ゼロの使い魔 ~万事屋がハルケギニアで大暴れ!!!!~   作:零光翼新

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感想を見る限りじゃ、悪い点が多かったので、

がんばって番外編も同時に投稿することに決めました。

やはり、きちんと話を持っていけなかったのがつらくあります……

前回でがっかりさせてしまった読者たち、ごめんなさい


そして伝説を語るものが多くなってしまう

 

 

  1

 

 

 学院長室から先ほどの決闘をムッサイおっさんたちが見ていた。

 

「オールド・オスマン。勝ってしまいましたね」

「うむ」

「ギーシュは一番弱いドットとはいえ、平民に後れをとるとは、思えません。あの動き、とても平民の動きではない! やはり彼は『ガンダールヴ(・・・・・・)』!」

「うむむ……」

 

 ガンダールブ。それは今は失われた虚無系統の担い手であるブリミルの使い魔、『神の左腕(ガンダールヴ)』である。

 

 その実力は1000もの軍勢をたった一人で倒してしまうほどの実力の持ち主で、詠唱の際はガンダールヴがそれを守る。

 

 それがガンダールブである。

 

 なぜ、それが彼らにその印が刻まれたのかは分からないが、その刻まれているルーンはまぎれもなくそれ(・・)そのもの。

 

「オールド・オスマン! さっそく王宮に報告して、指示を仰がないと」

 

 しかしオスマンはそれを良しとしなかった。

 

「何故です! これは世紀の大発見ですよ! 現代によみがえった『ガンダールヴ』!」

 

 コルベールはガンダールヴについて語り始める。

 

「ミスタ・コルベール。その少年は本当にただの人間だったのかね」

 

 語りをやめ、オスマンの質問に答える。

 

「はい。彼は人間でした。ミス・ヴァリエールが召喚したので、念のため『ディテクト・マジック』で調べてみたのですが、正真正銘の平民の人間でした」

「彼、()……?」

 

 ルイスは使い魔を四人召喚していることはオスマンは知っていた。

 

 使い魔を四人同時に呼ぶなんて前代未聞なので自ずと耳に入ってくる。

 

「実はあの中に一人だけ――」

 

 

  2

 

 

 才人の身体に朝日の光が降り注ぐ。

 

 外ではスズメの鳴く声が部屋の中にいるにもかかわらず外のように聞こえてくる感覚だった。

 

 才人は朝日の光で目が覚めた。

 

「なんだ。もう起きたのか」

 

 銀時は才人が起きると、イスを才人の近くに持ってくる。

 

「ったく、一体何日寝てるつもりなんだよ。テメーのせいでこっちは大変だったんだよ!」

「何日? いったい俺どのくらい寝てたんだ?」

「どのくらいって……三日三晩眠りっぱなしだ」

「そういやー、シエスタもオメーの心配してたぞ」

「シエスタが?」

「今は水を組み替えてきているからもうすぐ帰ってくるんじゃね?」

 

 才人は体中に包帯を巻かれているとはいえ、痛みが無いことに気がついた。

 

「そのあたりもシエスタに聞きやがれ。俺にこの世界のことを説明しても覚えられねェんだよ」

「いや、何も聞いてないけど」

 

 才人はあの時光り出した左手の甲のルーンを見つめた。

 

 今は光っていないらしい。

 

「にしてもだ。なんだったんだありゃ。急に早くなりやがって、Bダッシュでも使ったのか?」

「そんなんで早くなったら苦労はしないって」

 

 すると、扉が開かれて、シエスタと新八と神楽が部屋に入ってきた。

 

「お目覚めですか? サイトさん」

「ミス・ヴァリエールやこの方々があなたをここまで運んできて寝かせたんですよ。先生を呼んで『治癒』の呪文を、かけてもらいました。大変だったんですよ」

 

 すごくチラホラこちらの用語が混じっていたので、銀時は説明がめんどくさかったから説明はしていなかった。

 

「ワリー、俺ちっと席外すんで、あとのことよろしく~」

 

 そう言い、銀時はここから席を外した。

 

「でも、ほんとにびっくりしたアルヨ」

「確かにそうですよ。急に切っ先が読めないほどはやくなったんですから」

 

 ヴェストリの広場の話や、厨房の話、看病の話なんかを四人で話していると、さっきまで寝ていたルイズが大きなあくびをして起きた。

 

「あら、起きたの。あんた」

 

 さっきずっと自分のことを看病していたことを才人は感謝している。

 

「その、ルイズ」

「なによ」

「ありがとう。あと、心配かけてごめん」

 

 看病の件で才人はルイズにお礼を言った。

 

 才人は心の中で何を考えているのかは分からないが、表情で何を考えているのか世にとれた神楽は才人を中傷した。

 

「なに考えてんだよ。童貞エロ野郎。キメーからこれからは半径五キロ以内に近づくんじゃねーぞ」

「そこまでいわれることなの!?」

 

 けれども、いやしいことを考えなかったわけでもなく、ただそうだったらいいなあと言う気持ちだけであった。

 

 けどまあ、そんなことになるはずもなく、才人は首根っこ掴まれてベットから追い出される。

 

「なにすんだ! けが人だぞ!」

「そんだけ話せれば充分でしょ?」

 

 シエスタはもうこの場にはいなかった。

 

 おそらく、ルイズのとばっちりを恐れたようで、いち早く挨拶をして退室したのだろう。

 

「あと、はいこれ」

「なんだよ」

 

 投げかけられたのは、下着の塊だった。

 

「衣類一式はそこの眼鏡(シンパチ)が一通りやってくれたからあんたの分はそれだけ」

「ちょっと! これも一緒にやってくれればいいじゃん」

「僕はちょっと恥ずかしくて…………シエスタさんに頼もうとしたんですけど……」

「わたしが断っておいたわ」

「なんで!?」

「だってそんなことをして甘やかしたら、あとあとつけあがるでしょ?」

「そ、そんな……」

 

 すると、ルイズは部屋を見渡して銀時がいないことに気が付く。

 

「あれ? ギントキは?」

「銀さんならどっかにいっちゃいましたけど……」

「あいつにもやってもらいたいことがまだあったのに!」

 

「…………………………逃げたなアイツ……」

「………………………………後でケツを千本ノックアル」

「………………神楽ちゃんがやったらマジシャレになんないから……」

 

 

 

「それと、何で誰も眼鏡にシンパチってルビが降られていることに誰も突っ込まないの?」

 

 

  3

 

 

 銀時は今とあるところへと向かっていた。

 

 実は先ほど銀時だけの時に一枚の封筒が銀時宛てに届いたのだ。

 

 それも銀時たちの世界の言葉で。

 

 待ち合わせの場所に向かっていると、なにやら妙な扉が見えてきた。

 

「なんだこりゃ……」

「これはこの学院の宝物庫ですよ」

 

 すると、銀時がきていた道とは逆方向より誰かが来ていた。

 

「宝物庫? っていうとこん中はお宝の山ってワケか?」

「まあ、そうなりますわね」

「ふ~ん……」

「それであなたは、警備の方ではありませんね。何の用でこの宝物庫へ?」

「いや別にここには用はねーんだがよォ、たまたま近くを通ったから見ていっただけだ」

「そうですか……」

「あんたここの教師か?」

「いえ。わたくしはオールド・オスマンの秘書をやっている、ロングビルといいます」

「美人秘書ってやつねェ……俺ァ、坂田銀時だ。まあ、何かの縁だ。知ってて損はねェだろ?」

「そうですね」

 

 銀時はロングビルと少し雑談をして、これから行く場所のことを訊くことにした。

 

「それでしたら、こちらの道ではなくあちらの道になるんじゃないですか?」

「まじでか……この学校広すぎんだよ」

「ちょうど、同じ方向ですので案内しましょうか?」

「おう頼む」

 

 ロングビルは銀時を目的のところへと案内することにした。

 

 道中、銀時にこの学院の仕組みやこの通路の先にはなにがあるのかを解説を聞いていた

 

 そして目的の場所までは一本道までというところまで来た。

 

 最後にロングビルは銀時に対して質問を投げかけた。

 

「そういえば、あなたって腕が立つんですよね?」

「まあ、そこら辺の雑魚なら適当にあしらえるくらいはな……」

「では、何か二つ名や通り名もしくはあだ名とかはないんですか?」

「聞いても面白くもなんともないと思うぜ?」

「知り合いにここでのみあげ話にしたいと考えているので……その際に出会ったあなたのことを話しておきたいと思って」

「まあ、そんぐらいならいいけど……昔は白夜叉なんて呼ばれていたんだけど、今は万事屋銀ちゃんって名乗っているな」

「へえ、むかしは白夜叉という二つ名なんですね……」

「けど、それ俺がまだやんちゃだった時の通り名だから今はあんま名乗ってねェぞ」

「それでもお話としては十分ので」

 

 銀時はロングビルに別れを言うと階段を上っていく。

 

 階段を上っていく音はどんどん小さくなっていくのをロングビルはその場にいて聞いていた。

 

 そしてその足音が聞こえなくなると小さくこう呟く。

 

「白……夜叉ねえ…………彼はわたくしの障害になりそうよね……」

 

 

  4

 

 

 銀時は先ほどの手紙に書かれていた場所に到着する。

 

 この手紙は誰が書いたのかはわからないが、何の用で呼んだのか、なんで自分たちの世界の文字を知っているのかとか、問いたださないことは山ほどあった。

 

 時刻はおそらく才人の世界で言うところの10時を回ったところ。

 

 ここにいつ現れるのは書かれていなかったので、このまま現れないかもしれないと考えていた。

 

 と、鳥が一匹。こちらに向かってくるのが見えた。

 

 銀時の待ち人かと思ったが、違ったようで、ゆっくりと待つことにした。

 

 銀時は懐に手を入れて、何か甘いものはないかと探していた。

 

 このあいだのケーキは日持ちするわけはないのであの場で消費している。

 

 チョコレートは、前に食べてしまい、残っていない。

 

 ホワイトチョコは、前に消費してしまったので紙屑しか残っていない。

 

 ビターチョコは、前に神楽に盗み食いされてしまって残っていない。

 

 と、ひとつだけ残っている食い物があった。

 

 プリンの容器。それも中身の入っている。賞味期限をみた。

 

 呼ばれた日にちから数えても、あと一月は持つ計算になる。

 

 まだ腐っていなくて、神楽に食べられていない甘いものが残っていたので、待ち人が来るまで味わって食べることにした。

 

 すると先ほどの鳥が、なにやら大きくなってこちらに向かっているのが見えた。

 

 ……鳥? そう思いたくなるほどの大きさだった。

 

 その大きな鳥の上にはなにやらアホが見えたので、あまり見ないことにした。

 

「ふはははははは! さあ! 共に行こう! あの浮遊大陸ラピュタへ!」

「ピィー!『うん。一緒に行こう桂さん』(桂裏声)」

【振り落とされるぅぅぅぅ】←プラカード

 

 人が何人も乗れそうな大きな鳥は、銀時がいた塔の真横を通り、再び空高く飛んで行ってしまう。

 

「ヅラだよな……あれ……」

 

 その大きな鳥の背中には銀時の幼馴染である桂小太郎とその桂のペットである謎の生物エリザベスが乗っていた。

 

『ヅーラーじゃーなーいぃぃぃ! かーつーらーだぁぁぁぁぁ!』

 

 聞こえていたのか本能的になのか、ヅラに対して訂正を求めてきた。 

 

 その後、結局だれもここには来なくて、その上ルイズにはこっぴどく叱られてしまった。

 




今回なんで誰も来なかったのかは後々わかりますので、

今は何も追求しないでください。

あと今後、エリザベスのプラカードの表記は
【】
としますので、なじんでくれれば幸いです。
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