最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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お待たせしました‼

コラボ編の第1話です。今回は文章多めになっています。

それとUAが100,000突破しました。

タケル「そんじゃ、始まりだ‼」


出会い

タケルside

 

よっ‼御堂タケルだ。使い魔ゲット作戦から数日が経ち、ここ最近は大きな面倒事もないから平和そのものだ。

 

「おにいちゃ~ん‼朝ごはん出来たよ~‼」

 

「おう‼今行く‼」

 

玲奈に呼ばれリビングに行くと、テーブルにトーストと目玉焼き、焼いたベーコンにコーンスープといった洋風の朝食があった

 

「お、旨いな。」

 

「でしょ?今日は上手く焼けたんだ。」

 

「流石俺の妹。」

 

「えへへ~♪」

 

そんな他愛もない会話をしながら、朝食を食べていく。

 

『昨日、駒王町におきまして男性が何者かに襲われるという事件が発生しました。目撃者の話ではいきなり男性が吹き飛んだそうで、近くには誰もいなかったそうです。同町では似たような事件が既に13件あり、警察は住民の方に注意を呼び掛けています。』

 

その時、つけていたテレビにはそんなニュースが流れていた。

 

「また起きたんだ、通り魔事件…」

 

「物騒だな、お前も帰り道は気を付けろよ?」

 

「はぁ~い。」

 

先に食べ終えた俺は食器を流しに出し鞄を持った。

 

「そんじゃ先行くな。」

 

「あ、待って‼今日の夕飯は何が良い?」

 

「青椒肉絲で頼む。」

 

「合点承知‼」

 

「んじゃ行ってきま~す。」

 

「いってらっしゃ~い‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

「イッセー様‼お願いです‼金貸してください‼」

 

「今月ピンチなんだ‼頼む‼昼飯代だけでも‼」

 

「因みに、何に使ったんだ?」

 

「「ナニ系に‼」」

 

「却下だバカ共、来世で出直してこい。」

 

朝、教室に着いた瞬間に松田と元浜が泣きついてきたので何事かと思ったら、くだらなすぎたので即切り捨てた。

 

「「そんなぁ~!?」」

 

「あんたもいつも大変ね?イッセー?」

 

「桐生か……全く、アイツらもエロ過ぎなければそこそこモテると思うんだけどな…」

 

「もう手遅れでしょ?」

 

「同感だ。」

 

桐生とそんな会話をしてたら、あることに気づいた。

 

「お前、腕時計新しくしたのか?」

 

前までつけていたのは所々塗装が剥がれていたが、今は最新モデルのGショッ○になっていた。

 

「ああコレ?最近バイト初めてその給料で買ったのよ。結構時給良いわよ?」

 

「へぇ~。」

 

「更に、必要だからって免許まで取らせてもらっちゃった。しかも経費は向こう持ち♪」

 

「宅配系なのか?」

 

「教えないわよ、他に人が来られると給料減っちゃうから…」

 

何だろうな、そのバイト……すっげぇ気になる。

 

「ところでビッキーは一緒じゃないの?」

 

「ああ、アイツなら「滑り込みセェーフッ‼」という訳だ。」

 

「いつもの寝坊ね…」

 

響が教室に入ってから5秒後に始業のチャイムがなり、HRが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キングクリムゾン‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前の授業が終わった俺は教室でタケルと響、未来の四人で昼食を食べていた。

 

「そういえば、最近変な事件が続いてるね?」

 

「あの通り魔事件か…」

 

「確か四人目の被害者がさっき亡くなったってニュースになってたよ。」

 

「うげ……そんな大事になってんのかよ?玲奈に注意する念押しメールしとこ。」

 

そう言って、コブラケータイを出したタケルはメールをうち始めた。

 

「あれ?タケル君って兄妹がいたの?」

 

「ああ、妹で玲奈っていうんだ。」

 

「確か、射撃の中学日本一だっけか?」

 

「うわ、スゴッ‼」

 

「今日は部活がないみたいだから、大丈夫だと思うけどな。」

 

メールを送ったのか、ケータイをしまい再び食事を始めた。

 

にしても、犯人の姿が見えないってのは気になるな……何かの前触れじゃなければいいけど。

 

「すみません、龍見一誠君はいますか?」

 

「ん?」

 

呼ばれた方を見たら、ショートカットに眼鏡をかけたソーナ・シトリーが教室前にいた。

 

「ソーナ会長だ。」

 

「どうしたんだろう?」

 

「イッセー、お前何やったんだ?」

 

「何もやってねぇよ‼どうしたんですか?教室に来るなんて珍しいですね?」

 

「実は手伝って欲しい事があるので、放課後に仲間の人達を連れて生徒会室に来て貰えませんか?」

 

「?わかりました。」

「お願いしますね。」

 

そう言うと、すぐに帰っていった。

 

「会長は何だって?」

 

「放課後に手伝って欲しい事があるってさ。」

 

「それって私達も?」

 

「ああ。」

 

「何だろうね?」

 

「放課後になれば解るさ。」

 

「んじゃ、時間もヤバイし早く食っちまうか。」

 

「おう。」

 

急いで食事を済ませ、次の授業の準備をしつつも俺は何故か嫌な予感がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

放課後になった俺達はクリスとアーシアと裕斗、調と切歌と小猫と合流して生徒会室に向かっていた。

 

「たくっ、ソーナの奴…同じクラスなんだからアタシに先に言えってんだよ。」

 

「まーまー、クリスちゃん落ちついて…」

 

「だから、お前はせめて学園の中だけでも先輩を付けろ‼」

 

「ヒャイッ!?」

 

「二人とも、あんまり暴れるなよ。」

 

毎回同じ様なやり取りしてよく飽きないな、この二人……

 

「おっ、龍見達じゃないか‼」

 

「よっ、匙。」

 

生徒会室の前に着いたら、中から生徒会庶務を担当している匙元士郎が出てきた。

 

「聞いたぜ、フェニックスを倒したんだってな?」

 

「運が良かっただけだよ。」

 

「それでも勝ちに変わりはないさ…と、会長に呼ばれてるんだったな。中にいるから入れよ。」

 

中に入ると奥の席にソーナ会長と副会長の真羅椿姫先輩がいた。

 

「会長‼龍見達が来ました‼」

 

「ありがとう匙、皆さん来てくださり感謝します。」

 

「んで、アタシらを呼んだ理由は何なんだ?」

 

「実は皆さんに仕事を手伝って欲しいんです。リアス達が抜けた仕事と生徒会の仕事をこなしていると、どうしても人手が足りないんです…」

 

会長は俺達が堕天使陣営に所属しているのは知っている筈なのに頼んでくるなんて、よっぽど大変なんだな。

 

「それで、仕事の内容は?」

 

「ここのところこの町で通り魔事件が頻発していまして、町の人達がパトロールをしているのですが、それに学園代表として参加して欲しいのです。」

 

「ん?それなら他の生徒でも良かったんじゃないですか?何で堕天使陣営にいる俺達なんすか?」

 

タケルの疑問ももっともだな、それくらいならボランティアを募った方が集まりはいいだろうに……

 

「私はこの事件に裏の存在が関わっていると思っています。そこに一般生徒を行かせて事件にあったら大変な事になってしまいます。そこで、裏の存在と戦える力を持つあなた達に事件の調査をお願いしたいのです。」

 

「なるほど…」

 

確かに俺達なら対抗することは可能だからな。

 

俺は皆の顔を見ると全員が頷いた。

 

「わかりました、その依頼お引き受けします。」

 

「感謝します。パトロール隊の方達がいるのは学園近くの公園です。それとパトロールのコースを書いた地図も持っていってください。椿姫。」

 

「はい、皆さんどうぞ。」

 

「ありがとうございます。」

 

「悪いな、俺達も暇になったら合流するからさ…」

 

「そん時は連絡してくれ、これが俺の番号だ。」

 

近くにあった紙に電話番号を書いて匙に渡した。

 

「あいよ。」

 

「それじゃ、これから行ってきます。」

 

「あ、すいません‼もう1つ頼みがありました‼」

 

「何ですか?」

 

「実は冥界で勉強中のリアスとその眷属二人が行方不明になりまして………………片手間で構わないので探してくれませんか?」

 

その内容を聞いて俺達はゲンナリした。

 

「反省せずに脱走か…迷惑しか起こさねぇ連中だ。」

 

「本当にスミマセン………こっちはもし見かけたらで構わないので。」

 

「分かりました。では、行ってきます。」

 

また面倒を起こしたアイツらに呆れながら、俺達は生徒会室の出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

公園に着いた俺達はパトロール隊の人から二組に別れて廻ってほしいと言われ俺とイッセー、響さんと小猫ちゃんに未来さん組と裕斗とクリスさん、調ちゃんと切歌ちゃんにアーシアさん組に別れ、巡回していた。

 

「にしても、その通り魔は何が目的何だろうな?」

 

「それは、自分が楽しいからじゃないの?」

 

「そうかなぁ…」

 

案外、大事になるかもしれねぇからな……目的でも分かれば探しやすいんだけど。

 

「とりあえず、ちゃっちゃと見つけてブッ飛ばして警察に突きだしてやるk「あれ、お兄ちゃん?」へ?」

 

後ろから聞き慣れた声が聞こえたので、振り返ると買い物袋を持った玲奈がいた。

 

「玲奈!?ここでなにし………夕飯の買い物か?」

 

「うん、今日は特売日だったから安く手に入っちゃった‼」

 

「最近物騒だから俺が帰ってくるのを待ってから行けばいいだろ…」

 

「待ってたら特売終わっちゃうよ‼」

 

特売より命を大事にしてくれ、妹よ………

 

「タケル、この子がお前の?」

 

「っとそうだったな、コイツが俺の妹の…」

 

「あ、始めまして‼御堂玲奈といいます。」

 

「俺は龍見一誠、ヨロシクな。」

 

「立花響です。ヨロシクね‼玲奈ちゃん‼」

 

「小日向未来です。」

 

「塔城小猫です。」

 

「はい‼宜しくお願いします‼ところでお兄ちゃん達はここで何してるの?」

 

「ん?町内のパトロールだよ。生徒会から依頼されてな。」

 

「え!?転校して間もないのにもう生徒会に頼られる様になったの!?さすがだね‼」

 

「ハッハッハッ‼スゴいだろう?」

 

妹からの尊敬の眼差しは悪いものじゃないな‼

 

「ホントはイッセー君に来た依頼だけどね。」

 

「うぐッ!?」

 

「だと思ったよ…」

 

ああ!?妹からの尊敬が…‼

 

「それじゃ、パトロールついでにこのまま玲奈ちゃんを家まで送って行くか。」

 

「いいんですか?」

 

「タケルも言ってたけど物騒だからね、俺達が居れば安全だろう。」

 

「それじゃ……お願いしても?」

 

「任された。じゃ行こうか。」

 

ということで、玲奈を送り届けるためにコースを外れ、俺の家に向かうことになった。

 

「悪いな、妹のために…」

 

「気にすんなよ、お前の大事な家族なんだろ?だったらコレぐらいどうってことはないさ。」

 

本当に良い奴だ、やっぱりイッセーのチームに入って正解だった。グレモリーじゃ余計な危険に巻き込んだかもしれないし、兵藤の毒牙に引っ掛かったかと思うと……

 

後ろでは女性陣で仲良くお喋りしてるし、玲奈も直ぐに仲良くなれて安心したぜ。

 

「お兄ちゃん、良い人と友達になれたんだね。」

 

「ああ、最高の親友達さ。」

 

そうやって、話している間に家までの最後の直線にはいった。

 

「後はここを真っ直ぐ行った右側に家があるんだ。」

 

「皆さん、ありがとうございます。お仕事の途中だったのに送っていただいて…」

 

「気にしなくてもいいよ、これもパトロールの役目の1つだからね。」

 

「では、私はこのへ「キャアァァァァァァァァァァァ‼」ッ!?なっ何!?」

 

玲奈と別れようとした瞬間、悲鳴が聞こえた。声の方を見ると通りの真ん中で女の子が倒れていた。

 

「見て‼彼処に女の子が!?」

 

「皆‼行くぞ‼」

 

通りの真ん中で倒れている女の子に駆け寄ると、黒い体に半目を開けたベルトをつけ黒いパーカーを着た存在がその子にゆっくりと近づいてきていた。

 

「お兄ちゃん‼あれ、なに!?」

 

俺はそいつを見て驚愕していた。何故ならその存在はこの世界にいないと思っていたからだ。

 

「何でコイツが存在してんだよ…………“眼魔”‼」

 

俺達が驚いている間にその眼魔は拳を女の子に振り下ろそうとしていた。

 

「危ねぇッ‼」

 

俺はとっさに走り出し、振り下ろされる前に女の子を抱えて回避することに成功した。

 

そして、外れた拳はコンクリートの地面を軽々と砕いていた。

 

「ッ!?地面が!?」

 

「何が起きてるの!?」

 

そうか、イッセー達には見えてないのか‼

 

俺は直ぐにゴーストドライバーを出し、クモランタンを取り出した。

 

「お兄ちゃん!?そのベルトは!?」

 

「説明は後だッ‼」

 

ランタンを翳すと光の粒子が溢れていき、眼魔を覆うとその姿をはっきりと現した。

 

「ッ!?コイツは!?」

 

「イッセー‼恐らくコイツが通り魔の犯人だ‼」

 

「わかった‼未来は玲奈ちゃんとあの女の子を守ってくれ‼残りは戦うぞ‼」

 

「「「「了解‼」」」」

 

イッセー達はシンフォギアを出し、聖詠を唱え始めたので俺も女の子を預けてからオレ眼魂を取り出して横のスイッチを押した。

 

「お兄ちゃん…それは…」

 

「悪い玲奈、驚くかも知れないけど今は未来さんの所にいてくれ。」

 

「……わかった…」

 

玲奈が下がったのを確認してから、バックルを開き眼魂を中に入れて閉じた。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

「変身‼」

 

掛け声と共にベルトのレバーを引いてから押し込み、トランジェント態になってから浮遊していたオレゴーストを羽織ってゴーストに変わる。

 

《カイガン‼オレ‼レッツゴー‼覚悟‼ゴ・ゴ・ゴ‼ゴースト‼》

 

「結界の展開、終わったよ‼」

 

「行くぜッ‼」

 

ベルトからガンガンセイバーを取りだし、眼魔へと向けて振り下ろした。

 

『フンッ‼』

 

「なッ!?グハッ‼」

 

しかし、左腕で簡単に受け止め右拳で俺の腹を殴り飛ばした。

 

「タケル‼ハアァァァァァァッ‼」

 

俺への追撃をさせないように、イッセーが槍を構えながら正面から突っ込んで行った。

 

「待て‼一人じゃ…!?」

 

「一人じゃないさッ‼」

 

「「ヤアァァァァァァァッ‼」」

 

いつの間にか響さんと禁手になった小猫ちゃんが眼魔の背後に廻っていて、同時に飛び掛かっていた。

 

これならイケる‼と思っていたが……

 

『オオッ‼』

 

「うわッ‼」

 

「キャアッ‼」

 

眼魔は槍の穂先を躊躇なく掴み取り、イッセーごと後ろに放り投げ響さんに激突させた。

 

「なら、私が…‼」

 

『Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!Boost!』

 

「全解放‼」

 

小猫ちゃんは倍加した力を右手に集めて炎の様なオーラを手に纏わせた。

 

眼魔はそれを見て、両手を左右に広げた後、半目のようなベルトの上にのせた。

 

あれ?あのポーズ……どこかで見たような……?

 

眼魔のベルトから赤い光が溢れ、それが終わると同時に右腕を振りかぶった。

 

「バニシング…フィストッ‼」

 

『ハァッ‼』

 

炎のようなオーラを纏った拳と突きだす速度と空気との摩擦で赤くなった拳が激突した。

 

「クッ!?いけッ‼」

 

『Fracture!』

 

『グオッ!?』

 

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)の音声と同時に衝撃が放たれ、その威力に眼魔が少し下がった。

 

「効いたのか?」

 

「いえ、こっちが瞬間火力で少し上回っただけです。たいしたダメージにはなっていません…」

 

『逆にこっちの破砕の力の発動が後数秒遅れていたら小猫の拳が砕かれていた。』

 

「マジかよ…」

 

「でも、攻撃が通ると分かっただけでも充分さ。」

 

いつの間にかイッセーも響さんと一緒に俺の隣に来ていた。

 

「タケル、今度は俺達が前に行くぞ。」

 

「任せとけ‼昇格(プロモーション)・女王‼」

 

昇格した俺は幸村眼魂を取り出して、オレ眼魂と入れかえた。

 

《カイガン‼ユキムラ‼戟塵まとう‼大阪の陣‼》

 

パーカーを羽織りナギナタモードのガンガンセイバーにタコセンプーキを合体させスピアモードに変える。

 

眼魔がこちらに飛び込んで来たのに合わせ、俺達も駆け出しイッセーが槍を突きだした。

 

『フッ‼』

 

それは右腕で弾かれた。俺はその間にイッセーを後ろから飛び越えてガンガンセイバーを眼魔へと振り下ろした。

 

『ッ!?』

 

「ちッ‼」

 

それも腕をクロスして防がれてしまった。でも、コレで良い‼

 

「貰ったッ‼」

 

この間に弾かれた勢いをその場で回転する事で利用したイッセーの突きが眼魔の腹にブチ込まれた。

 

『ウォッ!?』

 

「喰らえッ‼」

 

その隙に腕の防御を力任せに振り払い、縦に切りつけた。

 

『ガァッ!?』

 

「「ハァッ‼」」

 

最後にイッセーは左、俺は右に槍を振るって×の字に体を切り裂いた。

 

「今だ‼響‼小猫‼」

 

「「これでえぇぇぇぇぇぇぇぇッ‼」」

 

その声に右の籠手を巨大化させた響さんとオーラを纏った左手を構えた小猫ちゃんが俺達の後ろから飛び出してブースターの加速をのせた一撃を同時に打ち込んだ。

 

『ガハァッ‼』

 

眼魔はそのまま吹き飛び、壁にめり込んだ。

 

「これならどうだ…?」

 

「これで倒れなかったらチートじゃね?」

 

だけど、その考えは甘く、壁から抜け出した眼魔はさっきみたいにベルトの上に手を置いた後、左手を右肩の前に、右手を顔の右横に持っていき勢いよく飛び右手をこちらに突き出してきた。

 

「させるか‼(ドゴォ‼)うわァッ‼」

 

イッセーが俺達の前に出て、マントを硬質化させて受け止めるがその威力に押し負けて吹き飛ばされた。

 

そして着地した眼魔は再び飛び上がり、今度は赤く輝く右足を突き出してきた。

 

「やらせるかよッ‼」

 

俺は直ぐ様ベルトのレバーを引いて押し込んだ。

 

《ダイカイガン‼ユキムラ‼オメガドライブ‼》

 

背後に現れた眼の紋章のエネルギーを右足に集め、眼魔と同じように飛び蹴りの体勢になり互いの足が激突した瞬間に爆発が起きて、どちらも地面に落ちた。

 

「くあッ!?」

 

「イッセー‼タケル君‼」

 

「大丈夫ですか!?」

 

「…俺は大丈夫だ。」

 

「俺もな……でも、向こうも大丈夫そうだぜ?」

 

眼魔は俺達よりも早く立ち上がり、こちらに歩いてきていた。

 

「イッセー、なにか作戦はないか?」

 

「さすがに厳しいな……多分、未来がクリス達に連絡している筈だから来るまで持ちこたえるかな?」

 

「なら、もうひと頑張りしますか。」

 

「そうだね‼」

 

「やりましょう。」

 

武器を構え直した俺達は、再び眼魔へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未来side

 

イッセー君達が戦っている時、私は倒れて気絶している女の子と玲奈ちゃんを守るため、ミラーデバイスの簡易結界を貼っていた。

 

「これで大丈夫なはず…」

 

「未来さん、これはどういう状況何ですか?さっきから色々ありすぎて頭が追い付きません‼」

 

「ゴメンね、向こうが終わったら説明するから…」

 

玲奈ちゃんが戸惑うのは分かるけど、気を抜いた瞬間に死んでしまうかもしれないのが戦場だから、今は余裕がないの…

 

イッセー君達も、先程の怪物に押されている状態だ。

 

何か解決策があればいいけど……

 

「うぅん……あれ?…私は怪物に襲われていたのに…」

 

「あッ‼気がついた?」

 

その時、気絶していた女の子が目を覚ました。

 

「あなたは…?」

 

「私は小日向未来っていうの。あなたは?」

 

「私はアリア・S(スプリングフィールド)・ノーレッジといいます…」

 

「アリアちゃん、早速で悪いんだけどあの怪物について何か知ってる?」

 

「いえ、私が探し物をしていた時にいきなり現れて襲われたんです。」

 

「探し物?」

 

「コレなんですけど…」

 

そう言って、彼女が見せてくれた物は色がかなり違うけど紛れもなく……

 

「眼魂…?」

 

「ご存知何ですか!?」

 

「それを使って戦っている人を知っているから。」

 

「どなたですか!?」

 

「彼処で戦っている深紅のパーカーを着ている人だよ。」

 

タケル君を指差し、その戦いを見た彼女はその眼魂を私に差し出してきた。

 

「でしたらコレを使ってください‼お役に立つかも知れません‼」

 

「本当に!?」

 

「確証はありませんが…」

 

どうするか迷ったけど、状況を打開する方法が浮かばなかった私はそれを受け取った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

あれから眼魔と戦闘を続けているが、体力的に厳しくなってきた俺達が不利になりつつあった。

 

「くそッ‼なんつー強さだ‼」

 

「これだけ戦っても威力が落ちないなんて…」

 

「こうなったら絶唱修羅で…」

 

「ダメだよ!?イッセーが持たないし相手が唄ってる間に来たらどうするの‼」

 

策もなくなってきたし、行き当たりばったりでやってみるか?

 

そんなことを考えていたら……

 

「タケル君ッ‼」

 

後ろから未来さんの声が聞こえたので振り返ると…

 

「受け取ってッ‼」

 

何かを俺に投げてきたので、慌てて受け止めた。

 

「コレって…………眼魂じゃないか!?」

 

何で未来さんがコレを持ってんだ!?

 

「それを使ってッ‼」

 

「何だか分かんないけど、分かった‼」

 

幸村眼魂をバックルから取りだし、外が緑で白目の部分が銀、黒目の所が赤い眼魂のスイッチを押した。すると眼の部分に《SR01》と浮かび上がった。それをバックルに入れ閉じた。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

バックルから出てきたのは緑を基準に肘までの袖には2本の銀のラインがあり、フードの所には2本の触覚のようなパーツがついたゴーストが出てきた。

 

「力を借りるぜ‼」

 

そして、レバーを引いて押し込み、パーカーを羽織った。

 

《カイガン‼1号‼始まりの男‼技の1号‼》

 

最後に赤い複眼に銀のクラッシャーの顔が描かれた後、右手を右腰に左手を右上に突きだすポーズをとった。

 

「新しい眼魂!?」

 

「しかも今までのと何か違う…?」

 

イッセー達が色々言っていたが、俺は眼魔に向かって歩き出した。

 

眼魔はさっきとは違い何か慌てた感じになった。

 

その隙に、一気に近付いて一発殴った。

 

『グゴォッ‼』

 

その威力はさっきまでとは桁違いで苦戦していた眼魔に簡単にダメージを与えた。

 

「スゲェ…」

 

「あれも英雄なの…?」

 

「ですけど、1号という英雄偉人は聞いたことがないですよ?」

 

眼魔は体勢を立て直すと殴りかかってきたが、俺は右腕で後ろに受け流しつつ足払いを掛けて転ばせた。

 

「この姿……間違いない…」

 

立ち上がった眼魔に右手を上にあげ、一気に振り下ろした。

 

「ライダーチョップッ‼」

 

『ガァッ‼』

 

その技で眼魔の体に大量の火花が散った。

 

『グ……ガァ…………‼』

 

「コイツで決めるぜ。」

 

俺はレバーを引いて押し込み必殺技を発動する。

 

《ダイカイガン‼1号‼オメガドライブ‼》

 

空に高く飛び上がり、一回転した後、飛び蹴りの体勢で一気に迫る。

 

「ライダーキィック‼」

 

そして、勢いそのままに眼魔を蹴り飛ばした。

 

『グガァァァァァァァッ‼』

 

吹き飛んだ眼魔は倒れて爆発した。

 

「勝った……のか?」

 

「そうみたい…」

 

俺は倒したのを確認してから、バックルから眼魂を取り出した。

 

「この眼魂は……やっぱりライダーの力が宿っているのか。」

 

その眼魂を見てから、俺は眼魔の爆発した場所に向かった。何を媒介にしてあれほど強力な力を手に入れたのか気になったからだ。

 

そこには砕けた眼魔眼魂ともう1つ眼魂があった。

 

それは黒目の所が赤く、それ以外が黒一色の眼魂だった。

 

「もしかして…」

 

眼魂の上の部分を見ると《BLACK》と書かれていた。

 

「仮面ライダーBLACKの眼魂があの力の源だったのか…」

 

それに驚きながら皆の元に戻った。

 

「タケル‼大丈夫か!?」

 

「ああ、大丈夫だ。」

 

「お兄ちゃんッ‼」

 

「っと‼悪かったな、心配掛けて…」

 

抱きついて来た玲奈の頭を撫でながら、俺はさっきの少女を見た。

 

「君がこの眼魂を持っていたのか?」

 

「はい、そうです。」

 

「君は何者なんだ?」

 

「それが………………分からないんです…」

 

その言葉に俺達は驚いた。

 

「それは記憶が無いって事?」

 

「はい、名前と果たさなければならない目的以外何も分からないんです。」

 

「目的?」

 

「『仮面ライダーの眼魂』を全て回収する事です。」

 

「仮面ライダーの眼魂?」

 

そんなのがあったなんて知らなかった。俺が死んだ後に出来た設定なのか?

 

「あの……不躾で申し訳ないんですが、お願いがあります。」

 

「お願い?」

 

「私と一緒にライダーの眼魂を探すのを手伝って貰えませんか?」

 

これが俺達と謎の少女アリアとの出会いだった。

 




どうでしたか?

この出会いでどんな物語になるか皆様の期待に応えられる様に頑張ります‼

次回《ライダー眼魂大捜索‼》

オリジナルなので時間が掛かりますが、楽しみにしてください。




タグに《仮面ライダー》を付けた方がいいかな?
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