最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

今回はタケルVSヴァーリ(原作)です。

そして、皆様から頂いたオリ眼魂の一つと対話します。

では、どうぞ。


原作の世界②

アザゼル(原作)side

 

俺はフィールドの中央でヴァーリと向き合う男、タケルとかいう奴の観察をしていたが…

 

(奴には神器の気配は感じんし、魔力が多い訳でもない……なのにあの自信はどこからくるんだ?普通に考えれば敗北は必至、それとも俺の知らない何かがあるのか?)

 

「さて、事情はおおかた理解している……君達は恐らく別の世界から来たんだろう?しかもメンバーが殆ど違うとくれば持っている力も違っている。そしてお前は他とは何か違う雰囲気を纏っている……どんな力を見せてくれるのか楽しみで仕方ない…」

 

「……俺達の所のヴァーリさんとはえらい違うな…しかもかなりの戦闘狂ってか?」

 

「否定はしないさ。さあ、そろそろ始めようか?禁手(バランス・ブレイク)。」

 

《Vanishing Dragon Balance Breaker!!》

 

ヴァーリが白龍皇の鎧を纏うと、タケルは先程向こうの木場が使っていた眼を模した物を手に取った。

 

「あれは向こうの裕斗が使っていた…」

 

「いや、恐らくアイツが本来の使用者なんだろう。たぶんさっきのは副産物か何かなんだろうな。」

 

「神器に影響を与えるほどの力を持っているというのかしら、あれは?」

 

「それは見てみりゃ分かるだろ。」

 

リアスと話していたらタケルは腰に手を翳し、そこにクリアグレーの一つ目お化けみたいなバックルの付いたベルトが現れた。

 

「あれは……新種の神器?」

 

「だが、あんなものは見たことが…」

 

すると奴は左手でバックルを開き、そこにボタンを押して黒目の部分に【G】と浮かばせたそれを入れ、バックルを閉じた。

 

《アーイ‼》

 

『『『『『は?』』』』』

 

そこで、ベルトから聞こえた声に俺達は呆然とした。

 

アーイって……眼そのままだろ!?

 

だが向こうはこっちの事はお構い無しに横のレバーを引いた。

 

するとバックルの中央から黒地にオレンジのラインが入ったパーカーが出てきた。

 

《バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

そんな音声が流れる中、まるで陰陽師みたいな動作のポーズをした後……

 

「変身‼」

 

《カイガン‼オレ‼》

 

そう叫びながらレバーを押し込むと、奴の体が黒地にオレンジの骨の柄が入ったボディスーツになり、顔は銀のマスクで覆われていた。

 

その上にさっきのパーカーを羽織ると、オレンジと黒で彩られた顔に額には1本の角が生え、フードを脱いだ。

 

《レッツゴー‼覚悟‼ゴ・ゴ・ゴ‼ゴースト‼》

 

更にベルトの前に手を翳すと、一振りの剣が出てきてそれを掴んだ。

 

ありゃなんだ!?神器とかとは全くの別物だ‼異世界にはこんな技術もあるのかよ‼くぅ~ッ‼研究者魂が疼くぜ‼

 

「姿が変わった?」

 

「あれは禁手なのでしょうか?」

 

「なんかヒーローっぽいな。」

 

『『『『『ところで、さっきの歌は?』』』』』

 

ある程度感想を言ったら、全員が同じ質問を奴にぶつけた。

 

それを聞いた奴はこっちを見て……

 

「歌は気にするなッ‼」

 

『『『『『おい!?』』』』』

 

そんなボケを飛ばしてきた。

 

「んなの使用としか言えねぇよ。さて、始めようか‼」

 

「ああ‼」

 

タケルとヴァーリが互いに頷くと、ヴァーリは光翼を広げタケルはオレンジの光に包まれながら空へと飛び上がった。

 

「飛行能力まであるなんて…」

 

「なんかホントにお化けみたいですぅ!?」

 

ある高さまで昇ると、互いに接近して剣と拳がぶつかり合った。

 

そのまますれ違い、ヴァーリは魔力弾をタケルは武器を組み換えて銃にして撃ち合いを始めた。

 

「変形できる武器まで…」

 

お互いの攻撃を迎撃、もしくは回避しながら二人は地面へと着地する。

 

「どうやら想像以上みたいだ。ならば、こちらも少し本気を出そう‼」

 

ギアを上げたのかヴァーリがさっき以上のスピードでタケルに迫る。

 

「ッ!?チィ‼…グアッ‼」

 

タケルは横に跳んで避けようとしたが間に合わず、肩に攻撃を喰らった。

 

「さて、ここからどう抗う?」

 

《Divide!!》

 

「うおッ!?」

 

白龍皇の光翼(ディバイン・ディバイディング)の能力で力を半減されたのか、タケルは膝を着いた。

 

(さあ、どんな力を見せてくれるんだ?)

 

「これは確かに厄介だな……仕方ねぇ、先輩達の力を借りるとしますか…‼」

 

そう言うと、タケルは白、赤、緑の3色に彩られた眼のアイテムを取り出した。

 

それのボタンを押してバックルの中のやつと取り替えた。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

出てきたのは肩に白いマフラーを靡かせた、赤、白、緑の3色のパーカーだった。それが空中でポーズを取ると横に見知らぬ仮面の戦士が浮かび上がった。

 

それをさっきの黒のパーカーと顔の模様が消えたタケルがレバーを操作して羽織った。

 

《カイガン‼V3‼力と技‼ダブルタイフーン‼命のベルト‼》

 

そして顔は緑の眼に赤と白で先程の仮面の戦士の顔が描かれた。

 

「仮面ライダーVスリャーッ‼」

 

そう叫び、さっきの浮かび上がった戦士と同じポーズを取った。

 

「服を着替えた!?」

 

「なんか派手だな…」

 

「うおおおおおおッ‼ヒーローっぽいぜ‼」

 

「イッセー君、落ち着いて…」

 

なるほど、眼魂(あれ)は奴の強化アイテムで複数あるのか……

 

「レッドボーンパワーッ‼」

 

タケルがそう叫ぶと、胸の辺りの赤いラインが輝き、奴の力が増大した。

 

「まさかそんな方法で半減に対抗してくるとは‼」

 

「俺はどんな勝負だろうと、負ける気はないんでな‼」

 

「ならば、続きといこう‼」

 

二人が同時に飛び出す。今度はタケルも武器ではなく格闘戦をやるみたいだ。

 

「フッ‼」

 

先ずはヴァーリが拳を突き出す。

 

「ヨッ‼ハァッ‼」

 

が、タケルはその拳を右手で掴むと、背負い投げでヴァーリを投げ飛ばした。

 

「クッ!?」

 

すぐに体勢を立て直したヴァーリだが、睨み付けた先にタケルはいなかった。

 

「この場合は……上かッ!?」

 

見上げたし視線の先には右手を手刀の形にして振り上げていた。

 

「【V3電熱チョップ】ッ‼」

 

強力なエネルギーを纏い勢いよく振り下ろされた手刀を、ヴァーリは腕をクロスして受け止めたがその威力に足元にクレーターができた。

 

「仕止め損なったかッ‼」

 

「今度はこちらからいくぞ‼」

 

奴の手を払い除け、がら空きになった腹にヴァーリのボディブローが決まった。

 

「ガッ!?」

 

「フンッ‼」

 

追撃とばかりに回し蹴りを叩き込み、タケルは吹き飛んだ。

 

「どうしたこんなものでは……ッ!?」

 

「……かかったな?」

 

止めをさそうとしたヴァーリだが、何故かその場から動かなかった。よく見ると先程の回し蹴りの時に軸にした足を凍らされて、地面に固定されていた。

 

「【フリーザー・ショット】……今度は逃がさねぇ‼」

 

《ダイカイガン‼V3‼オメガドライブ‼》

 

ベルトのレバーを操作したタケルは高く飛び上がるときりもみ回転を始めた。

 

「V3きりもみぃ……‼」

 

そのまま回転しながらヴァーリに蹴りを決める。

 

「グゥッ!?」

 

ヴァーリはそれをなんとか両手で受け止めるが、勢いに押され両腕を弾かれてしまった。

 

逆にタケルは弾かれた勢いすらも利用して更に飛び上がり、再び飛び蹴りの体勢に入った。

 

「反転キィィィィィィィックッ‼‼」

 

「ヌウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!?」

 

その蹴りはヴァーリが無理矢理戻した左腕に受け止められるが、足の氷を砕いて数メートル後退させ左腕の部分の鎧を砕いた。

 

「ッ…‼なんて威力だ……‼」

 

鎧を修復して構えるヴァーリだが、あのダメージを受けた左腕は力が上手く入らないのか小刻みに震えている。

 

「まだまだこんなもんじゃねぇだろ?」

 

「ああ、こんな楽しい勝負……簡単に終わらせるのはもったいない‼」

 

『ならば見せつけるのだ‼お前の力を‼』

 

神器に宿る龍【アルビオン】の声に合わせ、ヴァーリは空を飛び魔力弾を連発しだした。

 

「さあ、何時まで耐えられる‼」

 

「そっちがその気なら、付き合ってやるよ‼」

 

タケルは白、黒、赤の3色のアイテムを持ちバックルに入れた。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

今まで着ていたパーカーが消え、今度は黒地に銀のライン、胸のところは赤いロングコート風のパーカーが現れる。それを纏うと、顔にはルビーで出来た顔が描かれた。

 

《カイガン‼ウィザード‼指輪の魔法‼最後の希望‼》

 

「さあ、ショータイムだ。」

 

その手には銀色の銃が握られていて、奴はそれに付いている手のオブジェを開いた。

 

《キャモナ‼シューティング‼シェイクハンズ‼キャモナ‼シューティング‼シェイクハンズ‼》

 

不思議な音声が流れるなか、奴はそこに右手のいつの間にか付いていた指輪を翳した。

 

《コピー‼プリーズ‼》

 

すると奴の手にもう一つ同じものが現れた。

 

ほう…対象をコピーする能力か。

 

「乱れ撃つ‼」

 

両手の銃をヴァーリへと向け、連射する。

 

互いに直撃弾を撃ち落とし自分の攻撃を当てようと撃つが、なかなか決定打にならない。

 

「ああ~ッ‼めんどくせぇ‼こうなったら…‼」

 

《バインド‼プリーズ‼》

 

ヴァーリの周りに魔法陣が複数現れると、そこから出てきた魔力のチェーンがヴァーリを縛り上げた。

 

「クッ!?」

 

「これで決まりだ‼」

 

《ダイカイガン‼ウィザード‼オメガドライブ‼》

 

足下に魔法陣を出したタケルは右足に炎を集束させ、そこからロンダートを決めつつ跳び上がり、蹴りの体勢になる。

 

「これは悪手だったな。」

 

《Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!Divide!!》

 

パキィィィィィィィィン‼

 

だが、ヴァーリは神器でチェーンの強度を何度も半減し、拘束を簡単に破った。

 

「んなッ!?」

 

既に蹴りを止められないタケルにヴァーリは直前で少し上に上がり、体を丸めて前回転して下を通るタケルの顔に回転を加えた踵落としを叩き込んだ。

 

「ゴファッ…‼」

 

直撃を貰ったタケルは地面に激突した。

 

「驚いたよ、君はまさしく強者だ。だが、俺にはまだ届かないが…」

 

「ふざ……けんな…‼」

 

タケルはゆっくりとだが、力を込めて立ち上がる。

 

「俺の中の炎は……まだ消えちゃいねぇ‼‼」

 

すると、今度は黒にクリアレッドの炎をあしらったパーツの付いたアイテムを出し、横のボタンを押すとそれが燃え上がり開いたバックルに装填する。

 

《一発闘魂‼‼アーイ‼》

 

そして素早くレバーを引いて押し込んだ。

 

《闘魂‼‼カイガン‼ブースト‼‼俺がブースト‼‼奮い立つゴースト‼‼ゴー‼ファイ‼ゴー‼ファイ‼ゴー‼‼ファイ‼‼》

 

するとタケルの姿が黒から深紅に変わり、所々に炎を模したマークの入ったボディスーツになり、その上に肩とフードに炎のパーツが付いたパーカーを羽織ると、額の角がオレンジになり、眼の部分は炎の揺めきを表しているものに変わった。

 

「烈火に燃えていくぜッ‼」

 

その姿に周りは驚いた。

 

「姿が変わった…」

 

「力も跳ね上がっていますわ。」

 

「あれでヴァーリと張り合っていたのかよ…‼」

 

俺も正直驚いている。こんな強化をまだ残していたとは……

 

(なら、さっきみたく上着を変えたら更に強くなるかもな)

 

そしてタケルが駆け出そうとしたら、青と金と白で出てきたアイテムが奴の前に出てきて輝きを放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

「ここは……?」

 

俺は目の前に出てきた眼魂の輝きに目を瞑った瞬間、何処かの丘の上にいた。

 

そして視線の先には青のロングコート風のパーカーに金のフードを羽織った黒い存在がいた。

 

「アンタは……アーサーか?」

 

『はい。』

 

そこで俺は一番聞きたい事を聞いた。

 

「何で今、俺を呼んだ?俺は今ヴァーリさんと戦っている最中なんだけど?」

 

『それについては謝罪します。ですが貴方にどうしても聞きたい事があります。』

 

「聞きたいこと?」

 

はて、俺はこんな英雄に質問されるような事をしたか?

 

『なぜ、貴方はそこまで迷いなく戦えるのですか?自分の選んだ道に後悔は無いのですか?』

 

「え?」

 

「戦火に身を投じれば貴方は傷付き死ぬかもしれない…なのに何故、その道を選んだのですか?』

 

「なんだ……そんな事か。」

 

『は?』

 

「これは俺が俺自身で選び抜いた道だ。そこにどんな困難が待っていようとも……ただ、突き進むだけさ。」

 

『それが、家族を悲しませるとしてもですか?』

 

「それは悪いとは思うが自分で決めたんだ。なら、迷う必要はない。俺はこの生き方を選んだ自分を信じる……そう【覚悟】を決めたからな。」

 

『覚悟……』

 

「話はそんだけか?」

 

『ええ……貴方の思いを見せて貰いました。その生き方を貫く貴方の為に力を貸しましょう。』

 

「いいのか?」

 

『ええ、もちろんです。』

 

「そっか……んじゃ、よろしく頼む‼」

 

『はい、我がマスター。』

 

アーサーにそう言われ、俺は現実に戻った。

 

つかマスターって……お前はゼノヴィアさんか?

 

 

 

 

 

 

アーサーside

 

『行ってしまいましたか…』

 

しかし、彼ならば必ず望む未来を手に入れられる筈でしょう。

 

『しかし、さっき一瞬だけ彼の心臓の所が水色に光ったのは何だったんでしょう?』

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

現実に戻ってきた俺が最初に見たものは、正面から迫ってくる拳だった。

 

「うおおおおおおおおおおッ!?」

 

それを某フィギュアスケート選手並に体を反らして回避した。

 

「む、意識はあったのか。」

 

「さっきまでなかったけど、今の喰らってたらまた無くしてたわ‼」

 

拳を突き出してきた男、ヴァーリさんにそう言いバック転をして体勢を戻した。

 

「何故意識を無くしていたかは知らないが、戻ったのなら続きをするぞ。」

 

「おーし、上等だあ‼」

 

今度は俺が駆け出してヴァーリさんに拳を突き出す。

 

「フッ‼」

 

向こうも同じ様に拳を突き出し、拳同士が激突した。

 

「さっき以上の力……ますます面白い‼」

 

拳を放し、向こうの上段蹴りを屈んでやり過ごし、足を払おうとしたがジャンプでかわされ振り上げた足で踵落としがきたので横に転がって回避する。

 

そして起き上がりと同時に迫ってきた拳を、相手の腕の内側に自分の右腕を入れて軌道をそらす。

 

「やるじゃないか…」

 

「おっと、本領発揮はここからだぜ?」

 

俺は右手に持っていた眼魂のボタンを押し、腕を弾いてヴァーリさんの腹に蹴りを決め、距離が離れた所でバックルにセットした。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

「いくぜ、アーサー?」

 

『はい、星の剣の力…お貸ししましょう‼』

 

出てきたアーサーゴーストパーカーをレバーを操作して羽織った。

 

《カイガン‼アーサー‼円卓‼騎士王‼勝利の剣‼》

 

そして出てきたガンガンセイバーにワイバーンカリバーを装着しカリバーモードして、某機動戦士でよく見るサン○イズ立ちで構えた。

 

「『輝く剣が、勝利を招く‼』」

 

「ならば、その勝利はこちらがいただく‼」

 

ヴァーリさんがこちらに接近してくるのに合わせ、俺は剣に一つ()()をして突き出した。

 

「シッ‼」

 

「ッ!?」

 

ヴァーリさんは一瞬の硬直の後、直ぐに横に跳んで突きを回避した。

 

彼からは鎧越しでも驚きの感情が読み取れる……そりゃそうだ、なにせ……

 

「馬鹿な…‼()()()()()!?」

 

俺の手には今、何も握られていない風に見えているのだから。

 

『いや待てヴァーリ、奴の手元……風が吹いていないか?』

 

「確かに……そういう事か。」

 

あれ、もうバレた?

 

「お前は剣に風の結界を作り、それによって光の屈折率を変えて透明にしているのか。」

 

「どんな直感だよ‼」

 

『私の【風王結界(インビジブル・エア)】をこうも簡単に見破るとは…』

 

あの人、絶対にニュ○タイプだ……

 

「でも、仕組みが解ったところで‼」

 

俺が剣を振るうと、ヴァーリさんは少し大袈裟に回避を続ける。

 

「見えないとこうもやりづらいとは…‼」

 

姿が見えない剣……つまり、長さや幅も分からないってことは間合いが全く読めないって事になる。それは攻撃側に圧倒的に有利に働く事になる。

 

 

まあ…俺も見えないんだけどね?

 

 

ちょっとアーサーさん!?これだと俺も使いにくいんだけど!?

 

『そこはほら…アレです……気合いと根性で頑張ってください。』

 

「そこでまさかの根性論ッ!?」

 

待て、よく考えるんだ……風の結界なんだから……そうだ‼

 

「だったらこの風を吹き飛ばしてやる‼」

 

俺は剣を右肩に担ぎ、一気に振り下ろして風を暴風として撃ち出した。

 

「【風王鉄槌(ストライク・エア)】ッ‼」

 

「なッ!?グハッ‼」

 

それはこちらに近づこうとして、動き出したばかりのヴァーリさんに直撃した。

 

「よっしゃッ‼」

 

「ツゥッ!?面白い事ばかりやってくれる…‼」

 

『ヴァーリ‼そろそろケリを着けろ‼長引くとこっちが不利になる‼』

 

「もっと楽しみたいのだが……いた仕方ない‼」

 

アルビオンの言葉にヴァーリさんは空へと飛び上がり、巨大な魔力弾を作り始めた。

 

「おいおい…‼待てヴァーリ‼そいつはやり過ぎだぞ!?」

 

「彼とキチンと決着をつけるには、これしかない‼」

 

「いいぜ‼その勝負乗った‼」

 

「だああッ‼リアスと朱乃は結界の強化に付き合えッ‼‼」

 

「「は、はい‼」」

 

「エルナ、お前も頼む‼」

 

「わわわわわかりましたッ!?」

 

周りが大慌てになっているのにも気付かず、俺は剣をベルトにアイコンタクトさせた。

 

《ダイカイガン‼ガンガンミナー‼ガンガンミナー‼》

 

更に、ベルトのレバーを引いて押し込み、必殺技を発動させる。

 

《ダイカイガン‼アーサー‼オメガドライブ‼》

 

そして剣を頭上に掲げると、ワイバーンカリバーの羽の部分が開き、そこから金の粒子が出てきて剣を金色に染め上げながら、光の力を凝縮していく。

 

「さあいくぞ‼」

 

「命…燃やすぜ‼」

 

《オメガスマッシャー‼》

 

ヴァーリさんが撃ち出す魔力弾……いや、魔力の砲弾と俺の光の斬撃が同時に放たれ中央でぶつかり合う。

 

「グウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ‼‼」

 

「オオォォォォォォォォォォッ‼‼」

 

力を込め押し返そうとするが互いに1歩も譲らず、最終的に……

 

ドオォォォォォォォォォォォンッ‼‼

 

「くあッ!?」

 

「うおッ!?」

 

大爆発を起こし、俺達は吹き飛ばされた。

 

「ク……ま、まだだ…‼」

 

「おう…‼まだ……負けちゃ…‼」

 

「やり過ぎだ、バカども‼」

 

「「そげぷッ!?」」

 

力を振り絞り立ち上がろうとした俺達だったが、アザゼルさんの拳骨で強制的に意識を断ち切られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠(最弱)side

 

「…やり過ぎにも程があるってんだ…」

 

向こうのオッチャンがそう愚痴るのもよくわかる。今の校庭はまるで核ミサイルでも落ちたんじゃないかというような酷い有り様だったからだ。

 

こういうのの修復が得意なエルナはタケルの治療(膝枕をしながら)をしているし、他のメンバーは修復とかの魔法は使えないので、小猫や木場に任せて俺達は基本傍観だ。

 

「酷い有り様だね…」

 

「ホントデスよ。」

 

「私の拳より酷い。」

 

「でも凄い技だったよね‼」

 

「ウム、輝く剣とは中々に粋な例えだったな。」

 

そこで、オッチャン達が修復を終えた。

 

「まったく…加減を考えろってんだ……さて、次はどうする?」

 

丁度いい、この世界の俺にお灸を据えてやる‼

 

そんな怒りを燃やしながら前に出ようとしたら、空中に大量の魔法陣が浮かび上がった。

 

「なんだッ!?」

 

「今度は招かれざる客ってか?」

 

そこから出てきたのは、悪魔達だった。総数は約300程。

 

「彼らは禍の団の旧魔王派…‼」

 

「まだ生き残りがいたのかよ!?」

 

どうやらアレは禍の団らしい。しかも全員がこちらに殺気を向けている。

 

「現魔王ルシファーの妹、リアス・グレモリーとその眷属達に堕天使総督よ。ここで貴様らを倒させてもらうッ‼」

 

「おーおー、大軍で来やがって。」

 

「そこにいる貴様らもついでに消えてもらおうか?」

 

俺達はついでかよ……

 

「おし、模擬戦はあいつらを蹴散らした後にするがいいか?」

 

「解った。俺達も手伝おう。」

 

「いえ、これはこちらの世界の問題よ。貴方達は…」

 

「俺らも消すって言ってんだ、正当防衛だろ?」

 

「……なら、お願いしようかしら?」

 

「了解、皆やるぞッ‼」

 

『『『『『おおッ‼』』』』』

 

「タケルも起きろ、もう直ってんだろ?」

 

「おう、気力体力共に完璧ってな。」

 

それを確認して俺はデッキを、タケルはディープゴースト眼魂を取り出す。

 

《Dive to Deep!!》

 

俺はデッキを前に翳してベルトを装着し、タケルは眼魂をバックルに入れた。

 

《アーイ‼ジロットミナー‼ジロットミナー‼》

 

そして互いにポーズを取り…

 

「「変身ッ‼」」

 

《ゲン‼カイガン‼ディープゴースト‼キルゴー‼覚悟‼ゲ・キ・メ・ツ‼ゴースト‼》

 

光龍とゴーストに変身した。

 

皆もシンフォギアを装着して戦闘体勢に入る。

 

「我らに抗うとは……身の程を教えてやろう‼」

 

「来るぞ‼総員、戦闘開始‼」

 

こうして、俺達と禍の団の戦闘が始まった。

 




いかがでしたか?

次回か次々回で原作の世界は終わりになります。

次回【原作の世界③】

「「お前……覚悟できてんだろうなあ?」」

では、次回をお楽しみに。
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