マイ「艦これ」「みほ3ん」(第3部)前半コラボ   作:しろっこ

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作戦参謀に、美保鎮守府の今後も含めて檄を飛ばされた提督は、身が引き締まる想いだった。


「みほ3ん」EX回:第105話<艦娘と未来と>

「くれぐれも姉を頼む」

 

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「艦これ」的「みほ3ん」

 EX回:第105話<艦娘と未来と>

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<<食堂:艦娘と未来と>>

 

作戦参謀は言った。

「朝いちで、いろいろゴタゴタがあったようだな」

 

「はい」

 

「量産型の比叡か……分かっているだろうが、量産型であろうがなかろうが、艦娘たちの気持ちも十分に酌んでやれよ」

 

「はい」

 

「量産化の目処も立ったようだし、今後、量産型艦娘も増えるだろう。だが彼らは決して工業製品などではないことは分かっているな?」

 

「ハッ」

そこで私は思わず敬礼してしまった。

 

作戦参謀は少し微笑んで続けた。

「私はこれから連合艦隊司令部と一緒に、ブルネイの武官と会わないといけない。今回は日本だけでなく、各国からもプレスが来ている。実質的に艦娘が世界にアピールされる第一歩になるだろう」

 

「はい」

 

「艦娘が世に認知されれば、法律やら環境整備で、もっと大変になる。姉貴のケッコンでは法改正だの裁判だの、本当に大変だったが……まあ、やり甲斐はある」

 

「……」

これには相槌の打ちようがないな。

 

そこで、やれやれといった感じで、頭をかいた作戦参謀は言った。

「作戦参謀としては、秘書艦と一致協力して美保鎮守府の使命を果たしてくれることを望むが。あと、いち艦娘としては……」

 

そこで、急に私の顔をじっと見つめた彼女。意外と澄んだ瞳で見つめられて、私はちょっとドギマギした。

「くれぐれも姉を頼む。美保は、まだ小さい鎮守府だが、お前たちの支えになってくれるような、しっかりした艦娘も居るはずだ。彼女たちと、よく協力して頑張ってくれ給え」

 

「はっ」

そうか、姉妹揃って美保のために、艦娘の選抜とか、いろいろ手を回してくれているんだよな。そう考えてた私は思わず頭を下げた。

 

「ありがとう御座います」

 

「バカ者。お前のためにやっているわけはない」

 

「はあ」

やっぱり私はバカだよな。

 

そこで珈琲を飲み干した作戦参謀は、立ち上がった。

「じゃ、行こうか、羽黒」

 

「はい」

 

「姉さんも元気で」

 

「アナタもね」

 

やがて軽く手を上げて、立ち去る作戦参謀。羽黒も軽く会釈をして、作戦参謀の後を付いて行った。

 

祥高さんの昔話といい、妹である作戦参謀といい、なんだか、嵐が通り過ぎたような印象が残った。

もはや全然、朝食をとった気分ではなかった。

 

「驚かれましたか?」

祥高さんが聞いてくる。

 

「ああ、まあね」

祥高さんと一緒に居ると、何が起こっても不思議でないよな。

 

それにしても祥高さん姉妹って言うのは、本当に強烈だな。一人でも凄そうだけど、これが3人も居たら、そりゃ敵も恐れるだろう。

武蔵とどっちが強いんだろうか?ふと、どうでも良いことを考えてしまった。

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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PS:「みほ3ん」とは
「美保鎮守府:第三部」の略称です。

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