黄泉路への案内人   作:楽一

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第七話

 

第七話

 

 

 その後地球に転移し、まず向かうは。鈴宮市

 

葵「ここがこの世界における魔法の中心地。そして私が過ごした街だ」

 

全員「ほぇ~~~~~」

 

 その世界はまさにファンタジーな世界というほどでもない。一見すれば確かに近代的な建物があるが、自然から魔法エネルギーを受け取っているということもあり車はほとんど走っておらず魔法で通行する者もいる。また、他種族世界ということで人族以外にもさまざまな種族がいる。

 

葵「あ。後お前らのデバイスをウルナ達に竜也に渡しておいてくれないか」

 

シ「何故だ?」

 

葵「追々わかる。さて、まずは」

 

 なのは達は言われるままに竜也にデバイス渡すと、竜也はどこかに転移した。

 

な「にゃっ!? あれが無いとわたし達はどうやって身を守るの!?」

 

葵「お前らには必要最低限の護身術は教えただろ? 後何があっても私が護るから安心しろ」

 

 いや、それは当然のことだろ。夫として、父親として。

 

全員「ほえぇ~///」

 

葵「?」

 

 その言葉に全員が顔を真っ赤にしていた。あと何故、コロナやリオ、ヴィヴィオにイクスと翼まで?

 

キャ「エリオ君は?」

 

エリ「え? ・・・あ! も、もちろん守るよ! キャロにルーも!」

 

キャ「う、うん///」

 

ルー「お願いね///♪」

 

 ちなみにザフィーラ家はなぜかこれを辞退し、ゼスト達は新しく無人世界で事業をするための準備があるとか。

 

まぁ、そういって先ずきたのは

 

 

 

―騎士団立鈴宮病院

 

 

エリ「この騎士団立というのは何ですか?」

 

葵「呼んで字のごとく。騎士団が運営している病院のことだ。聖王病院などとよく似ている。ただ、医者の種類が東洋学、西洋学、魔法学、精霊学、神病学、魔病学とさまざまな分類に分けれらる」

 

キャ「? なんですかそれ?」

 

葵「この世界には様々な種類の種族がいるといったよな?」

 

エリ「はい」

 

葵「つまりそれに合わせて医療も進化しなければならないんだ」

 

カ「だからこんなに種類があるんですか」

 

 そして、院内に入ると。

 

???「おぉ。待っとったぞ! 葵!!」

 

葵「お久しぶりです。セルゲイ医師」

 

 そこに立っていたのはお茶の水博士みたいな感じの医師。セルゲイ・ヴァルヴォット。

 

セル「で、その患者は?」

 

葵「こいつだ」

 

 そういってなのはを前に出すと、

 

セル「ふむふむ。負の魔力核か。珍しいな」

 

な「えっとその何とかの核って?」

 

セル「お前さんの魔力を形成しとるもんじゃよ。形をとっておるとその限界が来た時に食器が割れるように砕け散る。つまり限界が固定されとるから負の魔力核」

 

フェ「え? それじゃあ私たちも!?」

 

セル「おいおい。なんでそんなに多いんじゃ!?」

 

葵「あぁ。えっとそれは」

 

 その後リンカーコアの説明をすると。

 

セル「なるほどだ。まぁ、理論上は修復は可能じゃろ。粉砕とかじゃないからな。まぁ、そこに寝て」

 

 そういってなのはをベッドに寝かし、セルゲイ医師がちょうどリンカーコアのある部分の上空に手を添えると、

 

セル「砕かれし核よ、汝ら再び結晶し、この者に力を与えるために集まれ。これは我が意志でありこの者の意志なり。再結晶!!」

 

 すると、リンカーコアが浮き出てくる。

 

は「な!? あれ危険なんちゃうん!?」

 

シャ「や、止めさせな―――-あ、葵さん!?」

 

葵「良いから見てるといい。大丈夫だ。あの人は信頼のおける医師だ」

 

 セルゲイ医師はだまって魔法陣を展開させる。

 

セル「はぁああああああ!!!」

 

 すると雄たけびを上げると、なのはのリンカーコアに黄金色に輝く粒子が集まりなのはの欠けた部分に入っていく。そして、

 

シ「う・・・そだろ!?」

 

ヴィ「ありえねぇ・・・・」

 

 その光景はあまりにも神秘的だった。まるで欠けた部分を巻きどもしてもとの形に修復させていく。

 

ア「なんか幻想的」

 

す「うん」

 

ティア「すごい・・・・」

 

ス「ここの人って本当に人なの!?」

 

ギ「・・・・コアの修復なんて」

 

カ「局が欲しがりますよ・・・」

 

ノーヴェ「つうか、ドクターでも無理だよこれ」

 

 そして、数分後。

 

セル「ふぃ~。おわったぞい」

 

葵「ありがとうございます。なのは。気分はどうだ?」

 

な「う、うん。なんか気持ちい感じ」

 

セル「えぇっと・・・神無月なのは。ほぉ。ということはお前さんの奥さんか? となると・・・ここにいる女性全員が奥さんか? あと、嫁公認の愛人もいるそうじゃな。やるな葵!」

 

葵「?! ど、どこでそれを!?」

 

セル「かっかっかっ! ウルナから聞いたわい! しかしあの鈍感王がのう。幸せになるんじゃよ。後神無月なのは」

 

な「は、はい!」

 

セル「今日から三日は魔法を一切使うな。後そのリストバンドをつけておけ。使おうにも強制的に使えないようにするもんじゃ」

 

な「は、はい。でもなんでこれを?」

 

セル「ウルナから聞いたわい。無茶をするじゃじゃ馬じゃと」

 

な「にゃ!?」

 

セル「後お前さんら。後で竜也が道実よりデバイスとやらを強化して返すと思う。じゃが、あまり乱用はするな」

 

シ「改造!?」

 

セル「いいか。カートリッジシステムというのは一種の麻薬じゃ。一時的に強化するが同時に使用者並びにデバイス自体にも負担が大きい。こっちで改良して渡す。威力は現状を維持しつつ負担をなくすシステムがこっちにはある。それを搭載させるまでじゃ」

 

シャ「え、えっとそれは誰が?」

 

セル「わしは葵からと聞いたが」

 

葵「私はお前らのデバイス自身から聞いた」

 

全員「うっ・・・・」

 

 その後、病院を後にすると、

 

騎士「獅子皇陛下に敬礼!」

 

―ザッ!

 

 外にいつの間に待機していたのか青色の鎧を着た兵士たちが一斉に敬礼した。

 

カ「・・・これは一体」

 

イク「後陛下と」

 

コロ「あ。もしかしてお父さんのこと?」

 

リ「あぁ。そう言えばお父さん王様でしたね」

 

ヴィヴィオ「本当!?」

 

翼「獅子皇。この世界なら知らない者はいないというほどの大英雄。確か、雑誌にほら」

 

 いつの間に購入したのか分からないが翼が雑誌を見せると、

 

ティア「あ、葵さんが表紙!?」

 

ス「というか、いまだに人気衰えない陛下!?」

 

 あれ? そんな雑誌あったのか!?

 

ギ「・・・・えっと、陛下数年ぶりの御帰還。ただ、一夫多妻で妻十六人と嫁公認の愛人十一人・・・全員が陛下に見合うほどの美人」

 

アイン「・・・・///」

 

チンク「・・・(ぼんっ)///」

 

孤「まぁ、言われるよね。でも確か後半のこの世界の人々の声見るとすごいよ」

 

 孤狐の表情はだんだん暗い顔になっていった。

 

ヴェ「なになに。『わたしの葵様を取った女狐!』・・・えぇ!?」

 

シ「『巨乳が良いのか巨乳が!?』・・・いやいや、違うだろ!?」

 

ウェ「あと、『年下が良いの!?』っす。そう言えば全員葵兄ぃの年下っすね」

 

孤「言ったでしょ。葵はこっちの世界でもかなり人気者だって。下手な俳優とかより葵の方がモテたもん」

 

 知らなかった・・・・本当にそんな非現実的なことがあったんだ・・・。

 

 その後、兵士に護られながら泊まるホテルに到着。いやぁ~、やっぱりあれ恥ずかしい!!!

 

葵「で、そのデバイス完成のめどはたったと?」

 

道『応さね! で、とりあえず五日後には完成する予定。ちょうどなのはちゃんもあれだしさね』

 

葵「そうだな」

 

道『後お前さんの義母が会いたがっていたさねよ』

 

葵「・・・そうか分かった」

 

 ちなみにあの後、というか夜。

 

ドゥ「というわけで今夜はわたし達がお邪魔することになりました!」

 

葵「・・・・え?」

 

クァ「ご安心ください葵さん~。ちゃんと奥さん方からは許可をいただいていますので~」

 

葵「いやいや、そういうわけではないんだが!?」

 

トーレ「嫌なのか?」

 

チ「わたし達は準備できているのに・・・」

 

 めったに見れないチンクとトーレによる上目づかい+涙目。だからそれは止めろ!?

 

ノーヴェ「葵兄貴はあたしらのこと嫌いなのか?」

 

ウェ「そうなんっすか!?」

 

葵「嫌いじゃない!」

 

セッテ「ではなぜ?」

 

セイン「なら別に良いじゃん!」

 

葵「なんというかその、お前らは良いのか?」

 

ディエチ「準備はできてる」

 

ディード「バッチグー」

 

オットー「だからいつでもOK」

 

葵「・・・・(何でこういう時に限って女は強いんだ!?)」

 

 で、結果は・・・・

 

ドゥ「・・・も、もう駄目///」

 

チ「あ、葵がこっちにも強いなんて///」

 

葵「大丈夫かノーヴェ?」

 

ノーヴェ「あ、あぁ、だいじょうぶ///」

 

ウェ「あ、葵兄すごいっす///」

 

 なんかすっごいみんなの目、トロンとしてたな。

 

 

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