最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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初作品なのでお手柔らかにお願いします。


旧校舎のディアボロス
プロローグか?これ?


「やっぱり気味悪いわ‼」

 

なんで…

 

「こっちに来るな‼」

 

なんで…

 

「二度と家に近づくな‼」

 

なんでだよ…

 

俺が何をしたってんだよ…

 

「お前なんて家族でも何でもない‼とっとと出ていけ‼」

 

やめろ…

 

「お前に食わせる物なんかねぇ!さっさと消えろ‼」

 

やめろ…!

「お前なんか早く死ねよ‼化け物‼」

 

 

ヤメロォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ‼‼‼

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『主‼』

 

「ハッ‼‼」

 

今のは……

 

『大丈夫ですか!?主‼』

 

「あぁ…」

 

また、あの夢か……

 

『ご無理なさらないで下さい。もう少し休まれては?』

 

「いや、問題ないから心配しなくて良いよ。」

 

時計を見ると朝の4時過ぎか……

 

『いつものトレーニングですか?』

 

「今からやれば、登校までの余裕が多くなるからな。」

 

朝飯を豪華にするか弁当を作るか悩むな。

 

『私はお弁当の方に賛成です。“彼女”の分も作られては?』

 

別に良いが、アイツももう少し料理を覚えてほしいぜ…。

 

ジャージに着替えたら、俺はランニングをしに外に出て、桜が散り初めている通りを一定のペースで走って行く。

 

『主の体力もだいぶ上がってきてますから、トレーニングメニューを更新した方が良いですね。』

 

「なら、今日の夜にでも考えるか。」

 

『お任せください、主の支えになる事こそが私の本懐ですので。』

 

「ありがとな、“メイル”。」

 

さっきから話している相手はメイル。俺の中にある神器に宿っているドラゴン?らしい。

 

『主!?まだ信じていただけないのですか!?』

 

「だってこの目で見てないから。」

 

『精神世界で何度も御見せいたしてますが!?』

 

「あそこは夢の中みたいな場所だからダメ。」

『そうなのですか!?』

 

やっぱりメイルをからかうのは愉しいな~♪

 

『そういえば、そろそろ彼女が来る頃ですよ。』

 

「もうそんな時間か。」

 

ランニングを終えて、アパートに着いた俺は朝飯と弁当を作ろうと自分の部屋に入ったら

 

「あっ!お帰りなさい‼朝御飯出来てますよ。」

 

そんな声が聞こえたので、台所に行くと一人の女性がいた。

 

「どうやって部屋に入ったんだ、エルナ?」

 

彼女はエルナ・リーリス・ディーンハイムといって、俺に“仕事”をくれる組織の人でサポートをしてくれる俺の仲間だ。

 

「これを使いました‼」

 

そういって、先端が幾重にも曲がった針金を二本出した。

 

それを見た瞬間、俺は彼女の左右のこめかみに拳を押し付けグリグリとまわした。

 

「ピッキングしてんじゃねェ‼‼」

 

「アゥゥゥ‼ず~び~ば~ぜ~ン~ッ‼‼」

 

それを一分ほど続けてから、彼女を解放した。

 

「まったく、これで俺より年上とか信じられねえな。」

 

「うぅ~、頭がクラクラします~。」

 

そのまま朝食を食べ、登校の準備を初めていると

 

ピンポーン

 

インターホンが鳴った。

 

「エルナ!今着替え中だから出てくれ‼」

 

「了解です。はぁ~い、どちら様ですか~?」

 

エルナが対応している間に着替えと学校の準備を終えてリビングに行くとエルナと一緒に朝飯を食べている少女がいた。

 

「あっ!お邪魔してま~す‼(モグモグ)」

 

「何やってんだ、“響”」

 

「朝御飯食べてます‼」

 

彼女は“立花 響”。少し前にあった事件で助けた子で今は俺の仲間の一人だ。ちなみにさっきのメイルとの会話で言っていた“彼女”は響の事だ。

 

「食ってなかったのか?」

 

「食べて来たけど、エルナさんの作ったのを見たらお腹空いちゃって。」

 

「ハァ~、ホラさっさと行くぞ。」

「チョ‼待ってよ~‼」

 

俺がさっさと玄関に向かうと響が慌てて追いかけてきた。

 

「気をつけて下さいね~。」

 

 

 

 

 

俺と響が通っているのは私立駒王学園といって最近までは女子高だったが共学に変わった学校だ。

 

「そういえばイッセー?」

 

「どうした?」

 

「読者の人に自己紹介した?」

 

「アッ‼忘れてた‼」

 

『主はたまにうっかりしてますよね。』

 

うるさいな‼朝から色々あって忘れてたんだよ‼

改めて俺は“龍見 一誠”駒王学園に通う学生だ。ある事情で前の名字は捨てて今の名字を名乗っている。

 

仲間は響とエルナの他に六人いて、その内二人はユニットを組んで音楽活動をしていて、最近は単独ライブをするほど人気になっている。

 

「こんなモンかな。」

 

「良いんじゃない?」

 

メタ的な会話をしていると

 

「「イッセー先輩‼響先輩‼」」

 

呼ばれたので振り向くと金髪ショートカットで元気そうな女の子“暁 切歌”と黒髪ツインテールでおとなしそうな女の子“月読 調”がいた。

 

「ん?あぁ調に切歌か。」

 

「二人とも、おはよー‼」

 

「おはよう…ございます。」

 

「ゴキゲンようデ~ス‼」

 

この二人も響と同じ事件で助けた子達一年下の後輩だ。

「相変わらず二人仲良く登校か?」

 

「もちろんデス‼」

 

「…当然。」

 

そのまま四人で雑談しながら登校していると前からハゲの元浜とメガネの松田、通称“変態二人組”が全速力でこっちに向かってきた。

 

「「イッセェェェェェェェ‼‼覚悟しろォォォォォォォォォォ‼‼」

 

「…また来た。」

 

「懲りないデスね。」

 

「アハハ、悪い人達じゃないんだけど…」

 

「メンドくせぇ、三人とも下がってろ。」

 

響達を後ろに下げ、俺は拳を構えた。

 

「「必殺‼‼“浜松ラリアット”‼‼」」

 

「奥義‼ア○パンチ‼」

 

「バ○バイキンッ‼」

二人のラリアットが迫って来るが、それより先に俺は拳を松田の顔面に叩き込んだ。

 

「マ、松田アァァァァァァァァァァァ‼」

 

元浜がぶっ飛んだ松田を追いかけ行くのを確認した俺らはそのまま学園に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

響Side

 

どうも皆さん初めまして‼立花 響です‼

 

登校時に変態二人組に絡まれたけどイッセーが対応したので問題ナシです。

 

「あっそういえばイッセー。」

 

「なんだ?」

 

「ハイ!コレ渡しとくね‼」

 

「コレは?」

 

「私が作ったお弁当です‼」

 

「おっサンキュー‼エルナが食材使っちまったから食堂か購買かで迷ってたんだ。」

 

アレ?それってもしかして…

 

「お前の朝飯分だ。」

 

「心読まれたッ?!そしてごめんなさ~い‼」

 

「良いさ、後でエルナに買い物頼んどくからさ。」

 

エルナさん御愁傷様…イッセーの事だから安売りのお店はしごする事確定だね。

 

イッセーは組織から依頼を受けて稼いでるみたいだけど、なるべく安くして私達に奢ってくれたりしてるからね。

 

「それに、朝からいるって事は依頼があるって事だからな。」

 

それを聞いて私達は真面目な表情になる。

 

「また、“はぐれ悪魔”が出たってことかな?」

 

「たぶんな。」

 

「無茶だけはしないでね…」

 

「わかってるよ、心配すんなって。」

 

私の不安を払いのけるようにイッセーが頭を撫でてくる。こうされると不安がどんどん消えていくから不思議だな……

 

「見てください調さん、学校の前でイチャイチャしているカップルがいるデスよ。」

 

「…朝からお盛んな事ですね。」

 

後ろで後輩二人が何か言ってるけど、キコエナイ キコエナイ。

 

 

 

 

 

一誠side

 

午前中の授業が終わり、昼休みになり俺と響は屋上にいる。

えっ?学園到着から時間が飛びすぎだと?授業内容を小説に書いて誰がよろk『主、メタ発言はお止めください。』アレ?メイル居たの?

 

『その返しはあんまりですよ‼‼』

 

「イッセー、メイルちゃんをイジメたらダメだよ。」

 

響に怒られるがこれは俺の楽しみの一つだ。簡単には止められない。

 

「…いくら屋上でも誰かに聞かれたらマズイよ?」

 

「独り言喋ってる変質者にしか見えないデス。」

 

いつの間にか調と切歌も屋上にいた。しかし、それは不味いな、皆の迷惑になるなら今は止めるか。

 

『つまり、帰ったらまた続けるということですね‼‼』

 

そうともいうな。

 

「あれ?皆ここだったんだ。」

 

「んっ?」

 

「あっ!未来~‼」

 

屋上に新しく来たのは“小日向 未来”俺の仲間で響の大親友だ。そして、仲間内では一番頭が良いのでテスト前は響共々よく世話になっている。

「未来はどうしてここに?」

 

「響がどうなったか気になっちゃって。」

 

「「…どういう事(デス)?」」

 

調と切歌が同時に首を傾げていた。

 

「響がイッセー君に作ったお弁当、私が響に教えてたんだよ。」

 

「そうだったのか。」

 

道理で、普段料理をしない響が弁当なんて持ってきたわけだ。

 

「チョッと未来?!なんでバラすの?!」

 

「でも、私は手を出してないから、正真正銘響の手作りだよ。」

 

「スルーされた上にハードルまで上げられた‼‼」

 

この二人の漫才は置いといて、弁当箱の蓋を開けた。

 

「おぉ、旨そうだな。」

 

中にはミニハンバーグとエビフライに茹でたブロッコリーとアスパラのベーコン巻き、そして黒ごまのかかったご飯が綺麗に並んでいた。

 

『これは、美味しそうですね。』

 

俺はまず、ベーコン巻きを食べてみた。

 

「うん‼美味い‼‼」

 

「やった‼」

 

「良かったね、響。」

 

焼き具合や味付けも俺好みになっていて、箸が止まらなくなりそうだ‼

 

『主、10時の方向から来ます。』

 

メイルの言葉に従い、弁当箱を少しずらすと箸が弁当のあった場所に伸びてきた。

 

「くッ!?避けられたデスか‼」

 

「…惜しい。」

 

箸を伸ばしてきた犯人、切歌と調は悔しがりながらもまだ弁当をロックオンしていた。

 

「渡しはしないぞ?」

 

「ならばッ‼力づくで‼」

 

「…奪い取るのみ‼」

 

そのまま弁当争奪戦になりそうだったが

 

「三人共、食事中になにアソンデイルノカナ?」

 

「「「申し訳ありませんでしたァァァァァァァァァァァ‼‼」」」

 

未来さんがキレそうになったので、三人揃ってすぐさま土下座した。キレた未来はマジで恐いんだよ‼プライド!?なにそれ、生きていくのに必要なの?

 

『少なくとも多少は必要かと。』

 

 

キングクリムゾン‼

 

 

 

やっと放課後になったか~。つまらない授業から解放されるこの瞬間が堪らないんだよな。

 

「さて、響~‼一緒に帰ろうぜ‼」

 

「OK~‼今行く~‼」

 

今日は買い物はエルナに押し付けたからデートでもしようかね‼と思っていたら

 

《メールダヨ!メールダヨ!》

 

「何だよ!こんな時に!」

 

直ぐにメールの内容を確認したら、面倒な内容に思わずため息をついた。

 

「お待たせ~‼アレ?どうかしたの?」

 

帰る準備が終わった響がこっちに来たが俺の顔を見て不思議そうに尋ねた。

 

「オッチャンから《今から来い‼》だってさ。」

 

「ありゃ?そうなの?」

 

「ああ、だから今日は遊べないな。」

 

せっかく、響とデートしようと思ったんだけどな。

 

「だったら、私も一緒に行くよ。」

 

「良いのか?別に気にしなくても良いんだぞ。」

 

「私が一緒に行きたいだけだから。」

 

「わかった、ならエルナに転移させてもらうか。」

 

「そうと決まれば、レッツゴー‼」

 

 

 

 

俺達がオッチャンの所に行くときはいつもエルナに転移を頼んでいる。

 

理由としては俺の仲間全員が魔力が低いからだ。だって悪魔でも天使でも堕天使でもないのにそんな力があるわけがない。

 

だがエルナは、特殊な家系で元から魔力が多く、また魔力が低い奴でも転移できるアイテムを開発した。

 

お陰で俺らも転移できるが、運悪く今は手持ちがないのでエルナに頼む事にした。

 

「お二人共、お待ちしてました。」

 

我が家の前に着くと既にエルナが待っていた。足下に大量のビニール袋が有るのは頼んでいた買い物の帰りだったのだろう。

 

「早速だけど、頼んでいいか?」

 

「お任せください。向こうで転移アイテムの補充も有りますので。」

 

「了解。買い物ありがとな。」

 

「次からはもう少し減らして欲しいです…」

 

「食材使いきったお前が悪い。」

 

「ずびばぜん~。」

 

反省してるみたいだし、これ以上イジるのは止めとくか。

 

「イッセー。そろそろ行こうよ。」

 

「そうだな、頼むよエルナ。」

 

「了解です‼向こうに着いたら“姉さん”と“義兄さん”に元気でやってると伝えてください。」

 

そして、俺達はオッチャンがいる場所に転移した。




最後まで見てくれてありがとうございます。
完結出来るように、そして皆様に楽しんでもらえるように頑張ります。
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