最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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どうも、遅くなりました。疾風の警備員です。

エグゼイドを見て思ったことは…

なんだ、あの超動き回るゆるキャラは…‼でした。

でも、私的には予想以上に面白かったです。

では、本編の方…どうぞ。



暴食

エルナside

 

イッセーさんの指示でお義兄さん達の結界に戻った僕はタケルさんの状態を見て愕然としていた。

 

胸には大きな風穴が空いていて、クロックマネージャーで何とか時間を止める事に成功したが、解除した瞬間に大量の血が流れ出して死ぬ可能性が高かったからだ。

 

「アーシアは響達の治療の真っ最中だ…‼サーゼクス‼フェニックスの涙はあるかッ!?」

 

「それなら今持っている‼使ってくれ‼」

 

「助かる‼」

 

お義兄さんがサーゼクス様からフェニックスの涙を受け取り、僕とタケルさんの元にやって来た。

 

「こいつはひでぇ……エルナッ‼しっかりしろ‼」

 

「でも…でも…タケルさんが…‼」

 

涙で顔を濡らしている僕の肩をお義兄さんが掴んだ。

 

「助ける方法ならある‼殆ど賭けだがこれしかない‼」

 

「えッ!?」

 

「フェニックスの涙がクロックマネージャーに当たるギリギリのタイミングで解除するんだ‼かなりシビアになるが間に合えば死ぬ寸前で回復は出来る‼」

 

「僕に……そんな難しいのなんて…‼」

 

「お前しか出来ねぇんだ‼タケルを助けてやれるのは‼」

 

「……ッ‼」

 

お義兄さんの言葉を受けて、僕はゆっくりと手を伸ばしてフェニックスの涙を手にする。

 

「チャンスは一度きりだ…覚悟していけ。」

 

「はい…‼」

 

僕は涙を拭きながら瓶の蓋を開け、タケルさんの側までいく。

 

「タケルさん……今、助けます…‼」

 

そう決意を口にした時、タケルさんのポケットが青紫色に光った。

 

「今のは…?それよりも…‼」

 

僕は体の全感覚を今までにないほどに集中させ、涙を垂らす。

 

スローモーションに見えるような世界の中で雫の軌跡を追い、クロックマネージャーに触れるほんの数㎜という所で…

 

「解除‼」

 

それを解除したが、ここで致命的なミスをしてしまった。

 

タケルさんの体はクロックマネージャーで時間を止めていたので、体が宙に浮いていたのを失念していて、体が地面に落ちそうになり、タイミングにズレが生じてしまったのだ。

 

しまったッ!?僕のミスで…‼ごめんなさい、タケルさん‼

 

だけどその時、タケルさんのポケットが再び青紫に光ると、体が少しだけ浮いた状態になり雫がかかって傷がすぐに修復された。

 

「…………う、ううん…あれ?ここは……戻ったのか…」

 

「た……タケル…さん…?」

 

「ん?今どんな状「タケルさんッ‼‼」うおっとッ!?ど、どうした!?」

 

生き返ったタケルさんを見た瞬間、僕は思わず彼に抱き着いていた。

 

「グスッ……良かったです…‼生き返って……本当に良かったです…‼」

 

「……そうか、死にかけてたんだったな。悪いな、心配掛けて。」

 

そう言うと彼は僕の頭を優しく撫でてくれた。

 

「さて、早くアイツを何とかしないとな。」

 

「ッ‼ムチャですッ‼一度手も足も出なかったんですよ!?下手したらまた…‼」

 

「大丈夫さ、今度はコイツがある。」

 

タケルさんがポケットから取り出したのは、以前異世界から来た女の子のアリアさんがくれた青紫に睨む様な瞳の眼魂だった。

 

「それは…」

 

「【ディープゴースト眼魂】だ。これなら奴と対等になれるかもしれない。」

 

「……怖くないんですか?一度殺されかけた相手に挑むのは…」

 

僕の質問にタケルさんは少し顔を俯けた。

 

「本当は怖いさ……また殺されるんじゃないかって思うと全身が震えてくる…でも……」

 

そこで言葉を切り、抱き着いていた僕の肩を掴んで体から離した。

 

「お前や玲奈、皆が傷付いていくのを見ているだけの方がずっと怖いんだ。だから俺は戦う……皆を…そして、お前を守る為にもな。」

 

「タケルさん…」

 

「そして必ず帰ってくるさ。約束する。」

 

そう言って小指を伸ばした右手を差し出してきたので、僕も少し躊躇いながら小指を絡めた。

 

「………………絶対帰ってきてくださいね?」

 

「ああ、任せとけ。」

 

指を解き、出ていこうとしているタケルさんに……

 

「いってらっしゃい。」

 

そう告げると、右腕を横に伸ばしてサムズアップし……

 

「行ってきます‼」

 

そう言って、ピンチに陥っている玲奈ちゃんの元へと向かっていった。

 

「信じて……待ってますから…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

玲奈を助けた俺はNと戦っているイッセーの援護に向かった。

 

「へぇ……中々頑張ったな。でも、もう限界でしょ?」

 

「まだ……だ…‼」

 

そこには傷が沢山ついたが余裕そうなNと、傷はあまりないが肩で息をしているイッセーがいた。

 

つか、アイツ…‼サバイブ使ってたのかよ!?まだ体が追い付いてないってのに‼

 

俺は手を翳し、投げ捨てた剣【ディープスラッシャー】を呼び戻し、ブラスターモードにしてNを撃った。

 

「ッ!?誰だ……俺の邪魔をするのは…‼‼」

 

「よぉ、さっきの礼をしに来たぜ?」

 

「た…………タケル…………なのか……?」

 

攻撃されたNは怒りを滲ませながら、イッセーは驚愕したかの動きで俺を見た。

 

「何だよ、誰かと思えばさっき俺に負けた奴か……一度倒した相手は興味ないんだよね?どっか行ってくんない?」

 

「そう言うなよ。せっかく強くなったんだから相手してくれよ。でなきゃ勝手に混ざるだけだかな?」

 

「アハハハハハハハハハハハッ‼‼それもおもしれぇかもな!?良いぜ、まとめて相手してやんよぉッ‼‼」

 

「なら……遠慮無く、狩らせてもらう‼」

 

俺は一気に地面を駆け、ディープスラッシャーをソードモードにして振るう。奴はそれを左手のクローで受け止めたが別方向からきた光弾が命中する。

 

「くッ!?」

 

「今度は二対一だ、油断してたら命取りだぜ…‼」

 

そこにはボルティックシューターを構えたイッセーがいた。

 

「もらったッ‼‼」

 

俺はこの隙にベルトからサングラスラッシャーを取り出し、銃口をNに密着させて撃つ。

 

「グゥッ!?」

 

「オオオオオオオォォォォォッ‼‼」

 

そして離れたら、サングラスラッシャーをソードモードにして、二刀流で連続で斬りかかる。

 

「ヒャハハハハハハハハハハハハッ‼‼」

 

だが、奴は笑いながら左手のクローだけで攻撃を捌いていく。

 

「この…ッ‼少しは喰らえってんだッ‼」

 

こっちは両手で剣を振ってるってのに、片手だけって自信無くすぞッ!?

 

「すげぇ……スゲェよ、お前ッ‼‼一度死から甦っただけかと思えば……こんなに楽しいのは久しぶりだぜッ‼‼」

 

「だったら、とっておきのお楽しみがあるぜ?」

 

《SHOOT VENT》

 

俺の後ろからそんな電子音声が聞こえ、イッセーの片膝立ちの状態でウルティメイトイージスがアローモードになり力をチャージしていく。

 

「おう……あれは今の状態だとヤベェかな?」

 

「逃がさねぇぜッ‼」

 

剣を振るい、奴がクローで受け止めたら全力で押し込んでいく。

 

「ぬおッ!?」

 

「決めろ‼イッセーッ‼」

 

「星屑となって散れッ‼‼」

 

そしてファイナルウルティメイトが放たれる。俺は渾身の力で奴を後ろに下げさせて、高く飛び上がった。

 

「なッ!?ウワアアアアアアアッ‼‼」

 

それを喰らったNはかなりの勢いで後ろへと吹き飛ばされた。

 

でも、まだ終わりにはしない‼

 

俺はベルトのレバーを引いて押し込む。

 

『ゲンカイ‼ダイカイガン‼ゲキコウゴースト‼‼』

 

すると、背中に肩にあるプロテクターと同じ形の翼のオーラみたいなのが現れた。

 

『デスゴー‼憤怒‼ゼ・ツ・メ・ツ‼ゴースト‼紛争‼抹消‼破滅のソウル‼‼』

 

その翼で一気にNへと接近しながら、再度ベルトのレバーを引いて押し込んだ。

 

「魂の底力を見せてやるッ‼」

 

『キョクゲン‼ダイカイガン‼ディープゴースト‼ギガ‼オメガドライブ‼』

 

「いっけえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ‼‼」

 

そして2つの剣が紫のオーラで包まれていき、俺は突っ込む勢いそのままにすれ違い様にNを切り裂いた。

 

「グアアアアアアアアアアアッ!?」

 

俺は奴の数メートル後ろに着陸し振り返ると、Nがゆっくりと仰向けに倒れた。

 

「やっと……終わったか……」

 

以前戦った眼魔の王を思い出しそうになったぜ……

 

「もう戦う力なんて残って「フ…クク……アハハハハハハハハハハハッ‼‼」ッ!?」

 

その時、笑い声が周囲に響き奴を見ると、全身をバネのようにして平然と起き上がった。

 

「あ~、楽しんだぜ。もっと楽しみたいがそろそろ時間みたいだし、ここで止めとくか。」

 

「時間…?」

 

その言葉を疑問に思っていたら、何かが砕ける様な感覚が起き、止まっていた護衛達が動き始めた。

 

「停止状態が終わった…‼」

 

「ギャスパーか……」

 

更に、上空にあった転移の魔法陣も消滅した。

 

これなら増援はもう来ない‼やっと終わりが見えたか。

 

「んじゃ、俺達もおさらばするか。イリナ、帰るぞ。」

 

『はい、N様。』

 

Nの隣にいきなりイリナが現れたが、その姿は大量の血に濡れていた。

 

『申し訳ありません、一人も削除出来ませんでした。』

 

「構わねぇ、その方が後の楽しみがあるってもんだ。とりあえず、ここから出るぞ。」

 

『了解しました。』

 

「って、逃がす訳ねぇだろッ‼」

 

俺はディープスラッシャーから弾丸を放つが、イリナに簡単に受け止められ、逆にイリナから大量の火球が飛んできて俺に直撃した。

 

「グハァッ!?」

 

『それでは転移いたします。』

 

変身が解けた俺は奴等が転移していくのを悔しい思いで見送りつつ、別の場所で倒れているイッセーの元へと向かい、アイツの左腕を見たらあり得ない方向に腕が複雑に曲がっていた。

 

「どうみても重症……だよな…」

 

さて、どうやって運ぼうか……

 

そんな事を考えていたら、

 

「イィィィィィヨッシャアァァァァァァァ‼‼パクついたアァァァァァァァァァァァァァァッ‼‼」

 

そんな狂った様な叫びが聞こえ、振り返ると黒い体にオレンジの目の怪物がカテレア・レヴィアタンの体とアザゼルさんの左腕を喰らった場面だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アザゼルside

 

イッセーとタケルが協力して侵入者を撃退し、ギャスパーが響の教えで勇気を振り絞って結界を解除したお陰でこの戦いの終わりが見えた。だが、イッセー達やヴァーリ達といった戦闘組のダメージは深刻でこれ以上の長期戦は不可能といえる状態にまでなっていた。

 

「さて、侵入者の事は気になるが、まずは今回の襲撃の首謀者に話でも聞こうかね?」

 

俺はキャロルが踏みつけて抑えているカテレアの元へ向かおうとした時、その足元から何かが出てきているのが見えた。

 

「ッ‼キャロルッ‼‼」

 

「へッ?キャアッ‼」

 

俺は一気に駆け出し、キャロルを押し飛ばすと地面から巨大な口が出てきてカテレアの全身と俺の左腕を喰らっていった。

 

「グアァァァァァァッ!?」

 

「旦那様ッ!?」

 

すかさずキャロルが左腕に止血の魔法を掛けてくれた。

 

「よお、無事か?」

 

「旦那様のお陰でな……しかし、コイツは…?」

 

俺達の目の前で喰った者を咀嚼しているコイツを見ていたら……

 

「イィィィィィヨッシャアァァァァァァァ‼‼パクついたアァァァァァァァァァァァァァァッ‼‼」

 

そんな狂った様な叫びが聞こえ、そっちを見ると顔を押さえながら笑っているウェルがいた。

 

「いやぁ~、あの時代遅れの婆さんだけでも良かったってのに、まさか堕天使総督の一部と【オーフィスの蛇】まで手に入っちゃうなんて‼ボクってばやっぱりツイてるよォォォォォォォッ‼」

 

「どういう事ですか、ウェル?完全聖遺物の【ネフェリム】を持ち出した上に、この様な事を…‼」

 

それを見たミカエルが怒りを露にしながら問いかけるが……

 

「はあッ!?人間に頼らなきゃ存続すら危うい下等種族どもが‼何時までお猿の山の大将を気取るつもりだい?」

 

「……」

 

「反論なんて出来ませんよねぇ~‼‼だって事実何ですからぁ!?自らを高尚な生き物と思ってるアンタ達なら尚更ね‼しっかし、禍の団(カオス・ブリゲード)も大したことないね…これほどの役立たずとは。」

 

なるほど、ヤツがスパイだったのか。

 

「でッもぉ‼お陰でネフェリムを強化出来たのはまさしく行幸ッ‼‼それだけはほんのちょっぴり感謝しましょう‼」

 

「んで、お前の目的は何なんだ?」

 

「もちろん、【英雄】になることさ‼‼」

 

「英雄……ねぇ…」

 

んなもん、なりたくてなれるもんじゃねぇぞ?

 

「そしてその夢を叶える為に……‼‼君達、絶滅させてくんないかな?」

 

高笑いしていたウェルの顔がいきなり真顔になってそう告げる。

 

「それに、わかりましたなんて言うわけにはいかないよ?」

 

「うん、知ってます‼‼それに、今のネフェリムでも勝ち目は無いから…………こんなの用意しちゃいました‼」

 

そう言ってウェルの右手には何かのリモコンの様な物があり……

 

「あ、そ~れ……ポチッとな。」

 

「グワアァァァァァァァァァァァァァァッ‼‼」

 

それを押した途端、何処からか叫び声が聞こえ、そっちを見てみると……

 

「おいおい、さっき倒した筈だろ?アイツは…」

 

「カテレアが接触した時にある機械を取り付けましてね?強制的に暴走して貰いました‼」

 

「なんという事を…‼」

 

鎧を纏いながら立ち上がった兵藤は、リアスと朱乃の頭を掴み、何か泥の様な物を流していくとリアスは黒い赤龍帝の鎧を、朱乃は黒い白龍皇の鎧を身に纏って立ち上がった。

 

厄介な奴等に厄介なモンを持たせてんじゃねぇ!?

 

「んじゃ、僕はケツカッチンなんでここでバイバーイ‼」

 

ウェルは足元に転移魔法陣を出して転移していった。

 

「チィッ‼今はウェルよりもアイツらか‼」

 

俺は奴らを睨みながら作戦を考えるが、戦闘組の殆どが行動不能の今、作戦は限られてくる。

 

「さて、どうしたものか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???side

 

「あれが依頼されたターゲットか?」

 

「そうだよ~、この世界の神になんとしてくれって懇願されちゃってさ。」

 

「なら、さっさと倒そう。あれは生かしておく価値なんて微塵も無いんだから。」

 

「なんか物騒じゃね?まあいいけど。」

 

「それじゃ、3人仲良くアイ・キャン・フラーイッ‼」

 

「ちょッ‼襟つか…うおぉぉぉぉぉぉぉッ!?」

 

「よっと。」

 

「さあ、パーリィの始まりだよ‼」

 

 




いかがでしたか?

最後のはとある方が書かれている小説のキャラです。

つまり、次回はプチコラボの回となります‼

という訳で次回【異界の訪問者】

では、次回をお楽しみに。

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