魅魔と魔理沙の昔話。


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駄文注意です、、
書きたい内容が上手く話になんなかったけど、言いたいことがうまく伝わればいいなと思います。



※現パロに近いです


愛しき娘

最愛の娘、霧雨魔理沙

 

 

 

 

 

「行ってきますだぜ!魅魔様!」

 

「だぜなんて言葉使わないの」

 

「へへっ行ってきます!」

 

「気をつけるのよー」

 

そう言って私、魅魔は最愛の娘

魔理沙を送り出した。

 

娘、といっても魔理沙は本当の娘ではない

 

今から昔の事を振り返ってみようと思う

 

 

―私はその当時魔法を使う弟子を探していた

 

しかし魔力をもつ優れた人材がなかなか見つからず、

 

弟子をとるのは辞めようか、そう思っていた

 

ふととある公園で足を止めた。

「ここで休憩してくか」

 

公園に入っていくと二人の幼子が遊んでいた

 

一人は次代の博麗の巫女、博麗霊夢

 

もう一人は保護者の方を見たことない金髪の少女

 

確か名前は霧雨理沙だったか

 

二人の幼子が無邪気に触れ合う姿は見ていて幸せになるものだった

 

時間が経ち、そろそろ帰ろう

 

そう思って公園から出ると

「あれ?理沙のママまだ来てないね」

 

「!」

 

「あー、ほんとだ、理沙家おいでよ!」

 

「あー、そうだなママが来るまで神社(うち)おいで」

 

「いやっいい」

 

「え?理沙、危ないよ?」

 

「もうすぐ来るかもだから」

 

「そうかい?」

 

「だから霊夢達はもう帰っても大丈夫なんだぜ!」

 

「え、でもこんな時間に小さい子一人にはしておけないよ」

 

「だっ大丈夫だから…」

 

その時スキマが現れ

 

「霊奈〜ちょっと聞いてよー」

 

そう言うとスキマ妖怪こと八雲紫は博麗の巫女親子をスキマに連れ去った

 

理沙は少しほっとしたような表情でその場に座り込んだ

 

なんとなくその場から離れづらくて陰からずっと様子を見ていると

空が漆黒に染まり、星を写す時間帯になっても理沙の保護者らしき人は来なかった

 

理沙は何やらぶつぶつ何か言っていたその時二人の男女が歩いてきた

 

「ママ!」

 

理沙は女の方に飛びついた

 

「はぁ?ママって呼ばないでって言ってるでしょ?てかなんでこんな時間に外いるわけ?」

 

理沙の母親と思われる女性はとても優しいとはとれない言い方をして理沙を突き飛ばした

 

「行こっ○○♥」

 

そういって男女は歩いていってしまった

 

「ママ…」

 

理沙はその場でしくしくと泣き出した

 

幼いながらにも捨てられたという事を悟ったのだろう

 

「ママぁ、ママぁぁぁっ!」

 

理沙は泣き叫んだ

 

その様子に到堪れなくなって後先考えず理沙に手を差し伸べていた

 

「どうしたんだい?お嬢ちゃん」

 

理沙は少し警戒した様子を見せたが

 

「ママが私をおいて行っちゃったの…一人じゃお家わかんないよぅ…」

 

「そうか、だったら家来るか?」

 

「え?いいの…?」

 

「構わないさ、ほら、そうと決まれば帰ろう」

 

「うん!」

 

そう言って私は理沙と手をつないで帰った

 

 

―家での様子を見るからに育ちはとても良かったと思える

 

食事の行儀は良かったし、礼儀正しく、教養もあった

 

きっとこの子は母親に褒められたくて色々努力したんだろう

 

ならば私がその努力を救ってあげよう

 

「理沙は行儀がいいな、まるでお姫様みたいだ」

 

理沙は照れた様子ではにかんで笑った

 

なんやかんやで楽しく過ごしていた

 

 

 

―一週間後

ドンドンドンドン!

 

激しくドアを叩く音で目が覚めた

 

「はーい…魅魔ですけど」

 

ドアを開けると先日の女性が立っていた

 

「あんたね!?私の娘を誘拐したのは!!」

 

は?誘拐?私はそんなことはしていない

 

「誘拐とは、何かの間違いではないでしょうか」

 

「とぼけないで!理沙!?理沙!?いるんでしょ?理沙!」

 

女性は喚き散らすと理沙が怯えた様子で寝室から出てきた

 

「理沙…!」

 

「ママ…」

 

「ママ心配してたのよ?さっ本当のおうちに帰ろう?こんな得体の知れない魔女の家なんかに居たらあなたまで変になっちゃうわ」

 

ズキッ

 

心が痛くなった、理沙と過ごした一週間はそれはそれで楽しかったし、何よりまた理沙があんな目に遭うと考えると嫌だった

 

「あの…」

 

「帰らない」

 

キッパリと理沙は言った

 

「り、理沙?あなたのおうちはここじゃないでしょう?」

 

「いや、ここだもん、前にママって呼ばないでって言ったもん、でも魅魔様はママって呼んでいいって言ったもん、ママがいる場所が私のおうちなんだもん」

 

理沙は泣きながらそう言った

 

「はぁ?あんたうちの娘に何言ってんのよ!?」

 

「あなたなんか知らない!私のママは魅魔様だけ!出てって!」

 

「理沙!」

 

理沙は懐から八卦路のようなものを取り出し七色の光線を女性めがけて撃った

 

女性は吹っ飛ばされ魔法の森から姿を消した

 

「理沙…」

 

「わぁぁん魅魔様ぁぁごめんなさいぃぃ」

 

理沙は私に抱きつきながら泣いた

 

私も理沙を抱きしめながら泣いた

 

一生この子を守ろう、本当の娘として大切に育てよう

 

そう心の底から決心したのだった

 

 

―後々理沙は魔法の才能を開花させ人間であるが魔法使いになった魔法を使えるし、私の名前にも入っているから名前の最初に「魔」という字を足してやった

 

これは魔力を制御する効果もあるのだ

 

「理沙は今日から魔理沙だ」

 

「はい!魅魔様!」

 

 

 

霧雨魔理沙、私の最愛の娘は今日も愛らしく、元気です




すみませんでした!

魔理沙の「魔」は魅魔様からもらったというのがピンと来て書いちゃいました
不快になった方すみません


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