第95話 因縁ってのは思わぬところに転がってたりするものだ
4つの扇状に形作られたサン・ファルドの島、その沿岸から少し沖合へと出た波間に漂う一艘の筏。いや、筏と言うには豪勢だ。
テントの形をした中央部分を囲むようにして板張りの甲板が広がり、一番外側の外周部分に何本もの丸太で組まれた筏部分が存在する、上空から眺めると丁度円盤状に見える不思議な筏。
甲板部分に張り出された日除けの下に据えられたデッキチェアで、ワイングラス片手に寝そべる、短髪で金色髪、鋭角のサングラスを掛けた男。
優雅な佇まいとは裏腹に、男の上半身は痛々しいまでに包帯でぐるぐる巻きにされている。
そして、小脇には電伝虫が一匹。
「フッフッフッフッフッ、悪運だけは持ってやがる小僧共だ。見事に逃げられちまったよ」
男はさも愉快だと言わんばかりに笑っていた。
男の近くには他にもデッキチェアが据えられており、同じく上半身を包帯だらけにする端正な顔つきの男が静かに眠っていて、一方では緑髪の女が寝そべりながらゆっくりと本の頁を捲っている。
「お前の部下も小僧共にやられちまったんじゃねェのか? フッフッフッ、隠そうとしても無駄だ。お前の話は分かりやすいからなァ。司令長官さんよォ、……ここはお前が大将より託されたって云うアレを使う時なんじゃねェか」
「確かにこれから戦争が始まろうかって時だが、そんなことを気にするお前じゃねェだろ。正義を実行するんだぜ。ニコ・ロビンの存在は十分その理由になる。構うことはねェ……」
終始上機嫌で通話を終えた男が、手に持っていたワイングラスを傾けたのに気付いたのか、顔を上げた緑髪の女もまた笑みを浮かべている。瓶底のような眼鏡を額の上に持ち上げながら。
「スパンダムは動きそう?」
「フッフッフッ、あいつはどうしようもねェバカだ。
緑髪の女からの問い掛けに対し、一際凄みのある笑みを覗かせながら答える金髪の男。
「……若様、怒ってるの?」
「通り越してな……。調子に乗りそうな、うざってェガキ共にはそろそろ灸を据えてやる必要がある」
「うふふ、確かにそうね」
金髪男の言葉に頷き返し、グラスを傾けてゆく緑髪の女。飲み干した後には軽く舌舐めずりをしている。
「ドレスローザから連絡がありました。王下七武海として緊急招集の使者が来たと」
会話の合間を丁度縫うようにして、ワインを注ぎ足しに来た給仕が伝言も一緒に置いていった。
「そろそろ戻るわ」
「頼む。ああ、クリンガはそっとしといてやれ。……よく寝てる。この後、ディスコの件でも動いてもらう必要があるからな」
テントへと戻る前に、別のデッキチェアにて静かに体を休めている男に近付こうとしていた女へ声を掛けたあと、男の口角は人知れず再び上がってゆく。
「白ひげ海賊団にZとの全面戦争、そしてバスターコール。フッフッフッフッフッ、海軍……、てめェら、忙しくなるな」
男はどうにも愉快でたまらないようであった。
――つまんない
――そう何度も生死を分ける戦いをさせられてたまるか。情報は共有してやる、穏便にな
――俺は戦っても構いやしなかったが、まあ、あれだ……
どうやら、チムニーは俺たちが握っている情報を巡って、青雉との間に死闘が始まることを期待していたらしい。思惑通りに運ばなくて残念だったな。チムニーは余程面白くないと見えて、しゃがみ込んでしまい、どこかで拾ったらしい棒きれで、地面、否、木面に何やら書いていた。
ネルソン商会のバカ、アホ、マヌケetc……、完全に悪口だ。
大体、やっとの思いで四商海になったというのに、何を好き好んで海軍本部大将と事を構えなくてはならないのかって話だ。
青雉は相変わらずの掴みどころの無さだが、話は分かる相手の……はずだ。
俺はサン・ファルドにて何が起きようとしているのか、
この、チンチクリンめと俺は心の中で叫びながらも地味攻撃に耐え忍んで話をした。そんな痛みも甘んじて受け入れた。なぜなら、ネルソン商会がどこまで関わることになったのかはある程度ぼかしたという負い目もあったからだ。
ただ、青雉にも同じことをしていたので恐れ入ったわけだが。あいつはよく考えれば本当に子供だ。カールと変わりはしない。それでも、危うく煽られて死闘に突入させられそうになるくらいには油断ならない相手であり、見た目にごまかされてはいけない相手だと学びつつある。
それにしても、青雉だ。奴にとっては脛への地味攻撃が丁度良い眠気覚ましになっていたのではないかと俺は疑っている。子供に脛を棒きれで叩かれることを眠気覚ましにして、今後の世界を左右しかねない重大情報を聞く海軍大将って、どうなのだ。まあいい、他所の組織は他所の組織、あれでも海軍本部大将であるのは確かなのだから。
それが5日前の話。その後、青雉は本部へと帰って行った。
これは3日前の話。自身のだらけ加減に無頓着が過ぎる青雉に対して、俺たちの方からあの手この手を使って帰らせようとしていた矢先に連絡が来た。どうやら政府も暇では無かったようで、丁度すぐ近くにいた奴にメッセンジャーをさせたということのようだ。電伝虫越しに誰かさんの怒鳴り声が聞こえて来たのだから間違いない。あれは間違いなく仏の某であったに違いない。当の本人は実にけろっとしてはいたが。
面倒くさい奴の相手をすることから解放された俺たちは、本来のやるべきことを為すべく業務に邁進してきた。何せ召集令状に応じて明日にはサン・ファルドへ向かう必要がある。それまでには商会としてのやるべきこと、土台作りを出来るだけ進めておきたかった。行くのは俺だけなので、ある程度形にはしておきたかったし、行った後の方針も決めておきたかった。
正直なところ、俺の身ひとつで済んで安堵している。新任の四商海として足元を見られて、全員来いと言われたらどうしようかと身構えてもいたのだ。杞憂に終わって何よりである。
その一方で、サン・ファルドへ行く必要がない四商海もいるようだが……。ガレーラ・カンパニーがそうだ。輸送力の提供で済むらしい。確かに海列車を抱えているのであるから当然と言えば当然。戦争となれば補給は生命線。海列車による輸送力は海軍としても喉から手が出るほど欲しいであろう。
とはいえ、組織のトップひとりの戦闘力しか提供出来ない我が商会の情けなさを感じてならないところではあるが。商人としての力では俺たちはまだまだ歯が立たない。そんな焦りもまた、俺たちを業務へと駆り立てている。
今、俺たちはシャボン玉湧き出る屋外にてパラソルにテーブル、椅子を広げ出して業務の真っ最中だ。場所はガレーラ・カンパニーのシャボンディ事務所跡地。CP9にドンキホーテファミリー、そしてイットーとの戦いにて建物は全壊してしまった。それでも瓦礫を撤去中の中、少しづつ更地が増えていき、そのスペースを間借りさせてもらっている。ガレーラの社長をしっかり守ってやったのであるから、これくらいしてもらっても罰は当たらないはずだ。
隣のスペースでは既にガレーラの仮事務所が立ちあがってはいる。さすがは船大工集団だけあって、その建築スピードは驚異的そのもの。ガレーラからすれば俺たちの怪我からの回復スピードもまた驚異的だと思われているかもしれないが。ひとえにローによる治療のおかげである。
さておき、俺たちが屋外で取り組んでいる主たることは電話を受けて電話を掛けることだ。それは即ち天竜人からのコールに受け応えること。その為に大量の電伝虫を各テーブルに置き、所員に対応してもらっている。青空コールセンターというわけだ。勿論、早急に屋内活動へと移行すべく不動産の選定に入り、シャクヤクさんの仲介で手頃な賃貸物件を15番
これで、シャボンディは俺たちネルソン商会の重要拠点のひとつとなるだろう。天竜人からのコールに直接対応するコールセンター機能とそのコール内容に対応すべく仲買人と交渉折衝する機能を持たせた事務所を置く。マリージョアのお膝元で海軍本部にも近く、新世界への玄関口となる交通の十字路であるシャボンディという立地は打ってつけだ。
もうひとつの重要拠点はジャヤだ。当初は武器製造拠点にしようと考えていたが、島の特長から方針転換して、酒造をメインとした農業拠点になりそうだ。海賊が屯するモックタウンを抱えているので、人材発掘拠点としても有望かもしれない。こちらはひとまず猿山連合軍に酒造を託してきたが、彼らはネルソン商会員ではないので、奴らが次のロマンを追いかけだす前にパートナーシップ契約書を交わして、嵌めておく必要はある。
サン・ファルドも170億ベリーの借金を背負いこんで4分の1の権利を手に入れたわけであるから、拠点化が必要だ。牛の産地として牧畜業に精を出すことになるだろう。
武器製造拠点の選定は急ぐ必要があるが、四商海の特権を盾にして新たな拠点の払い下げを政府に認めさせることは出来ない。それはジャヤで終了だ。あとはマリージョアとトリガーヤードに事務所を設けることくらいだろう。なので自力で何とかする必要があり、自力で何とかするというのはそう簡単に進むものではないのだ。とはいえ、銃器設計者であるブロウニーを遊ばせておくわけにもいかないので、新たに製造した武器について破格のライセンス料契約を結ぶという条件で、この50番
これら一連の取引に関する帳簿と契約関係の取りまとめをジョゼフィーヌとビビにペルも加わって隣で進めている。ここのところ戦闘続きだったこともあって、溜まりにたまった業務量はテーブルの上だけでなく、マングローブの上に直接堆く積み上げられた書類の山から察するに余りある。
ローとクラハドールはコールに対応する所員のフォローに回りつつ、自身でもコールを直接受けてくれている。相手は何を言い出すか分かったものではない天竜人だ。現在10名のコール対応を2チームに分けて半々監督している状況である。
ベポとカールには積荷である傘3,000本の一部を売ってくるように言いつけた。あいつらには良い訓練になることだろう。ジョゼフィーヌからは1,000本は売って来い、売れるまで帰って来るなとのお達しを受けているのを横で聞いていた。顔面蒼白の涙目になっていたあいつらを見るに忍びない状況であったが、鬼会計士の妹には俺も口を挟むことは出来ず、出来る限りのエールと共に見送ってやったのだ。
オーバンとアーロンはシャボンディパークの実地調査に出掛けている。物は言いよう、遊びに行ったとも言えるが、ともかく麦わらたちに付いて行った。どうにも気になるらしい。
当の麦わらたちは怪我の回復もそこそこに動き出していたが、エースを助けに行くかどうするかについて喧々諤々した後に、方針が決まったようで、シャボンディも見納めだと出掛けて行ったのである。
俺はと言えば、厄介なコールの案件に道筋を付け終わったところだ。それは、パーティーやるから美食の島プッチの人気店30店舗に出張させろというもの。実はオーバンとアーロンにはこちらの対応をさせていたのだが、どうにもプッチの副市長と因縁が出来てしまったらしく、遅々として進まないところをワインの50%プレミアム上乗せでの購入を条件にして先ほど最終妥結に至った。ジョゼフィーヌからは禁煙するつもりはあるんだろうなと随分と嫌味を言われてしまったが。
ここまで面倒くさい、コールという案件。奉仕義務とはいえ対応する意味、メリットが存在するのかについて甚だ疑問ではあったのだが、確かにその旨味は存在した。
天竜人の奴らは
コールへの対応をスタートさせてまだひと月と経っていないが、入金合計額は既に10億ベリーを上回っていた。左団扇に濡れ手で粟というわけではないが、それに近いような状態であり、納品を完了したところ、完了していなくとも前払いで半額入金してくる奴らがいるわけで、対応する天竜人付きの事務方からせっせと金が送られて来ている。ベリーの札束といった現物ではなくて、電心
これだけ凄まじい勢いで売上計上出来るのであるから、170億ベリーの借金もまるで大したことでは無いように思えてくるのだから、金というのは実に不思議なものだ。この点においてはジョゼフィーヌもご満悦そのもの。それでも案件の内容が面倒くさいことには違いないのではあるが。懸念していることはエスカレートした要求がやって来ることだ。その時どう対応するべきかは頭の痛い問題ではある。
ともかく、面倒くさい案件をひとつ片付けて前金として2,000万ベリーが入って来る。パーティー終了後には更に4,000万ベリーまで出してくれるらしい。この成功報酬も付いてくるという気前の良さだけは、天竜人の奴らから見習ってもいい部分かもしれない。
まあいい、取り敢えず一服だ。心安らぐ紅茶と共に思う存分紫煙を燻らせよう。俺は仕事をしたっ!!!
まずは紅茶を手に入れるべく席を立とうした丁度その時、クラハドールが視線を寄越してきた。多分に厄介事だろうと思い、頷いて見せる。
「相手は天竜人じゃない。ギルド・テゾーロだと名乗っているらしい。ボスに取り次げと言ってる」
厄介事には違いなかったが、中々想定外の内容が飛び出してきた。因縁が無いわけではない相手ではあるが、向こうから連絡してくるとは何事だろうか。一瞬の逡巡後、差し出された電伝虫の受話器を取ろうとしたところ、
「ンマー、良いものがある。使ってみないか? ひとまず相手には掛け直すよう伝えればいい」
と、アイスバーグが俺のテーブル上にドンッと置いた。
電伝虫ではあるが、形状が特殊だ。受話器が複数付いている。そして盗聴防止用の白電伝虫も一匹。
「こいつを使えば同時に4人が通話に参加できる複数参加用の特殊電伝虫だ。相手が相手なら使うと良い」
「有難い。使わせてもらう。クラハドール、ロー、それにジョゼフィーヌ、参加してくれ」
アイスバーグに礼を言い、間髪入れずに掛かってきた念波によって特殊電伝虫の表情は水色のサングラスを掛けた不敵なものへと変わってゆく。3人に素早く目配せした後に受話器を取る。
「お待たせした。ネルソン・ハットだ」
~「いや~いや~はじめまして、ギルド・テゾーロと申します」~
自己紹介に続いて返って来た声は言葉とは裏腹に慇懃無礼を地でいくような印象があった。キューカ島、ベリーの偽札原版での一件、ヒナからの情報ではベッジとルチアーノファミリー、ドラッグ“ヘブン”に関する一件、そして海列車での借金170億ベリーに至った一件とまさに因縁浅からぬ相手ではあったが、確かに初めて言葉を交わす。
なるべく情報を引き出すべく時間稼ぎをするべきか、単刀直入に用件を切り出すべきか、悩ましいものがあった。
~「王下四商海への就任、おめでとうございます。実に喜ばしいことだ。……我々の間にある因縁を考えてもね」~
「祝いの言葉、実に痛み入る。因縁も何も、我々の間柄は、はじめましてなのだから。……だが150億ベリーの無駄金を出せるとは、貴方も大したお方だ」
いきなりジャブを打ち込んで来た手前、それを買わないわけにはいかないだろう。クラハドールとローの表情を窺うに気が進まなそうではあるが。
~「……クックックッ、祭り屋の件か。ひとつ、良いことを教えてやろう。この世に、無駄になる金なんてものはないのだよ。世界がより良くなるのであれば。金は巡る、世界の中を彷徨える
慇懃な口調を引っ込めて、突き刺すように入れ込んできた内容は俺たちの想像から斜め上に飛び抜けたものであった。奴隷商売に手を出さないかとイコールになる提案内容は正直言って虫唾が走るものではある。
「答えは決まってる。Noよッ!!」
返事を返そうとする前に、ジョゼフィーヌが割り込んできた。問題外だと顔に書いてあるような表情だ。一方で、ローからは先を促せとでも言うような表情が見て取れる。
~「その声は、金庫番か。威勢の良いことだな。もひとつ、良いことを教えてやろう。毛嫌いするのは勝手だが、人の話は最後まで聞いた方が良い」~
「確かにな。続けてくれ」
~「OK。良い心掛けだ。
「それがどうして俺たちに話を持ってくることになる?」
~「良い質問だ。お前たちが買うのが実に相応しい。そう思ってな。ある男というのは名をジョーカーと云う」~
全員一致でふざけるなと叫びだしたくなる名前が飛び出して来たことで、一拍間を空けてしまう。
~「良い沈黙だよ。憤怒の拍動が聞こえてきそうじゃないか。お前たちがジョーカーに深い因縁を持っていることは知っている。ジョーカーとしてもお前たちに売るくらいならと考えるだろうが、だからこそ良いのだよ。あいつの激怒した表情を想像することは、俺にとってこの上ない喜びなんでな。その点はお前たちと変わりはしない。どうだろうか?」~
「
~「勿論そうだろうとも。毛嫌いする商売を手に入れたところで、お前たちならさっさと商品を手放してしまうだろうな。……ただ、この話を受けてくれた暁には、お前たちの借金
何だと……?!
答えを躊躇してしまいそうな申し出ではあるが……。
ロー、首を横に振る。
ジョゼフィーヌ、勿論首を横に振る。
クラハドール、首は一切動かない。横に振りはしないが、頷きもしない。
「俺たちの状況を慮ってもらって有難い限りだが、先を見通すに俺たちは今のところ金に困っているわけではない。有難い申し出ではあるが他を当たってくれ」
~「さすがは四商海様、コールの売上は笑いが止まらないか。残念なことだ。良い話ではあるんだがな。まあいい、この番号はいつでも掛けてくれて構わない。もし気が変わったのなら、連絡してくれ。暫くは待つつもりだ」~
「俺からもひとつ聞いておきたい。この話、あんたには一体何のメリットがあるってんだ?」
~「その声は、死の外科医の方か? な~に、俺たちもジョーカーとは色々と因縁ってものがあってね~。さすがにこれ以上は言えないな。因縁ってものは思わぬところに転がってたりするものだ。精々気を付けた方がいい。……気が向いたら、俺たちの島にも来てみるといいな。魚人島と双璧を成す深海国家、“アクアマリン・テゾーロ”。四商海様ならいつだって大歓迎だ」~
俺たちからの否回答に対して、因縁という言葉で煙に巻いたテゾーロは、掛かって来いとでも言わんばかりの誘い文句と共に通話を締め括った。
会合に参加していた俺たち4人だけでなく、隣で様子を窺っていたアイスバーグに、いつの間にか現れていたガレーラの防諜担当社長秘書であるチムニーも何か言いたげな表情である。否回答をしたはしたで、議論するべき点はいくつもあった。
だが、今度は携帯する子電伝虫が鳴り響く。
「オーバン、どうした?」
~「すまんな。何や知らんけど、えらいこっちゃや。わいらの話ちゃうけど、麦わらたちと一緒におった人魚の姉ちゃんが攫われてしもた。人攫いの仕業やろ。アーロンがめっちゃ気にしとってな。わいらでも何か出来ひんか、思たんや」~
それを聞いた途端、痛烈に心へ問いかけてくる言葉。
因縁ってものは思わぬところに転がってたりするものだ……。