ゼロの使い魔 ~万事屋がハルケギニアで大暴れ!!!!~ 作:零光翼新
というわけで、第三話投稿しました。
え? 1日で投稿できるのに何で2話はすぐに投稿しなかったかって? そのことについてはきちんと番外編で話しますので、今は追及しないでください。
1
夜。ここはルイズの部屋である。なぜここにいるかというと、使い魔だからそうだ。
「ほんとなの、それ?」
ルイズは不思議そうに尋ねてくる。
「ああ、ほんとだ。ねえ、銀さん」
「え? まあ、そうだな……そうなんじゃね?」
面倒臭そうに答えていた。
「銀さんちゃんと答えてあげてくださいよ」
「だってよォ、この後の展開がよめるんだもん。んな面倒くせー説明したところで無駄だし、そいつが理解するとも限んねーだろ」
そんなメタ発言をする銀時は、そのまま床に寝っ転がって「終わったら起こしてくれ」と言ったまま喋らなくなった。
「それはあんたたちが作った話じゃなくて?」
「ああ」
いかにも高級そうな椅子に座っているルイズは「信じられないわ」と、呟く。
「新八! 新八! 空に月が二つほんとにあるアル。地球の月よりデカいアルヨ」
と、窓から空を見上げていた神楽は新八に向かってそう言った。
確かに夜空に浮かんでいる月のひとつは見た限りでは地球の夜空に浮かんでいる月よりはデカいと体感させられる。
それはもう一つの月が小さいからそう感じられるだけかもしれないが……
「あんたたちの住んでたところは月は1つなの?」
「そうだ」
いったいこの会話はいつまで続くのだろうか? そんな風に新八は思っていると、
「家に帰してくれ……」
才人の口からそんな言葉がもれてきた。
「そういやー、定春家に置きっぱなしアルな。寂しくないかなー」
その言葉につられるかのように神楽の口からは定春の名前が出てきた。
「無理よ」
「どうしてですか? 使い魔として召喚つまり呼び出すのであれば、その逆である帰還させることだってできると思うんですけど」
「サモン・サーヴァントは自分にあった使い魔を呼び出すだけ魔法であって、呼んだ使い魔を返すことは不可能なの」
サモン・サーヴァントは呼び出す
「それにあんたたちが本当に異世界から来たって証拠があるわけでもないわけだし、単純に田舎から来たって可能性だって――」
その言葉を言い終わる前に才人が持っていた鞄からなにやら平べったい物を取り出した。
新八たちにはあまり馴染みがなくて、ルイズにとっては始めて見るものだった。
「なにこれ?」
「ノートパソコン」
その平べったい物はノートパソコンだった。
「え? 才人さんって電子機器を使えるんですか?」
「まあ、軽くなら……」
「へぇ~……そうなんですか……実は僕、こういった類の扱いってあまり出来ないんですよ……少し見直しました」
「あれ? 今までけなされてたの?」
などと言う会話をしていると、少し置いてけぼりを食ったルイズが口をはさむ。
「で、それが何だっていうの」
「まあ見てろって」
才人は先ほど召喚された時に壊れたのではないかという不安を少し心の隅に持っていたが、そんなことはなくノートパソコンはきちんと起動し始めた。
「もしかしてこれ、マジックアイテムの一種?」
「魔法じゃない、科学だ」
『銀ちゃん……お腹へったアル』
『あー? こっちだって腹減ってんだ……そこら辺の野草でもとってきて食ってろ』
ようやくディスプレイが表示され始めてそれを見たルイズは驚く。
「きれいね……これって何で動いてるの? 水? 風?」
「科学」
「才人さん。そんな説明じゃ伝わりませんよ。これは液晶画面と言って電気を通すことで画面を表示することができるんです」
「く、詳しいな……」
「僕、こういった類のものはできないんですけど……知識だけはある程度あるんですよ………………周りが非常識な人ばかりだから」
『あ! 銀ちゃんズルいアル! チョコなんて食べて!』
『うるせェェ! これは銀さんのものだ! オメーなんかにかけら一つやるもんか!』
『いいもーん。私は酢昆布食べるアルから。後になって恵んでくれなんて言ってもあげねーヨ』
新八は最後にボソッと呟いた。
それをディスプレイをしばらく見た後、再び聞く姿勢を整えた。
「そうだ! こういうのはどうでしょう」
「なに?」
「もう一度唱えるんですよ。僕たちを召喚したっていう魔法を! それで出来たゲートから帰れるんじゃないですか!」
「ああ! そうか! 俺の世界につながる可能性もあるってワケか」
「それも無理」
「なんで?」
『神楽てめー! それ酢昆布じゃねーだろ! 銀さんが大事にとっておいたプリンじゃねーか!』
『酢昆布ですぅー。これは私の酢昆布ですぅー。銀ちゃんになんて恵んであげませェん』
才人と新八は同時に聞き返した。
「サモン・サーヴァントは一度唱えたら、召喚された使い魔が死ぬまで唱えることができないの」
「と、言うことは……」
「そ。今は使えないわ。それとも今、死んでみる?」
「いや……いい」
『なら! 俺はこれだァァ!』
『なあっ!! そっ…それは……それはァァァァァ』
『そうだァァ! この前、依頼の途中で依頼人からもらった高級和菓子だァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!』
『まっ……まさか……まだ一つ残っていたとは…………クッ、私としたことがっ……』
ゆっくりと首を下へと二人は下げた。
そうすると、左手の甲に二人の視線が注がれた。それに気が付いたルイズは、
「ああ、それね。それは使い魔のルーンよ。わたしの使い魔ですっていう証みたいなものね」
「ふ~ん……」
『あ~ん』(もさもさ)
『クソッ……私の完全敗北だ!』
『……ニッ(計画通り)』
2人はその言葉にあまり驚いてはいなかった。ここまで来るとあまり驚かなくなっているのだろうか……
才人はゆっくりと顔を上げて、ルイズの顔を眺め始める。
才人が何を思っているのかは新八にはわからない。(銀時と神楽は論外)
そして何かを決断したようだった。
「わかった。しばらくお前の使い魔とやらになってやるよ」
「なによそれ」
「なんだよ。文句でもあるのかよ」
「口のきき方がなっていないわ。『何なりとお申し付けください、ご主人様』でしょ?」
『なーんて言うと思っていたアルかァァァァァァァァ!!!!』
『なっ! なにィィィィィィィィィ!!!! そっ……それはァァ!』
『(お前1人だと思っていたアルか)私ももらっていたのさ! しかも貴様が一度も口にしたことが無いお菓子をなっ!』
『なっ…………なんだとォォォォォォォォォ!?』
『フッフッフッフッフッ。見よ、この万全としたこの輝きを。これぞ! 菓子の中の菓子、キングオブ菓子と呼べる!』
「アンタ等は一体いつまでその醜い争いを続けるつもりだァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!」
今まで無視し続けていたが、ついに我慢の限界に達して新八は盛大にツッコミを二人に入れた!
「うるさいわよ! あんた!」
流石に新八のツッコミはうるさかったのか、ルイズは新八を黙らせた。
「ププー、女に怒られてやんのー」
「ああいう大人にはなりたくないネ」
「グッ」
いまのに対しても突っ込もうと思ったが、さすがにうるさいと注意されると思い、口を閉じることにした。
銀時と神楽は争いをやめて、ルイズの方へに向く。
「だーから言ったんだよ。先の展開がよめるって。どうせ帰れないんだろ? なら時間の無駄じゃん。あっちでやることが沢山あったかもしれないけどさァ……帰れないんじゃ、こっちできちんと生きていくしかないだろ? あまり時間の無駄な事をしたくないから俺は話に参加しなかっただけなんだよ。で? 結局帰れないから使い魔やるって話だろ? 分かりきってんだよ。読者はみんな。んなありきたり展開はよォ……なら一文字でも少なくするの一番じゃね?」
「今のアンタの発言が一番無駄ですよ……っていうかこの作品の中で一番長く喋りましたよね。一番無駄なことなのに…………」
そんなこんなでこのやりとりは終わり、ようやく本題へと戻っていく。
「使い魔になるって言っても、あんたたちはいったい何ができるの?」
「使い魔っつったら、主を守ることだよな……」
「そうね。詠唱を唱える時は無防備になるから、その時間を稼ぐこのになるわ」
「なら、僕たちにぴったりじゃないですか。一応、僕らある程度腕が立ちますから……」
「新八はともかく私と銀ちゃんならそこら辺の大人より強いアル」
「ふ~ん」と一言だけ言い、ルイズは才人の方を見た。
「あんたは……腕が立つわけでもないわね……」
「あたりまえだ」
「なんで何にもないのに召喚されたのよ! せめてこいつらみたいに戦えれば少しは役に立ったかもしれないのに!」
「無茶言うな。平和な世界で育ったんだぞ」
「じゃあ、あんたには掃除や洗濯、その他いろいろな雑用を頼むことにするわ」
「ふざけんなって言いたいけど……銀さんたちが腕が立つって言ってるから、それぐらいはやるけど」
「けど?」
「いつか必ず帰る方法を見つけて元の世界に帰ってやる!」
「そうね。早く見つかるといいわね。そうすればわたしも新しい使い魔を召喚出来るだろうし」
「この野郎……」
「ふぁ~、喋ったら眠くなってきたわ」
と言い、上級階級がよく寝ているような高級なベットに向かっていく。
ここで少し疑問に思うことがあった。
「あれ? 僕たちってどこで寝ればいいんだろ?」
「そういやー、そうだな……」
「俺達はどこで寝ればいいんだ?」
それの答えを指でさした。
「ふざけるなアル! 男共はいいとして、私をこんな思春期真っ盛りのとこ放り出すつもりアルか」
神楽の発言に対して新八と才人は共感しかかったけど、思春期と聞いた瞬間、別の意味で言いたいことができてしまう。
「ま、わたしは別に気にしないけど、私の部屋でそんなことをされるのもアレだから、寝る場所を与えるまではわたしのベットで寝てもいいわ」
「キャッホォォォイィィ!」
才人は微妙な気持ちを持ちながら無邪気に喜んでいた神楽を見て、まあいいやという気持ちになる。
ただし、新八と銀時はその表情は長く一緒にいた為こう読み取れた。
「(計画通り……)」
こうして銀時と新八はすぐに床に横になって寝ることにする。
才人はというと、なにやら恥ずかしそうにしていたが、そんなことを二人は気にしなかった。
というわけでどうでしたか?
期待してきて来た人たちは申し訳ありません。
ぜんぜん面白くないですよね?
他に面白い作品はハーメルンにたくさんあると思いますので、そちらを見ていただければよいかと……
次回の四話は明日に投稿します。
読んで感想などを書いてくれれば幸いです