最弱の一誠と歌姫達   作:疾風の警備員

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この作品ではお久し振りな、疾風の警備員です。

最近他の作品ばかりやっていまして、ずいぶんと遅くなってしまい、申し訳ありません。

ですが、シンフォギアの新作の情報を見てだんだんモチベが上がってきたので、また更新を始めていきます。

ただ、久々なのでおかしな所があれば指摘してもらえると助かります。

では、どうぞ。


シンフォギアの世界 トリオ

未来side

 

皆がポイントに向かうのを確認したら、私は鉄扇を出して戦闘態勢に入る。すると、ビルの壁を登ってきた芋虫型のノイズがやってくる。

 

「パーフェクトパズルの力、見せてあげる。」

 

私は再びアイテムを集め、今度は私と鉄扇にメダルを取り込ませる。

 

《マッスル化‼》《伸縮化‼》《透明化‼》

 

そうしたらバイザーを閉じて、表示される情報から敵を一掃できる軌道を計算し、そのルートに合わせて鞭みたくしなる見えない鉄扇を軽々と振るいノイズを撃破していくと、今度は空から飛行型のノイズが接近してくる。

 

「今度はこれかな?」

 

《鋼鉄化‼》《分身‼》

 

その効果で私は10人程分身を出し、鉄扇からのより密度の増した貫通型レーザーの連射で次々と撃ち落とす。

 

「翼さんはそこを制圧後、マリアさんの援護を‼響ッ‼前に出過ぎ‼クリスは響の討ち漏らしの排除を‼」

 

そんな判断をしながら自分の所に来るノイズを排除していく。

 

(でも指揮を取りながら戦闘をこなすのがここまで大変だなんて……もう少し戦力が………………あ、いた。)

 

【それ】が視界に入った瞬間、私は右手で敵を倒しながら左手で新しくメダルを集め、倒れていた彼にそれを取り込ませた。

 

《回復‼》《回復‼》

 

「んあ?ここどこだ?」

 

回復した事で目を覚ましたタケル君に、私は指示を出す。

 

「タケル君、悪いけどこの敵をお願いしてもいい?私は指揮に集中したいの‼」

 

「えっと……よし‼大体分かった‼任せとけ‼」

 

周りを見て状況を理解したのか、すぐにベルトを出すと右手にピンクと黄緑という派手なカラーリングの眼魂を持つ。

 

「力を借りるぜ‼永夢さんッ‼」

 

その眼魂のボタンを押し、バックルに入れるとピンクに黄緑の縁取り、胸の部分は銀色でゲームコントローラーを模した模様になっていて、背中には巨大な顔みたいなのを背負い、フードの上には背中の顔と似た逆立った前髪のパーツが付いたパーカーが出てきた。

 

《アーイ‼バッチリミナー‼バッチリミナー‼》

 

「変身ッ‼」

 

《カイガン‼》

 

レバーを引いて押し込み、パーカーを羽織るとオレンジの瞳にゴーグルをかけた様な顔になって、変身が完了する。

 

《エグゼイド‼命懸けのゲーム‼救うぜメディカル‼》

 

「んじゃ…ノーコンティニューで、クリアしてやるぜ‼」

 

そんな決め台詞と共に彼は私を跳び越え、近くのノイズを剣で切り裂く。

 

次に左右同時に来たのをジャンプでかわして同士討ちさせ、着地と同時に正面の数体にガンモードの弾丸を食らわせ、間を縫って飛んできたノイズには直ぐ様二刀流にして切り裂いた。

 

「おお…‼いつもより体が軽いなッ‼」

 

そんな感じにタケル君はバッタの様にピョンピョン跳びながら、周りのノイズを殲滅していく。

 

(そろそろイッセー君達も近くに来るみたいだし、後は眼魔を見つけられれば…‼)

 

早期にこの戦いを終わらせる為に、私は皆に指示を出しつつソロモン眼魔とネフィリム眼魔を探す事にした。

 

 

 

 

 

 

響side

 

「ソオォォォリャアァァァァッ‼‼」

 

私は自らを弾丸としてくるノイズを、殴り落としまくっていた。

 

「もう…しつこい…なッ‼」

 

後ろから飛んでくるノイズに裏拳を決めて潰しながら、私はぼやいた。

 

折角格闘技のゲームなんだから、必殺技みたいなコマンドでもないのかな?

 

そんな事を思ってたら、私の視界にコマンド表みたいなのが表示された。

 

「なんだ、やっぱりあるじゃん♪さて…どんな技が…」

 

しかし、表示されてたのは……

 

→殴る

殴る

殴る

 

「なんでロープレ風ッ!?しかも1択しかないッ‼」

 

誰コレ作ったの!?普通、疾○突きとか蒼○紅蓮拳とか弾○破岩拳とか流○螺旋拳とか波○烈帛拳とかある筈でしょッ!?

 

他に何かないかと探していたら、端に小さく【カスタム画面に移行】と書かれた文を見つけた。

 

よかった~…さすがに殴るだけな訳ないよね‼さて、どんな技が…

 

それを選んで、画面を見てみたら……

 

【カスタム技】

殴る

蹴る

頭突き

 

たったコレしかなかった。

 

「……飛べない頃の銀鴉さんの気持ちが分かった気がする…」

 

こんなの見たら確かに凹むよ……

 

「もうこうなったら、ヤケクソダアァァァァッ‼‼」

 

とりあえず他の二つのコマンドを入れ換え……

 

「アザゼルさんの…バカアァァァァァァッ‼‼」

 

コレをやったであろうアザゼルさんへの怒りを籠めて、新たに飛んできたノイズに頭突きを決めて粉砕した。

 

「あ、以外とコレ迎撃とかに使えるかも。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一誠side

 

潜水艦で戦場までもうすぐという所まで来る間、皆の活躍を見てたけど…

 

「響は何やってんだ…」

 

ノイズに頭突きをする響を見て、俺は頭を抱えこの世界の人達はポカンとしていた。

 

「ノイズに……頭突きッ!?」

 

「そっちの響君は破天荒な事をやってくれるな…?」

 

「俺も驚いてますよ…」

 

触れたら消滅するかもしれないのに、何やってんだお前は……

 

他の画面を見ればマリアは左のナックルを飛ばしたり、短剣をうまく使って敵を切り崩し、翼はリズムに合わせてステップを踏みながらノイズを斬りまくっていた。

 

スゲェ……翼のヤツ、パーフェクトしか出してねぇぞ……俺でも途中でグレートとかになっちまうのに、本職は違うなやっぱ。

 

『ハハハハハッ‼‼まるでゴミみてぇだなッ‼‼』

 

そこに聞こえた大声に、別の画面を見るとウチのクリスが両手のツインガトリングと腰のミサイルポッドに加えて、コンバットゲーマのガトリングとミサイルを空から乱射しまくって殲滅していた。

 

「そっちのアタシ、ハッチャケ過ぎだろ…」

 

「トリハピに目覚めなきゃいいけど…」

 

こりゃ木場に悪い事したか…?

 

「しかし未来君の戦い方は、ずいぶんと特殊な感じだな…」

 

玄十郎さんは未来とタケルが戦っている画面を見て呟いた。

 

「あの姿の時は、周囲のアイテムを複数組み合わせて使う事が出来るんですよ。しかも最大で三つ。」

 

「なるほど、敵には回したくないな…」

 

『一誠君‼敵眼魔の場所が分かったよ‼』

 

そこに未来から通信が入り、送られてきたデータから眼魔がいると思われる場所が東と西の2つ表示された。

 

『どっちがどっちかは分からないけど、ここにいるのは間違いないよ。それで、西の方はタケル君に向かってもらった。』

 

「分かった、俺は東に向かう。皆はそこの安全が確保出来次第、援護を頼む。」

 

『うん、伝えておく。』

 

通信が切れ、俺が急いでハッチへと向かおうとしたら……

 

「「はい、ストップ(デス)。」」

 

「ぐべッ!?」

 

ウチの調と切歌に足を引っ掛けられて転び、そのまま調に4の字固めを、切歌に十字固めを喰らわされた。

 

「イダダダダダダダッ!?」

 

「イッセー先輩はもう少し休む…」

 

「また無茶されたらたまらないデスからね‼」

 

『二人とも、もう少しで完全に回復するからそのまま抑えといて‼』

 

「メイル…‼お前ら覚えてろ…‼」

 

「「「「「「「…何この状況…」」」」」」」

 

相棒にまで裏切られ、しばらく苦しんでいたら……

 

「指令、出撃ポイントに到着‼」

 

「よーしッ‼総員出撃‼」

 

「「「「「「了解ッ‼」」」」」」

 

玄十郎さんの言葉にこの世界の響達が走り出す。

 

『二人とも、お兄ちゃんの回復終わったから離していいよ。』

 

「「わかった(デス)。」」

 

「おおぉぉぉぉぉぉ…‼」

 

俺が痛みに悶えていると玄十郎さんが近くに来る。

 

「大丈夫か?」

 

「……これくらい…ウチの未来のお説教に比べれば…‼」

 

「そっちの私ってそんなに怖いの?」

 

その言葉には答えず、先に行った皆の後を追うため俺達もハッチへと向かい、着いたらすぐにカードデッキを前に翳してベルトを出す。

 

「変身ッ‼」

 

光龍になるとデッキからカードを引き、バイザーに読み込ませる。

 

《ADVENT》

 

『お兄ちゃん、乗って‼』

 

ドラゴン態で出てきたメイルの背に乗り、出発しようとしたら…

 

「待って…ください‼僕も…連れていってくれ…ませんか!?」

 

「エルナッ!?」

 

エルナが息を切らせながら、俺達の所にやって来た。

 

「解ってるのか?今度の相手はヤバ過ぎるぞ?」

 

エルナの戦闘能力は決して高くはない。変身していない俺とほぼ同じくらいだ。

 

「それでも、タケルさんの力になりたいんです‼」

 

そう言う彼女の瞳には強い決意が見えた。

 

……こりゃ、言っても聞かないか……

 

「わかった……だが、あまり無理するなよ?」

 

「それはイッセーさんには、言われたくないです。」

 

「うっぐ!?」

 

くそぅ‼言い返せねぇ‼それと調に切歌‼頷いてんじゃねぇ‼

 

『なら早く乗って‼最速で飛ばしていくから‼』

 

エルナの手を引いてメイルの背に乗せると、短い助走と共に空へと飛翔する。

 

『龍見くん、頼みがある。』

 

飛んですぐに、玄十郎さんから通信が入った。

 

「何ですか?」

 

『現場で指示を頼めないか?俺は関係各所に連絡やら避難誘導の指示出しなんかをしなくちゃならんのでな。』

 

「了解です。」

 

『奏者の皆を頼む。』

 

通信が切れると、俺は奏者全員へと通信を繋げる。

 

「各員、先ほど風鳴司令から現場指揮を任された龍見一誠だ。今現在、大量のノイズの攻撃とそれを指揮してると思われる眼魔達の存在が確認されている。シンフォギア奏者は先ずノイズの殲滅を頼む。その間、東の眼魔は俺とウチの世界の未来、西のをタケルとエルナで足止めする。」

 

『『『『『了解ッ‼』』』』』

 

「という事で、エルナは先にタケルの所に行ってくれ。」

 

「はい‼」

 

返事をしたエルナはダウルダブラを取り出すと、それを鳴らして装着し弦でワイバーンを作り出す。

 

「ファイルロード‼ドラゴンフレア‼」

 

そこにGEARコマンダーから赤い光の線を伸ばし、ドラゴンフレアを実体化させ、そちらに跳び移った。

 

「それじゃ皆さん、また後で‼」

 

離れていくエルナを見送りつつ、戦場のすぐ近くに着くと調と切歌がシンフォギアとゲーマを纏う。

 

「…それじゃ、私達も。」

 

「行ってくるデス‼」

 

「頼むな‼」

 

降りていく二人の武運を祈り、ビルの屋上に未来を発見した。

 

「未来ッ‼‼」

 

「うんッ‼‼」

 

《ジャンプ強化‼》

 

エナジーアイテムで脚力を強化して跳んできた未来をメイルの背に乗せ、先ほど調べてもらったポイントへと飛んでいく。そこに着いたら目視で捜索を始める。

 

「え~と……いたッ‼」

 

未来が叫びながら指差す場所には、腕を組んで悠然と立っているソロモン眼魔の姿があった。

 

こりゃ好都合だ…‼アイツと戦えれば師匠を殺した相手の弱点が分かるかもしれない‼

 

『降りるよ‼』

 

メイルが奴のいるビルに降りると、ソロモン眼魔は腕組みを解いた。

 

『マタ貴方達デスカ……邪魔ヲシナイデクレマセンカネ?』

 

「それは断る‼」

 

「これ以上、貴方達の好きにはさせないッ‼」

 

『ナラバ排除スルダケデス。』

 

ソロモン眼魔はそう言うと、左手に杖を持ちかえ右手に俺達が見慣れた物を取り出した。それは……

 

「タケルのディープゴースト眼魂!?」

 

あの時、ネフィリム眼魔に喰われた眼魂の1つだった。

 

『コレノ力ハ素晴ラシイモノデス。私ガ使ッテコソ真価ヲ発揮デキル。』

 

それを自分の体に押し当て取り込むと、奴のパーカーに青紫のラインが走り、肩にはディープゴーストの時のプロテクターが装着された。

 

「マジかよ…‼」

 

「イッセー君‼眼魔の能力が前より上昇してる‼」

 

『フハハハハハハハハッ‼‼サア、我ガ力ニ平伏シナサイ‼』

 

「ふざけるなッ‼お前の下らない野望…ここで終わらせてやる‼」

 

《SWORD VENT》

 

解放龍の剣(リモート・エッジ)を呼び出した俺は、高笑いしているソロモン眼魔へと突っ込んだ。




いかがでしたか?

後、1・2話でシンフォギアの世界を終わりにしようと思います。

そして、もし待っててくれた人がいたら、次回は皆様が待望?していた場面になります。

次回【シンフォギアの世界 カルテット】

「魂は…永遠に不滅だ‼」

「バランス……ブレイク…‼」

では、次回でお会いしましょう。


後、私が書いてる別作品でアンケートをやってるので、良かったら意見をお願いします。
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