労力がかなりアップしますが、今までのペースを保てるように頑張ります。
~前回までのあらすじ~
謎の声の正体を調べるべく、少年人成は夜の街へと繰り出す。
そこにいたのはボロボロの少女となぞのフェレット。
炎を浴び絶体絶命かと思われたが、新たな力に目覚めこれを回避するのだった。
草木も眠る丑三つ時。赤い影が黒い異形に向かい飛び込んでいた。
赤い影は何度も攻撃を繰り返すが、黒い影の持つ多数の腕に阻まれ決定打に欠けていた。
そんな影を見つめる少女は、自らを嘆いていた。
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(どうして、どうしてなの…。)
自分の心を埋め尽くすのは自虐的な考えばかり。
運動も勉強もイマイチな自分が唯一誇れると思った力…。
だが現実はどうだ。自らのまとうコスチュームはボロボロになり、あまつさえ死にかけもしたので。
(もういやなの…。もう何も考えたくないの…。)
彼女は心を閉ざす。だが、隣にいるフェレットは違ったようだ。
「なのは!頑張って!これは君にしかできないことなんだ!」
ユーノと名乗ったフェレットが必死に呼びかける。だが、彼女は反応しない。
「なのは、確かに怖いのは僕もわかる。だけど、怖がってたら、止まってたら、何も変わらないままだよ」
問いかけるように、諭すように話しかける。
(わたしは…、わたしは…!)
少女の目に光が戻る。よろよろとおぼつかない足取りで立ち上がる。
「レイジングハート、いくの!」
彼女に忠実なデバイスは主の心を汲み取り、迅速に作業を開始する。
隣にいるフェレットが慌てているのがわかるが今は無視する。
「これが、わたしの、全力全開なの!」
《Yes,ser》
闇を切り裂く桃色の閃光が夜の街に迸った。
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それは偶然だった、自らが戦いの中で鍛えた嗅覚のようなものがそれを感知させた。
何が来ているのかわからない、だが自らの身を脅かすものだということは理解出来た。
後先考えず、横に全力で飛ぶ。刹那、桃色の暴力が通りすぎていった。
「なんだ今の!?危ねえッ!?」
おそらくアレを食らっていればただでは済まなかっただろう。
げんに異形はモロに喰らいさっきまでの元気はどこに行ったのか、ほとんど動かなくなっていた。
(これを逃せばあとはない。一気に決める!)
腰を深く落とし、右足に意識を集中させる。すると炎が溢れるように彼の足を包んだ。
「うおおおおぉぉぉ!」
気合を入れ、全速力で助走する。そのまま飛び上がり無防備な仮面にキックを放つ。
キックを受けた場所は陥没しひび割れ始める。そのヒビが体中に広がり、崩壊を始める。
「やったのか…」
肩で息をしながらそいつを見据える。すでに変身も解け満身創痍だが、その目の光はなくなっていなかった。
少しずつ異形は光の粒子に分解され消えていく。代わりにその粒子が集まり菱型の何かを形成していった。
分解が終わると同時に、菱型の何かが地面にコツンッと落ちる。
それを拾うと同時に、頭のなかに声が響いてきた。
『われは魔術師のアルカナを司るもの、汝の力を認め魔術師の力を授けよう』
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僕は後ろにいるはずの女の子を振り返る。さっきの一撃を放った影響か変身は解け、気絶していた。
白いフェレットが必死に彼女を起こそうとしている。
僕が見ているのに気づき動物の真似をしだすが、もう遅い。しかもフェレットはニャーなんて声で鳴かない。
果たしてこのデコボココンビは大丈夫なのかと心配になってくる。まあ、僕には関係のないことだが。
倒れている彼女に近づく、フェレットは彼女を引っ張って逃げようと必死になっているようだが体格差がありすぎて無理だ。
一歩ずつわざわざ足音を立てながら近づいていく。フェレットの顔色が近づくたび青くなる、これは面白い。
彼女の傍についた時そいつの顔色は土色に変色してた。
「なあ、家まで送って行こうか?」
そいつの間抜け顔は、忘れらないものとなるだろう。
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彼女の家(翠屋というシュークリームが美味しい店)についた。
別に彼女に対して思い入れもないので、フェレットに伝言を頼みピンポンダッシュした後逃げた。
本当に長い夜だったなと思い、八神家のドアを開ける。
「居候初日から朝帰りとは、ずいぶんふてぶてしいんやな?」
そこには笑顔の魔王がいた。
どうも皆様逆に天才と申すものです。
さあ、今回の話ではなのはちゃんが精神的に成長いたしました。原作とかなりかけ離れていますが、まあ大丈夫でしょう。
ついにペルソナ能力を再使用できるようになりました!ですが、ペルソナを所持していないのでペルソナはまだ出ません。(2,3話以内には出したい)
それでは皆様オタッシャデ~ノシ
~次回予告~
昨夜のお礼にと翠屋に向かう人成。
だがその途中でジュエルシードの反応を感知するのだった。
反応した場所に向かうと寂れた神社が…。
次回 女帝、傾国の美女
なお内容は報告なしに変更する場合がございますのでご了承ください。