闇に舞う黄金・一筋の光へ   作:落ち葉崩し

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写輪眼を持つ男

水しぶきが落ち着きそこに目を向けると立っていたのはナルトのみ。

 

香燐はそれに驚き声も出ない。

 

「おい、誰だ邪魔したの?」

 

ナルトの声が響く。ナルトが見つめる先に目を向けるとそこには仮面をつけた男が気絶したサスケを抱えていた。

 

サスケを抱える男は告げた。

 

「驚いた。あの時のガキがこんなに強くなっているとはな。もう少しでサスケが死ぬところだった」

 

淡々と言ってのける仮面の男。あの瞬間サスケを時空間忍術ですくったのをナルトは見えていた。

 

「お前は誰だ?暁のやつだってのはわかる」

 

ナルトは羽織を見て認識する。この仮面の男も暁のメンバーだということを。

 

「俺はトビ。うちはの血を継ぐものだ」

右の穴からは赤く輝く写輪眼が見える。嘘ではないようだ。

 

「ここは一旦引かせてもらう。今戦うのは分が悪いからな」

 

その言葉とともに仮面の男は何かに吸い込まれるように消え去ってしまった。

 

そしてそこに取り残されたのはナルト、香燐、意識のない重吾と水月。

 

そこに雷影率いる援軍が到着した。

 

「うちはサスケはどこじゃぁ!!」

 

「もう1人のうちは一族を名乗るものと時空間忍術でここから逃れました。そこにいる3人はうちはサスケの仲間。こいつらには木の葉の里の尋問部隊の尋問を受けさせます。俺の獲物ですので」

 

ナルトは雷影の足元に跪きながらも強気な発言をする。

 

「いかん、ビーを傷つけた奴らの仲間であり、ここは雲隠れの領地。こちらの管轄に決まっている」

 

傷つき倒れたビーを抱えて雷影が叫ぶ。

 

「それなら心配に及びません。雷影様が担いでいらっしゃるそれは分身でしょう。本体はこの水の底に隠れていますよ?」

 

 

ナルトの言葉と共に担いでいたビーが八尾の尾の一部にかわる。

 

「〜〜〜ビーー!!出てこんと拳骨1000発じゃ済まさんぞー!!」

 

 

叫び声に反応したのかビーが浮かんでくる。

 

「それは勘弁、俺はけが人、これ以上痛めつけるのはよしてくれ!バカヤローコノヤロー」

 

陽気にでてくるが天照を食らっているのだ。怪我をしていて当然である。

 

「ビー、お前は今日という今日は許さんぞー!躾直してくれるわ!」

 

ビーの耳を引っ張り雷影は歩き出す。

 

「あのー、あそこの3人の処遇は?」

 

後ろに控えていたシカマルが問いかけると雷影は答える。

 

「そこの金髪に一任する。ビーを助けてくれたのだ。それくらいの融通は通してやる!」

 

そのまま歩き去る2人に付き人の2人、オモイとカルイは一礼してついていく。特にナルトには深くお辞儀をしていた。

 

そしてシカマルたち8人はナルトに近づいていく。

 

「おい、ナルト。この短期間で何があった。お前から感じたもの。そしてお前の変化。里に帰ったらじっくり聞かせてもらう」

 

シカマルの言葉にナルトは仕方ないと言った表情を見せるもの首を横に振る。

 

「まだ話せない。話せる時が来るまで待っててくれ。シカマル」

 

「なっ!?」

 

ナルトの言葉にシカマルは言葉が詰まる。

 

ヒナタはシカマルの方に手を置き前に一歩出ると言葉を紡ぐ。

 

「待ってるよ、ナルトくん。ナルトくんが話してくれるのを待ってる。だからお願い。無理だけはしないで。ナルトくんに何かあったら私たちは悲しいよ?苦しいよ」

 

ヒナタの言葉はナルトの心に入り込む。久しく綱手以外から向けられてはいない優しさ。それを感じた。

 

「わかった、ありがとう、ヒナタ」

 

ナルトは頭を下げると、呆然とする香燐の前に立つ。

 

「お前たち3人を連行する。拒否は認めない。その2人は俺の封印術式に組み込む。お前は俺が担ぐ。いい?」

 

ナルトは威圧的な目で見つめながら話すと香燐はもはや頷くしかなかった。勝ちの目は全くないのだから。

 

そしてそれから2日かけて木の葉の里に戻ると思いもよらない来客が来ていた。

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