今回から新しい世界ですが、そこで一誠達が一騒動に巻き込まれます。
では、本編をどうぞ
一誠side
『いいわ、戦いましょう?私と……貴女で。』
『なら、私の槍で……この思いを貴方に届けてみせる‼』
『違う…‼それは………………お姉ちゃんの槍だッ‼‼』
「「おお…」」
最初の異世界から帰って来て2日経った朝、俺はゆめと一緒に録画していたローラちゃん達が出ている【合唱戦姫シンフォニーア】を見ていた。
「ローラも真昼ちゃんも迫力ある演技だね。」
「ああ、さすがアイドルなだけあるな。」
♪~♪~♪~
そしてエンディングに入った時、俺の携帯が鳴った。
「誰だ……オッチャンか。」
俺は携帯を手に取り、相手を確認したらオッチャンだったので、通話モードにした。
「もしもし?」
『おうイッセーか?次の世界への座標の固定が出来たからコッチに来てくれ。』
「わかった。」
『んじゃ、待ってるぞ?』
そう言って通話が切れた。
「アザゼルさんはなんて?」
「次の世界へ行けるようになったから、冥界に来てくれって。」
「今度はどんな世界なんだろうね?」
「それは行ってからのお楽しみだな。ゆめ、中に入ってくれ。」
「はーい。」
ゆめを身体の中に戻した俺は、転移アイテムで冥界へと向かった。
そして、オッチャンのいる部屋に着くとそこにはタケルとエルナ、玲奈ちゃんがいた。
「あれ?まだこれだけなのか?」
「ああ、他の人達はまだ来てないぞ。」
「お、揃ってるな?」
そこにオッチャンとキャロルさんにみくるさんとゼノヴィアがやって来た。
「失礼する。」
「やっほ~♪イッセー君達、久し振り‼」
「お久しぶりです。オッチャン、揃ったって……響達が来てないぞ?」
「彼女達は今回、お休みだ。」
「「「「お休み?」」」」
キャロルさんの言葉に俺達は首を傾げた。
どういう事だ?響達が風邪とか引いたのか?
「今、彼女達のシンフォギアのバージョンアップを行っている。それには時間が掛かるのでな、今回の渡航はお休みという事だ。」
「「「「おおッ‼」」」」
キャロルさんの説明に俺は驚いた。
シンフォギアのバージョンアップが可能だったなんて‼これならあのNにも対抗する事が出来るかもしれないな‼
「それであまり人数が少ないのは危険だから、ヴァーリの眷属から2人程連れてきてもらったんだ。」
「私は改修と武装を追加してもらったメガウルオウダーのテストも兼ねてだけどね。」
「ワタシは自分から志願した。お前達の護衛は任せて貰おう。」
みくるさんは左腕に付けたメガウルオウダーを見せながら、ゼノヴィアはやる気満々な表情でそう言った。
「2人共、ありがとう。」
「さて、前回はコッチと似た世界らしかったけど、今度もどんな世界かわかんねぇから面白い情報を頼むぞ?」
「一応修行がメインなんだけど?」
「気にすんな。取り合えず、気を付けて行ってこい。」
「「「「「行ってきます‼」」」」」
オッチャン達にそう言って俺達は異世界渡航ドアを潜った。
しかし、この時から次の世界の騒動に巻き込まれているなんて、俺達は思いもしなかった。
タケルside
扉を潜った先にあったのは大きなビルとかが並ぶ都会だった。
「おお、ずいぶん都会な場所に出たな。」
「これが都会というものか……なかなかに壮観だな…」
隣に立っているゼノヴィアさんも、周りの風景に見とれていた。
「なあイッセー、これからどう……あれ?」
「どうした……む?」
今後の行動を相談しようと後ろにいるだろうイッセーに声を掛けたんだけど……
「誰もいない…?」
この世界の人達はいたが、イッセー達がいなかった。
「はぐれたのか?」
「いや、俺達は扉を出てから殆ど動いちゃいねぇ……つまり、扉の方に何かあったと考えるのが妥当か。」
もしくはこの世界の影響なのか…?だとしたらこの世界で何かが起きている?
「ゼノヴィアさん、周りに注意を『フハハハハハハハハハッ‼‼』ッ!?」
突然の笑い声にその方向を向くと、逃げ惑う人達と1体の怪人が歩いてきた。
「テメェは…‼」
『ん、貴様は誰だ?』
「ゼノヴィアさん‼」
「ああ‼」
俺は直ぐにゴーストドライバーを、ゼノヴィアさんはオーガギアを装着して変身シークエンスに入った。
《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》
《Standing By‼》
「「変身‼」」
《カイガン‼オレ‼レッツゴー‼覚悟‼ゴ・ゴ・ゴ‼ゴースト‼》
《Complete‼》
ゴーストとオーガに変身し、武器を構える。
『仮面ライダーだったのか!?しかし好都合だ…」
そう言うと、怪人は姿を消した。
「逃げた?」
「だが、なぜ「見つけたぞ‼」ッ!?」
怪人の行動を怪しんでいたら、そこに赤いズボンにオレンジのシャツの上から白衣を着て首には何やら機械的な聴診器をかけた男性と看護士の服を着た女性がやってきた。
「誰、あんた?」
「この世界をお前達の好きにはさせない‼」
「へ?」
いきなり何言ってんだ、この男は?
だが、俺はその後の男の行動に驚きを隠せなかった。
男は左手に黄緑とピンクで彩られた箱のような物を持ち、腰に当てるとベルトが伸びて装着された。
「ッ‼それは!?」
そして右手にピンク色のカセットのような物を握り、それのボタンを押した。
《マイティアクションX‼》
するとその男の後ろにゲームのスタート画面みたいなのが現れ、そこから茶色いキューブ状の物体が周囲に配置された。
「御堂‼あれはもしや…‼」
「間違い無い‼アイツは…‼」
「この世界の運命は……俺が変えるッ‼‼」
男は右手を左前に出すと、そこから大きく腕を回しながら顔の右側まで持っていき……
「変身‼」
そう叫び、カセットを逆さにして左手に持ち替えて上に突き上げ、一気に振り降ろしながらベルトに装填した。
《ガシャット‼》
そしたら男の周囲にキャラクターが描かれた多数のアイコンのようなものが回り始め、その内の1つに男は右手を伸ばして選択し、そのアイコンにSELECTと表示される。
《レッツゲーム‼メッチャゲーム‼ムッチャゲーム‼ワッチャネーム!?》
そのアイコンと重なり、男の姿が変わるとそこには…
《アイム・ア・仮面ライダー‼》
「奴は仮面…ライダー?」
そして変身が終わった姿は、ピンクの逆立った髪にゴーグルをかけたような顔に胸にはコントローラを模していて、何かのゲージと武器のアイコンが2つ描かれていた。
そして何よりも驚いたのがその全体像で、短い手足にずんぐりとした身体に大きな頭といった4頭身の姿だった。
「「……ゆるキャラ?」」
俺とゼノヴィアさんの声が重なる。
どう見てもライダーには見えなかった。むしろゆるキャラといった方がしっくりくる。
「お前達がここ最近、街を騒がせている犯人だな‼」
「「へ?」」
俺はその言葉に呆然としながらも、あの怪人の言葉を思い出した。
好都合ってあのヤロウッ‼俺たちを敵にしたてあげやがった!?
「明日菜さん、反応があった場所に向かった皆に連絡を‼」
「わかった‼」
「いくぜ、大変身‼」
ゆるキャラライダーはそう叫ぶと、ベルトのレバーを開いた。
《ガッチャーン‼レベルアップ‼》
すると、ベルトからゲートが出てきてそれを潜った。
《マイティジャンプ‼マイティキック‼マイティマイティアクション‼X‼》
そしたら、ソイツの白い身体が弾けとんで、ピンク色の胴体の等身大になった。
「SDから…‼」
「リアルに!?」
「さあて、ノーコンティニューでクリアしてやるぜ‼」
一誠side
「ここは…?」
「何処なんでしょう?」
俺は玲奈ちゃんと一緒に異世界の探索をしていた。
「それにタケル達ともはぐれちまったし…」
扉を潜ったら、そこには俺と玲奈ちゃんしかいなかった。
「扉の故障ですかね?」
「それは解らないけど…」
すると目の前から白衣を着た男が歩いてきた。ソイツは俺達の前で止まるとこちらを睨み付けてきた。
「誰ですか?」
「見つけたぞ、イレギュラー。」
「「へ?」」
その男は俺達に向かってそう言った。
「研修医から連絡があった。ピンクのドアの近くにいる奴等は怪人の仲間だとな。」
「つまりお前達は邪魔者って訳だ。」
そこに新たな声が聞こえ、後ろを向くと白衣を着て髪の一部が白い男がいた。
「ヤブ医者、何故ここにいる?」
「さあな?」
「……で、俺達に何の用だ?」
「なら、端的に教えてやる。」
そう言って男達は黄緑とピンクに彩られたベルトを装着した。
「イレギュラー、お前達の存在は……No Thank youだ。」
《タドルクエスト‼》
《バンバンシューティング‼》
前の男が右手に持った、後ろの男は左手に銃を持つような形で持った何かのカセットを起動させると音声と共に背後にゲームのスタート画面が現れ、周囲に宝箱とドラム缶が配置された。
「これは…?」
「ゲーム……ですよね?たぶんRPGとシューティングゲームの…」
前の男は右手を左前に持っていきながら、後ろの男はカセットを右手に持ち替えガンスピンのように回し、
「「変身。」」
そう呟き、カセットをベルトに装填した。
《ガシャット‼レッツゲーム‼メッチャゲーム‼ムッチャゲーム‼ワッチャネーム!?》×2
そして現れたアイコンを前の男は左手を横に伸ばして騎士の、後ろの男は右手を銃の形にして右目が隠れたキャラのアイコンを選択した。
《アイム・ア・仮面ライダー‼》×2
そして彼等が変身した姿は、アイコンの顔に4頭身のずんぐりむっくりしたものだった。
「術式レベル2。」
「第弐戦術。」
しかし、男達はそう呟くとベルトのレバーを開いた。
《ガッチャーン‼レベルアップ‼》×2
《タ~ドルメグル‼タドルメグル‼タドルクエスト~‼》
《ババンバン‼バンババン‼バンバンシューティング‼》
「「ッ‼」」
すると彼等の白い身体が弾け飛び、騎士の方は水色の胴体に左手に盾を装備した騎士、もう一人は蛍光イエローのマントを右寄りに羽織った紺色の身体の等身大の姿となった。
「姿が変わった!?」
「レベルアップって…」
「これより、イレギュラー切除手術を開始する。」
「ミッション開始。」
「く!?玲奈ちゃん‼俺達も‼」
「はい‼」
俺はカードデッキを前に突きだし、玲奈ちゃんは眼魂をバックルに入れてレバーを引いて押し込んだ。
「「変身ッ‼」」
《カイガン‼ユリン‼ウィルゴー‼覚悟‼ト・キ・メ・キ‼ゴースト‼》
光龍とユリンに変身したら俺は騎士の、玲奈ちゃんは右目を隠した男との戦闘に入った。
みくるside
扉を潜ったら私とエルナちゃんは何処かの河川敷にいた。
「タケルさん達は何処なんでしょうか?」
「解らないけど……探しにいきましょうか。」
取り合えず行動しようと思ったら私達の前にこの場には似つかわしくないピシッとしたスーツを着た男性が現れた。
「どうしたんだい、お嬢さん方?」
「あ、えっと…道に迷って…」
「そうか、それはお困りのようだね。」
その男性は人の良さそうな笑顔で対応しているが、私は彼に対して不信感しかなかった。
「では、私があんな「待って、貴方の目的は何?」」
彼が言葉を言いきる前に私は割って入った。
「みくるさん?」
「エルナちゃん下がってて、あの男は怪しい。」
「おやおや、初対面なのに…………勘の鋭い子だ。」
そう言って彼は笑うが、そこには侮蔑も含まれていた。
「もう一度聞くわ、貴方の目的は何?」
「目的か…」
すると男は腰に黄緑とピンクに彩られたベルトを装着した。
「それは、君達を排除しに来たのさ。」
そう言って右手に持った紫のカセットのような物を起動させた。
《マイティアクションX‼》
彼の背後にゲームのスタート画面が現れ、周囲に茶色いキューブ状のようなものが設置された。
私はそれを見て左腕にメガウルオウダーを装着し、ネクロム眼魂を持ち起動させた。
《Stand by‼》《Yes Sir!!》《Loading!!》
「「変身。」」
《TENGAN NECROM MEGA ULOAD!!》《CRASH THE INVADER!!》
《ガシャット‼レッツゲーム‼メッチャゲーム‼ムッチャゲーム‼ワッチャネーム!?》《アイム・ア・仮面ライダー‼》
私はネクロムになり、向こうは黒い髪を逆立てた赤い目のぽっちゃりさんに変わった。
「……それで勝てるとでも?」
「いや、これじゃ難しいだろう。だから、レベルを上げよう。」
かなりくぐもった感じの声でそう言って奴はベルトのレバーを開いた。
「グレード2。」
《ガッチャーン‼レベルアップ‼マイティジャンプ‼マイティキック‼マイティー‼アクショーン‼X‼》
するとぽっちゃりした身体が弾けとんで、黒と紫の等身大の姿となり右手にはチェーンソーと銃を合体させたパッド型の武器があった。
「この姿なら問題ない。」
「…………そう。」
戦闘モードに意識を切り換えた私は拳を構える。
「だったら……壊す。」
「やってみたまえ。」
そして互いに駆け出し、拳同士が激突した。
パラドside
「さあ、ボーナスステージの始まりだ。どんな結末になるか…………心が踊るなぁ♪」
いかがでしたか?
次回は怪人の罠によるエグゼイド勢との戦闘になります。
次回【エグゼイドの世界 Level1】
「な~に皆して乗せられちゃってんの?」
では、また次回で。