学年別トーナメント当日、控室で樹希は放送部部員からとある無茶ぶりをされていた
樹希「…パフォーマンスか…あれは本当にフィールドバックが酷くて初起動の際…口に出すのも恐ろしい…あれは使うたびに…」
シャル「…樹希…そろそろ、出番だよ?」
樹希「わかった…」
樹希は立ち上がり、ピットに向かった
そして、七大罪を展開した
樹希「色欲の夢に惑いやがれ!!」
その瞬間、藤色の光が樹希を包んだ
アリーナでは打鉄を纏った箒と相方らしき人物がいた
シャルロットが出てきたが、樹希の姿はなかった
箒「恐れをなして逃げ出したか?」
骸「総帥はパフォーマンスをする…黙っていろ…」
骸が睨んだ瞬間、突然、アリーナの天井が防御隔壁で閉ざされ、暗闇と化した
そして、ドラムロールとともにスポットライトがアリーナ中を駆け回り、紫色の魔法使い風の帽子とローブに光が集まった
樹希「みんな~!ようこそ、僕のライブに!」
樹希は魔術師のような紫色の装甲を纏い武器のライフルをマイク代わりにしゃべりだした
そして、会場はというと…
『キャーーーーーー!!七条く~~~~~~ん!!!格好いい~~~~~~~~~!!!!』
黄色い歓声が観客席から上がり、中には失神している人もいた
箒の相方の方も危うく失神するところだった
シャル「樹希!?」
樹希「どうしたんだい?レディ?」
シャル「れ…レディって…///」
樹希は観客に手を振った後、箒達の方を見た
箒は樹希を睨みつけていた
箒「貴様…ふざけているのか!?」
樹希「そんな怖い顔したらノンノン、お客さんが怖がっちゃうよ?」
箒「貴様だけは叩き潰す!!」
樹希「シャルは相方のレディをお願いね!」
シャル「う、うん!!」
試合開始のブザーが鳴り、箒は真っ先に樹希に斬りかかった
樹希は華麗に躱した
樹希「じゃんじゃんいくよ~!!」
樹希は二丁拳銃を構え、距離を保ちながら発砲しだした
箒は躱せず、全弾ヒットしていた
樹希「イエーイ!!全弾ヒット!」
箒「銃など卑怯だぞ!!」
樹希「あぁ~…ISは剣道じゃないんだけどなぁ…仕方がないなぁ…それじゃあ、この色欲の力を見せてあげるよ!!」
その瞬間、箒の視界が揺れ、そこには…
この世のものとは思えない化物と化した樹希がいた
樹希「アハハ!こっちこっち!」
箒「化物!!」
箒は樹希を斬ったはずだった
だが、斬ったのは相方だった
箒はそれに気が付かず、暴れていた
そして、相方のSEが無くなり、安全圏に下ろされた
シャル「樹希、どうなっているの?」
樹希「このモードは幻覚を五感満足で体感させるんだ!例えばこんな風に!」
樹希が指を鳴らすと、ライフルを構え、そこからレーザー弾を放った
箒はそれを喰らい、悲鳴を上げた
シャル「一体何の幻覚を見ているの?」
樹希「えっと…彼女の悪夢を五感満足で!」
樹希はさらりとえげつないことを言い放った
樹希「さあ、最高のクライマックスと行こうか!!」
樹希は近距離用の細やかな装飾されたナイフを逆手持ちで構え、箒を斬り刻んだ
そして、幻覚が解けた時には箒のSEが無くなっていた
『勝者、七条樹希・シャルル・デュノアペア!!』
樹希「ベイべ達!!応援THANK YOU!!」
樹希はウィンクをして手を振った
会場はさらに黄色い歓声に包まれた
控室に戻ると樹希は落ち込んでいた
樹希「…ああ…恥ずかしい…」
シャル「どうしたの!?」
樹希「あれやると…精神的に苦痛だ…二度とやりたくない…」
シャル「でも…格好良かったと思うよ?」
樹希「シャルロット…お前、平然と人の心を抉ってくるよな…」
シャル「え?」
樹希はますます落ち込み、立ち直れない状態となった
アリーナでは秋人の試合が始まっていた
なかなかの相手で、苦戦していた
秋人「仕方がないなぁ…一発で決めるから、相川さん!!お願い!!」
相川「わかった、それじゃあ、お任せ!」
相川はラファール・リヴァイブのアサルトライフルを乱射しながら、敵を一か所に集めていた
秋人は雪那をロッドモードにした後、構えた
秋人「零落白夜…発動!!」
零落白夜を発動させ、それを相手めがけて投擲し、相手二人に見事当たり、一撃で勝負が決まり、駒を進めた
樹希はようやく立ち直り、紅茶を飲んでいた
樹希「…秋人もあれなら、そろそろ傲慢を使うか…」
シャル「傲慢?」
樹希「ああ…俺も使ったことがないんだが…最強なのかもしれない万能型の機体だ…」
シャル「凄そうだね」
樹希「だが…どんな性格になってフィールドバックがどうなるのかもわからん…最悪の事を考えて、傲慢になったら離れろ」
樹希はそれだけ言うと、ピットに向かった
色欲はかなりえげつなくやってます
まあ、相手が相手だかんね…しかたないよね…?