インフィニット・ストラトス 七つの大罪の王   作:在原昴

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転校生と死骸の復讐者

次の日、樹希と秋人、そして樹希が選んだ簪、鈴音、セシリア、本音とその友人である相川清香と鷹月静寐、そして、ここの担任を任された真耶が一緒に朝食をとっていた

因みにここはパンデモミウムの食堂である

そして、食事を終えると、教室に向かった

教室の方はもはや大学の授業を受けるような程豪華な設備が取り付けられ、ノートパソコンまで提供されていた

だが、優遇されているわけではない、あくまで必要なものであるのでその辺はみんな理解している

樹希が選んだ生徒なのでそれなりに覚悟がある

 

そして、転校生と思われる二人の生徒が入って来た

その人物は中性的で、金髪を後ろで束ねた人物だった

もう一人は黒髪黒目、日本男児と言えるが、落ち着いている人だった

 

?1「シャルル・デュノアです、フランスから来ましたので不慣れなところもありますが…よろしくお願いいたします」

?2「加賀美骸です、D&Pのテストパイロットをしています、趣味は読書です」

静寐「え…男の子?」

シャル「はい、同じ境遇の人が…」

本音「よろしくね~、しゃる~」

 

本音は暢気に答えたが、樹希と秋人は何か違和感を感じていた

 

樹希「(あいつ…男か?やけに声が高いし…)」

秋人「(あと、仕草がおかしい…あれって…女の子?)」

 

この二人以外は疑うことなく男だと思っていた

 

骸「総帥、どうかされましたか?」

樹希「ムクロ…シャルルのデータをできる限り集めろ」

骸「了解しました」

真耶「あ、今日は一組と二組の合同訓練ですので、向かってください、あ、簪さんは…」

簪「その辺は大丈夫です、特別クラスは全員が一緒でないときは一時的に元のクラスに戻ることが許可されている…ですよね?」

真耶「あ、はい、そうですね」

 

真耶は苦笑するしかなかった

まさかここのクラスのことをすでに理解していた人物がいるのは予想外だった

その後、それぞれ別れ、一組、二組所属の生徒はアリーナに、簪は四組の教室に向かった

 

 

アリーナにつくと、千冬もいた

千冬は終始、樹希をにらんでいた

樹希は意に介さず、ただ見据えていた

セシリアと鈴音が呼ばれ、ISを纏った

この二人は一応真耶から授業内容を聞いていたので決まった時からもしもの時のための話はしていた

ちょうど訓練機、ラファール・リヴァイブを纏った真耶が突っ込んできた

樹希はとっさに七大罪(セブンズ・シン)を展開し、青く染まった

そして、液体状の金属で真耶を受け止め、すぐに展開を解除した

 

真耶「あ、ありがとうございます」

樹希「いえ…そんなことよりも…頭が痛い…」

 

樹希は頭を押さえ、ため息をついていた

 

その後、セシリアと鈴音は二人で真耶と戦ったが、最初はうまく連携が取れていたが、まだ互いの欠点を補えていなかったのか、あえなく敗北した

 

セシリア「鈴さん、申し訳ありません、まだ私が未熟なばっかりに…」

鈴音「セシリアは悪くないわ…この敗北を糧にがんばりましょ」

 

二人は互いに反省して少し話していた

その後はISの動かし方を専用機持ち達が教えていた

 

 

昼休み、樹希達は校舎にある食堂で食事をしていた

因みにこの特別クラスは織斑千冬と篠ノ之箒とパス登録していない生徒以外なら通れるようにカードキーと網膜スキャンが取り付けられており、万が一、千冬や箒が何らかの手段でカードキーを手に入れたとしても網膜スキャンで弾かれ、入れない、無理に入ろうとすると、即座に警備員たちに取り押さえられる

言ってみればこの二人は絶対に立ち入り禁止である

 

本音「そう言えば、むくろんも企業代表だよねぇ~」

骸「そうだけど…どうかしたの?」

清香「どんな機体があるの?」

骸「…男性用の機体としては…裁定者(ルーラー)、俺のはそれの発展機、逢魔の柱(ソロモンズピラー)だ」

セシリア「男性用と言うことは、女性用のもあるのですか?」

骸「ああ、女性用の機体は不知火と呼ばれている」

 

骸は食事を終えると、紅茶を飲んだ

 

鈴音「それにしても、アンタ企業代表何だよね?一体何時から?」

骸「半年前、社長に救われてからだな…」

シャル「救われた?」

骸「俺の家族は…もういない…」

樹希「…すまない、少し暗い話になるが…骸は十年前の白騎士事件の被害者なんだ…」

 

それを聞いたみんなは驚愕していた

その時、道化がやって来た

 

道化「おやおや~?皆様、ご存じではないのですか?」

 

その瞬間、D&P組が拳銃を引き抜き、迷わず道化に発砲した

だが道化は銃弾を指で挟み、受け止めた

それを見ていたみんなは軽く引いていた

道化は気にせず語りだした

 

道化「白騎士事件は表向きでは被害はゼロとなっておりますが、考えて観てください、白騎士はミサイルを総べて撃ち落とすことができたのでしょうか? あれほどの数…一点に集まらない限り全てを撃ち落とすことは不可能なはずですが…」

鈴音「つまり…あれは…嘘…?」

樹希「正解だ…言っておくが、今いる社員とテストパイロットの大半が白騎士事件の被害者だ…あとは女尊男卑の風潮のせいで苦しんでいる人たちだな…そいつらの最後の居場所…それが俺の会社なんだ…」

 

樹希は紅茶を飲んで一息ついた

聞いていた人たちは少ししんみりしていた

 

骸「おっと、少し話題を変えないと…そんなことよりもさ、最近面白い小説が発売されたんだけど…読んだ?」

 

その後は談笑し、昼休みを過そうとしていたが、いきなり誰かが入って来た

その人物は銀髪の少女だった

少女は秋人を見かけるや否や、平手打ちをかまそうとした

 

樹希「何をしているんだ?ラウラ・ボーデヴィッヒ?」

 

樹希が手首を掴んで睨みつけていた

 

ラウラ「貴様、何故邪魔をする!?」

樹希「そうだな…こいつの兄貴分みたいなものだ、そいつが攻撃されそうになれば助けるのは当然だ…」

ラウラ「クッ!!認めない!!そいつがあの人の、織斑教官の弟など!!」

 

ラウラはそう言って嵐のように去って行った

 

秋人「へぇ…彼女も同じなんだ…」

 

秋人に至っては半分キレかかっていた

 

鈴音「秋人、少し落ち着きなさいよ!」

秋人「ボクハオチツイテイルヨ?」

セシリア「あそこまで言われるのが嫌ですの?」

樹希「なあ、セシリア、もしお前が家柄だけで見られていたらどう思う?」

セシリア「…すみませんでした、嫌ですわよね…」

 

セシリアは秋人と樹希に謝罪した

 

樹希「良いんだ、気を付けてくれれば…」

 

樹希は溜息をついて紅茶を飲んだ

その後は特別クラスで授業を受け、放課後、地下アリーナで模擬戦をすることとなった

骸はまるで骸骨のような機体を纏っていた

相手はシャルルだ

シャルルはラファール・リヴァイブを自分で改造したものを纏っていた

暫くして戦いが終わり、骸の勝利で終わった

 

シャル「それが…逢魔の柱(ソロモンズピラー)…随分とおぞましい外見だったね…アハハ…」

骸「俺のデザインだ…そして、この機体も社長とは違うが…変形みたいな芸当ができる機体だ…」

 

骸は展開を解除しつつ、シャルルと会話をしていた

樹希は殺気を感じ、その方向を睨んだ

そこには黒い機体を纏ったラウラがいた

 

ラウラ「私と戦え!!織斑秋人!!」

秋人「はぁ…面倒だからパス、それに七条さんと試合をするから」

ラウラ「ならば…七条樹希!!貴様が相手をしろ!!私が叩き潰す!!」

樹希「…実力差も知らぬ愚かな兎だな…まあいい…『面倒だ…とっとと終わらせる…』」

 

樹希は気怠そうにラウラを見てから七大罪(セブンズ・シン)を纏った

 

樹希「始めに行っておく…俺はブリュンヒルデよりも強い…」

 

樹希がそれだけ言うと銀色の光に包まれ、そこには銀色の城壁のようなISが佇んでいた

 

樹希「…眠い…」

 

樹希はめんどくさそうにラウラを見た

その眼はラウラを映していなかった

そして、道化がコインを投げ、地面に落ちたと同時に合図が鳴った

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