試験当日、すべての参加者が会場に続々と到着する。
その中には木の葉の忍び達もいる。
サスケの率いるアスマ班や、ネジ率いるガイ班はすでに到着し、皆が着席していた。
:::::::::::::::::
その頃会場前
「シカマル、ヒナタ、心の準備はいいってばよ?」
「あぁ、もうばっちりだぜ」「うん、大丈夫」
3人が顔を見合わせうなずく。その目に迷いはまったくなかった。
3人とも気合は十分。そして歩き出そうとしたそのときだった。
「そこのお前」
3人は立ち止まり振り替えると3人の男女がいた。大きなひょうたんを持った男、黒い装束に身を包み何かを担いだ男、大きなセンスを持った女。そしてその3人の服には砂隠れの里の印が入っていた。
「ん?なんか用か?俺達もういかないといけねぇんだけどよ」
ナルトはそちらに向き合い話すと少しだけ歩み寄った。
「お前からは異質なものを感じる。お前は何者だ?」
我愛羅も一歩、歩を進める。そして2人は見詰め合う。
「俺はうずまきナルト。俺は木の葉の下忍で人柱力だ。多分お前もそうなんだろう?」
ナルトの言葉に目を細めてにらみ付けながら答える。
「砂漠の我愛羅、守鶴の人柱力だ。お前は俺とは違う空気を持っているな。その正体は何だ?」
「空気?わかんねぇけどよ、まぁおたがい頑張ろうぜ。もう時間来ちまうからまたな!」
ナルトは振り返りシカマルとヒナタの手を引いて走り出した。その顔は皆笑顔で我愛羅にはまぶしく、そして疎ましく感じた。
「あいつを殺ればこの気持ちが何かわかるかも知れない・・・」
我愛羅は呟くと2人とともに会場を目指した。
::::::::::::::
「なんかやばそうなやつだったな」
きめられた席に着いた3人は向き合い話し始める。
「うん、そうだね。あの人からは異質なチャクラを感じた。多分あの人たちは相当強い。その中でもあの我愛羅って人は別格」
シカマルは淡々と話すが、我愛羅のいびつさに気づき少し畏怖していた。
ヒナタもシカマルの意見に同意しつつナルトを見やる。
「確かにあいつは強いかも知れねぇ。でも俺達もやることはやってきたんだ。それを出せば大丈夫だってばよ」
そう言うと二カット笑う。そして2人も釣られて笑顔になってしまう。
「お前等、席に座れ。試験の説明を開始する」
会場の前に現れたのはいかつい顔に切り傷のある男、奈良シカク。
『親父?あいつどんな難問を出題するつもりだ?』
シカマルはここ最近父が楽しそうに読み漁っていた本を思い出していた。
『暗号、数独、詰め将棋、その他もろもろ、いろんな難しい本を読み漁っていたがまさかこのためとは」
そして班ごとに集められた忍び達の前に1つずつの箱が置かれる。
「お前達には今から暗号解読を行ってもらう。その暗号はまぁ中忍レベルなら解けないとおかしいといわれる暗号がいくつも入っている。それを時間内に全部解き、俺のところにもってこい。1つでもミスや問題の解き忘れがあったら受けとらねぇ。時間内なら3度まで持ってきていい。だが3度目に全問正解できていなかった場合は不合格。その時点で部屋から出てもらう。いいな?そして全部の班の問題はごちゃ混ぜになっていてカンニングができないようになっているから自分たちでしっかり解くように。では時間は今から1時間。はじめ」
下忍たちは一斉に箱を開けとき始めた。
シカマル達も始めるが、文字によるもの、数字によるもの、ただ単純なパズルや暗号文、答えを書くボードが入っていた。
問題は全部で5問入っていた。
「まずはとくぞ。俺とヒナタは暗号、ナルトはそのパズルを組み立ててくれ」
シカマルの指示で3人は一斉に動き始める。他の班が苦戦している難問の文字パズルや数字のパズル、暗号文をシカマルは少し考えるだけで解いていってしまう。
ヒナタも苦戦しながら何とかその暗号の意味を理解しだしていた。
ナルトは単純なパズルに悪戦苦闘しながらも何とか組み立てていく。
そして暗号の解読を終わらせたシカマルは数字のパズルを眺め理解する。
『この問題は全て1と0で構成されているが1箇所だけ1と0じゃぁ成り立たない部分がある。そこがポイントか』
その数字の羅列がおかしい部分をまるで囲み、次の文字の問題に移る。
『これは単純な文字遊び。この四角に入るものさえわかればいいがこの四角の数字。4と6これは何だ?」
そこに文字を当てはめていきその文字を書き連ねる。
「終わったぜシカマル」「こっちも」
ナルトとヒナタから声が上がったのを確認するとシカマルは書いた文字のメモを持ってそれを見る。
ナルトの作ったパズルに浮かび上がるのは1と7と10の下文字が出ている。
ヒナタの解いた問題のほうには2と5が。自分の解いた暗号には3と9が。そして数字のパズルから浮かんできた文字は8。
そしてその数字には何かしらの意味があるはずなのであった。
『考えろ、考えるんだ。この意味は何だ?」
シカマルは全ての問題を見ながら考える。そして考え付いた。
「ナルト、箱を裏返しにしてくれ」
言われたとおりに箱を裏返しにするとそこに書かれていたものは数字の羅列が振られている。
「これは2重の仕掛け。最初からこの最終問題を解くためのヒントが問題の中にあった。このヒントが全部正解じゃないと最後の問題は解けねぇ。だから最初に試験官はああいったんだ。解き忘れがあったらってな。最初からこれをさせるつもりだったんだ」
そしてその箱の裏の数字の羅列。それにシカマルは塗りつぶしていく。
「これは自分の里の位置だけに確りとした本物の数字が入っている。そしてこの問題の答えはこれだ。木の葉隠れの里を示せ。そしてそのヒントは全てよく見ると5つの問題に隠されている」
シカマルが作り上げた答え。それをもって試験官のところに向かう。そしてその箱の裏が見えないように確りと隠すのも忘れない。多分他の受験者も各自分の里を示すようになっているはずだからヒントをやる必要はないのだから。
「お願いします」
シカマルが試験官である資格にそれを手渡すとその箱が消える。
「合格だ。解けていない場合はここに残るからな。開始26分、1組目合格だ」
シカクの言葉に3人はハイタッチをする。
「試験中だ、静かにしろ。終わった組は速やかに部屋から出て外の試験官の指示に従い違う部屋で待機してもらう」
そして部屋を後にする3人。第1の試験を突破し次のステージへ。
1次試験からオリジナルにしてみたけど問題なんて正直適当に考えたので深く聞かないでくださいね(笑)
2次試験はおなじみ死の森でのサバイバルにしますので乞うご期待