英雄転生~神か悪魔か~   作:逆に天才

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さて今回の話は前話のすぐあとになります。設定的には前話は4月4日ということにしておきます。

~前回までのあらすじ~

ついにペルソナ能力を使えるようになり、浮かれる人成。

ウキウキ気分で帰宅するがそこには魔王HAYATEが。

果たして生き残ることができるのか!?


女教皇、傾国の美女

柔らかな日差しが降り注ぐ昼下がり、時刻にして午後3時位だろう。

 

そんな日に僕ははやての車いすを押しながら翠屋に向かっていた。

 

はやては世間一般で言う美少女という分類に入るだろう。

 

道を歩けば何人かが振り返り確認するぐらいのかわいさだ。

 

だが今日は道行く人々すべてがすべて目を逸らして行くからだ。あ、金髪の子がこっちを見てる。隣にいたワイルドなお姉さんに目を塞がれ連れて行かれた。

 

理由は僕の腫れ上がった顔にある。昨日帰ってからはやてにO☆HA☆NA☆SIされてしまった。はやて劇場とか、はやてオンステージとか言いながらボコボコに殴られた。

 

正直そこまでされたなら怒ってもいいと思うのだが、泣きながら「心配したんやから…。」と言われれば甘んじて受け入れるほかないと思う。

 

そんなわけでお詫びも兼ねて一緒に翠屋に向かっているというわけだ。

 

まあ、こんな時に限って何かが起こると思うのだけれど。

 

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そんなことはなかった!なんともまあ平和に時間が過ぎていった。

 

はやてはなのはちゃんと友達になったらしく機嫌がいいし、出されたケーキも美味しく文句なしだ。ただ後ろから謎の殺気を時々感じるのがたまにきず。

 

そして事件は起こったのだ。それは翠屋の看板メニューであるシュークリームスペシャルverを食べようとした時だ。

 

今まで沈黙を保っていたCOMPが突然反応を示しだしたのだ。確認してみるとジュエルシードの反応がMAP上に示されていた。

 

最悪のタイミングである。シュークリームをはやてに託して泣く泣く店を出る。後ろからフェレットの鳴き声となのはちゃんの声が聞こえたが無視だ。

 

COMPを確認すると場所が表示される。どうやら八束神社というところにあるらしい。

 

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この場を借りて八束神社を紹介させてもらうことにする。

 

国守山という山の山頂にあり、平安時代から続く由緒正しい神社だ。掃除も行き届いており、非常に雰囲気が良い。

 

さらに美人巫女が普段管理しており、それを目当てに来る参拝客も多いそうだ。面白いことにこの神社には鬼に関する伝説が残っており、地元の海鳴大学民俗学部の研究対象になっているようだ。

 

そんな神社は普段、清浄な気で満たされているのだが、今は不浄の気で満たされていた。

 

「君がこの気を放っていると思うんだけど…、あってるよね」

 

僕は境内にいた狐に話しかける。その愛くるしい姿からは想像できないほど禍々しい気を放っている。その目は濁りどこを見ているのかすら定かではない。

 

『そうだとしたらどうする小僧?』

 

その狐から挑発的な答えが帰ってくる。予想していたことだが、この子がジュエルシードを使用してしまったらしい。

 

「お前を倒させてもらうよ、僕のためにね」

 

そう言い変身ポーズを取る。狐が嗤う。

 

『わらわを誰だか知っておるか?わらわの名は妲妃、九尾の狐よ』

 

突然ボウッと空中に青白い火の玉が九つ出現する。

 

それが狐の近くを回り始めたかと思うと徐々にその姿が変わっていく。四肢は大人の胴ほどある大きさになり、顔は醜く牙が鋭くなる。そして最大の特徴は、天を衝くほどの大きさがある九つのしっぽだろう。

 

「あいにくあんたみたいな知り合いはいないんだ。さっさと成仏しろ化け狐!」

 

そう言い切り、変身を済ます。同じクウガだが、今度は青い姿となっていた。

 

『口の減らぬ小僧が!その腸食い尽くしてやろうぞ!』

 

僕と九尾との戦いが始まった。

 

#####

 

最初のうちは確かに有利に進めていたと思う。

 

僕の攻撃は軽いながらも当たり、身軽な青のクウガで攻撃を避け続けていたのだから。

 

だがそれは奴の戯れだったのだ。奴が何かつぶやくと僕の体が重くなった。

 

完全に油断していた。妲妃は稀代の呪術使いだということを失念していたのだ。

 

僕は奴のしっぽの一撃を受け、本殿へと弾き飛ばされた。

 

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本殿の中は奇妙な風体をしていた。大太鼓にラッパ、さらにエレキギターがありどのような目的で使用されていたかは容易に想像できない。

 

太鼓の下にきらりと光るものを見つける。溺れるものは藁をも掴む。僕はそんな心情でそれを掴んだ。

 

それは奇妙な鬼だった。金色の鬼瓦のように猛々しい本体、それから伸びる銀色の二本の角からは強い意志を感じる。

 

恐る恐るそれに触れる。キィン、とよく澄んだ音が響き渡る。

 

それははるか古の時代、まだ魑魅魍魎共が跋扈する時代に作られた。

 

その名は、変身音叉 音角と呼ばれる人を心優しき鬼へと変えるものだった。

 

僕はそれを額へと近づける。すると体を紫色の炎が包み込んでいく。

 

気合とともに腕をふるいその炎をかき消した。

 

「響鬼…、なぜ、なぜここにおるのじゃ!?」

 

妲妃が悲鳴に似た声をあげ後ずさる。

 

その風貌は目や口がなく赤い日本の角と、マジョーラカラーの肌が特徴的だった。

 

「仮面ライダー響鬼、参る!」

 

待ち望んでいた鬼が今、白日の下へと飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 




どうも皆様逆に天才と申すものです。

毎回思うのですが、自分的には結構書いたなと思っても意外と少ない事があります。毎回二千文字前後なのですが、これぐらいの量でいいでしょうか。いいですよね!

さて第七話お楽しみいただけたでしょうか。

今回出てきた妲妃ですが、封神演義をご覧になられた方は知っているとお思いですが、知らない方はぜひご自分でお読みください。ところで皆様はハンバーグをお好きでしょうか?

それでは皆様オタッシャデ~ノシ

~次回予告~

「まさか、われの他に転生者がいるとは思いもよらなかったぞ」

見知らぬ人物からの突然の攻撃に戸惑う人成。

敵の使う技は多数の武器を射出する謎の技だった。

「そっちが王だって言うなら、こっちだって王様だ!」

次回 Revolution、その力全開する!
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