Fate/EXTRA -"零"の絆結び-   作:かりちゅま@湊

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注意

 中二病臭漂う出オチがあります。



赤セイバーとキャス狐の口調がしっかりと掴めていないせいで違和感あるかも?


一回戦-終わりの始まり-
一日目-遠い過去の断片。始まる本戦。-


━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

 

 

 そこは異質だった。

 一言で表すと"無"。無限に広がる闇。それだけがあった。

 ...いや、違う。正確には"一人"と姿カタチのない"???"がいた。あった。"存在した"

 

「...なぜ。俺から...俺の周りからすべてを奪おうとする?」

 

 男が"???"にそういう。...いや、違うな。"男"じゃない、"俺"だ。なんとなくだがそんな感じがする。

 

「なぜだと?

 簡単なことだ。"飽きた"。

 ただ見ているだけというほどつまらないものはない。

 だから"私"は、世界に入って、体験した。

 だが、それすらも飽きた。だから今度は"壊す"。

 壊して新しいものに創りなおす。」

 

 "???"が言う。"俺"と同じような姿に成りながら言う。

 

「そうか...なら。

 俺は、お前を倒して、"大切なものたち"を守る。」

「"世界"ではないのか?」

「"俺"はそんな大きなものは守れないし、なにより守る気なんてさらさらない。」

「身勝手な男だな。...まあいい。

 どうせ結局は守りきれず無様に散っていくのだからな。」

 

 交互に言い合う。言葉を交わすたびに殺気が互いに膨れ上がる。

 

「さぁ、そろそろ時間だ。"概念"として、貴様ら"人間"を創り直してやろう。

 それが嫌なら足掻け。足掻いて"人間の可能性"を見せてみろ。」

 

 "???"が、戦う構えをしながら言う。それに対して"俺"は...

 

「なら見せてやるよ。

 "人間の可能性"..."絆"をなァ...!」

 

 こう言った。そして一区切りおいて...

 

「行くぞ"概念"ッ!HP()の貯蔵は十分かァ!!」

 

 互いがぶつかり始めた。

 

 

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

 

 ...何か、欠けた夢見ていたようだ。

 

 目が覚めた。

 ここは学校の保健室。

 いつの間にか倒れて、運ばれてきたらしい。

 

 それでは、あの扉の先の世界、

 行く手を阻むドール、そして"サーヴァント"...

 あれらも全て夢だったのか?

 

 いや、この保健室は既に見慣れた日常のそれとは違っていた。

 似てはいるが、どこか異質で...

 

 ベットから起き上がりながらそんなこと考える。

 

 と、突然。目の前に人影が目の前に現れた。

 

「あっ、おはようございます、ご主人様(マスター)!

 よかったぁ、ようやく目が覚めたんですね。」

「抜けがけは許さぬぞ《キャスター》...!

 ゴホン。奏者(マスター)よ。そなたがそんな調子故、余は寝顔を眺める以外の楽しみがなかったではないか。」

 

―唖然。それはそうであろう。

 忘れようもない、強烈な印象を残したその姿が急に現れてきたのだから。

 

 《セイバー》。

 ざっと見、紅蓮の衣を纏った勇ましい少年。

 が、よく観察すると、体の端々に男性らしかぬ柔らかさが見れた。

 つまりは、女の子。女性ということだ。

 あと、アホ毛が可愛いです。

 そして、小さい。抱いてみたくなる。

 

 《キャスター》

 改めて注目しても、生えている狐の耳や尻尾は本物だ。

 どう考えても、人間ではない。

 あと、尻尾もふもふ。

 すごく...もふもふしたいです。

 

 だから俺は二人にお願いしてみた。

 

「....突然だけど、《セイバー》さん。

 抱かせてください。

 《キャスター》さん。

 その尻尾をもふもふさせてください。」

 

 ...こんなに真剣にお願いするなんてどんだけなんだと思うが、気にするな。

 

 そして、返事は...

 

「...すこしだけだからな...///」

「....いい、ですよ?///」

 

 俺は、このあと、天国を見た。

 そんな気がした。

 

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

 

 

 あのあと、いろいろあり、"聖杯戦争"ついて教えてもらった。

 

 いわく、願いを叶える願望機こと"聖杯"を求めて殺し合うという。

 勝負の時はマスターがサーヴァントと一緒に戦いの場に行き、戦う。

 負けたものは、すべての令呪(れいじゅ)という、絶対命令権並びに参加証を失う。

 それを繰り返して、最後に残った一人が"聖杯"へと至る。

 らしい。

 

 あと、もう一つ印象に残ったのが従者(サーヴァント)について。

 

 従者(サーヴァント)魔術師(ウィザード)...もといマスターを勝たせるために呼び出された過去の"英霊"。

 その"英霊"を再現したもの。それが従者(サーヴァント)だという。

 また、サーヴァントには7つの役割(クラス)があり、《キャスター》や、《セイバー》とは、その一つだという。

 

 二人にどんな英霊だったかと聞くと、正体がバレて対策立てられないようになどといい、そのまま消えてしまった。

 一応自分の近くに存在しているということはわかるけど。

 ...まぁ、しばらくしたら教えてくれることだろう。

 

 さてと、そろそろ動こうか。

 そう思い、ベットから立ち上がる。

 すると突然、扉から誰かが入ってきた。

 

「あ、月影さん。目が覚めたんですか?

 よかったです。

 体の方は異常ありませんから、もうベットから出ても大丈夫ですよ。

 それとセラフに入られた時に預からせていただいた記憶(メモリー)は返却させていただきましたので、ご安心を。

 聖杯を求める魔術師は門をくぐる時に記憶を消され、

 一生徒として日常を送ります。

 そんな仮初の日常から自画を呼び起こし、自分を取り戻した者のみがマスターとして本線に参加する―

 以上が予選のルールでした。

 貴女も名前と過去を取り戻しましたので、確認をしておいてくださいね。」

 

 名前と記憶を取り戻す...?

 それはおかしい。

 確かに名前ははっきり口にできる。

 

 "月影(つきかげ) (みなと)"

 

 それが俺の名前。

 

 だが、記憶が全く思い出せない。

 学園にいた頃は、

 みんな普通の生徒だったと思い込まされていた、

 というのは分かった。

 

 しかし俺は、

 未だ以前の記憶が思い出せない...!

 

「え、記憶の返却に不備がある、ですか...?

 それはわたしには何とも。

 間桐桜(まとうさくら)は運営ように作られたAIですので。」

 

 抗議の声はあっさりと無視された。

 どうも、彼女は与えられた役割をこなすだけの仮想人格のようだ。

 

「あ、それからこれ、渡しておきますね。」

 

 渡されたそれは、何かの"携帯端末"らしい。

 とりあえず連絡用のものみたいだが、別の用途もあるかもしれない。

 

「本線の参加者は表示されるメッセージに注意するように、との事です。」

 

 端末メニューを開いて見てみる。

 そこにはいくつかの項目があった。

 一通り見て、どのようなものがあるのかを見る。

 だいたい見終わって理解したので、閉じた。

 

 ふぅ、と溜息をつく。

 限られた情報と自分の名前。そして、ある程度の知識。

 それ以外は全く知らない。思い出せない。

 

 そんな状態のまま、聖杯戦争が始まってしまった。




どうも。私です。

 本戦に入れました。
 そして、やっと主人公の名前が出てきました。
 ...逆にいえばまだ主人公の名前以外全然出てないんですよねぇ...。
 設定なり書くべきだろうか?

 あぁ、あと、そろそろ更新スピードが落ちると思われます。

以上。ではまた次回。
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