Fate/EXTRA -"零"の絆結び-   作:かりちゅま@湊

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今回短めです。

あと、皆様のおかげで、
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を突破しました!
感激です。感謝感謝です!


二日目-明かされる対戦者。憤慨と動揺-

 -2-A教室-

 

 あ、ありのまま今起こったことを話すぜ!

 目が覚めたと思ったら、いつの間にか教室にいた。

 みんなも分からないと思うが、俺も分からない。

 もっと恐ろしいものの片鱗を(ry

 ...まぁ、気にしたら負けか。

 

 ピピピッ。

 

 突然、無機質な電子音が教室中に響いた。

 どうやら、

 ポケットにしまいこんでいた"携帯端末"から出ているらしい。

 取り出してみると、

 画面に何やら文字が表示されている。

 

『2階掲示板にて、次の対戦者を発表する。』

 

 対戦者の発表。

 サーヴァントの言っていた、

 一騎打ちの相手を知らされる、という事だろう。

 とにかく、

 "2階掲示板"の前を行けばわかることだ。

 早速見に行くとしよう。

 

 -2階廊下-

 

 端末からの指示に従って"掲示板"の前へと来てみると、

 そこには見慣れない一枚の紙が張り出されていた。

 真っ白な髪に書かれているのは、二人の名前。

 

 一つは俺の...自分の名前。

 そして、もう一つは―

 

『 マスター:間桐(まとう) 慎二(しんじ)

  決戦場:"一の月想海"          』

 

「へぇ。まさか君が一回戦の相手だとはね。

 この本戦にいるだけでも驚きだったけどねぇ。」

 

 いつの間にか、慎二が隣に立っていた。

 

「けど、考えてみればそれもアリかな。

 僕の友人に振り当てられた以上、

 君も世界有数の魔術師(ウィザード)って事だもんな。

 格の違いは歴然だけど、楽しく友人やってたワケだし。

 一応、おめでとうと言っておくよ。

 

 ―そういえば、君、予選をギリギリで通過したんだって?

 どうせ、お情けで通してもらったんだろ?

 いいよねぇ、"凡俗"は、いろいろハンデをつけてもらってさ。

 でも本戦からは実力勝負だから、勘違いしたまんまは―ごふっ!?」

 

 俺の拳はいつの間にか、慎二の腹...鳩尾付近に吸い込まれていた。

 だが、後悔はしていない。それに―

 

「ふざけるなよ、餓鬼(がき)。」

 

 そう言いながら俺は、今度が顔面の急所めがけて殴る。

 慎二が怯んですごく痛そうにしてるがどうでもいい。

 

「お情けで通してもらっただと?

 こっちがどんな事があったかもわからないのにほざきやがって。

 必死で生きるために、あの場所でたくさんの他人の"死"を見て、実感して。

 "死"から足掻(あが)いて足掻いて足掻きまくって、

 やっとのことで行き着いたんだ。

 お前の言う"凡俗"たちも、俺と同じように足掻い続けたんだぞ!

 

 予選だけでも、何人死んでいったかわかるか?

 何十、何百人の人が死んだんだぞ!?

 俺個人だけならまだいい、が。

 俺以外の、ほかの人たちも一緒に(けな)すような言い方をするな!」

 

 怯みから立ち直ったようで狼狽(うろた)えながらも口を開く。

 

「お、お前僕を殴ったな!?

 もう許さないぞ!いつかお前のサーヴァントごとぶっ潰してやるからな!?」

 

 そう、捨て台詞を吐きながら、走って消えていった。

 

 ...なんだか俺らしくない気がする。

 いつもなら普通に聞き流していたはずなんだが...。

 まぁ、どうでもいいことだけどな。

 

 それにしても、慎二と、そのサーヴァントと戦うことになるとは...。

 

 幾度か頭の中で復唱してもみて、実感がわかない。

 ただの言葉としか思えなかった。

 

 さっきは、あんな感じになったものの、あいつと俺は、

 仮初()の学園では、一応"親友"だったのだ。

 "親友"と殺し合うなんて、流石に俺でも動揺する。

 しかも、俺はまだここに来た理由も、記憶もまだ戻ってない。

 本当に殺さないといけないのか?

 ...まるで悪夢だ。悪夢ならもう醒めてほしい。

 俺は"親友"を...人を殺したくない。

 

 慎二がこの状況に浮かれているのなら、

 俺はこの状況に―

 

 

━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…

 

 ピピピッ。

 

 携帯端末から電子音が鳴り響いた。

 

『::第一暗号鍵(プライマリトリガー)を生成。

 第一層にて取得されたし。         』

 

 "第一暗号鍵(プライマリトリガー)"?

 なんのことだろうか?

 文面を見るに、何かの鍵のようだが...?

 

 まぁ、いいや。

 このことは、優しい言峰神父に聞けばわかるだろうし。

 

 最後に会ったのは確か1階廊下。

 まずはそこに行こう。

 

 -1階廊下-

 

「若きマスターよ。

 アリーナへ向かう前に、私の話を聞いていきたまえ。

 先程端末に、

 第一暗号鍵(プライマリトリガー)が生成されたと通信があっただろう?

 本戦の参加者は皆、六日の猶予期間(モラトリアム)のうちに、

 この暗号鍵(トリガー)を"2つ"、揃えなければならないルールとなっている。」

 

 階段を下りたすぐ先にいた。

 とりあえず聞きたいことを聞くとしよう。

 

 ・5分後・

 

 なるほど、なんとなくだが分かった。

 簡単にまとめるとこうなる。

 

暗号鍵(トリガー)とは、決勝戦の扉を開くための鍵。

 それを猶予期間(モラトリアム)までに揃えなければならない。

 揃えきれなかった時点で電脳死。

暗号鍵(トリガー)が2つなのは、

 各アリーナが第2層まであり、各層に1つずつ生成されるため。

 

 らしい。

 

 さて、聞きたいことがなくなった。

 アリーナへ行き―

 

 たかったのだが、言峰に呼び止められた。

 まだ話が終わっていないのだろう。

 とりあえず、聞こう。

 

「注意点を伝えておくが、七日目に闘技場に入る前の私闘は、

 学園であれ、アリーナであれ"禁止"となっている。

 万が一、アリーナで死闘に及んだ場合は、

 3ターンほどで、システム側から強制終了させられるだろう。

 学園での私闘には、マスターのステータス低下という、

 "罰則"が加えられる。気をつけたまえ。」

 

 そう言うと、言峰はスゥ...と消えた。

 ...今度こそ、アリーナへ行こう。

 

 だが、嫌な予感がする。

 なんとなく、自分に命の危険が迫っているような気がして...

 気のせいだといいのだが。

 

 

=少年は進む。

 この先に何が待っているかもしれないままで。=




どうも、
改めてFate/シリーズの凄さと偉大さを感じた かりちゅま@湊 です。

本当に皆様ありがとうございます!
これからも、この小説と私を生温かい目で....ちがった。
これからも、よろしくお願いします!
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