最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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今回はタケルの戦闘回になります。

後、ライザー眷属でしゃべり方や戦闘方法が分からないキャラがいるので、そこは作者のオリジナルにしています。

そして、皆様から頂いた眼魂の内3つを使わせて貰います‼

なるべくカッコよくしましたので見てください‼


英雄の魂を纏う者

タケルside

 

「ふあぁ~~、こんな時間か…」

 

どーも、タケルっす。今昼寝から目が覚めました。といっても夜中だけど……

 

え、寝すぎだって?仕方ねぇだろ‼夜中に結婚式やるなんて思わなかったんだよ‼

 

「さて、起きて行くか…………ん、何だコレ?」

 

自分の部屋の机の上に段ボール箱があったので開けてみたら……

 

「コレは眼魂か?それにガジェットまで…」

 

中には蒼、深紅、銀鼠色の眼魂とスピーカー、小型扇風機、少し大きめのカメラが入っていた。

 

いったい誰が?

 

中を更に探してみると、手紙があったので読んでみると……

 

[君がレーティングゲームに出ると分かったから、新しい力を送ってあげたよ。頑張ってね。だからコッチにきても頼むからフルボッコは止めてね?僕、死ぬから 神より]

 

なるほど、あの(バカ)か……いいだろう、コレに免じて全英雄のオメガドライブで勘弁してやるか。

 

俺はベルトにそれらを収納して下に降りる。俺の家は2階建ての一軒家で一人暮らし……………ではなく、

 

「あ、お兄ちゃん起きたんだ。」

 

「よ、玲奈。」

 

この子は《御堂玲奈》俺の妹だ。少し大人しい性格で家の家事を一手に引き受けてくれている。後ブラコンも入っている。

 

「悪いけど、これから友達の家に行ってくるから先に寝てていいぞ。」

 

「え、これから会いに行くの?向こうの人に迷惑じゃない?」

 

「もともとこの時間で約束してたから大丈夫だよ。」

 

「なら、いいけど…」

 

「悪いな、今度買い物にでも付き合うからさ。」

 

「ッ‼約束だよ!?」

 

「おう、約束だ。」

 

「やった~‼」

 

そんなに嬉しいものかね?

 

「あ、それとお兄ちゃん…」

 

「ん?」

 

ついさっきの嬉しさは消え、何か不安そうな顔をして俺を見てきた。

 

「……ううん、やっぱり何でもない。」

 

「?」

 

何だ?言い淀むなんて気になるな。

 

「それより、時間はいいの?」

 

「おっといけね、じゃあ行ってくるわ。」

 

「気を付けてね~。」

 

少し後ろ髪を引かれつつも俺は龍見達の所に向かった。

 

「言えないよ、こんな“力”の事なんて…」

 

玲奈の呟きに気づかずに…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

「お、やっと来たか。」

 

アパートの前を集合場所にして、御堂が最後にやって来た。

 

「悪ぃ、少し遅れたか?」

 

「いや、大丈夫だ。」

 

これで、メンバー全員とアーシア、大樹さんが揃った。

 

「あれ、何で大樹さんまでいるんだ?」

 

「僕はアーシアさんの護衛だよ。」

 

「俺達がゲームに出ている間にアーシアに襲いかかる悪魔がいるかも知れないからな。」

 

「すみません、私の為にご迷惑を…」

 

「気にしなくていいよ、君が一誠君の力になりたいって思ってるのは知ってるし、子供達のやりたい事を手助けするのは大人の務めだからね。」

 

「ありがとうございます‼」

 

「随分アーシアちゃんに優しいわね、大樹?」

 

大樹さんの隣でマリアが少し黒いオーラを出していた。

 

「え、何でそんなに起こってるのマリア!?」

 

「よもや、そのような幼子を手にかけようとは…」

 

「翼までなに言ってんの!?」

 

「それじゃ、行くぞ~。」

 

「「「「「「「は~い‼」」」」」」」

 

「ちょッ!?一誠君助けて…」

 

「「大樹、少しO☆HA☆NA☆SIしようか?」」

 

「ああ~ッ‼」

 

大樹さん…………南無。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

転移が終わると、何処かの城のような建物の前に着いた。

 

「オッチャンの処より小さいな。」

 

「あの人は1つの組織を纏めてるしその本部が家なんだから大きいに決まってるでしょ。」

 

「そらそうだ。」

 

「そういえば、何で翼さんとマリアさんはローブを着てるの?」

 

「こっちの動画投稿サイトでライブの映像が流れているから念のための措置さ。」

 

未来とそんな話をしつつ、入り口らしい門に着くと、

 

「止まれ、何故人間がいる?」

 

警備らしき悪魔に止められた。

 

「何故って招待されたからだけど?」

 

俺はチケットを見せたが、

 

「フン、そんな偽物に騙されるとでも思ったか?」

 

あれ、話が違うぞ?

 

「いや、そんな訳…」

 

「黙れ人間風情が‼俺に意見しようなど片腹痛いわ‼」

 

「おい龍見、コイツぶっ飛ばしていいか?」

 

御堂が怒り心頭で聞いてきたけど、

 

「落ち着け、下っぱの妄言に付き合う必要はねえよ。」

 

こういうのはやった方が負けだ、無視していればいいさ。

 

「貴様‼私をバカにしたな‼」

 

そう叫びながら、持っていた槍を降り下ろしてきた。

 

やっぱり下っぱだな……

 

「何をやっているんですの?」

 

自分の主の気配に気づけないんだからな。

 

「レ、レイヴェル様…‼」

 

「その方達はお兄様が今日のメインイベントのために呼ばれた人達です。それはキチンと伝えておきましたが?」

 

「し、しかし…」

 

「今の貴方に発言する権利はありませんわよ?今すぐこの場からさがりなさい、お兄様の結婚式を台無しにする者は必要ありませんから。」

 

「は……はい…」

 

そう言われ、警備はすごすごと消えていった。

 

「お見苦しい処をお見せしました。あの者については後程厳しく教育いたしますので。」

 

「それは別にいいさ、君はライザーの眷属にいた…」

 

「レイヴェル・フェニックスですわ、以後お見知りおきを。」

 

「こちらこそ、それで会場は?」

 

「ご案内致しますわ。こちらです。」

 

彼女の後についていくと、ある扉の前で止まった。

 

「ここから先が会場になりますが、こちらがお呼びするまでお待ち下さいな。」

 

「分かった。」

 

「では、失礼。」

 

そう言って、彼女は会場に入っていった。

 

「何か旨そうな料理の匂いがするな。」

 

「私も何だかお腹が空いてきたよ~。」

 

響、お前は来る前に俺の部屋でカレー食ったろうが‼

 

「ゲームが終わったら皆でご飯にするからもう少し待とう、響。」

 

「はぁ~い…」

 

『それでは‼メインイベントの対戦相手にご入場してもらいましょう‼』

 

「呼ばれたな……皆‼行くぜッ‼」

 

『オオ~ッ‼』

 

俺達は扉を開けて、会場入りした。

 

さあ、悪魔に人間の凄さを思い知らせてやるよ‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

会場内はたくさんの悪魔がいたが、俺達に向けてくる視線の殆どが見下したようなものだった。

 

胸糞悪いったらありゃしねぇ。

 

「人間が相手ではライザー殿の勝利は決まったようなものですな。」

 

「そもそも、何故人間がいるのだ?さっさと摘まみ出せ‼」

 

「ここは貴様らなどが来ていい場所ではないぞ‼」

 

「そこの女ども、俺の眷属になれば楽しく暮らせるぞ?」

 

どいつもこいつもバカだらけだな。

 

本当だったら、今すぐ殴り飛ばしたいけど……

 

「……………………………………(ギリッ)」

 

龍見が必死に堪えてるんだ、ホントは自分が一番殴りたいのに俺がやるのはお門違いだな。

 

「ご静粛に願います。これより私達フェニックスと人間代表である彼等とのレーティングゲームを始めたいと思います‼」

 

周りからの歓声など俺は耳にせず、集中力を高める事にした。

 

「ゲームのルールは《イーブンデュエル》で行います。存じ上げない方に説明致しますと、同じ駒同士での決闘と言えば分かりやすいと思います。複数の駒を使用して転生している場合は同じ駒数になるようにして戦います。例えば兵士の駒2つ使った相手の場合はこちらが1つ使用の兵士を二人出しても良いということになります。昇格(ブロモーション)は開始から10分で使用を許可します。」

 

なるほど、俺とエルナ(名前で呼んでほしいと言われた)は最大四人が相手になるのか……

 

「なお、このゲームは兵士から始まるのが習わしとなっています。さあ、そちらは誰が出る?」

 

「なら、僕が「ちょっと待て」タケルさん?」

 

エルナには悪いが、

 

「最初は俺だ。」

 

1歩前に出ながらそう告げた。

 

「なら、こちらはミラとイル、ネル、シュリヤーだ。」

 

そう言うと、ミラの他に、体操服を着た双子とアマゾネス風の女が出てきた。

 

「この時を待ってたわよ。」

 

「そりゃこっちもだ、あんな終わりで不完全燃焼だったからな。」

 

「あたし達も忘れるな~‼」

 

「忘れるな~‼」

 

「さっさと終わらせよう。」

 

……個性溢れるメンツだな、オイ……

 

「それでは、相手が決まったのでフィールドに移動してもらいましょう。」

 

すると、光が俺達を包み、おさまるとチェスの盤上をモチーフにしたコロシアムのような場所にいた。

 

「へぇ、チェスの駒が元だからってか?」

 

観客席には龍見達の姿もあった。

 

「さて、準備しますか。」

 

俺は不気味なベルト《ゴーストドライバー》を出し、俺の力が入っている《オレ眼魂》のボタンを押し、バックルに装填した。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

「変身‼」

 

掛け声と共にバックル横のレバーを引いて押し込んだ。

 

《カイガン‼オレ‼レッツゴー‼覚悟‼ゴ・ゴ・ゴ‼ゴースト‼》

 

トランジェント態の上にオレゴーストパーカーを羽織り、変身が完了した。

 

相手も棍や曲刀やチェーンソーとか…………チェーンソー!?

 

「そこの双子‼何物騒な物持ってんだよ!?」

 

「何って私達の武器だよ~。」

 

「武器なのだ~‼」

 

ええ~……何それ怖いんだけど。

 

『それでは、試合の審判は魔王であるこの僕、サーゼクス・ルシファーが行おう。』

 

しかも、魔王が審判かよ!?

 

『それでは、始め‼』

 

そのアナウンスと共に戦闘が始まった。

 

「解体しま~す‼」

 

「バラバラにしま~す‼」

 

最初は双子がチェーンソーで迫ってくるんだが……地味に怖えェェェェェェェッ‼

 

「うおッ‼」

 

きれいなタイミングで左右から振られたチェーンソー の間に飛び込み何とか回避した。

 

あっぶね~~‼額のツノがチェーンソーにかすったぞ!?

 

「隙あり‼」

 

「へ?どわあッ‼」

 

ボーッとしている間にアマゾネス風の奴が持つ曲刀で袈裟斬りにされた。

 

何だ!?気配を感じなかったぞ!?

 

「どこ見てるのよ‼」

 

「な!?うごおッ‼」

 

近くまで来ていたミラの突きを喰らい、吹き飛ばされる。

 

やっぱり連携の錬度が高ぇ。このままじゃボロ負けだな……なら‼

 

「新しい力、試してやる‼」

 

左手をバックルに翳し、蒼色の眼魂を取り出す。

 

どんな英雄か分からないけど、力を貸してくれ‼

 

オレ眼魂を取り出し、眼魂のボタンを押すと黒目に《16》と浮かび上がった。

 

直ぐ様バックルに入れ、カバーを閉じた。

 

《アーイ‼》

 

するとバックルから肩と腕、腰のところに和風の鎧が付き、フードには三日月をあしらったオブジェクトがあるロングコートの蒼いゴーストが現れた。

 

《バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

「来い‼」

 

《カイガン‼マサムネ‼武勇で皇帝‼独眼竜‼》

 

マサムネパーカーを羽織ると、フェイスマスクに眼帯をモチーフにした顔が描かれた。

 

「マサムネ…………独眼竜の伊達政宗か‼」

 

「姿が変わるなんて…」

 

「おお~‼おもしろ~い‼」

 

「すご~い‼」

 

「まだ別の服があったなんて…」

 

右手を前に出すと、ベルトからガンガンセイバーとスピーカーが出てきた。

 

「コイツはどうやって使うんだ?ってうおッ‼」

 

そう思っていると、スピーカーが変形して東洋のドラゴンみたいな姿になった。

 

「へぇ、ならお前の名前は《ドラゴンスピーカー》だな。」

 

「ギャオッ‼」

 

「よし、来い‼ドラゴンスピーカー‼」

 

俺が剣を上に翳すとドラゴンが先端に乗り、変形合体して大剣になった。

 

ガンガンセイバーバスターブレードモードってな?

 

「姿や武器が変わったぐらいで~‼」

 

双子の片割れがチェーンソーを吹かしながら向かって来た。

 

「オラァッ‼」

 

俺は大剣を一気に振り下ろして攻撃した。

 

「おっそ~い‼」

 

それは簡単に避けられ、チェーンソーを振るってきたが……

 

「甘えッ‼」

 

ドォォン‼

 

「キャアッ‼」

 

剣の柄を叩くと左右の面にあるスピーカーから空気の衝撃波が放たれ、女を吹き飛ばした。

 

「イル‼こんの~‼」

 

「待ちなさい‼無闇に突っ込んだら‼」

 

もう遅ぇよ。

 

ベルトに大剣を翳してアイコンタクトする。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナー‼ガンガンミナー‼》

 

そうすると、剣が蒼色に輝きだした。

 

それを肩に担ぎ、

 

「へ?」

 

「喰らえッ‼」

 

《オメガブレイカー‼》

 

一気に袈裟斬りに振るった。

 

すると、龍を模した衝撃波が飛び出してもう片方の確かネルだっけ?を飲み込み爆発した。

 

『ライザー君の兵士1名リタイアだね。』

 

魔王様のアナウンスで撃破を確認した俺は、深紅の眼魂を取り出した。

 

「次はお前だ‼」

 

ボタンを押すと《17》と浮かび上がる。

 

それをマサムネ眼魂と取り換えて、ベルトにセットした。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

バックルからは袖がなく金の縁取りがなされフードには鹿のツノがあり、左右の肩にあるマフラーのようなものの先端は十字の刃が付いている深紅のパーカーが出てきた。

 

「頼む‼一緒に戦ってくれ‼」

 

《カイガン‼ユキムラ‼戟塵まとう‼大阪の陣‼》

 

パーカーを羽織り、マスクには2本の鹿のツノが描かれた。

 

そして、ベルトから赤い小型扇風機が現れ、タコのような形に変形した。

 

「今度はタコか……《タコセンプーキ》に決めた。」

 

俺はガンガンセイバーを薙刀に変え、

 

「行くぜ、タコセンプーキ‼」

 

タコセンプーキが先端にくっつき、変形合体して十字槍になったガンガンセイバーを構えた。

 

「ネルの仇~‼」

 

「だから一人で行っちゃダメ‼私も行くよ‼」

 

今度はイルってのとシュリヤーとかいう二人がかりで来たか……

 

「ユキムラ、参る‼」

 

槍を突き出しながら、俺も二人目掛けて走り出す。

 

「こんの~‼」

 

振り下ろしてきたイルのチェーンソーを槍の十字部分で受け止め、左に払いながら地面に押し付けてめり込ませた。

 

「ぬ、抜けない~‼」

 

今のうちに……

 

「させない‼」

 

「うおッ!?」

 

後ろからシュリヤーが曲刀を振るってきたが、マフラーの刃で受け止めた。

 

「ウソ!?」

 

「そらッ‼」

 

「グハッ‼」

 

驚いている隙に彼女の腹に蹴りを当て、吹き飛ばしながら俺も二人から距離をとりベルトにアイコンタクトする。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナー‼ガンガンミナー‼》

 

頭上で槍をぐるぐると回して、槍にオーラを集めていく。

 

「そろそろいいかな。」

 

回転を止めるとオーラが目映く輝いていた。

 

「喰らいな‼」

 

《オメガスライサー‼》

 

その槍を連続で振るうと、赤い斬撃波が無数に飛んでいきイルに直撃した。

 

「キャアァァァァァァァッ‼」

 

『ライザー君の兵士1名リタイア。』

 

「ヨッシャ‼」

 

これで残りは二人だ‼

 

「これ以上はやらせない‼昇格(ブロモーション)女王‼」

 

その言葉と共にシュリヤーの力が強化されたのが分かった。

 

「ふッ‼」

 

「なっ!?見え……グワアッ‼」

 

シュリヤーの強化された速度に惑わされ、剣の直撃を喰らっちまった。

 

「くそ‼どうすれば…………そうだ‼」

 

俺はベルトから新しく銀鼠色の眼魂を取り出した。

 

コイツに掛けてみるか‼

 

スイッチを押すと《18》と浮かび上がった。

 

ユキムラ眼魂を取り出し、新しい眼魂をセットする。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

今度は半袖に裾の所々が切れているダメージファッションが特徴的な銀鼠色のパーカーが出てきた。

 

「これ以上姿は変えさせない‼」

 

いつの間にか俺の右側にいたシュリヤーが剣を構え、突っ込んできたけど……

 

「え?キャアッ‼」

 

飛んでいたゴーストが体当たりして弾き飛ばした。

 

「今だ‼」

 

《カイガン‼ジンスケ‼電瞬‼一刀‼夢想無双‼》

 

パーカーを羽織ると、マスクには鞘から刀が抜かれるところで、刀身に映る光の絵で十字となった顔が描かれた。

 

「これはどんな英雄なんだ?」

 

「キューイ。」

 

「ん?」

 

鳴き声が聞こえたのでそこをみるとメカニカルなカモメが飛んでいた。

 

「もしかして、あのカメラが変形したのがお前?」

 

「キュ‼」

 

「なるほど、なら《カモメキャメラ》がお前の名前だ。」

 

「キュッキューイ‼」

 

「じゃあ行こうぜ‼カモメキャメラ‼」

 

薙刀形態だったガンガンセイバーを2つに分け、片方の持ち手を出して二刀流にし、本体の刀身にカモメキャメラが変形合体して鞘に変わった。

 

「鞘ってことはもしかして‼」

 

俺はもうひとつの剣を鞘に収め、腰を低く何時でも剣を抜けるようにするいわゆる抜刀の構えをした。

 

「そんなこけおどしで‼」

 

シュリヤーも俺を倒すために、周囲を動き回り、捉えられないようにしていた。

 

焦るな、周囲をじっくり見ろ……どんな事も見逃すな……

 

「はあッ‼」

 

右からの声にすぐに反応して、剣を抜き放つ。

 

ガキィィン‼

 

青いオーラを纏った俺の剣とシュリヤーの曲刀がぶつかり合う。

 

「そんな!?」

 

「おまけだ‼」

 

逆手で持っていた鞘を振り上げ、シュリヤーの脇腹に叩きつけた。

 

「ごふッ!?」

 

「タイミングは分かった、次で決めてやるよ。」

 

「ふざけないで‼」

 

そう言って、さっきと同じように動き回り出した。

 

俺は剣を鞘に戻し、アイコンタクトを行う。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナー‼ガンガンミナー‼》

 

「今度こそ‼」

 

そう叫び、こちらに駆けてくる。

 

「やってみろ‼」

 

《オメガカット‼》

 

俺も剣を全速力で引き抜き、切り裂く。

 

俺達が交錯した後、一時の静寂が訪れた。

 

「……俺の勝ちだ。」

 

抜いた剣を鞘に戻し、カチンと音が聞こえた瞬間に相手が爆発した。

 

『ライザー君の兵士1名リタイア。』

 

「残りはお前だけだ、ミラ。」

 

「そうみたいね。」

 

「なら、あの時の続きと行こうぜ‼」

 

「やってみなさい‼昇格(ブロモーション)女王‼」

 

「こっちもだ‼」

 

ジンスケ眼魂を外し、ムサシ眼魂をセットしてレバーを引いて押し込んだ。

 

《カイガン‼ムサシ‼決闘‼ズバッと‼超剣豪‼》

 

カモメキャメラを外し、二刀流モードにして構える。

 

しばらくはお互いに動かなかったが……

 

「「ッ‼」」

 

殆ど同じタイミングで動き出し、棍と2刀がぶつかり合った。

 

俺は左手の剣で切り裂こうとしたが、競り合ってた右手の剣が受け流されたことでバランスを崩し、その間に後ろに回り込まれ背後から棍を叩きつけられた。

 

「グアッ‼こんにゃろ‼」

 

「ハア‼」

 

「フンッ‼」

 

何とか踏ん張り右足で回し蹴りをするが、叩き落とされ蹴りを繰り出してきたので右手の剣の柄で受け止めた。

 

「器用な事をするのね‼」

 

「まだまだこんなもんじゃないぜッ‼」

 

左手の剣で足を切ろうとしたが、棍で受け止めたので右手を振るって足をはね除け、体勢が崩れたミラの顔に頭突きをかました。

 

「アグッ!?」

 

怯んだ隙に右手の剣で横一閃に切り、背後に回って左手の剣で縦に切り裂いた。

 

「キャアッ‼」

 

直撃をもらったミラは地面を転がりつつもすぐさま起き上がった。

 

「本当、強いわね……あなた。」

 

「まだ本気じゃないんだけどな?」

 

「え?」

 

「俺達が何の駒を使ってるか思い出してみろよ。」

 

「何って………………まさか‼」

 

「そういう事さ、昇格(ブロモーション)‼女王‼」

 

女王に昇格したら体の奥から力が沸き上がってくるのを感じた。

 

「そろそろケリ着けるぞ‼」

 

「やってやるわ‼」

 

右手の剣でアイコンタクトをする。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナー‼ガンガンミナー‼》

 

「もういっちょ‼」

 

続けてベルトのレバーを引いて押し込んだ。

 

《ダイカイガン‼ムサシ‼オメガドライブ‼》

 

背後に眼を模した紋章が現れ、2刀に吸い込まれていくと剣のオーラが更に強く輝いた。

 

「天下無双‼」

 

「負けない‼ライザー様のためにも‼」

 

「こっちも負けられねぇんだよ‼」

 

ミラが走りながら棍を全力で突きだしてくるが、強化された体のおかげで動きを見切り、回し蹴りで棍を蹴り砕いた。

 

「そ……そんな…」

 

「終いだ。」

 

《オメガスラッシュ‼》

 

「ハアッ‼」

 

動きの止まった彼女を2刀でXの字に切り裂いた。

 

「アァァァァァァァァァァッ‼」

 

悲鳴を上げながら光に包まれて彼女は消えた。

 

『ライザー君の兵士1名リタイア、よって第一試合は御堂君の勝ちだ。』

 

空中に画面が出てきて、魔王様が俺の勝利を宣言した。

 

観客席にいた龍見達も俺に手を振っていた。

 

さて、後やることは……

 

悪魔側の観客席に剣を向け、

 

「見たか悪魔ども‼これが命を燃やす人間の力だ‼‼‼‼」

 

そう叫んでやった。

 

 

 

 

 




ということでマサムネ、ユキムラ、ジンスケ魂でした。

タケル「心を持った機械龍様、アルキメです。様、ヴラド・スカーレット様、本当にありがとうございます‼」

タケル「こちらの眼魂は今後も使わせて頂きますし、ガジェット達はマスコット的な感じでも登場してもらいますので、今後とも応援してください‼」

タケル「後、玲奈の容姿はラブライブ!の園田海未を中二まで幼くした姿を想像してください。」

作者「それでは、始めての次回予告をやってみますか。」



この手に持つ剣は友を守るため、友の敵を撃ち抜く弓を持つため。




我が身を剣に、弓にして眼前の敵へと相対する。





次回、《絶対なる刀剣・魔を討つ弓》




戦場に再び歌の花が咲き誇る。








こんなんで大丈夫かな?

これが年内最後の投稿です。皆様、良いお年を。
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