ゼロの使い魔 ~万事屋がハルケギニアで大暴れ!!!!~ 作:零光翼新
そろそろ原作とは別のオリジナルの話を書きたいけど、いつ書こうかな?
1
使い魔の一日は大変である。
才人と新八で雑用の役割分担を決めたことで幾分かは楽になったものの、才人にとってはそれでも大変なものである。
新八は万事屋でいっつもやっていることなので、日常に戻ったと感じている。
才人は新八に教わりながら掃除、洗濯をこなしていった。
なので才人にとって、新八はある種お母さんのようなものに感じてしまった。
現在才人は洗濯をしているのだけど、近くに新八は今はいない。
新八はルイズの部屋を掃除しているので、才人はたったひとりでやらなくてはいけなかった。
才人は洗濯と言うと洗濯器で手頃にやったことしかないから、時間がかかってしまう。
その洗濯中に下着をだめにしたことだってあった。
いたずらをして、ルイズを怒らせたことだってあった。
そのたびに才人は飯を抜かれたりしている。
だけど、抜かれても才人には秘密の飯所があるのでそちらに向かってとっている。
今日も朝食を抜きになったので才人は厨房に足を運んでいた。
「ん? なんだ才人お前も来たのか」
「私の秘密の園に無断で足を運ぶとはいい度胸アルネ」
「お前の園でもねーだろ」
「あいたっ!」
ペシッと神楽を軽くはたいた。
「銀さんたちも来ていたんですね」
「神楽が腹空かせてんだよ。『あんなもんで私の腹がふくれると思っているアルか』とか言って」
「だからおめーの分はもうねーぞ」
「え?」
ご飯を抜かれてここに来たのにここでも飯を抜かれるとなると、より空腹感が襲ってきた。
「安心しな! ちゃんとお前さんの分は用意してあるさ!」
すると、コック長であるマルトーは才人の分のシチューをよそい、才人のテーブルに持ってく。
「さっすがー、『我らの剣』は格が違うなー」
「そうアル。『我らの剣』は風格が違うネ」
「それ、恥ずかしいからやめてって」
「なに謙遜してんだサイト! 平民が貴族に勝つなんて、こんな天地がひっくり返ることをしたんだ。もっと胸を張れよ『我らの剣』!」
シチューを出したマルコーは才人の背中を叩き、喝を入れた。
才人はシチューを食べるとマルトーはここに来るといつも聞く質問を聞いてきた。
「なあ、お前はどこで剣を習った? どこで剣を習ったら、あんな風に振れるのか、俺にも教えてくれよ」
この答えに対して、才人はいつものように同じ答えをした。
「知らないよ。剣なんて握ったことないもん。知らずに体が動いたんだから」
この答えはに対してのマルトーの反応もいつもと同じだった。
このやりとりはある種この厨房の名物になっていた。
「謙遜するなっていうわけじゃねェけどよ、ほんとどうやったんだ。ありゃ……?」
銀時は才人には自分はそこそこ腕が立つということしか伝えられていないので、なんであんなに動けるのか疑問に思っていた。
「剣を握っただけだよ」
「ま、そういう答えだよな……」
才人にわかるわけはないので、それ以上は銀時は聞こうとしなかった。
「シエスタ!」
「はい!」
マルトーはシエスタを呼び、ある物を持ってこさせた。
シエスタが持ってきたのはぶどう酒だった。簡単に言っちゃうとお酒である。
それを才人のグラスに注ぎこんだ。
「親父ー、俺にももう一杯くれるかー」
「ちょっと飲み過ぎじゃねえか?」
「いいんだよ。飲み仲間がいりゃ、酒もうまくなんだろ」
先ほどまで飲んでいたけど、才人も飲むようなので、もう一杯だけとおねだりをした。
そんな様子をのぞき見ていた謎の赤い影はその場から立ち去っていく。
そのことに気が付いているのは偶然その影が見えた才人と気配を感じていた銀時だけだった。
2
教室で新八は飽きもせず、貴族たちと一緒に授業を聞いていた。
そして神楽はいつもと同じように昼寝をしていて、このあいだのよほどの騒ぎが無い限り絶対に起きないほど爆睡している。
才人はと言うと物珍しくもなくなってきたのか、授業を聞いていてもつまらなくなってきていて、その上朝飲んだぶどう酒が体を回ってきたのか、異様な眠気に襲われてしまう。
眠気に負けた才人は、そのまま眠りの世界に落ちてしまった。
そして銀時はと言うと、
「オメーは使い魔なんだろうけど、言いたいときはガツンと言った方がいいと思うぜ」
「そうかニャ? 分かったニャ! 今度言われた通りのことを言ってみることにするニャ。これ、相談料ニャ」
と、銀時はなぜかネコの使い魔の相談を受けていた。
てか、なんでネコがしゃべっているのか、銀時はなんでネコの相談を受けているのか、ツッコみたいことが山ほどあるけど、本人たちは気にしていなかったので、だれも突っ込もうとはしなかった。
「えーと……ひい、ふう、みい……。銅貨が十五枚か。まずまずだな」
巾着袋に入ったお金を数えていた。
現在、銀時は使い魔の間ではなんかよくわからないが評判があって、何らかの相談や依頼がきていた。
使い魔の主人はそのことにあまりいい気はしていなかったが、自分以外の使い魔が自分に襲ってきたらどうしよう、という気持ちがあって、注意などできなかった。
なにより、ギーシュに勝った例の平民が味方についているから注意できるはずもない。
彼の主人であるルイズも何度か注意はしたけど、一向に止める気配がないので、結局ルイズも諦めていた。
と、そこに新しい誰かの使い魔が現れた。
「あー、今日は何の用で……」
銀時はこの生き物が来て、少し冷や汗が出始めてた。
実はこの使い魔の話が長くて、今回もまた長話をするのだろうと思っていたからだ。
3
「――となり、ほにゃらら~~~~~~~~~~~~~~~」
新八はルイズからもらった紙とペンを手に取り、授業で教師が言っていることをメモしていた。
勉強が好きか嫌いかと言えば普通普通と答える新八だけど、自分は親の関係で寺子屋を途中でやめてしまったので、こう言った学び場では学べることは学んでおこうと考えていた。
なので、一生懸命にルイズにお願いをしてペンと紙をもらった。
「(とは、言っても……、僕は魔法なんて使えないから魔法の授業では何も学ぶことはないんだけどね……)」
新八が真剣に学んでいる部分は基本的にハルケギニアの歴史ぐらいしかなかった。
そのため、今の魔法の授業では何もやることが無く、ただ聞いているだけしかなかった。
「(どうしようかな……隣じゃ、才人さんは寝ているし、神楽ちゃんも同じ感じで、銀さんは……)」
と、新八は銀時のいるところを見ると、なにやら妙な生き物と永遠と長話をしているのが見てた。
見えた瞬間、すぐに首を前に戻した。
「(見てない! 僕は何も見ていない)」
なんか銀時がヘンな世界に入っていっているように見えた新八は、銀時の身を案じながら先ほどの光景を必死に忘れようとしていた。
すると、才人は寝言で何かを呟いていた。
『……ムニャ。な、なんだよ。抱きついてくるなよ』
おそらく夢の中でルイズが自分に甘えてくる夢を見ているのだろう。
しかし、その寝言が返ってルイズの怒りのメーターを上げていることに、寝ている才人は気づいていなかった。
「(早く起きてくださいよ、才人さん。今にも噛みつきそうなネコが近くにいるんですかろ……)」
そんなことが寝ている才人に通じるわけもなく、新たな寝言を話していく。
『……おいおい、昼間は威張っているくせに、寝床じゃあ甘えぼさんだな』
「(ちょっ! なに言っているんですかァァァァ)」
それを聞いたマリコルヌはルイズをからかい始める。
「おいおいルイズ! お前使い魔にそんなことをしているのか! 驚いた!」
「そんなわけないでしょ! このバカの夢の話よ! ああもう! 起きなさいよ!」
ルイズは才人の体を揺らして起こそうとしていた。
「(あれ? 僕に説明させれば事が早く済むんじゃ……)」
新八は自分に何も聞かれないことに違和感を感じていた。
ルイズは全然起きようとしないサイトをひっぱたいて起こした。
「いてっ! なにすんだよ!」
「いつ! わたしがあんたの藁束に忍び込んだのかしら?」
この後、ルイズは才人に誤解を解かせるように説明をさせたものの、その後の言葉はルイズを煽るようなものばかりで、ルイズは顔を赤くしたり、才人を蹴ったりとしていた。
その様子を見ている新八は、これはこの二人の一種のコントではないのかと思っていた。
すると新八は近くにキュルケのサラマンダー、フレイムがいることに気がついた。
「(なんでこんなところにいるんだろう?)」
しばらくすると、フレイムは何事もなかったようにキュルケの元へと戻っていった。
何なんだろうと思いながら、教師のいる方に顔を向けると教師は少し涙目になっていた。
「皆さん。少しは先生の話を聞いてくれませんか……」
その姿を見た新八は苦笑いをするしかなかった。
最近ペンタブを買ったのでそれで絵を描こうと考えているけど、
思った以上にアナログより書きにくい。
高かったのに……
これで更新が遅れることはありませんので、安心してください。
なんでこんなことをあとがきに書いたんだろうか?