黄泉路への案内人   作:楽一

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久々の更新。若干まだスランプから抜け出せねぇ・・・・でも頑張っちゃうよ。
なんせ武蔵と結婚見えたからね!
大和のため! 加賀のため! 金剛のため! 大鳳のため! 長門のため!


第六一話

 

第六一話

 

 

SIDE第三者

 

 

箒「一夏なのか?」

 

 その光景に驚いた箒。いや、その光景に驚いたのはなにも箒だけではなかった。

 

ラ「セカンド・・・・シフト」

 

 その場にいた全員であった。だが、

 

葵(ようやくか)

 

 若干だがほほが緩む葵。更にいうなればようやくというだけでなく、まるでやっと策の第一段階が終了したかのようだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――数十分間前

 

葵「という策なのだが頼めないか?」

 

 その場にいたのは白式と紅椿だった。

 

白「つまり焚き付け役を私たちにと?」

 

葵「言葉は悪いがそうなるな」

 

 葵の作戦というのは策のうちに入るといえるものではなかった。

 

白「それで一夏は成長するのでしょうか?」

 

葵「それはあいつ次第だ。だが」

 

 私が彼女ならと、言葉をつづけた。

 

白「ふふっ」

 

葵「なんだ?」

 

白「いえ、咲いてる華は違えど根っこは一緒と思いまして。父と一夏。違うようで似ている。そう思っただけです」

 

 そういうと、彼女は立ち、

 

白「そのお役目確かに引き受けました。お任せください」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして今につながる。

 

葵(どうやら成功したようだな)

 

 彼の顔には余裕が見えた。それはそうだろう。今なお覇王と剣戟を交え、銃弾を放ち、避け、攻撃を仕掛けるという死線を張っているのだ。

 

覇「何がおかしい!!?」

 

葵「なに、勝負あったと思っただけだよ」

 

覇「何!?」

 

 覇王が目をやると、そこにいたのは白式がいた。

 

覇「くっ、たかがそれぐらいで!!!」

 

一「今ならわかるよ、力の意味も、そして使い方も!!」

 

 大型化したスラスター四機が一気に火を噴く。それは今までの白式とは比べ物にならないほどの加速力だった。

 

覇「なっ!?」

 

一「覇ぁあああああああああ!!!」

 

覇「ぐっ!」

 

 あまりの加速力に驚いたのか一瞬たじろいだ覇王。だが、これが結果的にこちらに、いや一夏に流れを持ち込んだ。

 

一「いやぁああああああ!!!」

 

 距離を縮めたことによって生まれたのは一夏の間合い。それはイコール覇王にとって不利な状況だった。

 

覇「ちっ!」

 

 ガトリングや、ショットガンで弾幕を張り距離を取ろうとするが、今の一夏はそれを恐れていなかった。

 

 なぜなら第二形態によって生まれた多機能装備雪羅によってシールドを生み、それによって回避と同時によけきれなかった弾幕をそれでうまくカバーをし距離を離さなかった。

 

覇「なぜだ!? なぜ!!?」

 

 困惑や動揺を隠せていないな。

 

葵(だが、問題は・・・・)

 

 私の予想が外れていなければ一夏の、白式の最大の弱点は・・・・

 

一「!?」

 

 一夏もその状況に気づいたようだ。その弱点というのは燃費だ。白式の第二景帝によって生まれた多機能装備、雪羅。それはいわば零落白夜を固定化し、盾という方に持ってたものだ。つまり燃費が悪い。

 

葵(まずい!)

 

 状況が一変したのは覇王がそれに気づき、一気に攻勢に出たことだ。

 

覇「なるほど・・・・確かに短期戦では恐怖だが、長期戦であれば!!」

 

 フリーダムで一気に一夏に詰め寄りシールドでカバーする。

 

一「お兄ちゃん!?」

 

葵「気にするな。妹一人にすべてを背負わせるわけにいかんだろ? それに私は男だ。格好ぐらいつけさせろ!」

 

 シールドを解除し、ビームサーベルを二刀取り出し、一気に距離を縮める。

 

覇「小賢しい!」

 

葵「接近戦だけだと思うな!」

 

 レールガンをゼロ距離から放ち、ダメージを確実に蓄積させる。

 

覇「なめるなぁあああああああ!!!?」

 

葵「うおぉぉおおおおおおおおおおお!!!」

 

 

 

SIDE一夏・箒・千冬

 

 

 まただ。結局まただ。どんなに頑張っても結局たどり着けない。

 

 

 

 

 

 どんなに力があっても

 

 

 

 

 

 どんなに思いがあっても

 

 

 

 

 

 どんなに歩み寄っても

 

 

 

 

 

 

 どんなに追いかけても

 

 

 

 

 

 

 結局は同じ何んだ

 

 

 

 

 

 

 

 誰もあそこにたどり着けない

 

 

 

 

 

 

 

千「こんなことのために私は力を手に入れたのではない!!」

 

 

 

 

一「なんで・・・・どうして? ねぇ、白式・・・・私じゃダメなの!!?」

 

 

 

 

箒「手に入れたんだ・・・・なのになぜだ!? なぜだめなんだ!!?」

 

 

 

 

 

―――駄目じゃないんじゃないか?

 

 

 

 

 

 声がした。子供の声だった

 

 

 

 

 

 なぜだ? どんなに努力しても無駄なのに・・・

 

 

 

 

 

――あがいてみた?

 

 

 

 

 

 したよ! でも駄目だった・・・・

 

 

 

 

 

――本当に?

 

 

 

 

 

 本当だ!

 

 

 

 

 

――でも駄目なの?

 

 

 

 

 

 

 神がいるなら残酷だ。

 

 

 

 

 

――ほほ笑まなかった?

 

 

 

 

 うん

 

 

 

 

 

――どうして? 神様なら一生懸命君たちを守るために剣を振るったのに?

 

 

 

 

 

 

 ?

 

 

 

 

 

 

――神様は笑ったよ。君たちに。神様はがばったよ。君たちのために。神様は守ったよ。君たちが大好きだから。神様は頑張ったよ。君たちを失いたくないから。

 

 

 

 

 

 

 何を言ってるの?

 

 

 

 

 

 

――君たちは何も知らないかもしれないけど神様は君たちのそばにいたよ。なら、君たちも頑張ってみようよ。

 

 

 

 

 

 

 

 で、でも!

 

 

 

 

 

 

――チャンスはあげる。だから

 

 

 

 

 

 

 

頑張ってみて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一瞬だった。箒の紅椿が黄金に輝きだし絢爛舞踏が発動したのは。

 

 

 

 

 

 

 一瞬だった。その手を握った一夏の白式のエネルギーが回復したのが。

 

 

 

 

 

 

 一瞬だった。先程まで傷だらけだった千冬の傷が癒え、エネルギーが回復したのが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

千・一・箒「「「これなら戦える!!!」」」

 

 

 

SIDEOut

 

 

 

 接戦は変わらなかった。体力的には葵が不利だった。

 

葵「(まずいな・・・彼女たちも退避させねば。だが、それがかなうか)ちっ!」

 

 彼は攻撃が下で傷だらけになっている楯無たちに攻撃が当たらないよう歌唄攻撃を行った。

 

覇「ふっ、どうした? あの時の威勢は!!?」

 

葵「お前に本気を出そうかどうかと思っていたまでだ!」

 

覇「ほざけ!!」 

 

 方天画戟を振るう。それを受け止め腹部の砲を放つ。

 

 爆炎が起き、覇王はそれに続く攻撃に備える。だが、

 

???「邪魔をするなぁああああああ!!!」

 

覇「!?」

 

 そこから出てきたのはフリーダムではなく、真っ赤に染まった鎧を身にまとった千冬

だった。

 

覇「なっ!? あいつは?!」

 

???「よそ見をしている暇はあるのか!?」

 

覇「くっ!?」

 

 日本の刀のうち一撃、二撃と手数を当てるのは箒だった。

 

一「まだだよ!」

 

覇「ちょこまかと!!?」

 

 だが、前方を箒の連撃に押されていた覇王はそれを突き跳ねるが、千冬のビーム砲によって後ろに攻撃を集中できない。

 

一「これでぇええええええ!!!」

 

 一夏の刃には白金の気がまとう。

 

覇「これは・・・くっ!」

 

 すぐに何が起こるかわかったがすぐに防御態勢に入れない。

 

一「終わりにするんだぁああああああああああ!!!!!」

 

 そして、一夏の振り下ろしそうとした。

 

覇「この程度で!!」

 

 覇王は最後の一撃とばかりに一夏に方向を向けるが、

 

――ズガァアン

 

ラ「ふっ、忘れられては困るな!」

 

シャ「結構きついけど、これぐらいなら!」

 

 シャルとラウラの放った弾は覇王の砲口を破壊し、

 

覇「まだ、この!」

 

セ「まだですわ!」

 

鈴「一夏たちのようにとどめはさせないけど!!」

 

 セシリアと鈴の攻撃は後ろのブラスターを砕き、

 

楯「まだ、お姉さんもやれるわよ?」

 

簪「まだ・・・やれる!」

 

 楯無と簪の攻撃が腕を砕く。

 

ナ「これぐらいしかできないけど」

 

マ「まだいける!」

 

咲「この程度で!!」

 

 残りの武装を三人が砕く。

 

一「いっけぇえええええええええええええ!!!!」

 

 零落白夜は覇王の方天画戟ごと叩き斬り、そのダメージは覇王につながった。

 

 そして、覇王は、砕け散り、残ったのは赤い休題だけだった。

 

チ「! ノーヴェ! 」

 

ノ「おう!」

 

 ノーヴェがすぐにその距離まで近づき、さらにそれを援護するように、チンクがナイフを投げつける。

 

チ「これでチェックメイトだ!」

 

ノ「くたばれぇえええええええ!!!」

 

 ノーヴェの拳が【不の者】のコアを砕き、この戦いが完全に終結したことを宣言した。

 

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