マイ「艦これ」「みほ3ん」(第3部)前半コラボ   作:しろっこ

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鎮守府を後にした私たちは、艦娘たちの案内で、演習会場へと向った。提督はいろいろ考えた。


「みほ3ん」EX回:第111話<演習会場へ>

「そうですね、よろしくお願いします」

「ああ、よろしく頼むよ」

 

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「艦これ」的「みほ3ん」

 EX回:第111話<演習会場へ>

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<<廊下から外へ:電と漣>>

 

「提督……あの」

こちらの電がやってきた。

 

「ああ、電か」

 

「会場まで、ご案内いたします」

 

「君が案内係?」

 

「は、はい。よろしくなのです」

電か……今頃、美保の電は、何やっているんだろうな~。私はふと、電を思い出していた。

 

「まずは行こうか」

私たちは、電に案内されて、玄関へ向かった。

 

歩きながら電が説明する。

「会場は、埠頭になります。お車でご案内します」

 

玄関前に軍用車が止まっていた。私は運転手を見て思わず呟いた。

「漣?」

 

「はい、よろしくです」

ハンドルを握りながら、敬礼する。

 

「では、提督と秘書艦は、後ろへどうぞ」

電が私たちを促す。

 

「ああ、頼む」

 

「よろしくお願いします」

これは祥高さん。なんだか、最近雰囲気変わってきたよなあ~。と、思ったが、いかんいかん。油断すると妄想モードに入りそうだ!

 

「どうかされましたか?」

やっぱり、車に乗り込んでから祥高さんが聞いてきた。

 

「ああ、いよいよ始まるんだなってね」

 

「そうですね、よろしくお願いします」

彼女は会釈をした。

 

「ああ、よろしく頼むよ」

私も、会釈しながら制帽を被りなおした。

 

「行きます!」

漣はシフトレバーをチェンジした。

 

 ドルルル!

 

軍用車は、出発した。

 

<<ブルネイ市街:軍用車>>

 

軍用車は鎮守府正面ゲートから出ると、ブルネイ市街を走り出した。

改めてみるとブルネイは、いかにも南国である。本当に、この国とわが国が良好な関係を保ち続けて欲しい。いち軍人が心配することではないが、それは心から願うことだ。

私だけではない。この国の国民も、わが国の国民も。そして艦娘たちにも、そう思って欲しい。

軍人だから好戦的な人間ばかりではない。平和を愛するからこそ、戦うべき防人は必要なのだ。たとえ誤解されようが、後ろ指を差されようが、日本の、ひいては世界の平和のためには軍人が楯にならなければならない。

 

やがて外に大きな水辺、川が見えてきた。日本では考えられないほどの大河である。今日はここで演習を行う。艦娘でなければ、考えられない場所だが、逆にこれこそが、まさに艦娘ならではの演習会場だ。

 

会場周辺は水の上も含めて、ブルネイ軍の船やヘリが行きかっている。午前中は関係者のみとはいえ、マスコミ関係者や一般の見物人が入り込まないようにするためだ。もちろんシナをはじめとした軍事スパイにも気を付けなければならない。

私は技術参謀の言葉を思い出していた。艦娘たちも世間知らずが多いから。そういう国際情勢やスパイ対策もしていくべきだろう。青葉辺りは、大丈夫だと思うけど。

 

「もうすぐ到着です」

漣が言った。

 

軍用車は、埠頭の入り口に到着する。多くの軍用車やVIP専用車、そしてやはりマスコミ関係や一般の野次馬たちが群がっている。私たちは検問所から、ゲートを通過して中に入った。

 

 




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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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PS:「みほ3ん」とは
「美保鎮守府:第三部」の略称です。

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