この日は下忍になりたての忍が集められ班を決められる日である。
そしてこの時から同じ班で活動し、お互いを高めあい協力し合い生活することになる。
その重要な日の朝。アカデミーの教室に皆が集まる。
1話 第7班召集
「ナルト、準備できてるってばね?」
かばんを背負うナルトにクシナは確認する。
「おう!昨日の夜に準備したからばっちりだってばよ!」
そう言うとナルトは背負ったかばんをたたいてみせる。
「うん、じゃぁ今日も元気にいってくるってばね!」
「うん、かぁちゃん行って来ます!」
ナルトはいつも元気に挨拶をして家から出るようにしている。
そして今日からナルトは下忍、忍の道の第1歩目を進み始めた。
クシナはミナトの遺影に手を合わせる。
「ミナト、今日からナルトも下忍になるよ。ミナトみたいに強くてかっこいい忍者になるって張り切ってた。だからミナト、空から見守っててあげてほしいってばね」
そしてクシナは目を開けると声を上げる。
「よ~し、今日も医療忍術の講習会行くってばね!」
クシナは気合を入れなおし、家を出たのであった。
アカデミーに到着するともう皆集まっていて教室には下忍になった11人の下忍が集まっていた。
「おはよう、ナルト!」
サクラがそれに気づくと手を振り声を掛けてくる。
「おはようみんな!どんな班になるんだろうな?」
ナルトは挨拶を済ませるとサクラやサスケ、シカマル達のそばに座る。
「私は怖い先生じゃないといいな」
サクラの言葉に回りの皆がいっせいにうなずく。
「そうだな、後はめんどくさくない人がいいぜ」
シカマルは1人ごちる。
その言葉に反応するはいのだった。
「暑苦しいのはごめんよねぇ」
リーがその言葉に反論する。
「いえ、熱血な先生いいじゃありませんか!」
リーの目はすでに燃えていた。
「あはは、でもまぁこの中のやつらなら誰とでも仲良くやれそうだぜ?な、サスケ」
ナルトはサスケに相槌を求める。
「別に誰とでもいい。足引っ張られなければ」
「それは俺も同感だな。だがヒナタ様の班にはヒナタ様を守ってやれる存在がほしい」
ネジは隣のヒナタを優しく見つめながら呟く。
「ネジ兄さん!わ、私はじ、自分の身は自分で守れるくらい強くなるから大丈夫だよ」
過保護なネジに少々あきれ気味のヒナタだった。
「俺はナルトと意外ならいいぜ。ライバルは別の班にいる方がありがてぇや」
キバは赤丸をなでながらナルトを見て言葉を放つ。
「キバのライバルにいつなったか知らないけど勝負ならいつでも受けてたつってばよ」
にかっと笑いながらキバに返すなるとの言葉にシノも反応する。
「そのたびにキバがやられて今のところ0勝20敗だがな」
その言葉に皆が笑い出す。
「う、うるせぇ!次は絶対俺が勝つ!」
意気込むキバだがまわりはこう思っている。
『多分次も負けるんだろうな』と。
「おはよう諸君。元気そうで何よりじゃ」
火影が入ってくると皆一斉に座り返事をした。
「おはようございます」
「うむ、では入って来い」
火影の言葉のあとドアをあけ入ってくる4人の大人。
緑の濃い顔、黒髪美人、熊みたいな男、やる気のなさそうなマスク男
と並んでいる。
「この4人がお前らの担当になるものたちじゃ。今からこの4人に順番に名前を呼んでもらうからの。その呼ばれたものについていくのじゃ」
火影の言葉にまた返事をし、前の4人を見る。
「じゃぁ俺からだ。俺はマイトガイ。第4班の担当になる。呼ばれたものはついてくるように。ロックリー、油女シノ、春野サクラ」
呼ばれた3人は返事をして歩き出し互いについていく。
「私は夕日紅。第5班の担当よ。呼ばれた子はついてきて。日向ネジ、犬塚キバ、山中いの」
3人は紅の後ろをついていく。
「俺は猿飛アスマ。第6班の担当だ。呼ばれたやつはついて来い。秋道チョウジ、うちはサスケ、テンテン」
呼ばれた3人も後に続き部屋から出て行く。
そして残った3人にカカシは挨拶する。
「俺は畑カカシ。よろしくな。じゃぁ早速自己紹介してもらおうか、じゃぁそっちから順番な」
ナルトを指差しカカシは指示をする。
「おう、俺はうずまきナルト。俺の夢は父ちゃんを越える火影になることだってばよ」
「ミナト先生を超えるか。そりゃいい目標だ。じゃぁ次ね」
ナルトの言葉にカカシは感心しながら促した。
「奈良シカマル。目標とかはまだねぇけどナルトが火影になったらそばで支えられるくれぇにはなりてぇな、めんどくせぇけど」
「うん、それもいい目標だ。じゃぁ最後ね」
ヒナタに目を向け促す。
「あ、私は日向ヒナタ…です。目標はまず自分の身を自分で守れるようになることです」
「うん、それも大切なことだな。頑張っていこうな」
カカシの問いにうなずき答えるヒナタ。
そしってカカシから最初の命令が下る。
「明日8時、第3演習場に集合だ。飯は抜いて来い。死ぬほどきついから吐くぞ」
その言葉に皆つばを飲み込みながらうなずく。
「それじゃぁ今日は解散。明日のために今日は早めに寝るように。今日は修行なんかもせずに体を休めること。以上」
そう言うとカカシは部屋から出て行った。
「明日何すんだよ、まったくめんどくせぇ」
シカマルがぼやく。
「ま、多分修行か何かチームワークの訓練とかじゃね?」
そのぼやきにナルトは答える。真剣な顔をして。
「そ、そうだね、多分私達の力を見たりするんだと思うな」
ヒナタの言葉にシカマルは心底めんどくさそうに呟く。
「ま、大方そうだろうな。今日は言われたとおり家に帰るか、2人とも」
そう言うとナルトとヒナタがうなずき立ち上がる。シカマルも立ち上がり部屋を後にする。
「じゃ、俺こっちだしまた明日」
シカマルが2人と違う方向へ歩いていく。
「ねぇ、ナルトくん。明日頑張ろうね」
歩きながらヒナタは勇気を振り絞り声を駆ける。
内気なヒナタはナルトが好きであり、声をかけるのもかなり緊張してしまう。
「おう、皆で協力してこれから頑張ろうな」
それからはナルトが話しかけ相槌を打つという状態が続いていた。
そして2人も分かれ道で別れなるとは家路に着いた。
家に入ると昼ごはんが作ってあり書置きがあった。
「ナルトへ、医療忍術の講義が終わったら帰ります。今日のご飯はとんかつだから楽しみに待ってなさい!あとで今日の話も聞かせてね 母より」
手紙を丁寧にたたむとナルトはその手紙を缶の箱にしまう。
そこには今までクシナが書いてきた手紙がすべて入れてある。
ナルトの内緒の宝物なのであった。
昼ごはんを食べた後少し散歩をし、家に帰り少し昼寝をする。
ナルトはぐっすり眠っており、その間に帰ってきたクシナは布団を掛けなおしてやった後晩御飯を作るのであった。
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「ナルト、ご飯できたからこっちいらっしゃい」
クシナの言葉に起きて部屋で本を読んでいたナルトは席につく。
「お、うまそう!かぁちゃん、早く食べよう!」
「そうね、じゃぁ食べましょうか」
「「いただきます!」」
クシナが席に着き二人は手を合わせて挨拶をするとご飯を食べ始める。
「そういえばナルト、先生は誰になったんだってばね?口のなかなくなってからでいいからね?」
クシナはご飯を食べる手を止めナルトに問う。
クシナの言葉のとおり口の中のものを飲み込むと話し始める。
「畑カカシ先生だってばよ、で、明日朝ごはん抜いて来るようにって言ってた。死ぬほどきついから吐くぞって」
その言葉にクシナは心の中でささやく。
『前に聞いたけど確かお腹すいてる状態で弁当見せるやつだっけ?相変わらずだってばね』
「カカシ君かぁ、ミナトの教え子ですごい強い忍者だからいろいろ教わってきなさい。そして技術を盗んで自分のものにしちゃいなさい」
その言葉になるとは返事をし食事を再開する。
ナルトはおいしそうにご飯を食べる。クシナはそれを見るのが好きだった。
優しい笑顔でそれを見ながらご飯を食べるこの時間が好きだったのだ。
「「ご馳走様でした」」
「今日もおいしかったってばよ!かぁちゃん!じゃぁ俺今日は明日に備えて寝るね!おやすみなさい」
「おやすみ、ナルト」
ナルトは少しのお礼を母に残し部屋に戻る。そして明日のためにすぐに眠りにつくのであった。