闇に舞う黄金・一筋の光へ   作:落ち葉崩し

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ナルトとサスケ 

瞬間サスケがナルトに飛び掛る。あまりのスピードにシカマルは術を解くことができなかった。

 

 

「死ね、ナルトォ!!」

 

千鳥で雷遁を流した刃がナルトを貫く。

 

はずだったがナルトはすでにそこにはいなかった。

 

「なっ!?」

 

驚いたのはシカマル。自分の術をこんなにあっさりと抜けられるとは思ってもいなかったのだった。そしてそのナルトはビーを担いだままシカマルの隣に立つ。

 

「シカマル、この人を雷影のところへ連れて行ってくれ。そして他の7人も連れて行ってくれ。もうあいつとは戦うしかねぇ。今逃がせば里の脅威になるだけだ」

 

ナルトの声は冷たく思い。そして今までナルトからは感じたことのない恐怖をシカマル達は感じていた。

 

「わかった。だが援軍を連れて戻ってくる。やばくなったら戦うのをやめろ。いいな?」

 

シカマルの言葉になるとは一度だけ首を縦に振る。

 

「リー、この人を背負ってくれ。ネジ、ヒナタ、白眼で周りを警戒しながら先頭と後ろを走ってくれ。キバは先頭でヒナタトともに警戒をしてくれ。他は全員間に入りいつでも戦闘に移れるように気を引き締めろ」

 

シカマルの言葉に皆がうなずき走り始める。

 

「ナルト」「ナルトくん」

 

 

キバと日向は一瞬だけナルトのほうをちらりと見た。ナルトが今までと別人のような気がしてしまったから。

 

だがその邪念を振り払い雷影のもとへ走り続けた。

 

 

 

 

「ナルト、ずいぶん強くなったんだな。だが俺に勝てると思っているのか?」

 

「あぁ、あのときの俺と一緒にすんなよ。お前じゃ俺に勝てねぇよ。お前はもう仲間じゃねぇ。里の敵だ。だから殺す!!」

 

「イタチの真実を知った今俺は木の葉の里を壊滅するまでは死ねねぇんだよ!お前を倒しお前から九尾の力を奪い取る!!」

 

 

2人はお互いに言葉を叫び走り出す。サスケもナルトもまっすぐ相手に向けて走り出す。

 

2人がお互いに射程距離に入った瞬間激しい体術合戦になる。

 

お互いから繰り出される上中下段への激しい突きや蹴り。お互いそれをかわしながら攻撃を繰り出す。だが次第にナルトの拳が、蹴りが、サスケに入り始める。

 

「ぐっ」

 

サスケの腹に拳が入り一瞬よろけてしまい隙が生じた。

 

ナルトがその隙を逃さず胴廻し回転蹴りをサスケの右肩に叩き込む。

 

「がぁっ」

 

サスケは水の上を激しくすべるように転がっていく。

 

そして体制を立て直した瞬間にはナルトはすでに目の前にいた。

 

「くらえ、サスケェ!!」

 

ナルトの全体重が乗った飛び膝蹴りがサスケの顔に突き刺さる。

 

「ぐふっぁぁぁ」

 

サスケはかなりの距離を飛ばされ、壁に激突する。その顔はかなり変形しており鼻血が流れ出ていた。

 

「この糞野郎がぁ!!」

 

サスケは走りながら呪印を開放する。一気に状態2に変化しその力をナルトにぶつけにかかる。

 

ナルトは一気にスピードの上がったサスケの攻撃をまったく直撃することなくかわし、いなし、防いでみせる。

 

 

「サスケ、もうやめろ!もうほとんどチャクラも残ってないしそいつとそれ以上やると死ぬぞ!!だからもうやめろ!!」

 

香燐は重吾と水月の治療を終え、サスケに叫ぶ。

 

サスケのチャクラはかなり消費され、今は状態2になっており、さらに消耗が激しくなっている。それに対しナルトはほとんど疲れていない状態であり、なおかつ普段の戦闘中のサスケよりもチャクラの質が異質であった。

 

それを香燐は見抜きサスケに声をかけるがサスケは聞く耳を持たない。

 

「お前に俺の何がわかる。お前に俺の何が理解できるって言うんだよぉ!!」

 

サスケは一旦離れ元の状態に戻ると目を閉じ左目だけで瞳術を発動させる。

 

「天照!!」

 

 

 

だがナルトには当たらない。見つめた先にすでにナルトがいなかったからである。

 

そして上空から空を切るような音と共に目の周りに隈取が現れたナルトが現れる。

 

そしてその勢いのままサスケに叩きつけられる一撃。

 

「仙法・大玉螺旋丸!!」

 

 

ドガーーーン

 

 

衝撃が走り大量の水しぶきが上がる。ナルトとサスケはそれに隠れて見えない。

 

「サスケーー!!」

 

香燐の声は水を弾いた爆音でかき消された。

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