぶのくっそ面倒いよ?バッグ使っても背中が重いし」
ユルセン『お前に悩み事でもあるんじゃね?オレが聞いてやるよ』
零「じゃあ何で俺ゴーストに変身できるんだ?それに何で俺幻想郷に来たんだ?」
ユルセン『たまたま』
零「適当すぎやしませんかねぇ……全部たまたまとか俺ショックだわー」
ユルセン『いや、じゃあ説明するよ?
①外の世界にいたお前が裂魔のせいで死んじゃった。
②外の世界の知識を持ってるお前を幻想郷に連れてこよう。ただし幽霊で。
③お前そのままだったらすぐ死んじゃうから、たまたま持ってたゴースト関連の玩具を使えるようにしよう
④お前を幻想郷に連れてきたせいでイレギュラーが発生ちゃった』
零「おk把握。ならスペクターは?」
ユルセン『お前が強すぎて暴走したら困る幻想郷自身が作ったイレギュラーってわけよ』
零「えーじゃあ俺どうすりゃいいの?」
ユルセン『強くなりゃいいんじゃね?』
零「わかった。頑張るぞー」
って感じです。正直書いてる私もわけわかんなくなりました。ダメじゃん。