最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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どうも、疾風の警備員です。

最初に書き始めたこの小説……長らくほったらかしにしてましたが、そろそろ再開を目指しています。

今回はキャラを思い出すための話なので、どこかおかしい場所が出てくるかも知れませんが、その時は感想で教えてくれると助かります。

では、どうぞ。


番外編7 祝え!!現れた時の王者!!

一誠side

 

「うえっぷ……吐きそう…」

 

「頼むから背中で吐くなよ、ゆめ?」

 

どうも、龍見一誠だ。今日は休みでゆめが行きたがってた喫茶店…nascitaっていう店に付き添って、店長が進める珈琲と簡単な食事をしたんだけど、珈琲を飲んだゆめが体調を崩して、俺が背負って帰り道を歩いていた。

 

にしてもあの珈琲どんな味だったっけ……飲んだ後の記憶が無いんだが……

 

「ん?一誠じゃんか、どうし……本当にどうした?」

 

その時、近くのスーパーからタケルが買い物袋を持って出てきた。

 

「タケルか、実はかくかくしかじかで…」

 

「四角いムーヴだったのか、大変だったな。」

 

「本当だz「ゴメンお兄ちゃん…もう無理…」って!?ちょっと待て!!今降ろすからッ!!」

 

「だあああッ!?予備のビニール袋あるから使えッ!!」

 

「サンキュー!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ちょっと待っててね☆(byゆめ)――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ~、スッキリした♪」

 

キラキラタイムが終わり、清々しい笑顔を浮かべるゆめ。こっちは後処理が大変だったんだが?

 

「ゴメンゴメンッ!!代わりに今日のお風呂掃除やるから!!」

 

「いや、気にしてないからいいって。」

 

それより気になったのは、あの店のマスターから人間以外の気配を感じた事だ。かといって三大勢力や他の陣営の種族とも違う気配……もしかして地球外の生命体?まさかな。

 

「んじゃ、俺達はそろそろ(夢よ踊れ~♪)っと、電話か…」

 

タケルと別れようとした時、俺のスマホが鳴り画面を見るとオッチャンだった。

 

「オッチャン?どうしたんだろ…もしもし?」

 

『おおイッセーかッ!?駅前広場に変な怪人が現れたらしい!!響達が既に向かってるが、お前達も向かってくれ!!』

 

「ッ!!わかった!!タケルもいるから一緒にすぐ行く!!メイル!!」

 

「うん!!」

 

「なんかヤバそうだな?早く行こうぜ!!」

 

「ああ!!」

 

電話の内容からヤバいと感じた俺達は急いで向かう事にした。

 

そして現場に着くと既に結界が張られていて、それを突破するとシンフォギアを装着した響達と2体の怪人が向かい合っていた。

 

「皆ッ!!」

 

「イッセー!!メイルちゃんにタケル君も!!」

 

「敵はあれか…………ん?」

 

響達の前に立って怪人を見るが、その姿に俺とタケルは目を疑った。そこにいたのは俺達が変身した光龍とゴーストに似ていたのだ。まあ、パッと見だと間違えそうだけど、実際は怪人みたいな体だから分かりやすい。

 

「アレって光龍とゴーストなんデスかね?」

 

「でも切ちゃん、先輩達はここにいるよ?」

 

「二人の模造品ってところかしら?」

 

「仲間の紛い物を寄越すなど…敵は我らをよほどおちょくってるらしい…」

 

「つっても、よく見たら丸わかりだけどよ。」

 

「うん、怪人らしさがどちらかといえば強いかな?」

 

「でも、なんであんなの出してきたんだろう?」

 

「んなのどっちだっていいさ!!」

 

「ああ、さっさと倒すぞ!!」

 

俺はカードデッキを、タケルはゴーストドライバーとオレ眼魂を出し変身する。

 

「「変身!!」」

 

『カイガン!!オレ!!レッツゴー!!覚悟!!ゴ・ゴ・ゴ!!ゴースト!!』

 

「メイル!!」『SWORD VENT』

 

「うん!!」

 

メイルを解放龍の剣(リモート・エッジ)を、タケルはガンガンセイバーを手にして偽物へと向かう。

 

「アアア…」

 

怪人達も気づいたのか、俺達の方を向くとこっちへと駆け出してきた。

 

「はあッ!!」「オラァッ!!」

 

そしてスレ違い様に剣を振るうとアッサリ直撃して、偽物は倒れる。

 

「なんだ?ずいぶん呆気ないな…」

 

「何かの罠か?」

 

俺達が警戒していたら、2体は起き上がり…

 

『SWORD VENT…』

 

『カイガン…ムサシ…』

 

くぐもった電子音声の後、俺の偽物は細部が刺々しくなった剣を持ち、タケルの偽物は目が赤く輝き何処からか刀を二本取り出して両手に持つ。

 

「コイツら…!!」

 

「俺達と同じ能力も持ってるのかッ!?」

 

そして最初とは違いすばやい動きで攻撃を繰り出してきて、俺とタケルはそれらを捌き生まれた隙に響達が攻撃を加えていく。

 

「オオオオオリャアアアアアアアアアッ!!!!」

 

偽物の光龍がバランスを崩した所に、響の勢いを乗せた拳が顔面に命中する。

 

「………………ガアアアアアアアアッ!!」

 

「うええッ!?効いてないッ!?」

 

しかし、偽物はダメージを受けた素振りすら見せずに、逆に響を殴り飛ばした。

 

「キャアッ!?」

 

「立花ッ!!ならば…!!」

 

翼はアームドギアの刀を大剣に変え、それを振るい斬撃を放つ。

 

《蒼ノ一閃》

 

「ヌゥア…!!」

 

『Remote…!!』

 

だがそれも、メイルの能力を再現してるのか剣の一振りで掻き消された。

 

「やはり、その能力も健在か…!!」

 

「だったら物理でゴリ押しだァッ!!」

 

《MEGA DEATH PARTY》

 

特殊攻撃が効かないと解ると、クリスが腰のミサイルを一斉射した。確かにこれなら通るはず…!!

 

『ADVENT…!!』

 

そう思っていたら、その音声と共にくすんだ禍々しい金色の龍が現れ、ミサイルを炎で焼き落とした。

 

「メイルまでいんのかよッ!?」

 

『私、あんなにブサイクじゃないよッ!!!!』

 

どうやら向こうは見た目以外は完璧に再現されているみたいだ。

 

「こりゃ厳しいか…(ザザ…)ッ!?何だ今のノイズは…!!」

 

その時、俺の体にノイズが走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タケルside

 

『カイガン!!ムサシ!!決闘!!ズバッと!!超剣豪!!』

 

「こんにゃろッ!!」

 

二刀流の偽物に俺もムサシ魂となり、二刀流モードのガンガンセイバーで斬り結ぶが俺の動きを完全に理解してるのか、殆どを防がれダメージは通らず…

 

「「調と切歌のダブルライダーキィック!!」」

 

「ウォアッ!!」

 

「「キャアアアアッ!!」」

 

特撮好きの二人がライダーキック擬き(足に丸鋸と鎌を装備)で突っ込んでいくが、アッサリと薙ぎ払われ吹き飛んでいく。

 

「よくも二人をッ!!」

 

それを見たマリアさんが短剣を大量に出し、一斉に俺の偽者へと飛ばしていく。

 

《INFINITE†CRIME》

 

「……ゥゥゥヴヴヴヴヴッ!!」

 

『カイガン…ビリー・ザ・キッド…』

 

しかしそれも目を茶色く輝かせ、新たに装備したのか二丁の拳銃ですべてが撃ち落とされた。

 

「今度は銃…まるで曲芸師ね…」

 

「殆ど猿真似だけどなッ!!」

 

『カイガン!!ビリー・ザ・キッド!!百発百中!!ズキューン!!バキューン!!』

 

俺もビリー魂に変え、バットクロックとガンガンセイバーのガンモードを撃ち、隙があった偽者に命中させていく。

 

「ウアアァァァァ…!!」

 

「オッシャア!!効いてるぜ!!」

 

「そうか…アレはライダーの攻撃しか効かないのね…!!」

 

「それじゃあアタシ達は役立たずデスかッ!?」

 

「…でも、邪魔しちゃ駄目だから下がろう、切ちゃん。」

 

調ちゃんに諭されて切歌ちゃんも渋々といった感じで下がっていき、同じ様に下がるマリアさんを援護して俺は偽者の前に立つ。

 

「お前の倒し方は分かった。なら…こっからは全(ザザッ)ッ!!何が…!!」

 

そしてアイコンドライバーGを手にベルトを変えようとした瞬間、体にノイズが走ると変身が勝手に解除されてしまった。

 

「な…何で変身が勝手に…!!」

 

そこで一誠の方を見れば、向こうも変身が解けていた。

 

「イッセー!!どうなってんだ!?」

 

「俺にも分からない!!急に変身が…!!」

 

「二人とも!!」

 

俺達を心配して響さん達がこちらに向かって来る……しかし、空間全体にノイズみたいなのが走ると彼女達の動きが止まった。いや、それだけでなく俺とイッセー以外の全てが止まっていた。

 

「これは…!!」

 

「どう?楽しんでくれてるかな♪」

 

「「ッ!?」」

 

そこに新たな声が聞こえ、振り返ると中学生くらいのポニーテールの女の子が笑顔で立っていた…この時間停止の影響を受けずに。

 

「これはお前の仕業か…!!」

 

「そう、この私…タイムジャッカーの【ストゥーム】のね♪」

 

「タイムジャッカー?」

 

俺は持ちうるライダー知識を総動員するが、タイムジャッカーという単語には聞き覚えがなかった。

 

という事は、この敵は俺が死んだ後にテレビもしくは映画で放映されているライダーの敵という事になる。

 

「何が目的だッ!?」

 

「別に…アンタ達には特に何も?まあ、全く関係ない訳じゃないけどね。」

 

「?おい、もっと解りやすく言え!!」

 

「やだよ面倒くさい…」

 

ストゥームはそこで指をパチンッと鳴らし、周りに大量のライオトルーパーを召喚した。

 

「なッ!?」

 

「マジかよ…!!」

 

「アンタ達がライダーの力を取り戻すには、ここにいる【アナザーライダー】を倒す必要があるの。ただし、同じライダーの力じゃなければダメージは与えられないけど♪」

 

「それ、殆ど詰んでるじゃねぇかッ!!」

 

「その通り!!後は頑張ってね♪」

 

そう言ってストゥームは消え、時間も動き出した。

 

「イッセー!!タケル君!!…って敵増えてるッ!?」

 

そして響ちゃん達が俺達を守るように前に立った。

 

「待てッ!!そいつらはライダーじゃなければ…!!」

 

イッセーがそこまで言った時、空に穴が開き白と赤の空を飛ぶ巨大バイクみたいなのが2台出てくるとライオトルーパー達とアナザーライダーを体当たりで吹き飛ばした。

 

「うええええッ!?今度は何ッ!?」

 

驚く響ちゃんにその2台が地面に着陸し、ハッチを開くと白い方からは中学生くらいの茶髪の少年が、赤い方からは黒髪をサイドテールにした少年と同年代くらいの少女が出てきた。

 

「あっぶね~…ギリギリセーフだったぜ…なあ【ルエ】?」

 

「全く、【キョーイチ】がご飯6杯も食べるから…」

 

「だってご飯は俺のエネルギーの源だからな!!」

 

「はいはい…さっさと倒すわよ。」

 

そう言うと、二人は同じベルトを取り出した。

 

「お前達は…?」

 

「すみませんおt……おっと危ない危ない…こちらも制約が多くて、この戦いが終わったら少しだけ話「悪ィけど話は後でな、おy…」ってアンタは何口走ろうとしてんのよッ!!!!」

 

「ぶごあッ!?」

 

少女の言葉に何か色々と縛りがありそうだったけど、少年の方が何かを暴露しそうだったのか、鋭い蹴りが的確に少年の脇腹に抉り込んだ。

 

うわぁ…すげぇ痛そう……

 

「うおおお…!!何すんだよ!!」

 

「アンタが禁則事項を破ろうとしたからよッ!!たく…いいからさっさと立ちなさい。」

 

「まだ痛ぇ…でも、こんなのへいきへっちゃらだね!!」

 

「そーですか…」

 

蹴られた箇所を押さえながら立ち上がった少年は、少女と一緒に持っていたベルトを装着した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

No side

 

『『ジクウドライバー!!』』

 

少年【キョーイチ】と少女【ルエ】が腰に付けたベルトから音声が聞こえると、キョーイチは白い懐中時計型のアイテム【ジオウライドウォッチ】を、ルエは赤いライドウォッチ【ゲイツライドウォッチ】を右手に持って縁を90度回して上部のボタンを押す。

 

『ジオウ!!』

 

『ゲイツ!!』

 

それをドライバーの右端に取り付けると、ベルト上部のスイッチを叩きロックを外し、キョーイチはアナログ時計のエフェクトをバックに左腕を右上に右手を右腰に持っていき、ルエはデジタル時計のエフェクトを背後に両手を前に突き出したら大きく時計回りに回しドライバーを包む様に持つ。

 

そして叫ぶ、己を強くする言葉を…

 

「「変身ッ!!」」

 

同時にキョーイチは左手で、ルエは両手を左右に広げながらベルトを反時計回りに一周させた。

 

『『ライダータイム!!』』

 

すると古時計の鐘の音と共に電子音声が聞こえ、二人の全身を【ジクウマトリクス】と呼ばれるライドウォッチのデータを実体化したものが包み、キョーイチは黒と銀、白のスーツに、ルエは赤と黄色と黒のスーツに身を包み、最後に顔に複眼が付くが、それは一同を唖然とさせるものだった。

 

「………………何だ、あの顔?」

 

「自己主張激しすぎだろ…」

 

「目力が半端ないわ…」

 

「切ちゃん見て、黒いライダーの顔にマゼンタ色のカタカナで【ライダー】って書いてある…」

 

「赤い方は黄色のひらがなで【らいだー】デスよ…」

 

そう、複眼の形がライダーとらいだーの文字になっているのだ。因みに額には小さく【カメン】と書かれているので、繋げればまさしくカメンライダーになる。

 

『カメンライダ~ジオウ!!』

 

『カメンライダーゲイツ!!』

 

「音声もまんまじゃん…」

 

「「見た目と音声は気にしない!!」」

 

タケルのぼやきに二人はそう返し、まずは大量にいるライオトルーパーへと向かっていく。

 

「最初は雑魚掃除だ!!」『ジカンギレード!!ケン!!』

 

「ええッ!!」『ジカンザックス!!You!!Me!!』

 

「おい、電子音声の発音…」

 

「ジオウの武器に【ケン】って書いてあるデス」

 

「ゲイツは【ゆみ】だね…だからYouとMe?」

 

そんなツッコミ所満載なライダーにいつもは興奮を覚える調と切歌の特撮大好きコンビも驚きからすぐに脱せずにいた。

 

「オリャリャリャリャリャリャリャッ!!」

 

「ふッ!!はあッ!!」

 

だが、戦闘力は本物でライオトルーパーの部隊をアッサリと半数にしてしまった。

 

「だが…やる!!」

 

「見た目で判断すんなってか?」

 

「ルエッ!!【アレ】を使うぞ!!」

 

「ええッ!!」

 

ジオウの言葉にゲイツは右腕にあるホルダーから黒と銀のライドウォッチ【ファイズライドウォッチ】を、ジオウは白とオレンジのライドウォッチ【フォーゼライドウォッチ】を取り外し、起動させる。

 

『フォーゼ!!』

 

『ファイズ!!』

 

それをドライバーの左端に取り付け、ロックを外し一周させる。

 

『ライダータイム!!カメンライダ~ジオウ!!』

 

『ライダータイム!!カメンライダーゲイツ!!』

 

そこまでは変身の時と同じだったが、彼らの後ろに人型の何かが現れる。

 

『『アーマータイム!!』』

 

するとその音声の後、人型がバラバラになると各々の体に次々と装着されていき、ジオウは白とオレンジの体に両手にロケットを装備し、背中や足にはブースターの噴射口が付いた姿に、ゲイツは黒と銀の鎧に肩にはガラケーのアーマー、そして所々に赤いラインが入った姿となる。最後に複眼がジオウは【フォーゼ】に、ゲイツは【ふぁいず】と変わる。

 

『3!2!1!フォーゼ!!』

 

『COMPLETE!! ファイズ!!』

 

「鎧を纏ったッ!?」

 

「フォーゼにファイズ……確か、タケルのライダー眼魂にも似たのがなかったか?」

 

「ああ…特徴を見ても間違いない。」

 

「宇宙…キタデーーーーーーーーーースッ!!!!」

 

「…私には夢はない、でも…夢を守る事は出来る!!」

 

「コイツらはま~た何か受信しやがって……」

 

調と切歌の言葉にクリスは諦めのため息を吐く。そんな間にもジオウは両手のロケットのブースターを吹かし、加速させたパンチでライオトルーパーを殴りまくる。

 

「オリャアァァァァァァァァァァァァッ!!!!」

 

「全く、相変わらず力任せなんだから…」

 

5・5・5・ENTER『Ready Shot On!!』

 

そんなジオウを見て呆れつつ、ゲイツは普段でも使えるアイテム【ファイズフォンX】に何かを入力すると、体の赤いラインに右腕に向かっていく光があり、右手に着くとそれはデジタルカメラ型の打撃武装【ファイズショット】になり、近くにいたライオトルーパーの顎を正確にアッパーで捉えて体を浮かせ、正面にきた鳩尾に全力の一撃を加えて粉砕する。

 

「よっし!!ここらで一丁、必殺技だ!!」

 

『フィニッシュタイム!!フォーゼ!!』

 

「そうね、雑魚と戦うのも疲れるし。」

 

5・5・5・ENTER『Ready Pointer On!!』

 

『フィニッシュタイム!!ファイズ!!』

 

ゲイツはファイズフォンXを操作して今度は右足に【ファイズポインター】を装備し、二人はベルトのライドウォッチの上部ボタンを押し、ロックを外して一周させる。

 

『リミット!!タイムブレイク!!』

 

『エクシード!!タイムバースト!!』

 

するとジオウはその身を小型のロケットに変えて飛び上がり、ゲイツは腰だめに構え右腕を右膝に乗せながらラインを通してポインターにエネルギーが送られてくるのを待ち、貯まった瞬間ジャンプして前に回転しながら両足を揃えてライオトルーパーへと向けポインターをセットする。そしてその中へと蹴りの体勢で飛び込み、ライオトルーパー達を貫き倒す。そしてジオウは…

 

「ロケットきりもみキィィィィィック!!」

 

全身をロケットみたくして足だけ伸ばし、きりもみ回転しながら両足キックを次々と叩き込んでいった。

 

「よっしゃあ!!」

 

そして着地しながらガッツポーズを決めた。

 

「なによ、いまの?」

 

「え?きりもみキック。」

 

「ゲイツの技はカッコいいけど…」

 

「ジオウの方はコレじゃない感が半端ねぇデスよ…」

 

これでライオトルーパー達は全滅し、残るはアナザーライダーだけとなる。

 

「さて…後はアイツらだけね。」

 

「つーか、その力を悪用するとか…マジでムカつくぜ…!!」

 

ジオウとゲイツは左端のライドウォッチを取り外し、最初の姿に戻るとまた新たなライドウォッチを手にする。

 

ゲイツは黒とオレンジの、ジオウは水色と黄色で左側にレールの付いたライドウォッチだ。

 

「でもアイツらを倒すには、俺とタケルの力が必要なのに…」

 

「どうするつもりだ…?」

 

二人は縁を90度回し、ライドウォッチを起動させる。

 

『コウリュウ!!』

 

『ゴースト!!』

 

「「へあッ!?」」

 

そのライドウォッチから聞こえる音声に一誠とタケルは変な声を上げる。彼等が自身の力を持っているとは思わなかったからだ。

 

そのライドウォッチをジクウドライバーにセットし、ロックを外して一周させる。

 

『ライダータイム!!カメンライダ~ジオウ!!アーマータイム!! Remote!! コウリュウ!!』

 

『ライダータイム!!カメンライダーゲイツ!!アーマータイム!!カイガン!!ゴースト!!』

 

そしてアーマーを纏うとジオウは全身が銀と金になり、両肩にはメイルバイザーを模したアーマーを装着、顔はスリット状の鉄仮面に【コウリュウ】と複眼が変わった姿に、ゲイツは黒とオレンジの鎧に両肩には大きな眼魂を担いだ鎧になり、顔は【ごーすと】とひらがなの複眼になる。

 

「マジで俺たちの力かよ…」

 

「何で見ず知らずのヤツが俺達の力を?」

 

「「はッ!?…今何かティンときた(デス)!!」」

 

「え?何がきたの?」

 

調と切歌は再び何かを受信したのか、軽く咳払いすると右手に本を持つような仕草の後…

 

「さあ祝うデス!!全ライダーの力を受け継ぎ…!!」

 

「時空を越え、過去と未来をしろしめす時の王者…」

 

「「その名も【仮面ライダージオウ・コウリュウアーマー】!!また1つ、ライダーの力を継承した瞬間である(デス)!!」」

 

「…………この子達、しばらくテレビ禁止にした方が良さそうね…」

 

「「それだけは平に御容赦を…!!」」

 

やりきった感を醸し出す二人だったが、マリアの呟きに素早く土下座した。

 

「さあッ!!いくぞ!!」

 

「ええッ!!」

 

アナザー光龍へと駆け出すジオウ。ゲイツも両手で印を組み、パーカーゴースト達を呼び出しアナザーゴーストを同時に攻め立てる。

 

「オラオラオラオラオラァッ!!」

 

「グゥッ!?」

 

ジオウは殴りかかってきたアナザー光龍の右腕を抑え、ジカンギレードで何度も切り裂き、最後は腕を離し上段からの一閃で大量の火花を散らさせる。

 

「お前には俺の全力をぶつけてやる…!!」

 

『ガングニール!!』

 

そこに新たなライドウォッチを取り出し、コウリュウライドウォッチのレールに取り付ける。

 

『フォームベントタイム!!ガングニ~ル!!』

 

すると、両腕と両足のアーマーが響のガングニールと同じ形状に変わり、首の後ろからは二本のマフラーが伸び右肩のメイルバイザー状のアーマーの目の部分に【ガングニール】と追記される。

 

「あれって……私のガングニールッ!?」

 

「俺のフォームチェンジまで再現出来るのか…」

 

「ゼリャアアアアアアアアッ!!」

 

アナザー光龍の懐にジオウは飛び込むと、右腕のバンカーが自動で伸び拳を叩き込むと同時に戻り、衝撃も打ち込まれる。

 

「自動で衝撃ブチ込むとか…えげつねぇ…」

 

そんな拳を何度もアナザー光龍にお見舞いしてる頃、ゲイツの方もアナザーゴーストを圧倒していた。パーカーゴースト達が体当たりで隙を作り、そこにゲイツが拳や蹴りを当てていき、反撃を喰らいそうになるとパーカーゴーストがそれを防ぐなど、反撃を数の利と連携で潰しどんどんと攻め立てていく。

 

「せやッ!!」

 

「ウゴォウッ!!」

 

アナザーゴーストの腹に蹴りを喰らわせ、距離を取るとライドウォッチのボタンを押す。

 

『フィニッシュタイム!!ゴースト!!』

 

そしてドライバーを一回転させて必殺技を発動させる。

 

『オメガ!!タイムバースト!!』

 

それに合わせて背後に眼の紋章が浮かび、それを右足に集めつつ両手で印を組む。

 

「命……燃やすわッ!!」

 

集束が終わると同時に飛び上がり、ライダーキックをアナザーゴーストに喰らわせ、耐えきれなかったアナザーゴーストは爆散する。

 

「こっちも決めるぞ!!」

 

『フィニッシュタイム!!コウリュウ!!ガングニール!!』

 

そしてジオウも同じ様にして必殺技を発動させる。

 

『ファイナル!!タイムブレイク!!フィスト!!』

 

すると左腕の籠手が右腕に移り、2つが高速で回転を始めてドリルの様な形になり、背中に生えた光の翼で飛翔すると右腕を前に突きだしてアナザー光龍へと突撃する。

 

「貫けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!!!」

 

その拳はよろめいていたアナザー光龍に命中し、一気に体を貫いて爆散させた。

 

「シャアッ!!やったぜ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まさかお前達が未来から来たとは…」

 

「電王もデンライナーで時間移動出来るから、仮面ライダーなら不思議じゃないな…」

 

あれから一誠達は無事に力を取り戻し、突如やって来たライダーの二人に話を聞いていたが、その正体は未来からやって来た人物だったのだ。

 

「未来って事は……もしかして、アタシ達の未来を知ってるデスかッ!?」

 

「…それは是非聞きたい。私と切ちゃんが仮面ライダーになれてるかどうかとか…」

 

「すいません、未来の事を教えるのはタブーなので無理です。下手をすると未来が変わってしまうので…」

 

「だそうだ、諦めろバカども。」

 

「バカって何デスかッ!!クリス先輩!!せめてバカの前に特撮を付けてほしいデスよ!!」

 

「…………お前はそれでいいのかよ…」

 

「しかし今回はそなた達のお陰で助かった。改めて礼を言うぞ。」

 

「いや、アレは俺達の敵だからッ!?寧ろ迷惑掛けちまったっていうか…」

 

「でもお前達の力で助かったのは事実だもの、素直に受け取っておきなさい。」

 

「はあ…………やっぱマリアさんは、俺達の時代と変わらず優しいぜ…」

 

そんなこんなで話し込んでいたら、時間が経っていたので二人は帰る為に来たマシン【タイムマジーン】の前に立った。

 

「今回はご迷惑をお掛けしました。」

 

「こんなことはもう無い様にすっからよ。」

 

「まあ、せっかくの縁だ…また来たければ来ればいい。俺たちは歓迎するからさ。」

 

「でも…」

 

「子供が遠慮すんなって。」

 

一誠の言葉に迷った様な顔をするルエに、タケルは近づくとその頭を撫でた。

 

「あ……」

 

「別に今回のはお前達のせいでも無いし、逆に俺達を助けてくれた恩人なんだ。気にしなくていい。」

 

「あ~ッ!!タケル先輩が未来の女の子を口説いてるデスッ!!エルナに言いつけてやるデス!!」

 

「違うわッ!!変な事言ってんじゃねえッ!!てかエルナには言うなよ、マジで!?」

 

「…………フフ…とにかく、私達はこれで失礼します。それでは失礼しました。」

 

「まったなー!!」

 

タイムマジーンに乗り込んだ二人はそのまま時空のゲートを開け、そこに入っていき元の時間へと帰っていった。

 

「行っちまったか…」

 

「まあ、また会えそうな気はするけどな…」

 

「確かにな…」

 

そこで一誠は首を捻っている響を見た。

 

「どうした響?」

 

「いや、あの二人…誰かに似てる様な気がして…気のせいかな?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キョーイチside

 

タイムマジーンの中、元の時間に戻るまで暇だった俺はルエと通信で話していた。

 

「いやー、まさか本当に会えるとは思わなかったぜ…」

 

『出てきたアナザーライダーがアナザーライダーだから、私は会えると思ってたけど…』

 

「しかし本当に若かったな……()()()…」

 

『ええ……優しくてカッコいい所は変わらないけど。頭撫でてくれた感じも同じだったもの。』

 

「出た、ファザコン発言…」

 

『うっさい、誰がファザコンよ。』

 

「お前以外に誰がいるんだよ。」

 

『フン…ファミコンのアンタに言われたくないわよ。』

 

「家族大好きで悪いか、コノヤロー。」

 

『悪くないけど、尻にコントローラー挿してピコピコ操るわよ?』

 

「そのファミコンは違うだろッ!?」

 

『ほら、そろそろ着くわ。準備しなさい。』

 

「わーてるよ!!」

 

さて、俺達は俺達の時間を守りますか!!親父やお袋が守ってきた未来を……アザゼルじいちゃんがくれたこのジオウで!!




いかがでしたか?

久々だからキャラの性格が思い出しきれない……調と切歌は簡単に思い出せたけど。

こちらもゆっくりとですが、更新を始めていきます。もし、待っていてくれる人がいたら楽しみにしていてください。
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