大学の事情で長期間空いてしまった事をお詫びします。
そしてPCを変えた為にいままでの小説についても展開を思い出す事が出来ない為削除いたします。
なぜ新しい題材がポケモンかというと、半年間ほどやっていなかったORASを最近再開し始めたからです。
ポケモンはゲーム自体はリーフグリーンから初めて対戦はBW2から始めました。
___役割論理、それはポケモンというゲームにおいて最も有名な戦術の一つであろう。
簡単に言えば相手のポケモンに対して有利なタイプのポケモンを出し相手の交換を誘って、交換で出てきたポケモンに高火力技をぶちこんでいく戦術だ。
この役割論理で使用されるポケモン達……いわゆるヤケモンは努力値の振り方が非常に簡単なので手抜きだと思われる事もある。
だがこの役割論理、実行しようとすると意外と難しいのだ。
相手のパーティーから選出を予想し、的確に弱点となるポケモンを選出しなければならないし、ポケモンの相性や技、持ち物にいたるまで読み切る経験と勘が必要とされる。
俺もBW2時代に役割論理でポケモン対戦を始め、ORASという新世代に突入してもなお、役割論理を使用しつづけていた。
最初の頃は、ハッキリ言って勝てなかった。
だが、負けが続くと、おのずと対戦のパターンが見えてくるのだ。
☆☆☆☆
さて、そんな俺だがいまは山で遭難中だ。
しかも火山の火口付近である。
遠くにはマグマも流れ出ており、肌を焼きつくすような熱風が俺を襲っている。
いままでに感じた事のない、肌が溶けるのではないかと思うような熱気で呼吸が困難で、先ほどから吐き気や頭痛が止まらない。
気を紛らわす為に回想していたのだが、これって走馬燈って奴ではないか?
助けを求めようにも、気づかぬうちに口で呼吸をしてしまったせいか、喉にまで酷い風邪を引いたときのような痛みがある。
そもそも、なぜ俺はこんな所にいるのだろうか?
俺の記憶の中に旅行にでかけたりだとか誘拐されたりだとかされた記憶は無い。
最後に覚えているのは、やる事もなく部屋でゲームをしようとしていたはずだ。
それが、気づいた時には火山にいて、持ち物も気がついたときに近くにあったバッグの中に入っていた見慣れた3DSとサイフ、そして謎のケースのみ。
せめてライトとか電話とか入ってても良かったのではないだろうか。
しかもバッグを拾ったときに気がついたのだが、俺の背が明らかに縮んでしまっている。
現実味の無い状況を理解することもなく歩き続けること1分程度、前方から機械音が近ずいてきているのに気がついた。
「ちょっと君大丈夫!?」
朦朧としてきた意識の中でもハッキリと分かるような音量でこちらに語りかけてきた婦警のような格好の女性は白バイに乗っており、一目で警察だと分かる。
山の、それも中で思ったよりも簡単に他の人間に会えたことに安堵しながらその女性に質問をする。
「すいません。ここは一体どこなのでしょうか?」
「質問はあと、取り敢えず早くココに乗りなさい!すぐ近くにセンターがあるから連れてってあげるわ!」
熱気に晒されつずけて意識が朦朧としてきていた俺は、婦警さんに無理やり サイドカーへと乗せられる。
サドル部分に収納スペースが設置されているのか、サドル下からを水を投げ渡してきてから 女性はバイクを走らせる。
渡された水を飲んで落ち着いて自分を見てみると、肌は赤く腫れてしまっているし、シューズもボロボロだ。
地面の大粒な砂利や石のせいで、真っ直ぐ歩く事すらできていなかっただろう。
そんな人を見たら焦るのも仕方ない話だ。
そして、すぐに無事にたどり着いた先はどこか見覚えのある形をしている大きな建物だった。
いまだに汗が止まらない程に暑いが、それでも先ほどまでの火口付近に比べればまだマシだ。
「さぁ、ついたわよ」
「ありがとうございます。もうダメかと思いましたよ」
「丁度見回りのルートにいるなんてよっぽど運が良い様ね。さ、早く入りましょう」
辛うじて話せるくらいになった喉の痛みに耐えながらお礼を言うと、何でもない事のように女性がそう返してきた。
促されて自動ドアを潜ると、沢山の人がいるラウンジだった。
大半の人は山登りをするための装備やバックパックを持っていて、マッチョな人たちばかりだ。
細身で、しかも小さなショルダーバッグしか持っていない俺はかなり浮いてしまっている。
婦警さんはカウンターの向こうのナースの格好をした女性になにやら話しかけている。
俺は襲い来る頭痛なんかの症状で立っていられずに近くにあったソファーに寝転んで待つ。
数十秒もしないうちに婦警さんが帰ってくる。
「大丈夫?もう少しで治療が始められるから我慢してね」
と、いつのまにやら戻ってきていた婦警さんがそう言いながら膝枕をしてくれる。
恥ずかしさはあるものの、硬いソファーの感触は今の俺の肌には酷だったので素直に好意を受け取る。
ついでに額に冷えたタオルを乗っけてくれた。
多少の申し訳なさを感じながらも婦警さんに礼を言おうとすると、山男どうしの話が耳に入ってきた。
____いやぁ、落石で遠回りとは運が無いですな
____まったくだ。相棒がいなかったら暑さで死んじまってたぜ
そんなありふれた会話が、なんとなくふと耳についたのだ。
いまからあの男たちの間ではその相棒とやらの活躍が語られるのだろうなぁ。
そんな事を思っていた所だった。
____おたくの相棒というとトドグラーでしたかな?たしかにひんやりしてそうだ。
____いや、トドグラーじゃなくてマリルの方だ。この暑さだと逆にトドグラーの方が参っちまう。
そんな会話が、続いてしまった。
トドグラーにマリル、この二人…いや二匹はポケモンの中に登場するモンスターだ。
それに先ほど、あの婦警さんはこの建物の事をセンターと言ったはずだ…何の?
まさかとは思う。
しかし同時にそれ以上にありえないとも思う。
「どうしたの?」
心配そうにこちらを覗き込んでくる婦警さんに頷いて見せると、安堵したようにこう続けた。
「早く旅に戻りたいのもわかるけど、その体じゃ無理だから素直に治療を受けるのよ?今来るはずだから」
手首を抑えて俺の脈を測っている婦警さんの向こう側から先ほどカウンターにいたナースさんがこちらに歩いてくる。
「準備出来ましたよ。意識はどう?」
「意識はしっかりしてるわ。脈も安定してるし大丈夫そう」
「そう……、だけどマグマ地帯にこんな格好でいたんでしょう?肌も真っ赤に腫れちゃってるし、一応検査は受けてもらいますからね」
「えぇ、この子も嫌がったりはしてないから大丈夫のはず」
婦警さんが俺から離れてナースさんと話をしている。
なにやら検査を受けるようだが、どんな検査なのだろうか?
「じゃあラッキー、その子を奥まで運んで頂戴」
____ラッキー!
そんな鳴き声とともに現れた巨大な丸いピンクの生物を見て、俺は驚く。
ラッキー、そうよばれるポケモンを目の当たりにしたのだから。
俺は、ポケモンの世界へと来てしまったのだろうか?
おれは めのまえが まっくらになった。
一話という事であまり展開の無い話になってしまいましたね。
次話は所持ポケモン等に関して触れたいと思います。
バトルは…多分入れれるかな?
各話2000~4000文字程度でいこうと考えてます。
では、1話を見ていただきありがとうございました。
追記:読者様から頂いた助言に従って少し描写を付け足しました。
追記2:初期設定の雪山の描写が少し混じってしまっていたので修正