のび太戦記 AMAZING HEROS 作:じゃすてぃすり~ぐ
第1話投稿となりますが、初っ端から設定改変ありまくりです(特になのは達の通う学校とかがのび太達と同じとか)
そう言うのが苦手な方はブラウザバックを推奨します。
OKならばそのままお読み下さい。
それではどうぞ。
第1話「それは不思議な出会い」
-東京都練馬区上空にて。
BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!
爆音と共に闇夜を閃光が照らす。炎を上げ、崩れ落ちる宇宙船らしきものから数多の光が流れ星のように練馬区へと落ちていった。その様子を見ている影が1つ。
そこへ赤いレオタード姿の長く伸ばした黒髪の女性が影の下に飛んできた。
「報告いたします。『例のモノ』を奪う為に乗組員を殲滅しましたが、一人『スクライア族』の子供を取り逃がした挙句、船は自爆。『例のモノ』もこの地域に散らばりました。いかがいたしましょう?」
女性の報告に、影はそうか・・・。と答え、続けた。
「スクライア族の小童一人等、おいおい始末すれば良い。もとより我等の目的は『例のモノ』を手にすることだ。アマゾネスよ」
「はっ」
「お前には地上に落ちた『例のモノ』の回収を命ずる。基地に戻り、ドクター・オクトパスからマシーンベムとニンダーを受け取り次第、作戦に取り掛かれ」
「了解しました。必ずや、『例のモノ』・・・『ジュエルシード』を手にし地球を我等が『
深夜の上空にて、『闇』は人知れず蠢く。
-そして場所は変わり練馬区にある森の何処か。
「はぁ・・・はぁ・・・」
傷ついた体を引きずりながら淡い金髪の少年は森の中を歩く。その足取りは覚束なく、今にも倒れそうだ。
ガッ。
「あうっ・・・」
途中石に躓き、派手に転ぶ。だが、少年は諦めず起き上がり再び立ち上がった。
「い、行かなくちゃ・・・。ジュエルシードが奴らの・・・アイアンクルセイドの手に全て渡る前に・・・」
息を切らしながら、少年は進むもとうとう体に限界が来たのか木にもたれかかった。
「だ、ダメだ・・・、一歩も動けない・・・。だ、誰か・・・」
少年は息も絶え絶えに呟くと同時に眩い光が辺りを覆う。そこには、少年の姿は無く、一匹のイタチのような生き物が残されていた・・・。
(・・・誰か、僕の声を聞いて・・・力をかして・・・)
第一章『ビギンズ-戦いの始まり-』
-SIDEのび太
PiPiPiPiPi・・・。
「ん・・・ふぁ~あ・・・」
鳴り響く目覚ましのボタンを押し、僕は欠伸をしながら体を起こす。ピッタリ6時30分、朝食を作る時間だ。
トレードマークのメガネ(度が入っていないので伊達メガネだ)をかけ、僕は階段を降りキッチンへ向かう。これが僕の朝の日課だ。本来なら、ママがしていたのだが、ママはもうこの世にはいない。だから、僕がママの代わりに朝食を作っているのだ。
「ふぅ、出来上がり。我ながら良い出来かな?」
今日の献立は、白御飯、味噌汁、卵焼きといったシンプルなものだ。料理のできばえにうんうん頷いているとパパとドラえもんがやってきた。
「おはよう」
「ふぁぁ・・・おはよう、のび太君」
「おはよう二人とも、御飯できてるよ」
先にイスに座りながら僕は二人に返す。二人も後からイスに座った。
「「「頂きます」」」
そして、箸を手に御飯を食べる。パパが、ん?と味噌汁をすすり、口を開く。
「のび太、この味噌汁美味いな。腕を上げたなぁ」
「そう?」
「うん、確かに美味しいね」
そう言って美味そうに朝食を食べるパパとドラえもんを見て、少し顔がほころぶ。・・・ママも、僕らに御飯を作る時はこんな気持ちだったのかな・・・。おっと、いけないいけない。
「ご馳走様。んじゃあ僕は学校に行ってくるね」
センチメンタルな気持ちを追いやるように御飯を急いでかきこむと、僕はすぐさま自分の部屋に行き、着替えを済ませると学校へと向かった。
-んでもって時間をすっ飛ばし、放課後。
「お?今日の夕刊に乗ってるぜ?俺達のスパイディの活躍!」
「えーっと、何々?『我等が親愛なる隣人、スパイダーマン。火災現場から生存者を救出!』かぁ」
「スネ夫さん、タケシさん。コンビニで立ち読みは止めましょうよ」
学校が終わって、その帰り道。今現在、僕はジャイアン、スネ夫、しずかちゃんの4人と言ういつものメンツでコンビニによっていた。理由は、コンビニにある今日の夕刊を読むことだ。
夕刊には一面に今日のスパイダーマン・・・つまり僕の活躍が記載されていた。写真写りとかはピンボケでアレだけれど・・・。
事件や事故は昼夜問わず起こる。まぁ、それを解決する為に僕はスパイダーマンとなって解決するわけだが・・・。事件が昼に起こる場合は僕は授業を抜け出さなければならない。どうやって授業から抜け出しているのかは後でおいおい話そうと思う。
僕がスパイダーマンとしての活動をしてから2年後、口コミやらなんやかんやでスパイダーマンの存在が広まり始め、今では町のヒーローとして支持される存在となっていた。・・・まぁ、快く思わないものも居るけれどね。
「そうだよ。立ち読みをするんなら買ったほうが・・・」
夕刊を立ち読みするジャイアン、スネ夫を諌めるしずかちゃんに同意した次の瞬間だった。
(助けて・・・)
頭の中で声が聞こえた。この声・・・一体何者だ?そんな事を考えていると。
「どうしたの?のび太さん?」
「え?しずかちゃん今の声聞こえてなかった?」
「いいえ、何も?」
「何か聞こえたの?」
「俺は全く聞こえなかったけどなぁ」
しずかちゃんに続いて、ジャイアンとスネ夫も答える。・・・じゃあ空耳だったのかな?そう考えていると・・・。
「なのは~、何処に行ったのよ~?」
「なのはちゃーん」
声がしたので、ウィンドウを見ていると外で、学校の後輩であるアリサ・バニングスと月村すずかがキョロキョロと辺りを見回していた。
「アリサちゃん、すずかちゃん。どうかしたのかい?」
「あ、のび太先輩」
「なのはが急にどっかに行っちゃって。それで探してるのよ」
「なのはちゃんが?」
アリサちゃんとすずかちゃんが言うには、学校の帰り道になのはちゃんこと、高町なのは(2人と同じく学校の後輩だ)が急に『不思議な声を聞いた』と言って、何処かへ走っていってしまったと言うのだ。
・・・やはりあの声は空耳じゃなかったのか。でもなんで僕やなのはちゃんだけに聞こえたんだろう?・・・まぁ、なんにせよ。
「なのはちゃんを探そう。とりあえずなのはちゃんが行きそうな場所を・・・「あ、なのはちゃん!」ってあらぁ?」
なのはちゃんを探そうとしたその矢先、すずかちゃんの声に振り向くと、なのはちゃんがフェレットらしき生き物を抱えてやってきていた。
「もぅ、なのはったら。いきなり走って行ってびっくりしたじゃない!先輩達と一緒に探す所だったのよ!?」
「あぅ・・・ごめんなさい」
アリサちゃんの言葉に、なのははシュンとした表情で僕達に謝る。
「いいのよ、気にしないで。それよりこのフェレット・・・怪我してるみたい」
しずかちゃんの言うとおり、そのフェレットはところどころ傷だらけ・・・鳥に襲われたか?兎に角、急いで治療をしないと・・・。
「それならよ。ドラえもんのお医者さんカバンで治せばいいんじゃねぇか?」
「あれ、動物に効かないんじゃなかったっけ?」
「なら、動物病院に連れて行けばいいんじゃないかな?確かこの近くにあったし」
すずかちゃんの提案を受け入れ。僕たちはフェレットを動物病院に運ぶ事にしたのだった。
-そして、夜となり。のび太宅。
「で、動物病院で診てもらった結果、命に別状はなかったって事さ」
「ふーん。でもさ、そのフェレットは誰が面倒見るのかってのは話したの?」
僕の部屋で、スパイダーマンスーツに着替えながら、僕は放課後の帰り道起こったことをドラえもんに話していた。
「いいや。明日話し合おうって事になった。っと、それじゃあパトロールに行ってくるよ」
「はーい、気をつけてねのび太君」
着替えが終わり、スパイダーマンとなった僕は窓から夜の町へと飛び出したのだった。
今夜は、特にと言ったほど重大な事件は起こっては居なかった。在るとしたらカツアゲとか、空き巣といった感じの小さい規模の事件だ。それらをさっさと片付け、さぁ家に帰ろうとしたその時だった。
(お願いです!助けてください!もう時間がありません!!)
放課後の帰り道に聞いたのと同じ声が頭の中に響く。その他にも怪物によく似たうめき声も・・・。僕のスパイダー感覚が警鐘をならしていた。これは危険だ。と。
「急がないと・・・」
そう呟くと、僕はウェブを使いスパイダー感覚の反応が強い場所へと向かっていった。
現場に急行した僕が見たものは目を疑うものだった。
黒い毛むくじゃらの化け物。そして、魔法少女なコスプレをしそいつと戦うなのはちゃんの姿があった。・・・なぁにこれぇ。
そんな事を思っていると、化け物がなのはちゃんを捕らえようと触手を伸ばして来た。危ない!
TWIP!SMACK!!!
「OWWWW!?」
「おっと、触手なんか使ってどうする気だい?っと、そこの君、大丈夫?」
「す、スパイディ!?ほ、本物なの!?」
ウェブスイングの要領で化け物を蹴り飛ばし、なのはちゃんの前に立つ。
「Yes。正真正銘、キミの親愛なる隣人スパイダーマンさ、サインは後でいいかな?今は・・・」
「GRRRRRRR・・・」
「コイツをやっつけないとね」
なのはちゃんの問いにサムズアップで答えながら、化け物を見る。化け物は唸り声を上げて今にも飛び掛りそうだ。
「だ、ダメだ!危険すぎる」
なのはちゃんの頭の上にいるフェレットが僕を止めようとするが、大丈夫。と笑って返す。
「僕はこういう危険な事は何度もやってるから慣れっこさ」
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!」
化け物が咆哮を上げ飛び掛る。僕は慌てずに、なのはちゃんを抱きかかえると跳躍。安全な場所へと避難させる。
「君はここで待っていて。見せてあげる・・・僕の、スパイダーマンの戦いってのを!」
なのはちゃんとフェレットにそう言うと、僕は化け物に向かって駆け出す。
「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
化け物は僕を捕らえようと触手を伸ばすが、僕はことごとく回避。スパイダー感覚のお陰でヤツの挙動の一つ一つがスローモーションに見えるのだ。
KRACK!!!
「GYAU!?」
懐に潜り込んでアッパーカット!化け物のあごが跳ね上がり、体が浮き上がる。
TWIP!
「捕まえた!」
そのままウェブを使って捕まえると、高く飛び上がりグルグルと回す。そしてそのまま・・・、
「Finish!!!」
CRAAAAAAAAAAAASH!!!
「AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAGH!!!?」
化け物を叩きつける。化け物は地面に体をめり込ませピクピクしている。フェレットはその様子に唖然としていたが、すぐさまハッとなると、
「な、なのは!今だ、早く封印を!!」
「う、うん!リリカルマジカル、ジュエルシード封印!!!」
フェレットの言葉に頷くと、なのはちゃんが杖を構えそう叫ぶ。すると驚き!杖から桃色の光が現れ化け物を包み込んだのかと思うと、そこに化け物の姿は無く。代わりに宝石のようなものが現れた。
「これで、ひとまずは大丈夫・・・かな?にしてもスゴイね。ただのコスプレかと思ったんだけど」
「え?あ、ありがとうございます。何でこうなったのかは話せば長くなりますけど・・・」
「ちょ・・・ちょっといいかい?」
僕となのはちゃんの会話に、割り込んでくるフェレット。
「ん、何かな?フェレット君、キミも僕のサインが欲しいとか?」
「あ、是非・・・じゃなくて!何でこの子といい貴方はこの姿で喋ってるのに驚かないの!?」
ノリツッコミをしながら僕に問いかけるフェレット。・・・そりゃあ、過去に色々見てきたからなぁ。それに、家にも居るし自称猫型ロボットの同居人が。
「ドラちゃんとかで慣れてるからかな?」
「誰なの?そのドラちゃんって」
「ドラえもんって言うの。私の先輩のお友達で、ポケットから不思議な道具を出すんだ」
「へ、へぇ~・・・」
「・・・僕蚊帳の外だなぁ」
フェレットと話を始めるなのはを見て、ポツリと僕は呟く。まぁ、それはそれでイイかも知れない。下手に発言して正体がばれるよりマシだ。
「そう言えば、さっきの化け物とあの宝石は・・・「見つけたぞ」ん?」
ふと気になった事をフェレットに問いかけようとした時、謎の声によって遮られる。
「ジュエルシードと死に損ないのスクライア族を同時に見つけるとは・・・、一石二鳥とはこのことだな」
声のした方に僕たちは振り向くと、そこには赤いレオタードを着た黒髪の女性が立っていた。
喋るフェレットとの不思議な出会いから始まった、化け物騒ぎ。そして、謎の女性との出会い。これが、僕達の町の・・・いいや、全世界を巻き込む戦いの序章になるなんて・・・、この時誰も想像していなかった。
To be countenude・・・。
いかがだったでしょうか。
最初、冒頭に出ていたアイアンクルセイドの面々をなのはと戦わせ、スパイディを介入させようかなと思ったのですが、色々考えた挙句、原作同様のファーストバトルにスパイディを介入と言う形にしました。
結局、最後らへんにアイアンクルセイドのアマゾネス(名前は出さなかったが)を出して次回に続くような展開にしてしまい、まことに申し訳ございません・・・(汗)
次回は、アイアンクルセイドとマシーンベムとの戦いとなりますのでお楽しみに。
そんな訳で次回予告をどうぞ~。
次回ののび太戦記 AMAZING HEROSは!?
フェレット「アイアンクルセイド・・・、もうここまで来ていたなんて」
アマゾネス「そのイタチもどきとジュエルシードを寄越せ!」
スパイダーマン「かかってきなよ、ポンコツトカゲ」
暴君竜「GUOOOOOOOOOOOOOOOOOO!」
次回『襲撃!マシーンベム!』次回もAMAZINGに行くぜ!