シンフォギアAXZ8話の司令……やり過ぎでしょ!?
それにしてもOPのサビでのあの組み合わせは、絆のユニゾンだったんですね。私はてっきり胸のサイズかと……(千ノ落涙)(α式 百輪廻)ゴブァッ!?
翼「作者が何やら戯れ言を口にしているが…」
調「……あんな作者はほっといて、本編をどうぞ。」
アザゼルside
俺はキャロルと一緒に訓練ルームの管制室で、装者達に新しく取り付けた【イグナイトモジュール】の起動訓練を見ていたのだが……
「まさか全員1度も成功しねぇとは…」
訓練ルーム内では装者達が全員息を荒くし、大の字で倒れ伏していた。
「お前達、首尾はどうだ?」
『……全然……ダメ…‼』
『使おうとすると、もう一人のアタシが目の前に出てくるんデスよ…‼』
『しかも、こちらの問答には何も答えず剣を抜き放ち…‼』
『それを喰らえば、嫌な思い出ばかりが領空侵犯してきやがる…‼』
その報告から、暴走を促そうとする破壊本能みたいなものが、制御の邪魔をしていると俺は判断した。
「ふむ、制御系統にまだ問題があったか……しかし、これ以上イグナイトシステムを内部から弄るのは不可能だ。」
「ああ、こればっかりはアイツらの精神力に賭けるしかねぇ。」
イグナイトモジュールはシンフォギアの持つ負の決戦機能【暴走】を強制的に発動・制御し、その強大な力を理性を持って使う事で戦闘力の向上を図るものだったんだが、使えなければそれは単なる錆でしかない。
だが、1度使えた響と未来までも発動が出来なくなってると、見直しが必要か?それに響の奴が2回目以降
「どうしたもんかねぇ…」
「「失礼します(デス)。」」
俺とキャロルがどうするか悩んでいたら、調と切歌が管制室に入ってきた。
「どうした?」
「…これから見たい特撮が始まるから。」
「ここで見させて欲しいデス。」
「……まぁ、これ以上は無茶の部類に入るな。一旦休憩にするからいいぞ。」
「「やった‼」」
皆に休憩を指示し俺が二人に許可を出すと、端にあるテレビの電源を入れ、丁度時間だったのかその番組が始まった。
「…ナイスタイミング。」
「このオープニング曲もカッコいいデスよね~‼」
そんな感じに二人のテレビの感想を聞き流しつつ、俺は制御の対応策を考えていた。しかしこれといって良いのは浮かばず思考のループに嵌まりそうになっていた時、調達が見ている特撮の変身シーンが目に入ったその瞬間、俺の頭に閃きが灯った。
そうだ、この方法なら制御可能になるかもしれん‼
「キャロル。」
「旦那様の考えている事はお見通しだ。私もそれなら可能だと思う。」
「なら、早速作るとしますか‼訓練は終了させて、一誠達には例の事件を調べさせてくれ。」
「わかった。オレから伝えておく。」
キャロルの返事を聞いてから、俺はすぐに作業用の部屋へと向かった。
待ってろ、俺が必ずイグナイトを完全に使える様にしてやる‼
一誠side
「連続集団行方不明事件?」
訓練が終わった響達を迎えに来た俺は、キャロルさんからその話を聞かされていた。
「ああ、最初は人間を一人ずつだったんだが、今では人間を数十人纏めて…更には下級の天使に悪魔、堕天使達までその身を消している。」
「どう考えても、人間業じゃないな…」
人間だけなら過去に事例があったが、人外の存在まで消えているとなれば、同じ人外でしかあり得ない。
「それの調査を俺達に…って訳か。」
「頼まれてくれるか?」
「もちろん、任せてくれ。」
「悪いな…だが、決して無理はするな。もし相手が強大で手に負えない時はすぐに撤退するんだぞ?」
「もう昔みたいに捨て身はやらないよ。」
心配そうに俺を見るキャロルさんにそう答える。
「ならいい…皆の休憩が終わり次第、調査を始めてくれ。」
「了解。」
その頃、とある異世界にて……
そこでは3人の男性が、ラーメンを食べている男から話を聞かされていた。
「……という事で、君達に異世界に現れた【ノヴァ・ショッカー】という組織の残党狩りを頼みたいんだ。」
「異世界にまでそんな奴等が……」
「執念だけなら一丁前だな。」
「ならば完全に潰すまでッ‼」
その話の内容に、3人の中で目付きの悪い男は多少驚き黒の短髪の男は飽きれ、茶髪のポニーテールの男はやる気に燃えていた。
「本当は僕が行きたいけど、まだ万全じゃ無いからね。」
「無理すんな、【K】。」
「わかってるよ、【翼】。」
3人に説明している男【K】は丼を置き胸元を押さえながら悔しそうにつぶやき、それを目付きの悪い男【高宮 翼】が宥めた。
「そんな体で出てこられる方が迷惑だ。」
「ここは私達に任せておけ‼」
「ありがとう【和彦】【加太】。」
短髪の男【黒澤 和彦】と茶髪の男【甲先 加太】の言葉にKは礼を言う。和彦の言葉は厳しいものだが、それが彼なりの気遣いだと理解しているので、不快には思っていない。
「それじゃゲートを作るから君達
「「「4人?」」」
Kの言葉に3人はハテナマークを頭に浮かべ、彼が手をパチンと鳴らすと後ろの扉が開いて水色ショートヘアの一人の少女が倒れ込んできた。
「ぎゃぷッ!?」
「【さやか】!?ここで何を…‼」
「盗み聞きとは感心しないな?」
「アハハ……加太が何で呼ばれたのか気になっちゃって……」
「まったく…」
倒れ込んできたのは【美樹 さやか】。特殊な力を持った魔法少女で、加太の恋人でもある。
「話は聞かせてもらったよ。そんな大事だったら私も付いていくから‼」
「いやしかし…‼」
「諦めろ加太、コイツがこうなったら止まらないのは、お前が一番知ってんだろ?」
「うぐ‼……分かったよ…」
「よしッ‼」
さやかの性格をよく知っている加太は、諦めたかの様にため息を吐きながら同行を許可した。
「それじゃゲートも出来たし、何かあったら連絡を頂戴ね。」
「了解。」
Kの言葉に翼は返事をして、3人と一緒にゲートを潜った。
一誠side
キャロルさんに頼まれた集団行方不明事件について調べていた時、彼女から預かった異常探査装置(命名キャロルさん)に2つの場所で反応がキャッチされ、場所が表示される。
「片方は1つで、もう片方は4つが固まってるのか?距離も離れているし、二手に別れるか。」
「だったら1つの方は私と未来で行ってくるよ。」
「いや、二人だけなんて…」
「数が多い方に人数を割いた方が効率的だし、響が何かやらかしそうなら私が引っ張ってでも連れ戻すから。」
「何故そこで私ッ!?」
確かに未来の特殊能力と響の突破力、それに連係は調と切歌の二人と引けをとらない。これが最適なのかもしれないな……
「分かった、1つの方は響と未来に任せる。残りのメンバーは4つの方に行くぞ‼」
『『『『『了解‼』』』』』
響達と別れ、俺達は4つの反応があった場所に行くとそこには身長二メートル程で黄色の複眼に禍々しい鎧の奴と黒に銀の縁取り、青い複眼のロボットみたいな奴と青い複眼に金の何処か昆虫を想わせる鎧を身に纏った奴、最後に白いマントに青と白の服を着た水色の髪の女の子がいた。
先ずは様子を見るために、俺達は近くの物陰に隠れた。
「あれは……アークにG4、コーカサスか‼」
「タケル、知ってるのか?」
「ああ、あの3人とも仮面ライダーだ。」
「あっちの女の子は…?」
「魔力は感じるけど…」
そこから相手の事を観察していたら、G4が左手に銃を持って俺達へと発砲してきた。
「うわッ!?」
「おい、さっきから何をコソコソしている?」
向けられた視線は完全に俺達を捉えていたので、これ以上隠れているのは無意味と思い、俺達は物陰から出た。
潜むのを止め、ライダー達の前に姿を晒した一誠達を見て、G4の変身者【和彦】は銃を向けたまま警戒を怠らない。
「なんだお前達は?」
「俺達はとある事件の調査をしているだけだ。」
「調査だと…?」
「そうだ、お前達はここで何をやっている?」
「話す義理など無い。」
G4とアークの言い方が相手の気に触ったのか、クリスが前に出てくる。
「んな大層なおべべを着て、ここでコスプレ大会してたとか、んな理屈が通ると思うなよ?」
「こ……コスプレ…‼」
その言葉にさやかはorzった。
「そっちこそ、
「ッ!?」
その言葉に一誠は驚愕した。彼等はゆめだけでなくクリス達の体の事を瞬時に見破ったのだ。
「先輩、奴等まさかノヴァ・ショッカーの改造人間…?」
「かもな。」
「イッセー、アイツ等…」
「たぶん、行方不明事件に関係あるな…」
しかしその勘の良さが原因で、お互いに勘違いが起きてしまった。それも最悪な方の……
「改めて問おう、ここで何をしていた?」
「こちらももう一度言おう、お前達は何者だ?」
これで互いは言葉での解決は無理と判断に至り、イッセー側はベルトとシンフォギアを出す。
「なら、話は病院のベッドで聞かせてもらいましょうか。」
「やれるものならな。」
「いくぞッ‼」
一誠達はライダーやシンフォギアを身に纏うと、アーク達へと向かっていった。
響side
「未来…………あれ何かな…」
「どう見ても…トカゲ……だよね?」
私と未来はもう1つの光点の場所に着いたけど、そこには成人男性位の大きさで二足歩行のトカゲがいた。
「トカゲって二足歩行出来たっけ?」
「それ以前に、あんなに大きなトカゲはいないよ。」
『貴様らッ‼さっきからトカゲトカゲと喧しいわッ‼』
「「喋ったッ!?」」
そのトカゲがこっちを見て喋った事に私と未来は驚いた。
『別にいいだろ、喋ったって‼‼それより俺の姿を見たんだ……ここで死んでもらうぞ‼』
「未来ッ‼」
「うんッ‼」
こっちへと突っ込んでくるトカゲを左右に避け、胸元のペンダントを掴む。
「Balwisyall Nescell gangnir tron」
「Rei shen shou jing rei zizzl」
そして聖詠を唱えてシンフォギアを纏い、私は右拳を握りしめて構える。
『小娘が何をしようとッ‼』
私へと再び殴りかかってくるトカゲに、右拳を突き出してぶつけ合わせる。
「うぎぎぎぎぎぎぎぎぎッ‼‼」
『甘ぇよッ‼』
「ッ!?キャアッ‼」
でも数秒と持たずに、私は吹き飛ばされてしまった。
「響ッ!?このッ‼」
そこに未来が鉄扇のレーザーで援護してくれる……
『ヒャハハハハハッ‼遅い遅い‼‼』
が、トカゲは器用に体を動かしてレーザーをその場で回避した。
「そんなッ!?」
「だったら
このままだと勝てないと思った私達は、ガシャットを取り出して起動させた。
『KNOCK OUT FIGHTER!!』
『PERFECT PUZZLE!!』
「ラウンド50‼」
「50連鎖‼」
それを左腰に取り付けたソウチャクスロットホルダーに装填して、ボタンを連続で押して装着する
《ソウチャック‼explosion hit!! KNOCK OUT FIGHTER!!》
《ソウチャック‼get the glory in the chain!! PERFECT PUZZLE!!》
パズル神獣鏡とガングニールファイターになり、私は右手に炎を灯しながらトカゲ人間に殴り掛かる。
「セエェェェェェイッ‼‼‼」
『だから甘ぇよッ‼』
さっきと同じ様にぶつかり合い、吹き飛ばされはしなかったがそれでも私は押し負けていた。
「こんの…ッ‼」
「響ッ‼受け取って‼」
その時、後ろから未来が三枚のエナジーアイテムを私に渡してきた。
《マッスル化‼マッスル化‼マッスル化‼》
「ぉぉぉぉおおおおおおおおおおッ‼‼‼」
『およ?』
その効果で私はトカゲ人間の拳を押し返していく。
このまま打ち破るッ‼
『ところがぁ……どっこいッ‼』
しかし、私はいきなり脇腹に攻撃を喰らって吹き飛ばされた。
「カハッ!?」
「響ッ!?」
『このオレ【リザード】様には、人間には無い物があるんだよなぁ♪』
なんとか顔を起こしてリザードを見たら、腰の所から生えている何かをクネクネと動かしていた。
あれって……尻尾ッ!?
『人間ってのは不便だな?結構便利だぜ、コレ。』
「なら、それを撃ち抜く‼」
《高速化‼透明化‼分身‼》
未来は自身に3枚のエナジーアイテムを取り込んでその場から消えると、リザードの四方八方からレーザーが放たれるが……
『これまた、あらよっとッ‼』
しかしリザードは、見えない所から飛んでくるレーザーを全て回避した。
「なんで…‼」
『んん~…殺気で丸解りだぜ、お嬢さん?』
私の隣に出てきた未来はそれに驚いていた。
『さて、次はどうすんだ?』
首を鳴らしながら余裕な態度をとるリザードに、私は右手を胸元へと伸ばす。
こうなったら、イグナイトしか…‼
でも、コアユニットに触れた瞬間、私の手が震えだし汗が吹き出し始めた。
ダメ……これを使ったら、また
私は今日の1回目……正確には前回の発動を含めれば2回目の時、もう一人の私とまた出会いあるものを見せつけられた。
私はそれに恐怖してしまい、それ以降イグナイトの発動すら出来なくなってしまった。
それでも、今ここで使わなくちゃ勝ちの目は来ない…‼
だから私は恐怖を押し殺して、コアユニットを掴み……
「イグナイトモジュール、抜剣ッ‼‼」
そしてトリガーを押してシステムを起動させた。
《Dainsleif》
その瞬間、私はまたもう一人の私がいる施設の中に来ていた。
『あれを見てま~だ来れるなんて……あんたも相当イカれてるわね?』
「それでも今は、この力が必要なの‼お願い、力を貸して‼」
『だったら、これを耐えてみなさい?』
そう言ってもう一人の私は右手を前に翳し、私の網膜に映像を映してくる。
私の手が…………小さな子どもの体を貫いたり、腕や足……頭を体から引き千切るシーンが…
「あ…………ああ……‼」
『楽しかったわよね~‼ 肉をえぐり、骨を砕き、小さな子どもの命を……心臓を握り潰していくのは♪』
もう一人の言葉に合わせて私の右手にまだ鼓動を打つ心臓が現れ、私の意思に関係なく手が動いてそれを握り潰し、飛び出した血が私の体や顔を真っ赤に染めていく…
いや……止めて…‼
『特にあれがサイコーだった‼‼ 子どもの頭を掴んで体から脊髄ごと無理矢理引き抜いたのはッ‼‼‼ 死の恐怖に震え泣きじゃくるその子の顔を思い出すと……とっても心が踊るわ♪』
そんな事はもう聞きたくないと、私は耳と目を塞ぎしゃがみこむ……そこに、足に何かが当たる感触があり、目をゆっくり開けてみたら…………
「ヒィッ!?」
それは男の子の生首だった。
恐怖の余り尻餅を着き、後ずさっていくと生首の目が動いて私を捉えた。
ーーーー人殺し
「ッ‼‼」
そして耳ではなく、脳に直接聞こえてくる声が私の精神を打ちのめしていく。
「あ……いや……止めて…もう…止めて……‼」
『何を言ってるのよ……ここにいる子達はみ~んなそう言っていたけど、それを貴女は容赦なく殺していったのよ?』
ーーーー人殺しッ‼、助けてッ‼、死にたくないッ‼、痛い痛いッ‼、離してッ‼殺さないでッ‼、ごめんなさいごめんなさいッ‼ もう悪いことしないからぁッ‼ふざけんなぁッ‼この化け物‼‼死ねッ‼お前なんか死んじまえッ‼‼
次々に新しい声が私の頭に聞こえる度に、体が震え涙が溢れだしてくる。
『ああ~♪なんて素敵な
「いや…‼いやいやいやいやいやいや嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌アアアアアアアアアアアアァァァァァァァァッ‼‼‼」
その子供達の声と流れ込んでくる負の感情に耐えきれず、私は叫んだ後意識を失った。
未来side
「響ッ!?しっかりして響ッ‼‼」
響がイグナイトを使った瞬間、虚ろな目のままその場から動かなくなり、リザードがそこを狙って響に攻撃を加えようとするのを私は必死に守っていた。
『何だか知らねぇが、チャンス到来ッ‼』
「絶対にやらせないッ‼」
『嬢ちゃんじゃ……力不足だっぜッ‼』
「キャアアアアアアッ‼‼」
攻撃を鉄扇で受け止めていたけど、それを掴まれ尻尾による一撃で私は吹き飛ばされた。そしてリザードは響へと拳を振り上げた。
『さてと……先ずは1匹。』
「ヤメテエエエエエェェェェェェェッ‼‼」
そして拳が振り下ろされる……
ーーーカツン、カツン
『ん?』
直前に、誰かの足音が聞こえた。
『誰だ、ここに入ってくる物好きなバカは?』
その音が聞こえる方にリザードと私は視線を向けると、逆光でよく見えないけど、入口に一人の人影があった。
その人影がどんどん中に入ってくると、逆光が収まり姿が顕になっていく……
そして現れたその姿に、私は目を見開いた。だって鎧が傷だらけではあるが、私達に最悪で強烈な印象を残した存在なのだから。
「何故貴方がここにいるの……!?【仮面ライダーエンデ】ッ‼」
いかがでしたか?
遅くなったのは多少のスランプと人が欠けた事で増えた仕事、シンフォギアXDをやっていたからです(おいッ‼)
次回は戦闘シーンから始まります。
ではまた次回でお会いしましょう。