☆伝説の人斬り(オリ主)が異世界から来るそうですよ?   作:モン太

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2話目です。どうぞ( ´ ▽ ` )ノ


剣心箱庭に召喚す

剣心には、生まれた時からある悩みがあった。何かが欠けている。自分の心?自分の精神?いや、もっと深い魂の部分で自分には何かが欠けてる。そんな喪失感があった。剣心が人斬りの鬼になってしまったのもそんな理由が関わっていたのかもしれない。

 

そして.....

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

剣心「⁉︎」

 

突如、透き通るように青い大空の下を空中落下していることに気がついた剣心は、途中幾重にもある緩衝材のような薄い水膜を足場に水膜を蹴って地上に降り立つ。周りには他にも誰かいる気がしたが、確認する前に3つの水柱が立った。

 

剣心は地上に降り立つと、周りを確認する。

 

剣心(この気配は?一体?俺が複数存在する?)

 

自分と全く同じ気配を持つ存在を確認して戸惑う剣心。戸惑っている間にも、3人の少年少女達が水から上がって来た。

 

?「し、信じられないわ!まさか問答無用で引きずり込んだ挙句に、空に放り出すなんて!」

 

?「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜコレ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」

 

湖に落ちた3人は今の状況に悪態をついている。

 

?「うわ、制服がびしょびしょだよ……」

 

?「ホントよ! この服お気に入りだったのに!」

 

全員服を絞って水を出す。

 

剣心(そういえば、荷物は?)

 

剣心は荷物を確認する。幸い出発の瞬間だったので、着替えや道具は巾着の中に入っていた。

 

?「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にも変な手紙が?」

 

?「そうだけど、まずは『オマエ』って呼び方を訂正して。私は久遠飛鳥よ。以後は気を付けて」

 

剣心が荷物を確認していたら、いつの間にやら自己紹介の方向に話が進んでいる。

 

飛鳥「それで、そこの猫を抱きかかえている貴方は?」

 

?「……春日部耀。以下同文」

 

飛鳥「そう。よろしく春日部さん。それで野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」

 

?「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」

 

一通り自己紹介を盗み聞きしていた剣心。

 

剣心(この3人は幕府の人間という訳では無さそうだな。)

 

飛鳥「それで、そこの笠を被っている侍のような貴方は?

 

剣心(さて、本名を名乗るべきか、志士名を名乗るべきか。)

 

剣心は悩む。敵では無さそうだが見ず知らずの人間に素性を明かすべきか悩む。しかし、情報が無ければ何もできないのも事実なので、ここは素直に素性を明かす事にする剣心。

 

剣心「長州派維新志士 緋村抜刀斎。本名を緋村剣心」

 

剣心の自己紹介を聞いた3人の顔が驚愕に染まる。

 

「「「⁉︎」」」

 

飛鳥「貴方、緋村抜刀斎なの?あの人斬り抜刀斎?」

 

剣心(俺の事を知っている?これは、まずいか。)

 

飛鳥の言葉に剣心は一気警戒を強める。ここで全員を口封じするのもやむなしの覚悟を決める。

 

剣心「.........?なんの事やら?」

 

一応とぼけてみせる剣心

 

飛鳥「あら、人違いなのかしら。でも、緋村抜刀斎なんて日本人なら誰でも知ってると思うのだけれど。」

 

剣心「............?」

 

剣心(日本人なら誰でも知ってる?どういう事だ?俺は今まで裏の仕事しかしていないはず)

 

何やら話が噛み合ってない事に疑問を覚え警戒を緩める剣心

 

十六夜(ふ〜ん、緋村抜刀斎ねぇ〜)

 

十六夜は剣心を値踏みするように眺め、そしてニヤリと笑った。

 

 

 

十六夜「で、呼び出されたいいけどなんで誰もいねぇんだよ。この状況だと招待状に書かれていた箱庭とかいうものの説明をする人間が現れるもんじゃねぇのか?」

 

飛鳥「ええ、そうよね。何の説明もないままでは動きようがないもの」

 

剣心(説明ならそこのやつがうってつけだな)

 

剣心は最初周りの気配を確認したときにもう1人ここに隠れてるものの存在に気付いていたが、自分と全く同じ気配の存在に戸惑い、ここまで捕獲する事を後回していた。そして、剣心が隠れてるものを捕獲しようと行動を起こすときに

 

十六夜「―――仕方ねぇな。こうなったらそこに隠れているやつにでも話を聞くか?」

 

飛鳥「なんだ?貴方も気づいてたの?」

 

十六夜「当然。かくれんぼじゃ負けなしだったんだぜ? そっちの二人も気づいてたんだろ?」

 

耀「風上に立たれたら嫌でもわかる」

 

剣心「......................」

 

十六夜「剣心はどうなんだ?」

 

剣心「さあな。」

 

無表情でそう呟く。十六夜は顔を顰めて

 

十六夜「つまらん奴だな。」

 

と一言吐く。十六夜は剣心には興味はないと言わんばかりに前を向いて

 

?「や、やだなあ、そんな怖い顔で見られると――」

 

十六夜「ようし、出てこないんじゃ仕方がねえ」

 

物陰に隠れていたウサミミをつけている女性がおずおずと出てこようとした瞬間、十六夜が明らかに普通ではない脚力で跳躍した。そして女性のすぐ近くの地面が彼の跳び蹴りよって思いっきり抉れる。

 

飛鳥「なにあれ?」

 

耀「コスプレ?」

 

剣心「.................」(兎の耳?何者だ?)

 

?「違います、黒ウサギはコスプレなどでは――!?」

 

黒ウサギと名乗った少女が抗弁しようとするも十六夜がまたも人並み外れた威力の蹴りをお見舞いし、それをバック転で回避する。どちらも超人レベルの技の応酬だ。

 

そこに春日部耀が加わり猫のような動きで辺りをピョンピョン跳びまわる黒ウサギを追跡。

 

飛鳥「鳥たちよ、彼女の動きを・・・・・・封じなさい・・・・・!」

 

彼女の命令に従うかのように無数の鳥たちが黒ウサギを取り囲み動くのを阻止した。

 

剣心(これではまともな会話もできそうにないな。しかし、4人共個々の能力差はあれど中々のものなだな。)

 

剣心はカオスな状況に呆れながらも、4人の応酬しっかり観察していた。

 

 

 

〜〜〜〜〜

 

 

黒ウサギ「――あ、あり得ないのですよ、学級崩壊とはきっとこのような状況を言うに間違いないのデス」

 

「いいからさっさと話せ」

 

黒ウサギは剣心以外の三人に寄ってたかって虐められている。ウサギ耳を引っ張られて半泣き状態の黒ウサギ。それでも何とか気を取り直したのか咳払いをして手を広げ高らかに宣言した。

 

黒ウサギ「ようこそ、"箱庭の世界"へ! 我々は貴方がたにギフトを与えられた者達だけが参加できる『ギフトゲーム』への参加資格をプレゼントさせていただこうかと思いまして、この世界にご招待いたしました!」

 

剣心(ギフトゲーム?)

 

飛鳥「ギフトゲーム?」

 

剣心が内心疑問に思った事を飛鳥が問う

 

黒ウサギ「そうです! 既にお気づきかもしれませんが、貴方がたは皆、普通の人間ではありません!」

 

剣心(確かにな。しかし、俺は特に変わったところは無いはずだが。いや、そうでもないか)

 

自分はまともだと思ってる剣心。しかし、自分と同じ気配の存在により、その考えを否定する。この世界に複数人の自分がいるなんて事は普通は有り得ないからだ。

 

黒ウサギ「皆様の持つその特異な力は様々な修羅神仏から、悪魔から、精霊から、星から与えられた恩恵でございます。『ギフトゲーム』はその恩恵を駆使して、あるいは賭けて競いあうゲームのこと。この箱庭の世界はその為のステージとして造られたものなのですよ!」

 

飛鳥「恩恵――つまり自分の力を賭けなければいけないの?」

 

飛鳥が黒ウサギへと質問をする。黒ウサギの言ったことが本当であれば飛鳥の能力ギフトはおそらく『生き物を操る能力』といったところだろうか。

残りの二人は身体能力が優れているくらいでまだ不明瞭な点が多い。

 

黒ウサギ「そうとは限りません。ゲームのチップは様々です。ギフト、金品、土地、利権、名誉、人間。賭けるチップの価値が高ければ高いほど、得られる賞品の価値も高くなるというものです。ですが当然、賞品を手に入れるためには"主催者ホスト"の提示した条件をクリアし、ゲームに勝利しなければなりません」

 

耀「……"主権者ホスト"って何?」

 

今度は耀が黒ウサギへと質問した。

 

黒ウサギ「様々ですね。暇を持て余した修羅神仏から、商店街のご主人まで。それに合わせてゲームのレベルも、命懸けの凶悪、難解なものから福引き的なものまで、多種多様に揃っているのでございますよ!」

 

黒ウサギ「話を聞いただけではわからないことも多いでしょう、なのでここで簡単なゲームをしませんか?」

 

黒ウサギ「この世界にはコミュニティというものが存在します」

 

どこからともなく取り出したトランプをシャッフルしながらも、黒ウサギは説明を続ける。

 

空「この世界の住人は必ずどこかのコミュニティに所属しなければなりません。いえ、所属しなければ生きていくことさえ困難と言っても過言ではないのです!」

 

力説する黒ウサギがパチンと指を鳴らすと、宙に突然カードテーブルが現れ、ドサリと地面に着地する。しかし、剣心は

 

剣心(俺は長州藩に所属したために、失敗した。俺はもうどこかの組織に入るつもりはない)

 

そう、剣心は組織に組みする事を避けたかった。

 

黒ウサギ「みなさんを黒ウサギの所属するコミュニティに入れてさしあげても構わないのですが、ギフトゲームに勝てないような人材では困るのです。ええ、まったく本当に困るのです、むしろお荷物・邪魔者・足手まといなのです!」

 

だから、この言葉はチャンスだと剣心は考えた。別に自分がここにいる必要はないのだと、別に帰ってくれても構わないのだから。

 

剣心「なら俺はお主のコミュニティに入るつもりはない。」

 

黒ウサギ「え゛!?」

 

剣心の言葉に黒ウサギはフリーズした。

 

(え、ちょ! 計算外です。ここでいきなり怖気づく方がこの問題児の中にいらっしゃるとは! 一応強いギフト持ちたちに手紙を出したからあの方もかなり強い……筈です。あんまりそうは見えませんが。でもここで帰してしまったら黒ウサギの計画がパーに……うーん)

 

変な声を出してしまった以外は平静を装っている黒ウサギも内心は冷や汗だらだらで心臓がバクバクなっている。ギフト持ちのほとんどはプライド高そうなやつら多いから煽っておけば乗ってくるだろうと考えていたから興味を示さない剣心のことは予想外であった。

しかし、剣心は黒ウサギの変化に敏感に気付く。

 

剣心(さっきと様子がおかしいな。そもそもなぜ、俺たちが呼ばれたのか?ここは、動いた方が良さそうだな)

 

剣心「黒ウサギ殿、少しこっちに来てくれませんか?」

 

黒ウサギ「は、はい!」

 

黒ウサギを森の中に連れていく剣心

 

剣心「黒ウサギ殿、何か俺たちに隠してる事があるのではないですか?」

 

黒ウサギ「いや……それはその……」

 

黒ウサギが言い淀んでると、

 

黒ウサギ「ビクッ⁉︎」

 

いきなり、黒ウサギの体がまるで重力が何倍にもかかった様に動けなくなる。そして、なんとか顔を上げて剣心の蒼い眼と眼が合った瞬間気を失いかけるもなんとか耐える。

そう、剣心は軽く殺気をあてて質問しているのだが、黒ウサギからしてみれば、拷問にかけられ1分1秒がとても長い時間の様な錯覚を受けていた。

 

黒ウサギ「わ、わかりました。」

 

その瞬間、剣心から殺気が飛散する。

 

そんな剣心の表情に気圧されたのか、黒ウサギは彼にならと全てを打ち明けたのだった




うーむ、今回長すぎたかな? 難しい。ちょっと自分の文才のなさに涙目orz

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