っていうか期間空きすぎて若干口調とか変わっちゃってるかも……
「行くのですぞ!wwwロトム!」
「行きなさいコータス!」
なんか俺の喋りかた聞いてアスナさんが微妙な顔をしてるが知らん。
俺の手持ちはもちろん水タイプであり、ほのおタイプに有利であるロトム。
一方、アスナさんが繰り出してきたのはコータス。
ほのお単タイプのポケモンであり、特徴的なのはその防御力である。
防御の種族値が140という規格外の高さを誇るのだ。
HPも70とそこそこの数値があり、耐久に一切降らずとも性格補正ありA極降りメガガルーラのじしんを確定耐えするほどである。
「やっぱりその子ね」
「まぁほのおタイプのジムと聞いていましたからなwww」
「ふふふ、その通りここはほのおタイプのジム。だからみずタイプポケモンに対しては何も出来ない……と思う?」
「いえ、ジムリーダーの肩書は一種の最強の証ですからなwww。そんなに簡単に勝たせてくれるとは思ってないませんぞwww」
「ご期待道理にやってみせるわ!おにび!」
「ハイドロポンプで一気にいきますぞwwww」
さて、ロトムが放ったハイドロポンプは真っすぐにコータスへと飛んでいき、そしてその足元に当たった。
クッ、命中80を外すとは俺の信仰心もまだまだだな。
というかハイドロポンプの威力に直径1mはあろう岩が粉砕されたのだが、あれ一体どんな威力してるんすかねぇ?
さて、一方コータスが放ったおにびはロトムへと命中し、ロトムをやけど状態にする。
「よしっ!あとは……いわおとし!」
「短期決戦でいけば問題ありませんぞ!wwwwハイドロポンプ!」
コータスは、飛んでいくハイドロポンプを、前の戦闘の影響で生えている岩をいわおとしで持ち上げ、そしてコータス自身の目の前に落とし盾にする事で防ぐ。
俺の前にユウキ君と戦闘をしたのはこの為か!と内心関心していると、アスナさんが声を掛けてくる。
「悪いけどユウキ君の時と同じく隠れ続けさせて貰うわよ」
「……」
さて、どうしようか。
アスナ視点
「いきなさいコータス!」
コータスがモンスターボールからユウキ君との戦闘の跡の岩の上に降り立つ。
さて、私がみずタイプを使われたときに取る戦術はいくつかある。
ユウキ君の時のように"どく"や"やけど"にしてあとは逃げ切る作戦もその一つだし、格下の相手ならばオーバーヒートの火力で押し切る事もある。
だが、今回の相手……ロンリ君は間違いなく同格、いいえ格上の相手。
ならば一度使った戦法は通じないだろうし、火力ゴリ押しなんてもっての他。
……ならば。
「おにび!」
「ハイドロポンプで一気にいきますぞwwww」
なにやらロンリ君が変な語尾で話しているが、前にレイに聞いていたのでそれほどショックを受けずに済んだ。
私のコータスへ放たれたハイドロポンプはその足元の岩へ直撃し、そして派手な音と共に粉砕した。
その威力を見て、コータスが食らったら弱点なのもあいまって今の岩のように砕け散るのではないか?などと思ってしまう。
さて、いまのハイドロポンプが外れたのは実は偶然ではない。
コータスは戦闘にはいると、背中の中に溜め込んだ石炭を燃やして周りの温度を一気に上げる。
その結果発生するのが、蜃気楼である。
さすがに大幅に自分の位置を誤認識させる事は出来ないが、それでも狙いを数センチずらす事は可能なのである。
ハイドロポンプはその威力の大きさゆえに、反動もすさまじい。
狙いを数センチずらしてやっただけでも命中率に多大な影響を与えているといっても過言ではないだろう。
その後、こちらのおにびが命中したのを確認した後、作戦の第二段階を発動する。
「よしっ!あとは……いわおとし!」
「短期決戦でいけば問題ありませんぞ!wwwwハイドロポンプ!」
ロンリ君のロトムから放たれたハイドロポンプを、そこらに生えている岩をいわおとしで自分の目の前に落として盾にすることで防ぐ。
さぁ、あとは機を見るだけである。
ロンリ視点
さて、どうしたものか。
やけど状態になったばかりでまだ余裕のありそうな雰囲気のロトムではあるが、PPが残り3のハイドロポンプをやみくもに打つわけにはいかない。
かといって、俺のロトムの残りの技は、かみなり・ボルトチェンジ・めざめるパワー(ほのお)とあまり役に立たなそうだ。
ならば……
「ロトム、空からハイドロポンプでいきますぞ!wwww」
取りあえずは過去の例を模倣することにする。
状況は少し違うが、それでも空中からなら盾を気にせずに一直線で狙えるからだ。
「かかったわね!解き放ちなさい!」
「!?」
飛び上がったロトムに対して飛んでくる光の光線……あれは!
ロトムが弾き飛ばされて俺の目の前まで
「ソーラービームよ」
「くっ……」
レベル差があったおかげで致命傷にはならずに済んだが、それでも大ダメージには変わりないのかふらつくロトム。
「これでやけどのダメージで倒れるまであと1分ちょっとってところかしらね」
流石はジムリーダー、前の戦いの戦術すら布石に使ってくるとは。
だが、俺もただでは終われない!
「……ロトムやるぞ」
ロトムが体を震わせて応答してくる。
……さて、俺も自分の仕事をしなければ。
「アスナさん」
「なに?卑怯とかそういう話は言われなれてるから聞かないわよ」
「違います。俺は感動してるんです」
「え?」
「だってそうでしょう?絶対的に不利な相手に対してここまで一方的に戦えるんです。ジムリーダーが取る策としては確かに姑息なのかもしれません。でも、それでもジム用の限定された手持ちにジムという限定された環境でそこまでの戦術を組み立てられるアスナさんを俺は尊敬します」
「……」
「アスナさん?」
「フフッ、そんな事言われたのは初めてよ。ありがとう」
「そうですか」
「でもそれと勝負は別よ。この状況、もう私の勝ちは揺るがないし、このままあなたのポケモンが弱るまで待たせてもらうわ」
「えぇ、ご自由に……ただし」
「?」
「もう勝負はついていますぞ!wwwwロトム、かみなりでフィニッシュですな!wwww」
俺が指示を出した瞬間、かみなりが発生し、岩陰に右半身を隠したコータスへと
そのかみなりを受けたコータスは反対側へと勢いよく体を引きずられる。
「なんで!?ロトムはしっかり正面に……」
「よく見てください。これはただの
「洗……濯機?」
「ロトムは、電化製品に取りつき、そしてその電化製品の種類によって力を変えるモンスターなのですぞwwww」
「つまり……」
アスナさんが顔を横に向ける。
岩陰で見えないが多分そこにロトムがいるのだろう。
「この子がロトムの本体って訳ね」
「視覚が制限されてたのはこちらだけではないという事ですなwwww」
「……つまりあの会話も気を引いて時間稼ぎするための罠だったって訳ね」
「えぇ……あ、でも」
「?」
「尊敬してるっていうのは本当ですよ。そこは分かっておいてください」
「……えぇ、楽しいバトルだったわ!」
どうやらかみなりの一撃でコータスの体力は瀕死になっていたらしい。
「こちらこそ。対戦ありがとうございました以外ありえない!wwww」
書き終わって気づいた。
……アスナさん性格まるっきり違ってるよねコレ。
こんな女性らしいしゃべり方しないと思うし……でもここから書き直すのは手間が……
どうか二次創作という事でご容赦ください!すいません!
あと設定にアスナさんの手持ちのコータスを書き足しておくので良かったら見てください。(見なくてもなんら問題無い)