前回のあとがきにある次回予告にて、仲魔を仲間と表記しておりました。
今後からこのようなミスをしないよう深く注意いたしますので、このあともこの小説をお楽しみください
あれからどれくらい走っただろう。
息も絶えたえ、足も棒のようになりもうほとんど動かない。
特に何かから逃げているわけではない。だが、あの時の圧倒的な死の気配を思い出すたび体の震えが止まらなくなるのだ。
終わりというものは突然やってきた。
急に足が動かなくなったのだ。むしろ今まで休みなしで走れた事のほうが奇跡に近い。
彼は転生者とは言えまだ5歳の肉体なのだ。更に今まで出たことのない外ということも彼の体力を奪う原因となっていた。
体が地面に投げ出される。一度止まってしまった体は動くことができなくなっていた。
彼は冷たい地面の上で徐々に意識を失っていったのっだった。
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ボクは気がついたらベッドの上に寝かさせていた。
周りをゆっくりと見渡すと中世の貴族が住む館にような部屋だった。
もしかしてあいつらに連れ戻されたかと、一瞬そんな考えが頭をよぎったが蠅の王に対してそれどころではないと思うので、その説はないと思った。
「もう大丈夫か?」
そんな声と共に扉が開かれた。そこから現れたのは普通の人間だった。
ただボクの記憶には彼の姿が刻み込まれているし、彼は数少ない創世をした人物であり、悪魔の時の姿も知っている。
そんな彼の後ろからふよふよと小さな影が僕の方に飛んできた。
「ふ~ん、人間の子供ね。あなたどこからきたの?」
その小さな影はイタズラをする子供のような笑みを浮かべて僕に質問してきた。
彼の方を見ると目で話しを催促しており、ボクは今まであったことをポツリ、ポツリと話始めた。
メシア教に連れ去られたこと、そこで洗脳まがいの教育を受けたこと、そして儀式でベルゼブブが召喚され命からがらここまで逃げてきたこと。
彼は目を閉じ何かを考えているようだった。彼女は興味がなくなったのか彼にちょっかいを掛けている。あ、叩き落とされた。
彼が何か口にしようとした瞬間、それは現れた。
「そこにいる彼が君が保護した人間かい?本当に君は僕を退屈させないな」
いつの間にか部屋の隅に見知らぬ男がいた。
金髪碧眼のいかにも育ちの良さそうな格好をしており、道を歩けば10人中10人振り向く、そんな魅力のある男だ。
だが、ボクは彼のことをよく知っているので最大級の警戒心を持って身構えた。
「ああ、そんなに身構えないでくれ。別に君になにかしようとここに来たわけではないんだ。ただ奴が転生させた人間が気になっただけなんだ」
その男は少し慌て気味に弁解する。
「ただまあ、人工メシアじゃなくてよかったよ。この世界にカテドラルを創られると困るからね…」
男はそう言うと目を閉じていた彼の方を向き、そのまま何かを話初めた。
ボクはそんな彼らを何処か郷愁の思いで見つめる。
まさか、こんな大物二人をこの目で見ることができるとは…。
「ねえ、あなたサマナーなんでしょ?」
そんなボクに暇を持て余していた妖精が話しかけてくる。
えっ、とボクは声を上げる。ボクがサマナー?そんなことあるはずない。
「そのCOMPあなたのじゃないの?」
彼女が枕元においてあった一つの銃を指さす。
まさか本当にCOMPだったとは…。ボクの悪運は意外と強いらしい。
けれどCOMPが起動できなければ意味が無い。ボクは手を伸ばしCOMPを起動させた。
普通ならパスワードやユーザー認証があるはずだが、どうやら中身が初期化されているらしい。
「ねえあなた、仲魔まだいないんでしょ」
心のなかでラッキー、と思っているボクに彼女は楽しそうに話しかけてくる。
「私が仲魔になってあげようか?」
ボクは思わずはい?、と聞き返した。聞き返してしまったのだ。
「それじゃあ契約成立ね。サマナー今後共・よ・ろ・し・く」
唖然とした顔をするボクを尻目に彼女は嬉しそうな笑みを浮かべてボクの周りを飛び回る。
ボクは古きから王の側に佇む友を、そして最強の新しい仲魔を手に入れたのだった。
おまけ
Lv 種族 悪魔名 HP MP 力 魔 体 速 運 物 火 氷 電 衝 破 呪 魔 神 精
255 妖精 ピクシー999 999 40 40 40 40 40 - 無 無 吸 強 強 強 - 強 強
スキル メギドラオン/マハジオダイン/メシアライザー/サマリカーム/不屈の闘志/マハラギダイン/勝利の雄叫び/ラスタキャンディ
混沌王「ちょっと本気出しすぎた」
どうも皆様方逆に天才と申すものです。
さて第3話お楽しみいただけたでしょうか。
彼の運命は誰もが予想しない方向に動き出しました。
それはかの大いなる意思ですら予想できなかったものです。
数奇な運命は、様々なものを呼び寄せます。
それは人、悪魔、縁、全てをです。
どうなるかは彼の選択次第です。
それでは皆様方次回までオタッシャデ~ノシ。
~次回予告~
「いいあなたはおそらくだけど魔法の才能があるわ」
美人で可愛く仕事もできスタイリッシュでモテモテな彼女(本人談)
から指導を受けることになった。
だが彼の才能は人の限界を超えるほどだった。
「ふ~ん、なるほど、面白いね。人と悪魔、そして救世主。そのどれにも当てはまらない…」
「僕は人でありたい!だから僕の名前は…」
次回~覚醒、僕の名前