初めましての方は初めまして、キシト。です。
最近回線に不具合が有って、投稿できるか怪しかったですが、こうして投稿できました。
今回は10月6日と言うことで、長月の進水日です。
長月、おめでとう!

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長月の誕生日

10月6日 晴れ 執務室

 

「水族館?」

「あ、あぁ。駄目だろうか?」

朝から書類整理をしていた提督に長月は部屋に入ると共に水族館に行きたいと言い出した。

「別に構わないが・・・・・・・・・良いのか?」

「ああ!ありがとう、司令官!」

長月とて艦娘だ。

海に居る魚は見かけるだろうにと思ったが、本人が喜んでるから良いか、と思った。

「・・・・・・・・・・・・それに・・・・・・」

提督はぽつりと呟くとカレンダーを確認する。

そこにはこう書かれていた。

 

 

『長月の誕生日』

 

 

と、書かれていた。

「分かった。それじゃあ十時頃に出掛けよう」

「ああ、分かった。準備してくる!」

 

 

 

水族館

 

「おぉ!見よ○○!マンタが居るぞ!」

「おおー、すごいなぁ」

提督は準備を済ませると長月と共に最寄りにある大型の水族館にやってきた。

水族館に入ると直ぐ様全体を見渡せる海の廊下がお出迎えしてくれた。

「お!あっちはジンベエザメもいるようだ」

「おお!」

海の廊下には大型の生き物が多く、マンタやジンベエザメ、巨大ウナギなどが居た。

「あ、そろそろシロクマの居る部屋に着くのか」

海の廊下を抜けると、直ぐ様シロクマやペンギンなどの生き物が見える部屋に着く。

「どうやら丁度泳いでる時に着いたみたいだな」

提督達が今いるのは一階。

シロクマやペンギン等は一階と二階で分けられており、一階では水中を泳いでる姿が良く見えた。

「○○!シロクマが近づいてきたぞ!」

「ああ、そうだな」

提督は長月のはしゃぎ様に微笑む。

普段は武人のような佇まいで居るが、今は普通の女の子のようにはしゃいでいる。

端から見れば今の長月と提督は親子のようだ。

そう思いながら歩いていると、パンフレットに面白いものが会った。

「お?イルカショーか。良いな」

イルカショー、水族館内の大型ホールを使ってイルカの輪潜りや尻尾による、ボール飛ばし等様々あり、最後にはイルカと触れ合う事が出来る。

「長月、これからイルカショーが始まるそうだ。行くか?」

「む?イルカショーだと!勿論行くぞ!」

長月は目をキラキラさせて大きく頷く。

提督はその可愛さに微笑みながら頷き、歩きだす。

 

 

 

大型ホール

 

イルカショーは大人気だった。

提督たちが来る頃には丁度多くの人が居り、提督達は比較的見やすい中間の席に座った。

「凄いジャンプ力だな」

「ああ、それにちゃんと人の言うことが分かって居るぞ!」

どうやらイルカショーは長月にも大変好評だったようだ。

それから30分程続き、イルカショーも終わり、今はイルカとの触れ合いがされている。

「次の人どうぞー」

「お、来たか。行くぞ」

「あ、ああ!」

提督達の番がやって来る。

緊張している長月を見て、提督はクスリと笑うとイルカの前に近づき、背中に触れる。

「おお、意外と硬め何だな」

「ふわぁっ!」

長月は感動の声を上げ、提督は少し驚いて声を出す。

その様子を係員は微笑みながら眺める。

 

 

 

水族館四階 ウォーシャンレストラン

 

イルカショーを見終えた二人は丁度昼頃に成った為、館内のレストランに来ていた。

「何食べる?」

「むー、海鮮丼で頼む」

「分かった」

提督はテーブルのボタンを押すと直ぐ様店員がやって来る。

「てごめ寿司を一つと海鮮丼を一つ」

「はい、てごめ寿司をお一つ、海鮮丼をお一つ。以上で宜しいですか?」

「ええ」

「畏まりました」

注文を終えると長月とこれから行く場所を考える。

話し合いをしていると、店員が料理を持って来る。

「「いただきます」」

礼を言い、早速一口を口に含む。

「んん~♪」

「ふふふ」

長月は口に広がる幸福を噛み締めているのかふやけた顔をする。

それを見ていた提督も顔が緩む。

そうして二人は食事を楽しんだ。

 

 

 

「いやー、楽しんだ楽しんだ」

「うむ。私も凄く楽しかったぞ」

昼食を終えた二人は館内を一通り見て回り、夕方近くには出口に来ていた。

今は鎮守府に向けて歩いていた。

「・・・・・・・・・海の中にはああ言う生き物がいっぱい居るのだろうな」

「・・・・・・・・・そうだな。最近じゃ水族館で見られなくなった魚が居るって聞くしな」

「・・・・・・・・・そうか」

「ま、そう言った魚何かを見つける為にも早く平和にしなきゃな」

「・・・・・・・・・ああ!」

長月は強く頷き、提督は頷き返してから手を取る。

長月は一瞬驚くも直ぐに握り返す。

 

 

鎮守府玄関口

 

「ただいま」

「ただいま、帰ったぞ」

「お帰りなさい。二人とも」

「お帰りぴょん!」

鎮守府に帰ってくると玄関口に如月と卯月が立っていた。

「さ、食堂に行きましょう。皆待ってるわ」

如月が微笑みながらそう言うと、長月は笑顔で分かったと言った。

「二名様ご案内ぴょん!」

そう言われて着いていく。

 

 

 

食堂入り口

 

食堂入り口に着く。

「それじゃあ、開くぞ?」

「ええ」

「オーケーぴょん」

「ああ」

長月が扉の前に近づき、ドアノブに手を掛け、思いっきり開く。

『『『長月、誕生日おめでとーーーー!!!』』』

案の定鎮守府内の艦娘達がクラッカーを持って出迎えて居た。

長月は皆からのお祝いに満面の笑顔を浮かべる。

「あぁ!ありがとう!」

 

 

 

食堂ラウンジ

 

食堂でのお祝いが終わり、長月と提督はラウンジに来ていた。

「なぁ、司令官」

「うん?どうした?」

「司令官は戦いが終わったらどうするんだ?」

顔を下げた長月が疑問に思った事を口にする。

「戦いが終わったら、ねぇ。正直に言えば考えていない」

「そうか」

「ああ、だが。多分だが、お前たちと一緒にいると思うぞ?戦いが終わっても」

「っ・・・・・・・・・」

その言葉を聞いて長月は顔をあげる。

「ほれ」

「うおっと」

提督は突然小さな箱を投げ渡す。

長月は提督に投げ渡された箱を受け止める。

「司令官、良いのか?」

「当たり前だろ?お前の事も好きなんだから」

如月や弥生、三日月、睦月と続けば流石の長月達も気づく。

だからこそ、告白の言葉が無くても長月はどうしようも無く嬉しかった。

「ありがとう、司令官。私も大好きだ」

そう言って長月は提督を引っ張りキスをする。

提督はキスをされて微笑む。

 

 

 

「ハッピーバースデー、長月」


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