最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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遅くなり申し訳ございません。

ようやくできたので投稿します。

今回はネクロムとオリライダーで募集した眼魂を出します。

では、どうぞ。


光輝く龍

一誠side

 

ここは……………………何処だ……………………?

 

気がつけば俺は真っ暗な空間の中にいた。

 

「何で俺はこんなところに……?」

 

『主を生き長らえさせる為です。』

 

聞き慣れた声が聞こえたのでそっちを見ると、金色の身体をした西洋のドラゴンがいた。

 

「メイル……なのか?」

 

『はい。この姿で会うのは久しぶりですね。』

 

「そうだな…ところで何故俺をここに?」

 

『主の身体は今、不思議な力に犯されて瀕死の状態です。それの進攻を少しでも遅らせる為です。それに彼らも協力してくれています。』

 

メイルが首を向けた方を見ると、黒い身体の二人の仮面ライダーがベルトから赤い光を出していた。

 

『確かBLACKとRXと言っていましたね。』

 

仮面ライダーが俺の為に……

 

『すまない、龍見君……』

 

『我らが眼魔に使われていなければすぐに回復させられたのだが、その時の影響か完全に力を取り戻せていないのだ。今はこうして君への侵食を食い止めるのがやっとだ。』

 

「大丈夫ですよ……きっと皆が何とかしてくれます。」

 

『信じているのだな……仲間を。』

 

「はい。」

 

その時、上の方から眩い光が現れたかと思うと、俺達の前で人の形を作り出した。その姿は大樹さんが禁手でなる姿の1つ、

 

「ウルトラマンゼロ?」

 

『ようやく見つけました。』

 

でも、聞こえてきた声は大樹さんじゃなく……

 

「アリア!?」

 

『はい、そうです。』

 

『おお、アリアか‼』

 

『お前も無事だったのだな‼』

 

『すみません、一時的に記憶をなくしていましたがもう大丈夫です。』

 

ということは、記憶が戻ったのか。

 

『ところで、メイルさん。』

 

『何でしょうか?』

 

『あなたの身体は後どのくらい耐えられるのですか?』

 

「?どういう意味だ?」

 

『メイルさんは貴方を犯している毒の一部肩代わりしているのですが、既に限界を超えているんです。』

 

「ッ‼メイル!?お前‼」

 

『主は神器の中にいた私を見つけてくれた人。そして、共に過ごしてきた私のかけがえのない存在なのです。それを助けられるなら私がどうなろうと……』

 

「何言ってんだ‼俺はお前が居てくれたからここまでやってこれたんだ‼お前が居なくなったら俺は……‼」

 

オッチャンに拾われるまでの間の生活や響達を助けられたのはメイルが励ましてくれたり力を貸してくれていたからだ。俺1人じゃ何も出来ずに死んでいたかもしれない。

 

『主にそこまで思ってもらえていたとは……ですが、もう無理なんです。』

 

そう言って前足を出すと、一部が灰になり崩れ落ちた。

 

『既にこの身体は回復不能です。 後は消えるのを待つのみ……』

 

「ふざけんなッ‼ 勝手に諦めてんじゃねぇ‼何か……何か方法があるはずだッ‼」

 

こんな事で大切な相棒を失ってたまるか‼絶対に助けてやる‼

 

『1つだけ方法があります。』

 

「ッ!?本当か!?」

 

アリアの言葉に俺は藁にもすがる思いになる。

 

『はい、これを……』

 

ウルトラマンゼロの手から俺に小さな光が落ちてきた。光が消えると俺の手には四角い黄色のカードデッキがあった。

 

『龍見さん、メイルさんと契約して“仮面ライダー”になってください。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みくるside

 

どうも、堕天使陣営に協力している悪魔の女王をやってる夏樹みくるです。

 

今、赤ラインのライダーと戦闘中なんだけど……

 

「やる気ある?」

 

「グッ!?」

 

弱すぎて話にならない。

 

「動きが遅い、ムダが多い、単調だからカウンターしてくださいっていってるレベル……格闘戦の経験ある?」

 

「バカにして‼」

 

キレたのか殴り掛かってくるのがすぐに読めたので先に殴り掛かるが腕をクロスして防がれた。

 

「どうしたの!?これでおわ「油断大敵。」なっ!?」

 

ぶつかりあった体勢のまま左腕のユニット《メガウルオウダー》を起こし、側面のボタンを押す。

 

《Destroy!!》

 

そして、素早く上部のボタンを押して、エネルギーを浸透させる。

 

《ダイテンガン‼ネクロム‼オメガウルオウド‼》

 

「ハアッ‼」

 

「キャアッ‼」

 

増幅された力を左手に集めて、無理やり防御を破って赤ラインを殴り飛ばした。

 

「有利なところがないのになんでそんなに見下せるの?」

 

私には理解できない……彼ならしなくていいって言いそうだけど。

 

「なら、これはどう!?」

 

そう言うと、左右から剣と炎の玉が飛んできたので後ろに下がり回避する。

 

「なに、コイツら?」

 

そこには剣と盾を持ち、中世の甲冑のようなボロいパーカーを着た眼魔と胸に五行紋があり、大昔にあった烏帽子を被ったこれまたボロいパーカーの眼魔がいた。

 

「王から預かった眼魔達よ‼さあ、行きなさい‼」

 

「面倒くさい…さっさと片付ける。」

 

ネクロム眼魂を取り出しトランジェント態になってから、深緑の眼魂をメガウルオウダーにセットする。

 

《Yes Sir!!》

 

ユニットを起こしてスイッチを押すと、深緑と白に彩られ肩の所にインク入れと万年筆のペン先が合体したのがあるパーカーが出てきた。

 

そして、上部のボタンを押して身に纏う。

 

《テンガン‼グリム‼メガウルオウド‼》

 

《ファイティング・ペン‼》

 

纏うと顔の所のシュノーケルみたいなのの形が本の形に変わった。

 

「フン‼着替えたところで‼」

 

眼魔が向かってくるが、私は動かず肩のペン先をワイヤー付きで射出し、2体をバツ字に切り裂いた後、縛り上げ互いや建物、地面に何度も叩き付ける。

 

「これで終わり…」

 

《ダイテンガン‼グリム‼オメガウルオウド‼》

 

「セイッ‼ハアッ‼」

 

2体を上に投げ、ペン先で串刺しにしてからこちらに引き寄せ、殴り飛ばすと赤ラインの近くで爆発した。

 

「キャアアアアアッ‼そんな……こんな簡単に…」

 

「覚悟は出来た?」

 

「負けてたまるものかッ‼」

 

《Ready!!》

 

赤ラインは右腰にある筒にベルトにあったチップを嵌め右足に取り付けた。そして左腕の機械にある別のチップをベルトに嵌め込んだ。

 

《Complete!!》

 

すると、ラインの色が銀になり胸部装甲も肩を軸に開いて中の機械が丸見えになった。そして顔の黄色が赤に変わる。

 

「この姿になった私のスピードには誰も追い付けないわよ‼」

 

「なら、やってみる…?」

 

グリム眼魂を取り出し、ブラジルカラーの眼魂をセットする。

 

《Yes Sir!!》

 

側面のボタンを押すと、白と赤のドライバージャケット風のパーカーが現れる。

 

《テンガン‼アイルトン‼メガウルオウド‼》

 

《ジーニアス・レーサー‼》

 

それを身に纏うと、シュノーケルの形がF1カーの正面に似た形に変わる。

 

「何かは分からないけど、これで終わらせてあげる‼」

 

《Start up!!》

 

その音声と共に私達は同時に動き出した。

 

互いの距離が一瞬でなくなり、拳を振るう。

 

「ガハッ‼」

 

向こうは拳を振るおうとしていたが、その前に私の拳が相手の顔を打ち抜き、そのまま壁を砕きながら吹っ飛んだ。破片がゆっくり落ちていくのって何か不思議……。

 

「そんな!?この姿は最速のはず‼なんで追い付かれているの!?」

 

「知らないわよ。」

 

あなたの動き方がダメなんじゃない?

 

「なら、これで終わりよ‼」

 

《Exceed charge!!》

 

そう言って空中に飛び上がると、私の周りに赤円錐が6つ現れる。 身体が重くなったけどこれくらいなら…

 

メガウルオウダーを起こし、必殺技を発動させる。

 

《ダイテンガン‼アイルトン‼オメガウルオウド‼》

 

そうするとさっき以上に身体が軽くなり、力も沸き上がってきた。

 

「死になさいッ‼」

 

「うるさい…」

 

円錐の1つが襲ってきたが、拳を振り下ろして打ち落とす。

 

「チィッ‼なら次‼」

 

今度は後ろから来たが、振り返り様の裏拳で弾く。

 

上から来たのはアッパーで相殺し、左右同時に来たのはその場で回りながら殴り落とした。

 

最後の1つは右足を蹴り上げて打ち上げる。

 

「ガフッ!?」

 

「とどめ…」

 

私も飛び上がり、同じ高さになったら眼の紋章が現れたのでそれを潜りながらライダーキックを決めた。

 

「アアアアアァァァァァァッ‼」

 

《Time out!!》

 

その音声が聞こえたのと同時に爆発が起き、グレモリーと眼魂が落ちてきたので眼魂をキャッチした。

 

「これがファイズの眼魂……あの子に渡しにいこう。」

 

何か後ろで蛙が潰れたような悲鳴が聞こえたけど、気にすることもないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

美月side

 

どうも皆様始めまして、ある悪魔の兵士をやっています神崎美月といいます。

 

アザゼル総督からやっとシグナルバイクを貰い、変身して戦っています。

 

「エレクトロファイヤー‼」

 

「おっと!?」

 

始めての変身でまだ慣れないから、少し手こずってるけど……

 

「あらあら、貴方は悪魔なのに何故堕天使の味方を?」

 

「私の主とその祖父が総督と懇意にしているからと、悪魔側でも貴方達を捕まえろとお達しが出てるからよ。」

 

「なら、尚更捕まるわけにはまいりませんわ。」

 

そろそろ身体が慣れてきたわね……あれを試してみましょう。

 

私はベルトの上にあるボタンを四連打する。

 

《ズーット‼チェイサー‼》

 

すると、身体中に力が溢れてきた…………でも、

 

「クッ!?結構負担があるわね…!?」

 

想像以上の力に少し身体が悲鳴をあげた。兵士の状態でやるものじゃないわね。

 

「ボーッとしていては、ただの的よ‼」

 

「ッ‼」

 

いつの間にか近づいていた姫島の拳が迫っていたが、ギリギリで横に移動して回避した。

 

「まだ慣れてないのなら、無理しない方が良いのでは?それにプロモーションができなければ女王の私に勝つのは難しいですわよ?」

 

「確かにそうね……だったらこうしましょう。」

 

強化時間が終わったシグナルチェイサーを取り出して、新たに3つのシグナルバイクの手に持つ。白一色のそれに後輪にはそれぞれチェスの騎士、戦車、僧侶の駒の絵が描かれている。

 

「王の許可がなくても、兵士は柔軟に動けるって事を教えてあげるわ‼」

 

《シグナルバイク‼》

 

騎士の絵のシグナルバイクを装填して、パネルを下げる。

 

《プロモーション‼ナイト‼》

 

その瞬間、私の中の駒が変わったのを感じた。

 

《Break!!》

 

更に、持ち歩いている武器《ブレイクガンナー》を格闘モードにして兵士ではあり得ない速度で駆け出した。

 

「ッ!?この速度は騎士の力!?」

 

「シッ‼」

 

「ガッ!?ギッ‼ゴッ‼」

 

高速で移動しながら彼女を何度も殴る。

 

「お次はこれよ‼」

 

《シグナルバイク‼プロモーション‼ビショップ‼》

 

《Gun!!》

 

射撃モードにしたブレイクガンナーを構え、弾丸を放つ。

 

「それくら(ドゴンッ‼)キャアッ‼」

 

姫島は弾丸を避けたが、思念操作で弾丸を誘導して背後に直撃させる。

 

「弾を操作してくるとは…‼」

 

「まだ終わらないわよ?」

 

《シグナルバイク‼プロモーション‼ルーク‼》

 

「来なさい、シンゴウアックス‼」

 

私が呼び掛けると、回転しながら飛んできたのでそれを掴み取る。

 

「さて、行きましょうか。」

 

刃先を地面につけ、引き摺りながら姫島へと歩き始める。

 

「これならどうです!?電気ビーム‼」

 

姫島は手から電撃を放ち、それを喰らうが私は速度を緩めず歩き続ける。

 

「このッ‼このッ‼何で止まらないんですの!?」

 

「戦車に昇格した私にその程度の攻撃は無意味よ……ハアッ‼」

 

「グハッ‼」

 

シンゴウアックスを思いっきり振り上げながら切り裂き、空高く上げる。

 

「終わりの時よ。」

 

シンゴウアックスにシグナルチェイサーを差し込み、下のボタンを押す。

 

《ヒッサツ‼マッテローヨ‼》

 

更に、ベルトのパネルを上げボタンを押し、パネルを戻す。

 

《ヒッサツ‼フルスロットル‼ルーク‼》

 

そしてシンゴウアックスを振り上げた形で待機する。

 

そこに打ち上げた姫島が落ちてくるのが見えた。

 

《イッテイーヨ‼》

 

「ハアアアアアアァァァァァァッ‼」

 

彼女が地面に激突するのに合わせてシンゴウアックスを振り下ろし、叩き付けた。

 

《フルスロットル‼》

 

「イヤアアアアアァァァァァァッ!?」

 

叫び声をあげながら目の前で爆発し、変身が解けた姫島とライダーの眼魂が落ちていたので眼魂を拾う。

 

「これであの子が助かるなら急がなくちゃ‼」

 

危険な状態である弟分を助けるため、私はこれを使えるあの子の元に走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

「グアッ!?」

 

「どうしたんだい?さっきの威勢は?」

 

俺は今、宗二相手に苦戦していた。

 

クソッ‼眼魔の王から貰ったダメージがまだ抜けきってねぇ‼

 

「その程度で僕に挑むなんて…………身の程を知れ‼」

 

「ウワアッ‼」

 

拳を顔面に貰い、地面を転がった。

 

今の俺じゃ誰も守れないのか?………………いや、そんな事ない‼

 

「俺は俺に誓ったんだ…………俺を信じると…アイツの思いを俺が繋いでいくと…‼」

 

「なら、そんな事も出来ない自分に絶望しながら逝けッ‼」

 

宗二は俺にライダーキックを決めようとしてきた。

 

「やらせないッ‼」

 

「ゴバッ!?」

 

しかし、それは飛んできた弾丸を喰らい不発に終わった。

 

「誰だッ!?邪魔した奴は‼」

 

弾丸が飛んできた方を見て、俺は驚いた。

 

「これ以上お兄ちゃん達を傷つけさせないんだから‼」

 

「玲奈…!?何でここに!?」

 

「龍見さんの思いを繋いでいくのは、お兄ちゃんだけじゃないよ……私もそうしなくちゃいけないの。私のせいで龍見さんがボロボロになったのに何も出来ないのは嫌だから‼」

 

「お前…………それにその武器は…!?」

 

青の所がピンク、オレンジの所が紫になっているが間違いない。

 

「ガンガンハンド……?何でお前がそれを…」

 

「それは後で説明するよ……今はあの人を倒す…‼」

 

そう言って腰に手を翳したら、俺がよく知っている物が現れた。

 

「ゴーストドライバー!?」

 

「お兄ちゃんは下がってて。後は私が戦う‼」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲奈side

 

「へぇ……なかなか可愛いじゃないか。どうだい? 僕の所に来ないか?」

 

何か使い古されたナンパのセリフみたいですけど、聞く価値はなしッ‼

 

「お断りします‼貴方みたいなナルシストで傲慢な人、タイプじゃないので‼」

 

上着のポケットからお兄ちゃんが持っていたのと似ている眼魂だっけ?を取り出して横のスイッチを押す。

 

それをバックルの中に入れて閉じる。

 

《アーイ‼バッチリミナサーイ‼バッチリミナサーイ‼》

 

するとベルトから黒地にピンクの縁取りがされたパーカーが出てきた。

 

今まで何の力か解らなくて、ずっと怖かったけどもう逃げたりしない。この力をあの人みたいに私の大切な人達を守るために使う‼

 

「だから力を貸してください、龍見さん…………変身‼」

 

《カイガン‼ユリン‼ウィルゴー‼覚悟‼ト・キ・メ・キ‼ゴースト‼》

 

音声と同時に私の身体が黒のボディスーツにピンクのラインが入った物になり、そのパーカーを羽織ると何もなかったフェイスマスクにピンクと黒で顔が描かれ、額には火の玉を模したピンク色の角が付いた。

 

「お前も仮面ライダーなのか!?」

 

「え~っと、名前はユリン‼仮面ライダーユリンです‼」

 

手に持つ銃形態にした武器、ガンガンハンドを構え…

 

「命、燃やすよ‼」

 

トリガーを引き、目の前の赤い金角の人を撃つ。

 

「ゴッ!?この…子供の分際で‼」

 

弾は命中したけど、何か怒らせちゃった?

 

「少し痛い目にあってもらうよ‼」

 

「ちょッ!?来ないでよ‼変態‼」

 

「誰が変態だッ‼」

 

女の子に手を挙げようする時点で変態確定です‼

 

銃を撃つけど近づかれるのが怖くなり、手が震えて当たらなくなってきた。

 

「どうしたんだい?当たらないよ?」

 

「あっ…‼」

 

とうとう目の前まで来られて、腕を捕まれてしまう。

 

「玲奈ッ‼」

 

お兄ちゃんが私の名前を叫ぶけど、恐怖で身体が動かない私は震える事しか出来ない。

 

「悪い子にはお仕置きをしないとなッ‼」

 

拳が振り上げられるのを見て、目をつぶってしまう。

 

誰か……助けて…‼

 

『この子に何しようとしてんのよッ‼』

 

「なッ!?ボグッ‼」

 

その時、知らない女性の声と相手の悲鳴が聞こえ、腕を捕まれていた感触がなくなった。

 

いったい何が……

 

目を開けると、上半身がベージュで半袖部分が白、腰から膝上辺りの部分はグレーの1着のパーカーが私の前に浮いていた。

 

『まったく……‼大丈夫だった?』

 

「「アイエエエエッ!?シャベッタ!?ナンデ!?シャベッタ!?」」

 

『何兄妹揃って驚いてんのよ?』

 

そりゃ驚くよ‼パーカーが喋ったら‼

 

『言っとくけど、あんたのお兄さんのパーカーも喋ろうと思ったら喋れるのよ?』

 

「え!?マジで!?」

 

『心を通わせられたらだけどね。』

 

そういえば貴方達ってゴーストだったよね…

 

「さっきから僕を無視するなッ‼」

 

「「『あっ』」」

 

パーカーさんに驚いてすっかり忘れてた。

 

『先ずはあの変態をブッ潰しますか。』

 

「でも、どうやった『あたしを使いなさい‼』へ?」

 

そう言って、ベルトの中に吸い込まれていき、そこから眼魂が出てきた。

 

「これが、私の眼魂?」

 

「使わせたまる(バンッ‼)ガベラッ!?」

 

「変身中やフォームチェンジ中は攻撃しないのがお約束だろッ‼」

 

金角が攻撃してこようとしたけど、お兄ちゃんが武器の銃を撃って足止めしてくれた。今のうちにユリン眼魂を取り出して、新しい眼魂をセットする。

 

《アーイ‼バッチリミナサーイ‼バッチリミナサーイ‼》

 

バックルからさっきのゴーストが出てきて、周囲を踊りながら漂う。そして、横のレバーを引いて押し込んだ。

 

《カイガン‼ミコト‼科学と‼魔術と‼超電磁砲(レールガン)‼》

 

パーカーを羽織ると顔の真ん中にコインと周囲に電気が走る絵が描かれた。

 

あ…結構着心地いいな…。

 

『さて、はりきっていくわよッ‼』

 

「はい(コツン)あれ?なんだろ?」

 

足に何か当たったので見てみたら、鋏がU字磁石で身体が方位磁針で出来たカニさんがいた。

 

「何これッ‼メッチャ可愛いんだけど~‼」

 

『《カニジシャク》っていってあたしの力を使うのに必要なガジェットよ。他にも何体か貴方が持ってるわよ?』

 

「なんですとッ!?」

 

こんな可愛い子がまだいるなんて‼

 

「玲奈……そろそろ戦いに集中しろ…」

 

あっと、そうだったそうだった。

 

カニジシャクをガンガンハンドにセットすると、片方の鋏を砲口にもう片方は持ち手になり、ガンガンハンドブラストモードに変形した。

 

『さあ‼ブッ放しなさいッ‼』

 

「OK‼」

 

トリガーを引くと、砲口の磁石に電流が流れ、そこを弾丸が通ると超高速で撃ち出された。

 

「グワァッ!?」

 

それを喰らった金角は後ろに吹っ飛んだ。

 

「この…‼」

 

『次は持ち手を1回引っ張ってみなさい。』

 

言われた通り引っ張ると砲口の磁石の幅が狭くなった。

 

試しにトリガーを引くと、弾丸が連射された。

 

「ダバババババババッ!?」

 

飛び出した弾は、起き上がろうとした金角に全弾命中した。

 

「こうすると連射出来るんだ~。」

 

『もう1回引っ張った後に、ベルトに武器を翳しなさい。』

 

「了解です‼」

 

引っ張ると幅が最初より大きくなり、それをベルトに翳した。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナサーイ‼ガンガンミナサーイ‼》

 

そうすると、砲口の磁石に今まで以上の電流が流れる。

 

『後は狙いを定めて撃ち抜け‼』

 

「はい‼」

 

《オメガブラスト‼》

 

引き金を引いたら、周囲に衝撃波を出しながら高速の弾丸が金角に命中して大爆発した。

 

「ギャアアアアアアアアアァァァァァァッ!?」

 

煙が晴れると、男の人と眼魂が落ちていたので眼魂を拾う。

 

「…………私……勝ったの…?」

 

『そうよ。』

 

「クソ…‼何で僕が……こんな目に…!?」

 

『女の子をイヤらしい目で見た罰じゃないかしら?』

 

「ふざけんな‼僕は主人公だぞ‼なら全部僕の思い通りになるはずだ‼」

 

「そりゃ、人間皆人生の主人公ですけど、自分の思い通りになる事なんて滅多にないですよ?」

 

その年で中二病はちょっと……

 

「僕は一誠とは違うんだ‼あんな出来損ないの死にたがりとは格が違うんだよ‼」

 

「その言葉……………………撤回してくれませんか?」

 

出来損ないの死にたがり?あの人が?

 

それを聞いた私は燃えるような怒りが沸き上がった。

 

「なら、貴方は出来るんですか?あの人みたいに誰かを守るための行動が?」

 

「何で僕がそこまでしないといけないんだ!?自分の身ぐらい自分で「もういいです。」な!?」

 

この人には龍見さんみたいな覚悟がない。あの人は自分が今出来る方法を考えて、周りが傷つかないように動いていた。例え自分が傷つこうとも…

 

そんな覚悟もない人が…………‼

 

「自分の事しか考えない貴方達があの人の思いを馬鹿にしないでッ‼」

 

そう怒鳴り付け、私はお兄ちゃんの所に向かった。

 

「アイツの思いだと……‼そんなもん知ったことか‼この世は全てにおいて僕が優先されるべきなんだ‼」

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

玲奈の戦闘をハラハラしながら見ていた俺だったが、勝ったのを確認できたら一気に力が抜けてしまった。

 

「お兄ちゃ~ん‼」

 

変身を解除した玲奈が駆け寄ってきて、俺に眼魂を差し出した。

 

「コレ、必要なんでしょ?」

 

「何でそれを知ってんだ?」

 

「実は、途中から聞いてたんだよね。何か出来る事がないかって。」

 

だからって無茶しすぎだろ……。

 

「じゃあ私からも。」

 

「はい、どうぞ。」

 

向こうも終わったのか、チェイサーともう一人のライダーだった人が俺に眼魂を渡す。

 

「あ、ありがとうございます。」

 

「気にしないで、弟みたいな子のためだから。」

 

「無茶ばかりする子だけど、これからも仲良くしてあげてね。」

 

「はい、アイツは親友ですから。」

 

そう言うと、二人は嬉しそうに微笑んだ。

 

「んじゃ、悪いけどソレ返してくれますかねぇ?」

 

「「「「ッ!?」」」」

 

突然聞こえた声の方を見ると、そこには眼魔の王がいた。

 

「人が集めた物をなに掠め取ってるんですか?あんたらは?」

 

「貴方は何者なの?」

 

「チッ‼面倒くさいけど、会うたびに聞かれるのもかったりィから教えてやるよ。俺は“京極慶吾”、この世界最強になり全てを支配する男だ‼」

 

「どこのショッカーだよ…」

 

今時流行らねぇよ、世界征服なんて…。

 

「オイ‼お前‼僕たちに力を寄越せ‼」

 

京極の側に眼が覚めたのか、宗二やグレモリー、姫島が出てくる。

 

「テメェらも何眼魂奪われてんだよ?まあいいか、そこに大量に持っている奴がいるし?」

 

そう言って京極は俺を見てくる。胸くそワリィ眼をしてやがる。

 

「上級の眼魔を貸してやるから、後は自分で何とかしろ。俺はあの男からライダー眼魂を奪い取る。変身。」

 

京極は4号に変身すると、俺に向かって駆け出した。今の身体だと避けるのは無理か……

 

「させない‼」

 

その時、俺と京極の間に何かが落ちてくる。砂埃が消えるとそこにはシンフォギアを纏った響さんがいた。

 

「何とか間に合った………………って何で美月さんとみくるさんがいるの!?それに玲奈ちゃんまで!?」

 

「アザゼル総督の依頼よ。」

 

「私は……皆さんの役に立ちたくて…」

 

「ちょっと響‼先行し過ぎ‼」

 

大声がした方を見たら、メンバー全員と木場と小猫ちゃんに匙までいた。

 

「エルナ、結界はどうしたんだ!?」

 

「シトリーの皆様に変わって貰いました。」

 

「んで、俺は戦力として手伝いさ。」

 

「ゾロゾロと出てきやがって……あんたらは虫か何かか?」

 

「テメェら害虫に言われたくねぇな‼」

 

京極の言葉にクリス先輩が吠える。

 

「タケル君、これを。」

 

「これは…………‼ライダー眼魂!?」

 

未来さんから袋を渡され、中を見たら大量のライダー眼魂があった。

 

「それで32個全てが揃う筈だ。」

 

「なッ!?テメェらいつの間に‼」

 

「アタシ達を嘗めてるからデス‼」

 

「…私達の願いの邪魔はさせない‼」

 

「ククッ‼アハハハハハハハハハッ‼」

 

全員が戦闘体勢に入るが、京極は俯きながら笑いだした。

 

「まさか目の前で全部揃うなんてな…………いけッ‼眼魔達よ‼アイツらからライダー眼魂を奪い尽くせッ‼」

 

大量の眼魔を呼び出した京極は、一斉に襲い掛かってきた。

 

「総員‼タケルが願いを叶えられるまで死守するぞ‼」

 

『『『『『了解‼』』』』』

 

「みくるさんと美月さんはタケル君の護衛を頼みます‼」

 

「「任せなさい‼」」

 

皆が戦い始める中、俺はベルトから残りのライダー眼魂を取り出し並べていくが、あることに気づいた。

 

「ない…BLACKとRXの眼魂がない!?」

 

「ウソッ!?」

 

「これじゃ……イッセーを助けることが…」

 

この事態に絶望しそうになったが…

 

『大丈夫です、ライダー眼魂の前で眼の紋章を描いてください。』

 

頭の中に声が聞こえ、それが知っている声に驚く。

 

「アリアなのか!?でも、眼魂が無ければ…‼」

 

『それなら心配しないでください。此方で確保してありますので。』

 

「本当なのか!?」

 

『はい、だから急いでください‼』

 

「わかった‼」

 

俺はすぐさま眼の紋章を描くと、ライダー眼魂が宙に浮き俺の周りを漂うと光を放ち、俺は眩しさに眼を閉じた。

 

光が収まり、眼を開けると周りには1号からドライブと3号の32人のライダーがいた。

 

『ありがとう、君達のお陰で我々は再び集まることが出来た。』

 

『俺も誰かの涙を増やす為に使われる処だったよ。ありがとう‼』

 

おお…1号とクウガからお礼を言われるなんて……‼

 

『彼の事はBLACKとRXから聞かせてもらった。安心してくれ、彼は必ず助けよう。』

 

「お、お願いします‼」

 

『うむ、では皆‼行くぞ‼』

 

『『『『『『『『オオッ‼』』』』』』』』

 

そして、左手を隣の肩に、右手を前に出すと光がその中央に集まっていく。

 

『『『『『『『『ライダーシンドローム‼』』』』』』』』

 

再び目の前を強烈な光に覆われ、収まればそこには俺達が復活を望んでいた男の姿があった。

 

「ったく……無茶し過ぎなんだよ、お前は…」

 

「それは自覚してるつもりなんだけどな…」

 

その姿を見たら涙が出てきそうになったけど、それは後だな。

 

「それじゃ…リベンジといこうぜ、イッセー‼」

 

「ああ、いくぜタケル‼」

 

『待ちたまえ、タケル。』

 

俺達が行こうとしたら、1号に呼び止められた。

 

「何ですか?」

 

『これを君に送ろう。』

 

1号の手から光の玉が出てきて俺の手に乗ると、黒と赤で彩られ、炎を模したパーツが付いた眼魂になった。

 

『その力は君の役に立つ筈だ、頑張るんだぞ?』

 

「「はい‼」」

 

そして、ライダー達が眼魂に戻ると、俺達ももとの場所(イッセーはワープしたみたいなものだが)に戻った。

 

すると、全員がこっちを見て何人かは涙を流した。

 

「心配かけてすまなかったな、再会の喜びは後にして先ずはアイツらを片付けるぞ‼」

 

『『『『『うんッ‼』』』』』

 

皆がイッセーの側に集まったら、俺はイッセーと一緒に前に出る。

 

「よぉ宗二、あの時はよくもやってくれたな?」

 

「この……‼死に損ないがぁッ‼」

 

「眼魔の王…いや、京極慶悟‼決着をつけるぞ‼」

 

「お前ら……人の計画の邪魔して………………ただですむと思うなよッ‼」

 

京極は眼魔を更に召喚して戦力を整えていく。

 

「なら、俺も新しい力を見せるか。」

 

「え?…………ッ‼お前、それ!?」

 

イッセーがポケットから出したのは俺も見たことがある龍のマークが入った黄色いカードデッキだった。どこで手に入れたんだ!?

 

「メイルを助けるためにアリアがくれたんだ。お陰で俺達はここに立っていられる。」

 

そう言ってデッキを前に翳すと、腰に銀色のベルトが現れる。そして、右手を上に突き上げ握り締めた。

 

「変身‼」

 

右手を振り下ろしながらベルトにデッキをはめると、銀色の光が覆い、消えるとそこには赤の所が金、複眼が水色の龍騎がいた。

 

「仮面ライダー光龍……見参…」

 

「イッセーが……仮面ライダーになっちゃった…」

 

鏡も無しに変身できるって事はドラゴンナイトの設定も混じってるデッキなのか?っとそんなのは後にして、

 

オレ眼魂をゴーストドライバーに入れ、レバーを引いて押し込む。

 

「変身‼」

 

《カイガン‼オレ‼レッツゴー‼覚悟‼ゴ・ゴ・ゴ‼ゴースト‼》

 

変身した俺はイッセーに左の拳を伸ばす。

 

「さあ、命燃えるような…‼」

 

それにイッセーが右の拳を合わせる。

 

「ライブを始めようぜ‼」

 

そう言い、眼魔の群れに全員で突っ込んだ。

 




いかがでしたか?

オリライダーの眼魂はこの後の戦いでも出ますので、少々お待ちください。

次回『戦士の鎧』

「貴方に希望は奪わせない‼」

次回はBGM祭りになります。頑張って書きますので楽しみにしてもらえると嬉しいです。
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