最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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きりしらみくが大活躍してます。

そして最後にエルナが…………

では、どうぞ!


さて、潰すか‼

一誠side

 

レイナーレに逃げられた俺達は、先に調と切歌の治療と態勢を整える為に一度アパートに戻ってきた。

 

「調と切歌の具合はどうだ?」

 

「お二人とも軽い擦り傷程度ですから、僕の治癒魔法で直ぐに治りますよ。」

 

「なら、良かったよ。」

 

エルナから二人の状態を聞いて俺は安堵した。

 

「それじゃ、俺は一回オッチャンに連絡してくるわ。」

 

「わかりました。」

 

 

 

 

 

廊下に出て、ケータイを取りだした俺はオッチャンの番号に掛けた。

 

でもオッチャンはスゲエな、このケータイは一般的な物なのに魔改造して冥界にも繋がるようにしちまったんだし。

 

[おう、どうした?]

 

「あっオッチャン?実はレイナーレ達を見付けたんだけど…」

 

[そうか、逃げられたか。]

 

「まぁ、場所は特定できてるからこれから襲撃するつもり。」

 

[あまり無茶するなよ?お前の戦い方は見てて危なっかしいからな。]

 

そんな危ない事はしてないと思うんだけど……

 

「分かってるよ、全員無事に帰ってやるさ。」

 

[危険だと思ったらすぐに離脱しろよ?死に急ぐような真似は絶対に許さんぞ。]

 

「了解したよ。」

 

[ならいい、お前に何かあったら響が悲しむようだしな?]

 

「理解してる。」

 

あいつのおかげで今の幸せがあるんだからな…

 

[気をつけて行けよ。こっちも増援を出せるなら直ぐに送る。]

 

「助かります。」

 

そこで、通話は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

響side

 

調ちゃんと切歌ちゃんの治療が終わった私達はレイナーレ達がいる廃教会に向かっていた。

 

「二人とも、もう大丈夫?」

 

「バッチリデス‼」

 

「…今度は負けない!」

 

おお~、やる気満々だ。

 

「なら、二人には最初の一撃の後、周りの神父達を片付けてくれ。」

 

「「了解(デス)‼」」

 

「俺と響はその間に奥にいると思われるレイナーレを生け捕りにする。」

 

「わかった‼」

 

さ~て、頑張りますか‼……ってアレ?

 

「イッセー、未来とエルナさんは?」

 

「あの二人なら、別の場所に向かってもらってる。」

 

別の場所?何でなんだろ?

 

「理由なら後で解るさ。ほら、もう着くぞ。」

 

そんな風に話している間に廃教会の前まで来ていた。

 

「それじゃ皆、行くぞ‼」

 

「「「オォ~(デス)‼」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

「オラァッ‼」

 

俺は《解放龍の剣(リモートエッジ)》を出し、教会の扉を切り裂いた。

 

「何だッ?!」

 

「誰だ?!お前達はッ?!」

 

お~お~、驚いてるな。

 

おそらく見張りをしていたであろう神父達が、俺達を見て慌て始めた。

 

「…始めよう、切ちゃん。」

 

「行くデスよ、調‼」

 

調と切歌が一歩前に出て、赤い結晶のペンダントを掲げ、

 

「Various shul shagana tron」

 

「Zeios igalima raizen tron」

 

聖詠を唱えた。

 

すると、ピンクと緑の光が周囲を覆い、それが消えると、白とピンクのボディスーツにブーツを思わせるような脚甲とスリムな籠手、ツインテールと一体化したコンテナのようなパーツの付いたヘッドギアのシンフォギアを纏った調と、白と緑のボディスーツに肩に片方二つずつ付いたプロテクター、魔女の帽子みたいなヘッドギアのシンフォギアを纏った切歌がいた。

 

「…さぁ、荒れるよ。」

 

「止めてみろデス‼」

 

…アイツら、戦隊モノにハマったのか?

 

 

 

切歌side

 

初のワタシ視点デス‼頑張るデスよ‼

 

「ふざけやがってッ‼」

 

「小娘風情が‼」

 

神父達が光の剣や光の銃を構え始める……けど‼

 

「遅いデス‼」

 

ワタシと調は一気に突っ込んでいった。

 

「させるか‼」

 

「足を狙え‼」

 

ワタシ達目掛けて光の弾丸を撃ってくるが、その前に高く飛び上がって一回転した後、一番前にいた神父の顔面に飛び蹴りを喰らわせた。

 

「ライダァッ?!」

 

そして華麗に着地‼

 

「決まったデス…」

 

「…格好付けてないで、次が来るよ。」

 

調の言葉通りにワタシ達の前に剣を振りかぶった神父がいた。

 

「「当たるものか‼」」

 

二人でバック転をして回避し、ワタシは武装(アームドギア)である緑色の刀身の鎌を手に取る。

 

「ワタシ達の目的は‼」

 

「…先輩達の道を切り開くこと‼」

 

そう言って、調はコンテナになったツインテールから大量の丸鋸を射出し、ワタシは鎌の刃を三枚に増やしその内二枚を振るい飛ばした。

 

《α式 百輪廻》

 

《切・呪リeッTぉ》

 

調の鋸が道を作り上げ、私の鎌がその道にいた神父達をぶっ飛ばしていった。

 

「今のうちデス‼」

 

「…早く奥へ‼」

 

イッセー先輩と響先輩は頷くと、そのまま奥へ走っていった。

 

「これで第一目的は完了デスね。」

 

「…後はコイツらを片付けるだけ。」

 

さ~て、ド派手に行くデスよ‼

 

二つ目の武装(アームドギア)を出し、それを重ね合わせ左右に三日月型の刃が付いた武器へと変形させる。

 

《対鎌 螺Pうn痛ェる》

 

それを構え、肩のプロテクターにあるブースターで一気に加速する。

 

「なッ?!」

 

「速い?!」

 

距離が近かったおかげで直ぐに懐に入り、鎌の面の部分を当て吹き飛ばした。

 

「それそれ~‼死神様のお通りデ~ス‼」

 

「「「デュオォォォォォォォォォォッ?!」」」

 

それ、悲鳴何デスか?

 

「そんな大きな武器で俺達の攻撃が防げるかな!?」

 

残っていた神父五人がワタシを囲み、一斉に襲ってきた。でも……

 

「甘過ぎデス‼」

 

それを鎌と両肩に付いた4つのプロテクターを刃に変形させて動かし光の剣を受け止めるどころか、切り裂いていた。

 

《封伐 PィNo奇ぉ》

 

「そんなッ?!」

 

「全身が武器なのか?!」

 

「ワタシのシンフォギア《イガリマ》をナメるなデス‼」

 

 

 

 

 

調side

 

ここからは私の初視点。頑張らなきゃ‼

 

「コイツの武器はさっきの丸鋸を飛ばすだけだ‼近づけば倒せるはず‼」

 

「なら、全員で一気に行くぞ‼」

 

アレで私の武装(アームドギア)を見切ったつもり?考えが足りな過ぎる。

 

「…だったら、来れば?」

 

左の手のひらを上にし、指を何回か曲げる簡単な挑発をする。

 

「バカにしやがって‼」

 

一人が引っ掛かり突っ込んでくる。本当の馬鹿だ。

 

私はコンテナの付け根をスライドさせ、射出された円形のアイテムを掴み取り神父の顔面に投げつけた。

 

「ゴルザッ!?」

 

そして、投げたアイテムは手首から伸びたエネルギー状のワイヤーを伝い戻ってきた。

 

「アレは?!」

 

「ヨーヨーだと?!」

 

「…正解。」

 

驚いている間にもう一人の顔面にヨーヨーをぶつけた。

 

「メルバッ!?」

 

ちなみに、シンフォギアで強化された身体で投げているから、顔に当たれば気絶する程痛い。

 

「だが、予想通り近づけば‼」

 

「怖くはない‼」

 

二人の神父達が挟撃しようとしたが、

 

「…甘い。」

 

ヘッドギアのコンテナを変形させ、多関節アームにして先端にはさっき飛ばした物より数倍大きい丸鋸を装備し、剣を受け止める。

 

「何ッ!?」

 

「まだこんな仕掛けが?!」

 

それに驚愕した神父達が一旦下がろうとしたけど、逃がしはしない‼

 

私はその二人に向けてアームの丸鋸を飛ばした。

 

《γ式 卍火車》

 

コレはさっきの技よりもスピードが遅いけど、その大きさのおかげで相手の武器を切り裂いた。

 

「しまった!?」

 

「これでは戦えない!?」

 

「…私達の勝ちだよ。」

 

周りを見ればすでに戦える神父はいなかった。

 

「調も終わったデスか?」

 

「…切ちゃんも終わったみたいだね。」

 

私は神父の顔面にヨーヨーをぶつけ、気絶させてから切ちゃんとハイタッチした。

 

「中は先輩達に任せて、ワタシ達は外の警戒をするデスかね?」

 

「…そうだね、まだ神父がいるかも知れないしね。」

 

そう思って私達は壊した入り口から外に出たら、

 

「動くな‼」

 

「大人しくしろ‼」

 

たくさんの神父が光の銃をこちらに向けていた。

 

「デェス?!」

 

「…いきなり大ピンチ。」

 

これじゃ、攻撃する前にハチの巣にされちゃう!

 

『二人とも、聞こえる?』

 

その時、私達に通信が入った。

 

「…その声は未来先輩?」

 

『喋らないで、向こうに気付かれちゃうから。』

 

『…わかりました。』

 

『二人の状況はこっちでもエルナさんと確認したから。』

 

ということは、どこかからこっちを見ている?

 

『今から援護するね。』

 

…援護ってどうやって?

 

そう思った瞬間、一人の神父がいきなり倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来side

 

「ふぅ~、やっと着いた…」

 

私とエルナさんはイッセー君の指示で廃教会から約3㎞離れた駒王町にある20階建てビルの屋上にいます。

 

「…もう……ムリ…です…」

 

屋上まで階段だったせいか、エルナさんはぐったりしていた。

 

エルナさん、もう少し体力つけましょう?

 

私は屋上から廃教会の場所を確認してみたけど…

 

「やっぱり肉眼じゃよく見えないね。」

 

でも、これが私の役割なんだし頑張らなくちゃ‼

 

私は息を整えて、

 

「Rei shen shou jing rei zizzl」

 

聖詠を唱え、シンフォギアを身に纏った。

 

そして武装(アームドギア)の鉄扇を取り出し、両手で銃を持つみたいに構える。

 

「スキャニングモード起動。」

 

ヘッドギアを閉じ、送られてくる情報の簡単な整理をする。

 

「エルナさん、こっちの準備は出来ました。」

 

「ふぅ、やっと落ち着きました……了解です。」

 

エルナさんがヘッドギアに触れ、魔力で出来たケーブルを繋げた。

 

「それでは、サポートを開始します。」

 

すると、私の前に表示されている情報が驚くべきスピードで整理されていった。

 

「情報の取捨選択は僕に任せてください。未来さんは攻撃の用意を。」

 

「わかりました。」

 

改めて、廃教会の方を向いて状況を確認しようとしたけど…

 

「この状態でもよく見えないや…」

 

ギアのズームを使っても、廃教会が小さく見える程度で他はやっぱり見えなかった。

 

「少々お待ちください……これならどうですか?」

 

すると、映像がより鮮明になりズーム機能も上がったのか入り口に立っている調ちゃんと切歌ちゃんの顔もよく見えるようになった。

 

「エルナさん、スゴいです‼」

 

「整理して空いた分の容量を映像とズーム機能にまわすようにがんばりm……二人の周囲に敵の反応です‼」

 

その言葉に映像を確認したら、二人が神父達に囲まれていた。

 

『二人とも、聞こえる?』

 

私はシンフォギアの通信を使い、連絡を取った。

 

「……その声は未来先輩?」

 

『喋らないで、向こうに気付かれちゃうから。』

 

『…わかりました。』

 

音声通信をしようとした調ちゃんを嗜め、念話通信で話すように促す。

 

「調さん達の周りにいる神父の数は30人程です。」

 

「了解です。」

 

『二人の状況はこっちでもエルナさんと確認したから。』

 

「周囲に遮蔽物なし、いつでもどうぞ。」

 

私は鉄扇を構え、

 

『今から援護するね。』

 

呼吸を整えて、

 

「小日向未来、目標を狙い撃ちます‼」

 

レーザーによる長距離狙撃を始めた。

 

《紫天》

 

エルナさんがサポートしてくれたおかげで初撃は、真ん中にいた神父の後頭部に当たった。

 

「初撃命中を確認。」

 

「続けて第2射撃ちます。」

 

動揺しているのか相手の動きがなかったので次も簡単に後頭部に当たった。

 

「敵部隊の移動を確認。」

 

皆狙われていることに気づいたのか木を盾にこちらを警戒しようとしてるみたいだけど……

 

『調ちゃん、切歌ちゃん暴れていいよ。』

 

『『了解(デス)‼』』

 

二人がいるのを忘れたらダメだよ。

 

二人が左右から攻撃し始めたので、私も攻撃しようとしたけど…

 

「木が邪魔で狙いにくい…‼」

 

隠れたせいで狙撃しにくくなっていた。これじゃ攻撃できない‼

 

「任せてください‼………………これです‼」

 

エルナさんからギアに情報が送られてきて、私はそれに驚きつつも対応を始めた。

 

「ミラーデバイス展開、座標設定、角度調整よし、準備完了。」

 

展開したミラーデバイスを空中に固定、その鏡面に武装(アームドギア)を向け、

 

「発射‼」

 

レーザーを撃つと鏡面で当たった後、曲がって行き、それを繰り返していくと……

 

「ゴモラッ?!」

 

隠れていた神父に命中した。

 

《鏡宴》

 

「やった‼」

 

「次の座標を送ります。」

 

「了解しました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は、私達3人の独壇場となった。

 

逃げる者は調ちゃんと切歌ちゃんに倒され、隠れている者はエルナさんのサポートを受けた私の狙撃で次々と倒されていった。

 

「ラスト一人です…………ッ‼」

 

「これで‼」

 

私がレーザーを撃とうとした時……

 

「未来さん‼危ない‼‼」

 

「え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルナさんがいきなり私を突き飛ばし

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォォン‼‼‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「キャァァァァァァァァァァァァァァァァッ‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然の爆発に巻き込まれて、屋上から落ちていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「エルナさァァァァァァァァァァァァァァァん‼」

 

 

 

 

 




未来さんの技の説明しときます。

《紫天》

相手の感知できない距離からの狙撃。エルナのサポートがあれば神獣鏡の限界を超えた距離からの狙撃も可能となる。




《鏡宴》

ミラーデバイスを使い、レーザーを複雑に曲げ、障害物すら越えて狙い撃つ。一発を複数に拡散させることも出来るが威力は極端に下がるためこちらは味方の撤退支援で使用されている。

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