錬鉄の魔術使いと魔法使い達   作:シエロティエラ

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世間では四月馬鹿と騒がれている今日。
今回はその波に乗り、嘘のような話を書きました。

それではごゆるりと






四月馬鹿企画

 

 

 ある日、衛宮士郎はいつものように土蔵で鍛練に勤しんでいた。時間帯は夜中、家族は既に寝静まっており、起きているのは士郎だけである。

 思えば色々と変わった人種になったものだ。妻を三人めとり、四人の子供にも恵まれている。聖杯戦争に参加していた頃には、考えもしなかった未来だ。間違いなく、今の彼らは幸せと言えるだろう。

 

 ふと蔵の奥に目を向ける。

 そこには一つの大きな魔法陣が刻まれている。聖杯戦争の折に使用した、サーヴァント召喚用の陣である。あれは非常に濃い五日間だった。士郎がセイバーを召喚し出会ったのも、この陣の前だった。彼女の鞘は、今でも自分の体に溶け込んでいる。

 

 

「……『座』で会うことができたら、そのときは返さねばな」

 

 

 物思いに耽りつつ、士郎は陣を指先で優しく撫でた。

 すると突如、魔法陣は光を放ち始めた。

 

 

「何!? 魔力を注いでないし、詠唱もしてないぞ!?」

 

 

 咄嗟に士郎は陣から離れようとしたが、無情にも光に飲み込まれてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

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 気がつけばまた土蔵にいた。しかし自分の土蔵とは物の配置が異なり、加えて時刻も早朝と相違点が多く挙げられた。そして目の前に広がるのは、修理しかけの電気ストーブ。

 ……成る程。

 

 

「ここは平行世界の私の家、というわけか。どう思うかね、衛宮士郎君?」

 

「そうなんじゃないのか? まぁ俺の家でもないけど。あんたも別世界の衛宮士郎なのか?」

 

「いかにも。む? どうやら家主が来たようだ」

 

 

 士郎と銀のメッシュの入った隻腕の衛宮士郎が床に座って話をしていると、土蔵の扉が勢い良く開かれた。そしてこの世界の衛宮士郎、遠坂凛、間桐桜、イリヤ、そして何故かサーヴァント三名が駆け込み、戦闘体勢をとった。

 

 

「あんた、何者?」

 

「返答次第では、この場で排除します」

 

 

 やれやれ、なんでセイバーと若い凛は好戦的なのだろうか? 相手が敵意を有してない場合、ほぼ確実に誤った方向に話が進むぞ? 精々アーチャーのように警戒するだけのほうがまだマシだ。

あげくのはてに、隻腕の士郎に気がついていないときた。

 

「そうは思わんかね?」

 

「いや、知らないよ。俺に聞くな」

 

「えぇッ!? 先輩がもう一人!?」

 

「それに一人は腕が……」

 

「いや、正確には三人だろ?」

 

「いや、もう一人いるから四人だ。なぁ、アーチャー?」

 

「なにっ!?」

 

 

 ……ふむ、中々にいい気分だ。

 別世界とはいえ、アーチャーには色々としてやられたからな、ここらで奴をからかうのも一興だ。これは癖になりそうだ。

 だがまぁそれは置いておこう。今は彼らに敵対しないことを伝えねばなるまい。

 

 

「とりあえず土蔵(ここ)から出ないか? こんなところで話し込むこともないだろう」

 

「そうだな。この世界の衛宮士郎、それでいいか?」

 

「え? ……そうだな。じゃあ客間に来てくれ。あんた達も俺なら、場所はわかるだろう?」

 

「ちょッ!? 士郎!?」

 

「先輩!?」

 

「……本気ですか、シロウ?」

 

 

 家主の言葉に異議を唱える面々。まぁわからなくもないが、こちらとしても情報を整理したいから時間が惜しい。

 

 

「こちらの情報は、出来うる限り開示しよう。君もそれでいいか?」

 

「まぁそれが最善だろうな」

 

「というわけだ。こちら二人は敵対の意思はないのだが……」

 

 

 暫くこの世界の面子が議論していたが、結局客間に通された。

 現在セイバーとライダーは、いつでも仕掛けれるよう俺達の後ろに立っており、四人の衛宮士郎はちゃぶ台を囲んでいる。他の面子も、それぞれこの世界の衛宮士郎の側に座っている。

 と、ここでメッシュの衛宮士郎がぼそりと呟いた。

 

 

「……むさ苦しいな」

 

 

 むさ苦しいとは失礼な。

 

 

「君もその一人だぞ?」

 

「ぐぅ、わかってるよ。でも大人のあんたが一番……いや、違うな」

 

「ああ、一番むさ苦しいのは……」

 

「「そこの赤い不審者(アーチャー)だな」」

 

「「「ブフゥッ!?」」」

 

「なっ!? 貴様ら!?」

 

「「あ? 否定させんぞ?」」

 

「ぐぅ……」

 

 

 ふむ、このメッシュの衛宮士郎とは気が合うかもしれんな。主にアーチャーを弄る方面で。それからアーチャーよ、そんなにしかめ面をしていてはだな。

 

 

「皺が取れなくなるぞ?」

 

「……余計なお世話だ」

 

「いや、もう手遅れだろ?」

 

「そうだった、気付かずにすまない」

 

「オイッ!!」

 

 

 おっと、また脱線してしまった。本題に入ろう。

 

 

「さて、言うまでもないと思うが、私は衛宮士郎だ。この世界とは別世界の存在、まぁ四人もいればややこしいだろうから、呼ぶときは『鍛冶師(スミサー)』と呼んでくれ」

 

「じゃあ次は俺だな。俺も別世界の衛宮士郎。たぶんスミサーとも別の存在だと思う。まぁ呼ぶときは『贋作者(フェイカー)』と呼んでくれ」

 

「私は「「いや、お前はいいや」」オイッ!!」

 

 

 とまぁこんな感じでアーチャーをフェイカーと共に弄りつつ、俺達は最低限聖杯戦争終了までの情報を開示した。そしてこの世界の事情を説明された。

 成る程、繰り返される四日間か。私の世界ではそんなことは起きなかった。フェイカーの世界もそうらしい。世界はたった一つの『if』でこうも変わるのだな。

 

 それにしても、

 

 

「アーチャー、お前はずっと現世に?」

 

「いや、聖杯戦争が終わったときに一度『座』に戻ったのだが……」

 

「だが?」

 

「……驚いたことに、『座』が変容していた。雑草も生えない荒野だったはずなのだが、見渡す限りに青々とした草が生え、宙に浮かぶ歯車は錆びて地に落ち、空を覆い隠す雲も消え失せ、黄昏の空は快晴になっていた。あれはどう言うことなのだ?」

 

 

 成る程、早速良い方向に影響が出たみたいだな。私達の行動が、少しでも実を結んだか。

 

 

「……スミサー、貴様何か知っているのか?」

 

「さて、仮に知っていたとしても、私からは話すことはせんよ。無論衛宮士郎にもフェイカーにもな」

 

「そっか」

 

「まぁわからなくはない」

 

「……」

 

 

 アーチャーは未だ疑わしそうな視線を向けてくるが、私はそれに微笑みを返し、受け流した。流石にこれは話してはならない、所謂禁則事項ってやつだろうからな。

 

 と、横から私の着流しの裾が引っ張られた。目を向けると、この世界のイリヤが興味津々な目をして、私とフェイカーを見つめていた。

 因みに言うと、私は着流しに黒足袋、フェイカーは黒のチノパンにグレーの半袖を着ている。

 

 

「ねぇねぇ聞いていいかしら?」

 

「「ん? (む?)」」

 

「二人は自分の世界で何をしてるの?」

 

 

 私達の現状か。はてさて、どこまで話して良いものやら。

 

 

「ん? 何か話せないことでもあるのか?」

 

 

 ……どうやらこの世界の衛宮士郎は、少々鈍いらしい。まぁ話を聞く限り、まともに魔術の世界に踏み入れたのは、極々最近の話みたいだから、仕方がない……のか?

 

 

「いや、どこまで話して良いものやらと思ってな」

 

「なんでだ?」

 

「考えてもみろ。もし余計なことを話して抑止が動けばどうする? 赤い不審者(アーチャー)のように死んだ後に現界しているのなら多少は良いかもしれないけど、俺やスミサーはまだ生きてるんだぞ?」

 

「下手すればこの世界だけでなく、私達の世界も滅びの対象にされかねんからな」

 

「……そうなのか」

 

 

 だが何も話さないというのもあれなので、フェイカーと色々と話し合い、私達の周囲の人間関係を軽く話すことにした。そしてこの世界のセラが入れたお茶を飲み、一息ついてフェイカーから話し始めた。

 

 どうやらフェイカーは私と同じく、聖杯戦争前からイリヤと和解していたらしい。だが私と異なるのは彼には師がいたことと、聖杯戦争前に間桐の『闇』を滅していたことだ。

 残念ながら、私は聖杯戦争が始まるまで、気づくことができなかった。今でこそ幸せだが、桜は辛い経験を何年も重ねていただろう。

 

 そしてこれは驚いたが、フェイカーは三枝を伴侶に選んだらしい。なんでも中学生の頃からの縁で、聖杯戦争を経て結ばれたようだ。

 俺も彼女と関わりがあるが、どちらかと言えば友人という立ち位置にいる。むしろあの『陸上部三人娘』のなかでは剣吾のこともあって、蒔寺と最も関わりがある。

 本当に世界変わればなんとやら、だな。

 

 

「……とまぁこんなとこだ。この腕も聖杯戦争でやられたけど、今は師匠が義手を製作中だな。次はスミサーの番だぞ?」

 

「承知、と、その前にお茶のお代わりをいただけるか?」

 

「どうぞ」

 

「ありがとう、セラさん」

 

 

 私はセラが入れたお茶のお代わりを煽り、喉を潤した。

 

 

「さて、何から話すか迷うが最初に言っておく。私は子持ちだ」

 

「「「「…………はっ?」」」」

 

「へぇ……」

 

 

 私がそう言うと、客間の空気が凍りついた。フェイカーを除いて、皆が一様に固まった。というかフェイカーよ、お前なかなか肝が据わっているいるな。

 

 

「「「すみません、何て言いました?」」」

 

「だから私は子持ちだ。四人いて一番下はこの前一歳に、一番上はもうすぐ十四だ」

 

「そっか。どうりで赤い不審者と違って落ち着きがあるわけだ」

 

「貴さ…「ああ、赤い不審者と違ってな」…オイッ!!」

 

 

 いやはや愉快愉快、まさに愉悦。

 しばらく客間は混乱に包まれていたが、やがて落ち着きを取り戻し、今度は凛が質問をしてきた。

 

 

「へ、へぇー。スミサーは随分と甲斐性があるのね……因みに誰と?」

 

「あら、私に決まってるじゃない? リンもサクラも押し退けてね」

 

「イリヤさん、それは聞き捨てなりません!!」

 

「私はいないので関係ないですね、ええそうですとも」

 

「お、おいお前ら……」

 

「「「士郎(シロウ)(先輩)は黙ってて(下さい)!!」」」

 

「……酷い」

 

 

 ……成る程。この世界の衛宮士郎は私よりも鈍感なのか。そして家庭内ヒエラルキーは家主なのに底辺と。

 まぁこの光景をしばらく見ているのも悪くないが、変に諍いが起きるのは嫌だからな、ここらで止めるとするか。

 

 

「ああ~すまないが、三人とも違うぞ?」

 

「「「へっ?」」」

 

「まぁその……なんだ。実はイリヤと凛、桜の三人なんだ」

 

「「「「はいぃッ!? さ、三人とも!?」」」」

 

 

 まぁそれは驚くだろうな。

 

 

「そうだ、これが写真だ。あと凛よ、ガンドを飛ばすのは止めろ」

 

 

 ガンドを飛ばそうとしてきた凛を牽制しつつ、私は懐から一枚の家族写真を取り出した。この写真は、ちょうどシルフィの一歳の誕生日に撮影したものだ。

 私が渡した写真は凛に引ったくられ、そして全員で舐めるように眺めていた。

 ……どうでもいいがアーチャーよ、貴様にそんな目をされる筋合いはないぞ? お前の場合は行く先々で女を引っかけて……おっとこれは禁則事項だな。

 

 

「……なんか複雑」

 

「イリヤさん、すっごく綺麗になってます」

 

「先程話を聞いてましたが……いざ私がいないのを見せられると、何ともいえませんね。……子供たちは可愛らしいです」

 

 

 何か多少空気が重い気がするが、気のせいか? いや気のせいだ、気のせいだと決めた。

 と、またしても着流しの裾が引っ張られた。

 

 

「ねぇねぇ、この二人がそっちの私との?」

 

「ん? ああ、そうだ」

 

「……そう」

 

 

 物憂げな表情を浮かべる、この世界のイリヤ。そうなるのも仕方がないか。

 片や妻として、片や姉として本家とも円滑な関係を結び、未来を手にしている。だがこの世界のイリヤを見る限り、本家とはあまり上手くいっていないのだろう。険悪ではないみたいだがな。

 

 だが私は別世界の存在、おいそれと手を出す訳にはいかん。世界の流れを変えるのなら、その世界の行く末を死ぬまで見届けなければな。

 まぁこのときの私は、近い将来そうなるとは考えてもいなかったが。

 

 

「あくまで私の話だよ。この世界でその可能性がないわけではない」

 

「絶対に結ばれる、とは言わないのね」

 

「無責任なことは、あまり言いたくないのでな」

 

「ふーん、まぁいいわ。ねぇねぇ、子供たちのことを聞かせて!!」

 

「いいぞ。私の前に立つ少年は剣吾と言ってな、息子は……」

 

 

 そこからはフェイカーを含めた皆から、子供に関する質問を浴びせられた。ただ子供達の魔術に関する問いは、全て黙秘の姿勢をとった。無論私に関する質問もあったため、私と凛、桜が英雄になっていることは黙秘した。

 

 そしてこの世界の昼少し前、セイバーと手合わせを終えた後に、私とフェイカーの体か透けはじめた。

 

 

「……どうやら」

 

「時間みたいだな」

 

 

 私とフェイカーは誰に言うこともなく、ぼそりと呟いた。この世界の皆は、一様に残念そうな表情を浮かべる。

 アーチャーは相変わらず仏頂面だが。

 

 

「先程も言ったが、皺が取れなくなるぞ?」

 

「ふん、余計なお世話だ」

 

「まぁお前がそれでいいのなら構わんが。少しは笑顔を浮かべてみろ、そうすれば多少は世界の見え方が違ってくるぞ?」

 

「……善処しよう」

 

 

 

 そう、それでいい。仮令英霊となったあとでも、そうしかめ面をしていては幸せは訪れんよ。

 

 

「あの……スミサーさんとフェイカーさんは……消えるんですか?」

 

 

 桜がおずおずと聞いてくる。他の面子も言葉には出さないが、皆が心配そうな顔をしている。

 だから私とフェイカーは、安心させるように笑顔を浮かべた。

 

 

「消えるんじゃない。帰るのさ、元いた場所に」

 

「そもそも俺達は別世界の存在だ。むしろこうなることは必然だぞ」

 

 

 私とフェイカーは言葉を紡ぐ。

 

 

「この世界の俺、お前はお前の道を進むんだ」

 

「焦らなくていい、遠回りしていい。お前が、お前とアーチャーが抱いた想いは、決して間違いではないのだからな」

 

 

 もう足は殆ど消えている。

 

 

「一人だけでできることなんて多可が知れてるからな」

 

「迷ったときは立ち止まるのも大切だ。私も何度もそうしたし、何度も皆に助けてもらった」

 

 

 上半身も殆ど消えかけている。

 最後に彼らに、この言葉を送ろう。

 

 

「衛宮士郎」

 

「……なんだ?」

 

「夢を持て」

 

「……え?」

 

「英雄に、正義の味方になりたければ夢を持つんだ。そして、誇りも。忘れるな」

 

「いつかまた会うことがあれば、そのときは茶でも飲もう」

 

 

 フェイカーの言葉を最後に、私達二人はこの世界から消失した。

 

 

 

 

 

 

 

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 意識が浮上し、目が覚める。見慣れた天井、時刻は朝の九時頃、三人の娘が顔を覗きこんできた。息子は壁に寄りかかり、こちらを眺めている。ああ、俺は帰ってきたのか。

 

 

「起きたか、父さん」

 

「ああ……おはよう、みんな」

 

「「おはようございます、お父さん(お父様)」」

 

「おあよう、パパ」

 

「シィちゃん、華憐ちゃん。お母さんたちを呼んでくれる?」

 

「「はーい(あーい)」」

 

 

 紅葉の言葉に応え、二人が出ていった。体を起こすと、戸口にいた剣吾が近づいてきた。

 

 

「父さん、大丈夫なのか?」

 

「ああ、特に違和感はない」

 

「本当ですか?」

 

「本当だよ、紅葉。剣吾、俺はどうなったんだ?」

 

 

 俺は剣吾に質問した。どうもあの後、こちらの世界では昏睡状態だったらしい。となると、魂だけが英霊のような形であの世界に連れていかれた、ということになる。

 

 

「シロウ、大丈夫なの?」

 

「まったく、ヒヤヒヤさせないでよね」

 

「目が覚めて良かったです」

 

 

 そこでイリヤ達が部屋に入り、俺に異常がないか検査を受けた。結果としては、幸い何も異常は見つからなかったようだ。

 まだ皆は朝食を食べてなかったらしく、ちょうど俺の目も覚めたから食べることになった。

 

 

「……士郎さん、楽しそうですね」

 

「そうね」

 

「む、そう見えるか……いや、中々に面白い体験をしたものでな」

 

「あら、どんな体験したの、シロウ?」

 

「シィたちも聞きたい!!」

 

「そうだな、なら食べながら聞かせよう「「ワーイ!!」」こらこら、廊下は走るなよ?」

 

「あーい!! モーちゃん抱っこ~」

 

「お兄様、おんぶ」

 

「ふふふ、はいはい」

 

「ほれ、おぶされ」

 

 

 廊下を進んでいく四兄妹。それを優しく見つめ、ゆっくりと後を追う一人の男と三人の妻。

 今日も冬木は日本晴れ。頬を撫でる春先の風は、とても優しく心地好いものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい、ここまでです。

いやはや打ち込んでいて気になっていたのですが、変換しなくていい漢字が変換できるのに、変換すべき漢字が変換できないとはこれはいかに。

さて今回の話ですが、転移先は一応ホロウ後の世界です。そしてもう一人出てきた衛宮士郎は、私のもう一つの小説に出てくる士郎です。
そして子持ち士郎の口調ですが、他人口調になっていることが気になると思います。
この事に関しましては、あくまで子持ち士郎の家族は元の世界の凛達、よって若い凛などは他人と認識しているためです。
まぁ年長者の余裕も幾分か含まれていますが。



それでは今回はこの辺で。



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