最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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今回は2期チームが活躍します。

そして、オートスコアラーの残りのメンバーも登場です。

調「バスターズ!」

切歌「レディー!」

調・切歌「「ゴー‼」」

マリア「いや、違うでしょッ‼」


力と絆と

マリアside

 

私は対戦相手として一番厄介な赤龍帝と戦おうと思ったのだけど……

 

「あなた、真面目に戦う気があるの?」

 

「当たり前だッ‼」

 

でもこの男……

 

殴りかかってきた赤龍帝の拳を私は左手で簡単に捕まえた。

 

「弱い。」

 

拳を払い、右のジャブを顔に当てよろけた処に左ストレートを叩き込んだ。

 

「ゴメスッ?!」

 

「防御もなっていない。」

 

「ふざけるなッ‼」

 

怒りに飲まれたのかさらに大振りで単調な攻撃になりはじめた。

 

私は右手だけで攻撃をいなし、後ろに受け流すと勢い余ったのか転んでいた。

 

「攻撃も未熟。」

 

「うるさい‼これならどうだ!?」

 

『Boost!』

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の倍加か……

 

「これで僕の勝ちだッ‼」

 

その程度で勝てると思うなんて…

 

「喰らえッ‼」

 

赤龍帝が顔を狙って左拳を突きだしてくるが、私は首を傾けるだけでかわし、お返しに同じように左拳を全力で突き出し殴り飛ばした。

 

「ガバラッ!?」

 

「精神にいたっては赤子以下ね。」

 

子ども達の方がもっと利口の筈………………いえ、こんな奴と比べる事の方が子ども達に失礼だったわね。

 

「クソッ‼おいドライグ‼僕にもっと力を寄越しやがれッ‼」

 

『Boost!』

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の宝玉が輝き、赤龍帝の力をさらに倍加させた。

 

「アハハハハハハハハハハハハハハッ‼どうだ‼僕の力は‼‼もう少しでお前を楽に倒せるようになるぞ‼」

 

「そうね。」

 

「今謝れば僕の女とs「だったら…」へ?…ドラッ!?」

 

私は赤龍帝の鳩尾に拳をめり込ませた。

 

「そうなる前に倒せばいいだけよ。」

 

「ア…アガッ……」

 

『Burst!』

 

その電子音声(?)と共に倍加させた力の気配が一気になくなった。

 

なるほど、ある程度ダメージを与えれば倍加は解除されるのね。

 

「自分の力量ぐらい把握しなさい。格上相手に逃げる事は恥ではないわ。」

 

「格上?…………お前が?……僕よりも?」

 

私の告げた言葉に赤龍帝は異様な反応をした。

 

「この僕がお前よりも格下なんて…………あるわけねぇんだよォォォォォォォォォォォッ‼」

 

『Welsh Dragon Over Booster!』

 

「なッ!?」

 

ここで力の覚醒なんて!?

 

赤龍帝の姿を見ると、龍を模した赤い鎧を身に纏っていた。

 

『Four!』

 

「これは禁手(バランス・ブレイカー)ッ!?」

 

「こ……これが僕の…………力ッ‼」

 

『Three!』

 

まずいわね……早く終わらせないと‼………ところでさっきから聞こえるカウントは何かしら?

 

「この力さえあれば………………僕は無敵だ………無敵なんだ‼アハハハハハハハハハハハハハッ‼」

 

『Two!』

 

「さっきはよくも馬鹿にしてくれたな……」

 

「クッ‼」

 

『One!』

 

「この力の前にひれ伏しやがれぇぇぇェェェッ‼」

 

「それでもッ‼」

 

『Zero!』

 

バキャン‼

 

突っ込んでくる赤龍帝を迎え撃とうと構えた処で鎧が砕け散った。

 

「は?」

 

「え?」

 

これにはさすがに私もある意味驚いた。

 

「おいドライグ‼どういう事だッ!?」

 

『言った筈だ、ダメージがある分時間はかなり短いと……話を聞いていなかったのかお前は?』

 

今のが赤き龍の帝王(ウェルシュ・ドラゴン)の声なの…?

 

「なら、もう一度だ‼」

 

『無理だ。』

 

「何でだよッ!?」

 

『今の禁手擬きでお前の力は限界に達している。もう一度したとしても次は1秒ももたないだろうな。』

 

「そんな……なら契約は破棄だ‼腕を戻せ‼」

 

なるほど、自分の腕を引き換えにさっきの力を得たのね。

 

なら、覚醒した訳じゃない。

 

『それこそ無理だ、一度契約したら元には戻らん。』

 

「ふざけんなッ‼」

 

「ふざけているのはあなたよ。」

 

私は赤龍帝の背後に回り、首に手刀を入れた。

 

「何の代償もなしに強い力を得られるわけがない。その覚悟もない奴が力を求めるなんて烏滸がましいと知れッ‼」

 

「シャメッ!?」

 

彼は変な悲鳴を出してから倒れ落ちた。

 

「まったく…薬を付けても灸を据えても治りそうにないわね、この性格は……」

 

『すまんな…宿主が迷惑をかけた。』

 

「いえ、あなたのせいではありませんよ、赤き龍の帝王(ウェルシュ・ドラゴン)ドライグ。」

 

『そう言って貰えると心が楽になる…』

 

……何で私はせきry…………分かりづらいからドライグでいいか…ドライグに敬語で話してるんだろう…………

 

『済まないが塔城小猫はいるか?』

 

「え?彼女なら今は切歌達………じゃ分からないですね。私の仲間と一緒にいますけど?」

 

『そうか…』

 

「彼女が何か?」

 

『なに、アイツにはよく愚痴や悩みを聞いたりしてもらっているからな。』

 

……あの子、ドライグの悩み相談をしたりしてるなんて何気に凄いのかしら?

 

「お~~~い!無事か~~~!?」

 

この声、雪音ね……

 

「ええ‼問題ないわ‼」

 

「どうだった?赤龍帝の強さは?」

 

「歴代最弱にして最低ね。」

 

「なんだ?ずいぶん鶏冠にキてるな?」

 

「そういう奴だったのよ。」

 

まぁ、少しは情報が手に入ったからよしとしましょう。

 

でも、相手がこれだと“彼”はさぞや落胆するでしょうね…

 

「そんじゃ、アタシ達は後輩たちの援護でも……」

「その必要はないみたいよ?」

 

私は切歌達の方を見ながら言った。

 

「は?どういう…………なるほどな、確かにアタシ達はお邪魔みたいだな。」

 

「でしょ?」

 

そこには“3人”で堕天使を圧倒している妹分達と後輩の姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小猫side

 

皆さんどうも、グレモリー眷属に(脱)か(元)をつけたい年頃の女の子、塔城小猫です。

 

「どんな自己紹介デスか…」

 

「こういうのですけど?」

 

「…切ちゃん、つっこんだら負けだよ?」

 

私達は今、男とゴスロリの堕天使達と睨み合っています。

 

「面倒くさいですから、2人纏めて相手にしませんか?」

 

「それもそうデスね。」

 

「…わざわざ1対1(タイマン)でやる必要もないしね。」

 

なら、決まりですね。

 

「話し合いは終わったか?」

 

「待ちくたびれたっすよ~。」

 

…わざわざ待ってるなんて意外と律儀な堕天使ですね。

 

「ええ。」

 

「勿論デス‼」

 

「…だから始めよう?」

 

私は拳を、暁さんは鎌を、月読さんはツインテコンテナを多間接アームに変形させ丸鋸を装備した。

 

「1人増えたところで‼」

 

「さっきみたいにはいかないっすよ‼」

 

向こうも羽を拡げ、光の槍を作り出した。

 

「…切ちゃん、今度の決め台詞は分かってる?」

 

「分かってるデスよ。」

 

「2人はそういうのをやったりするんですか?」

 

「「当然(デス)ッ‼」」

 

相変わらず息ピッタリですね…

 

「なら、どうぞ。」

 

「「さぁ、(私/ワタシ)達の歌を聞けェッ‼」」

 

何故そこで歌?

 

そう思っていたら私の頭の中でメロディが流れ始めた。

 

 

ー推奨BGM《Edge works of Goddess ZABABA》ー

 

 

2人はメロディに合わせ唄いながら戦い始めたけど…

 

「あの動き…」

 

暁さんが突っ込みながら鎌を振るい、飛んでかわした二人に月読さんが先に飛ばした丸鋸が襲いかかった。

 

堕天使はギリギリ光の槍で弾き飛ばしたけど、暁さんが下から飛び上がりながら鎌を一閃、男の堕天使の左翼を切り落とした。

 

「ドーナシークッ‼」

 

ゴスロリの堕天使が仲間に気を取られている間に月読さんは両手のヨーヨーをくっつけて上に投げるとそれは大きくなり横並びの2つのビーム丸鋸と左右に棘の生えた武器になり、それを勢いよく落とした。

 

《β式 巨円断》

 

「ヒヤァァァァァァァァァァァァァッ!?」

 

ゴスロリは運良くビーム丸鋸の間だったが両翼を切り落とされた。

 

「綺麗なコンビネーション…」

 

まるでお互いが何をするかを事前に決めていたかの様な動きだった。

 

「私だって。」

 

月読さんのヨーヨーをかわした男の堕天使に背後から飛び蹴りを決める。

 

「バモラッ?!」

 

「塔城さん‼」

 

「2人だけで片すのはズルいですよ。」

 

「だったら止めは3人で決めるデスよ‼」

 

「…そうだね。」

 

「では、私から行きます。」

 

「クッ‼きさ「やぁ」マブヤッ‼」

 

私は全力で駆け出し、男の堕天使を殴り飛ばしてゴスロリにぶつけた。

 

「今デスッ‼」

 

堕天使が重なっている間に暁さんが肩のプロテクターからアンカー付きのワイヤーを射出し、2人をぐるぐる巻きにして地面に拘束した。

 

「体がッ‼」

 

「動けないっすよ~ッ‼」

 

2人が抜けようとしていたらその左右を黒い棒が伸びて行き奥の壁に突き刺さった。

 

伸びた棒の元を見ると暁さんがいて、その前には棒と棒を繋いでいる刃があった。

 

「行くデスよ~ッ‼」

 

暁さんは少し下がった後、ブースターを吹かせながら駆け出し、刃に飛び蹴りを決めた。

 

すると、暁さんに押されるように刃が壁に向かって進んでいく。その姿はまるで…

 

「ギロチン…」

 

《断殺 邪刃ウォTtkkk》

 

刃はそのまま進み堕天使の上半身と下半身を分断した。

 

「…まだ終わりじゃない。」

 

月読さんの声が聞こえたのでそちらを見たら、丸鋸の刃を車輪のようにしてまたがり高速で分断した堕天使に向かっていた。

 

……某機動戦士であんな装備を見たような……

 

月読さんはその刃で堕天使をさらに縦真っ二つにした。

 

《非常Σ式 禁月輪》

 

相手は断末魔すら上げずに羽を残して消滅した。

 

……神の教えに逆らって堕天した天使が十字に切られ消滅する、皮肉な最期でしたね。

 

「勝利デス‼」

 

「…リベンジ成功。」

 

2人はそのままハイタッチをしようとしたけど私を見て、

 

「塔城も来るデスよ~‼」

 

「3人でやろう‼」

 

「あっ………ハイッ‼」

 

「「「イエ~イッ‼」」」

 

私は2人に駆け寄り3人でハイタッチをした。

 

「それにしても…」

 

「「何(デスか)?」」

 

「2人の最後の技を見て、地球をクリーンにする作戦でも始めるのかと思いました。」

 

「「しないよッ‼」」

 

ですよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーシアside

 

「う~~~ん………フワァ…」

 

知らない天井…………ではなくて龍見さんのお部屋の天井でしたね。

 

何でしょうか、すごく楽しい夢を見ていた気がします……

 

「あん?アンタが起きたって事は“分身”の役目が終わったみたいね。」

 

「あっ!おはようございます‼“ガリィ”さん。」

 

この方はガリィ・トゥーマーンさんといいまして、龍見さん達が私を助ける為に呼んで下さった方です。

 

「あ~オハヨーサン……寝起きの癖に随分元気な事で…」

 

「ハイ‼元気なのが取り柄ですから‼」

 

「あ、駄目だこりゃ……アタシの苦手なタイプだコイツ…」

 

そうなんでしょうか?

 

《pipipi!!pipipi!!》

 

その時、ガリィさんのケータイが 鳴りました。

 

え?何で彼女のケータイって分かるのか…ですか?

 

…………私、ケータイ持っていませんから……残念です…

 

「誰だよったく…もしもし~。」

 

[ガリィか?私だ。]

 

「私だって言われて電話でわかるわけないでしょうが…」

 

そういう詐欺が多いって聞いたことあります……

 

[それもそうだな、レイアだ。]

 

「それで、何か用?」

 

[お前に聞きたい事が地味にある。]

 

「さっさと言えよメンドクセェ。」

 

「だ、ダメですよ‼御家族に向かってそんな言葉……」

 

[その声はアーシア嬢か?派手に気にしなくていい。コイツの口の悪さは全員が理解している。]

 

それならいいのですが……

 

[それよりもガリィ?]

 

「あん?」

 

[お前がそっちで護衛についているからその間の仕事の肩代わりは私達が言い出した事だから問題ない。]

 

「なら電話してくんな‼」

 

[しかし、今までお前がサボっていた分の仕事が地味に混ざっているのはどうしてだ?]

 

ガリィさん……そんな事してたんですか……

 

「え~?何の事ですか~?ガリィちゃんそんなのわっかりっませ~ん☆」

 

[まぁいい。]

 

「いいんですかッ?!」

 

思わずつっこんでしまいました……

 

[ああ、マスター達が帰ってきたら混ぜた分の3倍の量の仕事を回しておくと言っていたからな。]

 

「ゲッ‼それマジで死ぬッつーの‼」

 

[私達は自動人形(オートスコアラー)だ。その程度では派手に死なん。]

 

「その通りよ、ガリィ。」

 

新しい声が聞こえたので、振り替えると緑と黒の女性執事風の衣装を着た人がいました。

 

「ファラ!?何でアンタまでいんだっつーの‼」

 

「貴女が護衛任務をサボらない様にするのと不足の事態が起きた時の対策よ。」

 

「チッ‼」

 

ガリィさんに内容を伝えた後、彼女が私の方に向き直りました。

 

「アーシアお嬢様ですね?私はファラ・スユーフと申します。」

 

「ご、ご丁寧にありがとうございます。」

 

「何か用がおありでしたら遠慮なくお呼びください。」

 

「は…ハイ。」

 

なんだか大人な対応で素敵です~‼

 

「そういえば、分身が仕事を終えたわよ。」

 

「そう……皆さん無事だといいんだけど…」

 

「大丈夫ですよ‼きっと‼」

 

「アーシア様?」

 

「私には……皆さんの無事を信じて待つことしか出来ません。でも、だからこそ私は龍見さん達の無事を祈ります。例え何が起ころうとも…」

 

「…そうですね。あの子達を信じるのも私達の役目ですからね。」

 

「あたしはどっちでもいいんだけどね。」

 

「まったくこの子は…」

 

龍見さん、立花さん、皆さん、あなた達の無事を信じています。ですからちゃんと帰ってきてくださいね……

 

 




マリアと宗二の戦闘シーンの最初の元ネタわかる人いますかね?

次回はイッセーのいけいけドンドンタイムです。

お待ちかね(してる人いるかな?)イッセーの神器の能力も説明します。
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