マイ「艦これ」「みほ3ん」(第3部)前半コラボ 作:しろっこ
「私だって、普段はボーっとしてますから」
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「艦これ」的「みほ3ん」
EX回:第93話<姉妹の過去>
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<<市街地の公園:姉妹の過去>>
「え~~~!」
思わず叫んでしまった私。祥高さんは彼女と技術参謀の過去をポツリポツリと語り始めた。
「私と姉が前線に出ていた頃はまだ普通に人が乗る艦船が作戦行動を共にすることが多かったので事故もたくさん起きていました」
それは本当に初期の頃だな・・・私が学校を出てしばらくした頃かな?
「事故当時私も同じ作戦行動を取っていましたがその場には居合わせていなかったので詳しくは分かりません。ただ姉は妊娠しながらも無理して戦っていました」
それはかなり無茶な・・・。
「いえ姉はとにかく強かったのです。戦闘のセンスがあるというか。だから副官の立場でずっと戦っていました。そんなとき彼女の夫・・・当時の提督が亡くなるという事故・・・いえ事態が起きました」
そんな大きな事態なら記録に残っていそうなものだけど初耳だな。
「そうですね。もともと姉の結婚も非公認でしたし当時の軍部も姉とその提督を快く思っていなかったと言います」
なるほどねえ~。法整備されたのはその後だからな。
「はい。法整備は当時昇進したばかりの青年将校がかなり骨を折ったと言います」
で戦闘の話だけど・・・
「ほぼ負け戦でした。艦隊は半数以上が轟沈。恐らく提督が生き残っていてもあまりの戦果ゆえに降格か解任された可能性が高いともいわれています。彼が姉を庇ったから被害が増えたという陰口や批判もありました・・・」
分かるな~その立場。私の場合は新人だったからお咎めがなかったようなものだもんな~。
「亡くなった提督も艦娘の地位向上のために尽力していましたしいろいろ無理をしていたようです。そういう姿を見ているので提督にもあまり無理はして欲しくないです」
ごめん。いろんな事情があるんだな・・・。
「はい結局は姉も大破。何とか一命を取り留めたような酷い状況で・・・上からは引退しろという話(勧告)もあったようですけど前線には出ないという条件で中央に留まって艦娘の地位向上のためにあの青年将校と共にかなり努力したようです・・・いえ今でも"戦って"います」
なるほどあの青年将校も只者ではなかったのか。
「そうですね・・・明日もこちらに来るようですし」
あ、そうだったね・・・何となく親近感が湧くようになったな。
「姉はその頃から寛代を私に預けて単身で頑張っています」
しかしこんなに饒舌(じょうぜつ)な祥高さんだとは思わなかった。内面はとても熱い人(艦娘)だったんだな。
いやあの技術参謀もそうだし思い出せば青年将校だって十分熱い。ぬるま湯みたいな自分がちょっと恥ずかしくなった。
「いえそんなことはないです。私だって普段はボーっとしてますから」
いやそこは信じられないんですけど。
そこそこの時間彼女の話を聞いていたがまだ比叡2号を発見したという連絡は入らない。
「そろそろ動こうか」
「はい」
私たちは立ち上がった。そのとき祥高さんは無線を受信したようだ。
「はい秘書艦です・・・発見しましたか?場所は・・・わかりました。すぐに向かいます」
ついに発見したようだな。
「司令見つけました。ここから遠くありません。川べりです」
祥高さんは方向を示した。
「分かった。すぐに向かおう」
私たちは公園を出て発見場所へ急行した。
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※これは「艦これ」の二次創作です。
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サイトも遅々と整備中~(^_^;)
http://www13.plala.or.jp/shosen/
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PS:「みほ3ん」とは
「美保鎮守府:第三部」の略称です。